奏はビスケッタと共同生活をする為に、昨日ショッピングモールで買い出し、沢山の物を手に入れる事に成功したのだった。
次の日.....
奏「....ん、もう朝か」パチッ
ビスケッタ「Zzz....」
奏『ビスケッタ、気持ち良さそうに寝てるなぁ~....』
ビスケッタ「....ムニャ、Zzz....」
奏「.....」
奏『改めて見ると、俺は女の子と一緒に寝てるんだよね....。普通じゃあり得ない事だ....』
何故、奏とビスケッタが一緒の部屋で寝ているのか...?
それは昨日の夜まで遡る。
奏「さて、そろそろ寝るか....」
奏は風呂や歯磨きを終え、寝る準備をしていた。
ビスケッタ「ふわぁぁ.....ん?奏、何処に行くのネ?」
奏「何処って....リビングだよ。俺はリビングで寝るよ」
ビスケッタ「寒くねーのかヨ、奏!?」
奏「だって、ビスケッタは女の子。女の子はしっかりとした所で寝て欲しいからね....。それじゃあ、おやす....」
そして奏は一階のリビングに向かおうとすると....
ビスケッタ「.....」ギュッ
奏「...え?ビスケッタ?」
ビスケッタは後ろから奏を抱き締めて、引き止めたのだ。
ビスケッタ「行かないでヨ....ボク、寂しいヨ....」ウルウル
奏「うっ....!?」
ビスケッタは涙目になりながら、奏を見つめていたのだ。
それを見た奏は、電撃が走った。
奏「そ、そんな顔されたら.....。う、うん....分かったよ、ビスケッタ。一緒に寝よう....」
ビスケッタ「....!イェーイ!!」
ビスケッタ『ふふ、奏はチョロいネ♪』ニヤッ
そうして奏とビスケッタは一緒に寝ることになったのだった。
奏『さて。ビスケッタが起きない内に....朝食とか洗濯とかやらなきゃ』スタスタ
奏は寝ているビスケッタを起こさないように起き上がり、朝の家事をするのであった。
奏「それにしても女性の服を洗濯なんて、恥ずかしすぎるよ.....」
なお、洗濯に関してはビスケッタの服....女性の服などもあった為か奏は大苦戦していたのだった....。
数分後
奏「ふふん、ふ~ん♪」
何とか大苦戦していた洗濯を終えた奏は、朝食を作っていたのだ。
そこへ....
ビスケッタ「ふわぁぁ~....おはヨォ~、かなで~....」ムニャムニャ
奏「あっ!おはよう、ビスケッタ!」
ようやくビスケッタが起きてきたのだ。
ビスケッタ「奏のベッド、ふかふかで最高だったヨォ....」ムニャムニャ
奏「寝惚けてるのかな....?ビスケッタ!今、朝ご飯を作ってるから待っててね!」
ビスケッタ「....!!奏のご飯!!」パチッ
奏が朝食を作ってることを知り、寝惚けていたビスケッタは目を覚まし、期待しながら待つのであった。
そして....
