東方我迷伝(がめいでん)   作:怠猫

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失踪……なんてしません絶対!!
今年はじゅけんしーずんで全然暇がありませんが暇があったらどんどん書いていこうと思います。よっしゃぁー!
今回は少し長いかな
それでは久しぶりですがどうぞー(内容を忘れた方は前の話からどうぞ)


第37話 博麗の巫女と主犯の亡霊

視点 霊夢

 

 

ザッザッザッ……

 

この屋敷は凄い広いのに全然人がいないじゃない・・・冥界だけど

咲夜と別れ、門を潜って来たものの見渡す限り誰も居ない。 それにしても正直誰も居ないんじゃどこへ迎えば良いのかも解ったもんじゃないじゃないの

 

霊夢:「おーい!! 誰か居るんでしょー?早く出てきてさっさと私に退治されなさい!!」

 

自分で捜すことに嫌気がさしとりあえず屋敷の中へと声を掛ける…さすがに駄目か、そう思った矢先目の前の障子扉がスッと横に開き、中からは鮮やかなピンクの髪色をしているふんわりとした女性が現れた。 

なぜか口元は片手ン広げた扇子で隠れていて表情が読めない

 

?:「あらあら、手荒いお客様が来たと思ったら貴女だったのねぇ…博麗の巫女さん?」

霊夢:「それは悪かったわね、すんなり出てきたってことはさっさとこの冬を終わらせてくれるんでしょうね?」

幽々子:「私は西行寺 幽々子、このお屋敷の一人娘。今は主よ…今回この異変を起こしたのはね」

 

幽々子は広い庭の奥に見える大きな木を指差しながら説明しはじめた

 

幽々子:「あそこに見えるでしょう?大きな桜の木、西行妖《さいぎょうあやかし》って言うの。だけど、私はまだこの西行妖が満開になっているのをしっかりと見たことがないのよ、だから今回この異変を機に人間界から[春]という栄養を吸収し、蓄えさせることで花を開かせようとしているのよ? だから、この異変を邪魔し、解決させようとする者は殺して…あの西行妖の栄養にしてあげるわ…そう、」

 

そう言い終わりかける頃、霊夢は軽く背筋が凍ったように感じた。しかし、本当に凍ったと感じたのは西行寺 幽々子の発した言葉の最後をいった直後だった

 

幽々子:「そう、さっき此処に来た若い青年の様にね」

 

酷く凍ったように冷たい一言の後、幽々子の表情がやっとわかった…。微笑んでいる。

 

霊夢:「!?、まさか、駿がやられたっていうの」

 

いや、表情なんてこの際どうでもいい。気になるのは言葉の中身、確かにあいつは若い青年って言った。

でも私は駿の強さをよく知ってる。そう簡単にあの駿が…

 

幽々子:「そう、青い変わったフード付きの上着に白いズボン、黒ブーツを履いてて…あぁそうそう、髪の色は白に近い空色だったわ。もしかして知り合いなの? そうだったら悪いことをしたわね」

霊夢:「ええ、知り合いよ!! …で?本当に駿は死んだの?」

幽々子:「ついさっき言わなかったかしら?そう、死んだわ、私の能力である死を操る程度の能力でね」

霊夢:「そんな能力があったというの!?」

幽々子:「ええ……。もうじき桜が満開になるでしょう? けどそれまでにはまだ結構時間があると思うの。それを待つのって今までもやってきた事なのだけれど、退屈でしょうがなくてね?」

霊夢:「いったい何が言いたいのよ」

幽々子:「あら、もう薄々勘付いているはずよ?」

 

あいつの言うとおり、もう大体は分かってる。

能力が死を操るのであれば死んだ駿を生き返らせることも可能かもしれない!