奏「お待たせ~!!今日は奏特製の野菜マシマシのシャキシャキサンドイッチだ!」
出来上がった奏の朝食のメニューは、野菜が沢山のサンドイッチであった。
ビスケッタ「ワォ、サンドイッチ!これは美味しそうネ!」
奏「さぁ、一緒に食べよう!」
奏&ビスケッタ「いただきます!!」
ビスケッタ「モグモグ.....。サンドイッチ、美味しいヨ!!」
奏「本当....!?あまり手作りはした事がなくて、他の人に食べさせるの初めで不安だったけど.....喜んでくれて良かった....」
ビスケッタ「~♪」シャキシャキ
奏「そういえば、ビスケッタ....。あれから日が少し経ったけど....、俺の世界はどうかな?」
ビスケッタ「ん?う~ん、まだまだ分からないネ。でも奏の友達の蛍や光が優しい人なのは分かったヨ!」
奏「因みに...個性豊かな友達が"まだ居る"から、今度紹介するね」
ビスケッタ「その時を楽しみにしてるネ!」
ビスケッタ「あっ、でも....」
奏「ん?」
ビスケッタ「奏の世界に来てから、『ルーン』や『ソウル』は使えなくなってるのヨ」
奏「...えっ!?」
白猫プロジェクトの世界には、『ルーン』と『ソウル』が欠かせない。
ルーンは、白猫の世界での力の源とも呼ばれている。
赤、青、黄に虹色など...様々な色や形、武器の絵柄が描かれてるルーンや、様々な島に存在する専用のルーン、そして大昔に存在していた『7つのルーン』というのも存在している。
ソウルは、冒険家達の成長に必要な物である。
それらの力を使いながら、様々な世界を冒険する....それが『白猫プロジェクト』の基本の一つである。
しかしビスケッタが言っている事は、それらが奏の世界では全く機能していないということなのだ。
奏「使えないって....どういうことなんだ....?」
ビスケッタ「でも、ボクの剣と弓と魔導士の魔導書は使えるんだよネ」
奏「そういえばここに来た時や、昨日のショッピングモールで変身してたね.....」
ビスケッタ「奏、ボク....これから大丈夫なのかな....?」
ビスケッタは悲しそうな顔をし、不安していた。
奏「....大丈夫!ビスケッタが危険な目に会った時は、必ず俺が守る!!」
ビスケッタ「奏....」
奏「その為にも、まずは朝ご飯をしっかり食べないとね!」
ビスケッタ「う、うん!!」
────────────
朝食を終え、少し時間が経った頃...
奏「ハッ!そうだった!今日は、蛍と白猫で協力バトルをする予定だったんだ!」
ビスケッタ「蛍と....何をするのネ?」
奏はスマホを持ち、白猫を起動をした。
奏「ビスケッタも見てみる?」
ビスケッタ「うん!気になる、気になる!」
そして奏はビスケッタに画面を見せつつ、プレイをしていると....
奏「....あった、あった!今回は二人協力バトルがあるのか!」
ビスケッタ「奏、協力バトルってなに?」
奏「うんとね.....」
協力バトルと呼ばれるシステムは、遠く離れた人やフレンドと通信してクエストに挑むことが出来るのだ。
クエストの内容は様々。
メインターゲットの撃破、制限時間内撃破、防衛、スコアアタックなど....である。
そして今、奏がやろうとしている二人協力バトルというのは通常の四人協力バトルとは少し異なっている。
普通は操作は一人編成であるのだが、二人協力は場合は四人編成が出来るのだ。
ビスケッタ「成程ネ、ボクの世界で冒険家達がクエストを受けている事が、奏の世界だとそういう感じになってるのネ」
奏「そう思えば良いよ!さて、4人を選ばないと...」
そして今回の二人協力バトルで使う四人編成メンバーを決め始める。
ビスケッタ「oh!ボクの知ってる人が沢山居るネ!」
奏「うん、ビスケッタやそれ以外のキャラ達はここだとゲームのキャラになってるんだよ」
ビスケッタ「ボクがゲームのキャラクターか~....。それでどんなメンバーにするの?」
奏「そうだなぁ....」
その頃、天星宅では....
蛍「......って、そろそろか。どうするか....」
光「ん?あれ、何やってんの?」
蛍「あ?見ての通り、編成中だよ。」
光「それって....二人協力バトル用?でも、兄ちゃんならソロでも余裕じゃないの?」
蛍「今日は奏とやるんだ」
光「あぁ、そういう....ん?私とはやってくれなかったのに??」ジーッ
蛍「近い....あとお前も余裕だろ」
光「むー....そういう問題じゃ無いですー。」
光は頬を膨らませながら蛍の肩に手を乗せてゆさゆさと揺らした。
蛍「やれやれ....わーったよ、後でな。」
光「へへっ♪....それで、編成どうすんの?」
蛍「ん?そうだな....」
奏「決まり!!俺の今日のメンバーはこれだ!!」
奏が決めたのは、御存じ『ビスケッタ』に加え所持していた三人のキャラクター達であった。
一人目は、黒髪で紫のオッドアイをした近未来な少女。
二人目は、緑髪でハッキングが得意とした男性。
そして三人目は、青髪のツインテールで和装をした少女であった。
ビスケッタ「こ、これって....」
奏「ん?ビスケッタ、このキャラ達知ってるの?」
ビスケッタ「う~ん、まだ直接は話したことはないけど、名前だしか聞いたことがないネ」
奏「ふふ、そっか。さて蛍はこのメンバーを見たらどんな反応するかな....」
ビスケッタ「ボク、このまま見てて良いよネ?」
奏「勿論!」
そして奏は、部屋作りとボイスチャットを始めようとしていたのだった。
蛍「....おし、決まった。」
そして蛍の決めた四人は、リーダーが『リルテット』
その他の三人は....
二人目がギャング....とはとても程遠い印象の勇気凛々な少女。
三人目は白い髪に青い瞳が特徴の青年。
四人目が三人目の青年と同じ特徴を持った少女であった。
光「....兄ちゃん、本当にリルテット好きだよね。」
蛍「え?あぁ....うん、どの編成にも大体入れてるからな....本当は、サポート出来るキャラも入れようとは思ってたんだが....」
光「まぁ、その気持ちは何となく分かるかも....」
蛍「って、そろそろ時間か....ん、んんっ....」
光『いや、声作りまでする必要ある....?咳払いしてるけども....』
そして蛍もボイスチャットを起動して、奏が来るのを待つのであった....。
奏「あ~、あ~....マイクテスト、マイクテスト~。蛍、聞こえたら返事をお願い~。」
蛍『こちら蛍。奏、聞こえおります。自分の声、聞こえてますか?』
ビスケッタ「蛍の声が聴こえる....どういう仕組みなのネ?」ボソッ
光『あっ、普段の地声より本当にほんの僅かにトーンが上がってる....』ボソッ
奏「聞こえてるよ、蛍!前に約束した通り、白猫の協力やろう!」
蛍『その様子だと其方も準備万端のようですね。それならば早速....始めましょうか?』
奏「勿論!もう部屋作ってあるから、入って来て良いよ~!」
奏は、その後部屋の番号を蛍に伝えたのだった。
蛍『さて、奏のパーティ編成はどの様になっているのか....』ボソッ
独り言を呟きながらも奏の作った部屋へと無事に参加すると...
奏「じゃっじゃっじゃーん!蛍が前に言ってた凱旋ガチャで、遂に手に入ったんだよ!」
そこには、奏が操作するビスケッタが居たのだ。
蛍『おぉ....ビスケッタですか!相変わらず引きが良いですね、奏。....ちょっと羨ましいまでありますよ』
奏「蛍のは....あっ!リルテットだ!!」
蛍『はい、茶熊に登場した時のやつですね。結構使い勝手も良くて....』
蛍のリーダーのリルテットは『茶熊学園』と言う人気イベントの一つに登場したリルテットであったのだ。
奏「これなら、二人協力クリア出来そうだ!」
蛍『クリア条件は....確か、ボスグループの全滅でしたか』
奏「オッケー!クエスト中に他のメンバーも見せちゃうから....楽しみにしててね!」
蛍『えぇ、楽しみにしてますよ....奏』
そうして、二人の準備が整い....いよいよクエストが開始されたのだった。
────────────
蛍『....ふむ、最初から割れましたね』
そしてクエストが開始されると、蛍と奏のスタート位置は二手に分かれていたのだ。
奏「うわっ!?な、何とか早めに合流しなくちゃ....!」
蛍『奏、張り切り過ぎて合流する前にやられないで下さいよ?』
蛍は早速リルテットで、敵を殲滅して行った。
奏「よ、よ~し....!ビスケッタ、行くよ!」
ビスケッタ「了解ネ!!...ワザマエ!!」
奏「ちょっ、ビスケッタ!?」
奏は隣に居るビスケッタとゲームのビスケッタと台詞が一致した事に驚きつつも、操作してスキルを使って敵を倒し始めた。
光『あれ?奏のビスケッタさんと、あのビスケッタさんの声が一緒に聴こえたような....?』ボソッ
蛍『雑魚敵はそんなに硬くないけど....今度はクリスタル系の敵が出てきましたか....!バフ消しには用心しないと....』
蛍のリルテットは特有の能力を駆使しながらも何とか突破したのだった。
蛍『奏、そっちはどうですか?』
合流先の大きなエリアに入る前に蛍は、一度奏に声をかけると....