それにはあいつを倒すしかない、そうすれば異変も治って一石二鳥。それならやるしかない

 

霊夢:「ハァ…、早く表に出なさい。もし私が勝ったら、わかってるわよね?」

幽々子:「ええ、伝わったみたいね」

 

私はお札を構えて戦闘態勢に入る。幽々子もふわふわと「外に出て宙に浮くやら扇子をまた構えなおす。

どうやら準備はお互い整ったようだ。

 

霊夢:「さあっ、来なさい!!」

幽々子:「じゃあ、遠慮なく」

 

亡郷『亡我郷‐さまよえる魂』

 

扇子を振りかざして幽々子が叫ぶ

 

霊夢:「いきなりスペルって!」

 

幻想郷の春と駿の命を懸けた戦いが始まった

 

 

一方その頃妖夢と咲夜

 

咲夜:「スゥスゥ……zzz」

妖夢:「え? 本当に寝ちゃった!?」

 

え? 何があったかって? あの地獄のようなしりとりはすぐ終わり、私が道の真ん中で手足を縛られるのって嫌だと呟くと咲夜っていう女性が確かにと返し、私を木の下まで連れて行ってくれた。そして木に背中でもたれる状態になったあと、急に咲夜という女性が眠いわね…と呟くと共に私の膝を枕にして寝やがった。そんなかんじ

 

妖夢:「……ま、いっか。身動きも取れないことだし」

 

妖夢は自分が心なしか頬があがっているに気が付いていなかった

 

咲夜:「スー、スゥ…」

 

膝枕上の咲夜の顔は良い夢でも見ているのだろうか、それはそれは幸せそうな顔だった

 

そしてそれから数分後

 

視点 駿

 

 

……あれ? ここ、何処? なんで俺天井見てるんだろ? 

それにしても布団の中あったかぁぁい! わーい! って、

 

駿:「そうじゃねぇだろ!!!」

 

ガバッ

 

俺は寝起き乗りツッコミと共に布団から体制を起き上がらせた

やっぱりここはどこだかわかりそうにない。和室? 旅館にでも来てたんだっけ? んなわけあるかっ、俺は確か幽々子っていう人の前で倒れて……。

え? じゃあなんでわざわざ倒れた敵である俺を布団に? 考えれば考えるほどに疑問が増してくる

 

駿:「あぁ、思い出した。そうそう、門の下くぐったあたりで蝶々見て、その瞬間ぐらっときたんだった。まぁなぁ…あんだけ出血してたらそりゃ貧血でバタンってなるわなぁ。でも結構万能と思ってたこの能力でも治っているとこだけ想像したら腹部の傷口は治って塞がったけど血までは無理だったか、そうかぁ……」

 

俺はどうすれば血まで元に戻すことができるのか考えた

 

駿:「そうか!! 想像しきないなら手順を細かくすればいい。俺は、O型のRH-(アールエイチマイナス)だから

それが入った瓶を想像して」

 

俺がそういって想像すると手元には深紅の色をした血が入った瓶があり、ご丁寧に値札のようなものが付いていて、そこには≪O型のRH-≫と記されていた

 

駿:「まぁ、出したとはいえ色が色だから飲む気が失せるな。でも飲まなきゃな。レミリアの気持ちになればいけるはず! ここは一気だぁぁ」

 

ゴクッ、ゴクッ

 

喉の中を鉄の味がする液体がサラサラと通っていく。のどごし最悪

 

駿:「プハァッ!!…まさか人生の中で血を一気飲みする日が来るなんてな。それにしてもまっず」

 

なんて一人で感想を述べているともう一本同じ瓶が転がっていることに気が付いた、まじでか

 

駿:「うっ、これをもう一本飲むとか終わってるな。 でもまぁ、いただきます」

 

そう言ってまた一気に飲んでいく…しかし今回はそう簡単にはいかなかった。あと少しで飲み干せるところまできた瞬間だった

 

紫:「あら駿君、血なんか一気に飲むなんてワイルドねぇ(笑)」

駿:「ブッ、けほっけほっ…紫、今はまじで勘弁してくれ」

紫:「まぁ今のことは謝るわ。部屋の半分がO型RH-の血で染まっちゃったわけだし」

駿:「え?」

 

確かに相当な範囲が血で染まってしまっている。もはや綺麗な和室がホラー映画にでてくる奴だよ!!

 

駿:「ちょっ、どうするんだよこれ」

紫:「さぁ?」

駿:「無責任な。ハァ、後で謝っておこう」

紫:「おっと、忘れるところだったわ。駿君、今この外で霊夢とこの異変の首謀者である西行寺幽々子が戦っているのよ、幻想郷の春と、駿の命を懸けて」

 

へぇ、霊夢来たんだ。で、ここはやっぱ首謀者の屋敷だったと。 ん?

 

駿:「ごめん紫、幻想郷の春となんだって?」

紫:「駿の命だけど?」

駿:「はぁぁぁ!? え、なんでそんなこと懸けて戦ってるんだよ! 第一俺殺されるかどうか懸けられてるってどんな状況なんだよ?」

紫:「いいえ、駿。それは違うわよ」

駿:「え、なにが」

紫:「殺されるかじゃない。死んでいるあなたを生き返らせるかどうかをよ」

駿:「生き返らせる…って、なんで俺死んだ扱いなんだよ!! 今ほら、ここで俺生きてるよ!!」

 

慌てる俺に対して紫は平然としていて問いに答えていく

 

紫:「まぁ落ち着きなさい。あなたは死んでないわ、でも死んだはずなの。西行寺幽々子の死を操る程度の能力でね」

駿:「死を、操る?」

紫:「そう、あなたはその能力によって作られた死の鱗粉を発生させる蝶の鱗粉を吸った死者としてここに運ばれたの。でもあなたは偶然、あの庭師の子の戦闘で失った血による重度の貧血で鱗粉を吸う前にバッタリと倒れたの

よ。だから幽々子は死んだと思っているし、能力を知った霊夢も信じちゃっているってこと」

駿:「貧血って、なんて偶然。でもこれでもう動けるだろ! よし、今からすぐ霊夢に加勢して幽々子って人を倒さなくちゃな」

紫:「いえ、たぶんもう決着がついている頃だと思うわ。霊夢の事だし」

駿:「確かにな」

紫:「じゃあ外に出ましょう」

駿:「ああ」

 

そうして俺たちは外に出ると霊夢が幽々子さんを夢想封印にかけたとこだった。

 

霊夢:「ハァッ!!」

幽々子:「くっ」

 

その場にいる全員はこれで終わりだと思ったのだろう。幽々子もあきらめて目をつむっている

 

幽々子:「あらあら、悔しいけどしょうがないわ…ね」

 

しかし、夢想封印に当たる直前幽々子から力が抜け、地面へと落ちて行った

 

駿:「危ないっ!」

 

俺は走って幽々子さんの落下地点までいき抱きとめる。良かった、間に合った

 

駿:「軽い…」

紫:「まぁ、亡霊なんだからそうでしょうね」

霊夢:「え、紫!? それと…駿!!死んだんじゃなかったの!?」

駿:「まぁ、ほらっ、生きてるぞ」

霊夢:「なんだ、心配して損したわ」

駿:「なんだそれ。まぁ、とにかくこの人を運ぼう」

霊夢:「そうね、あの桜も止まったみたいだし」

紫:「じゃあわたしが運んでおくわ」

駿:「ああ、頼む」

 

こうして、今回の異変は霊夢の活躍によって終わりを迎えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
今回いつもよりは文字数多いけど戦闘シーンが全くない状態で一件落着してしまって面白みがないということは自重してます。だがしかーし、まだ宴会パートとかが残ってますのでそこで挽回できたらなと思っております。
あ、後ですね、この宴会パートが終わったら前回活動報告で言っていたコラボ回にしたいと思ってます。



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