奏「助けてぇぇぇ!?やられるぅぅぅ!?」
その奏はというと、あっという間にダメージを食らってしまい、絶体絶命のピンチになっていた。
蛍『やれやれ....仕方ないですね、今助けますから』
そう言うとすぐさまスキルを放つと、蛍のいる場所と壁で隔たれてるはずの奏のエリアの敵が見る見る倒され始めた。
奏「あ、あれ....?敵があっという間に....」
ビスケッタ「敵が簡単に倒れたヨ!?」
よく見ると先程まで蛍の操作キャラであるリルテットから、白い髪に青い瞳が特徴の少女のキャラへと変わっていたのだ。
蛍『念の為に編成しておいて正解でした....無事ですか、奏?』
奏「蛍....そのキャラって.....」
蛍『ん?あぁ....『サヤ』ですよ。ほら、例の.....』
奏「....えぇっ!?あの例の!?」
そう。そのキャラは『サヤ』と呼ばれる女キャラで、8周年記念イベントで登場したキャラだったのだ。
蛍『はい、運良く引き当てたのですが....これが中々良くて。』
ビスケッタ「.....」ジィ
奏「凄いなぁ....。ん?ビスケッタ、どうしたの?」
ビスケッタ「....このサヤ、何処かで聞いたことがあるような気がするんだよネ....」
奏「まぁ、無理も無いよね...。白猫の世界では有名だからなぁ...」ボソッ
蛍『どうしました、奏?』
奏「....ううん!?何でもないよ!?」
蛍『そうですか?それなら、次に行きますよ』
蛍がひと足先に合流先の大きなエリアに向かうなり早速、サヤのスキルで雑魚敵を殲滅しては体力の多い大きな敵がすぐに現れた。
奏「よ~し!今度はこっちの番だよ!」
すると奏はスキルコンビネーションを発動しビスケッタと、とあるキャラのスキルを使って、大きな敵のダメージを与えたのだった。
蛍『そのキャラは?』
一度、後退しつつサヤの能力の割合を転換しつつも、奏の操作してるキャラの方を見た。
そのキャラは、黒髪で紫のオッドアイの近未来な少女であった。
奏「うてうて~!!」
そのキャラは、どんどん大砲で攻撃するというスキルを使ってたのだ。
蛍『....ほう。『アリーゼ』ですね?』
奏「そう!俺の相棒の一人さ!!」
奏のメンバーの二人目は『アリーゼ』。奏のお気に入りの一人であった。
蛍「それは頼もしいですね....!」
蛍はサヤからリルテットに変えてはスキルを撃って加勢し、敵は撃破されたのだった。
蛍『....よし、とりあえず一つ目のエリアは無事に突破ですね。』
奏「何とか倒せたよ~.....」
ビスケッタ「蛍のキャラも中々凄いネェ」
光『あえて言うなら、兄さんの好きが詰まってるパーティだから〜....』
するとビスケッタと光が2人のボイスチャットへ本格的に乱入してきたのだ。
蛍『ちょ、光....!?何を乱入してきてんですか貴女はっ....!?てか、ビスケッタさんも!?』
奏「あはは....ビスケッタに加えて光ちゃんも乱入しちゃったね 」
ビスケッタ「ずっと無言で居るのは無理ヨ!」
光『こんにちは、奏さん、ビスケッタ!まぁ...実は最初から居たんですけどね~!』
蛍『やれやれ....奏、次のエリアに向かいますよ?』
奏「よ~し、次のエリアも頑張るぞ~....!」
ビスケッタ「奏、蛍!ファイト~!!」
そして奏と蛍は次のエリアへ向かうのであった。
────────────
次のエリアにたどり着いた奏と蛍は...
蛍『広い空間が一つ....分かれ道も無い分シンプルですね。その分、ボス級のも数体と....それを取り巻く様に雑魚敵が沢山....』
奏「か、勝てるかなぁ....」
蛍『勝てるかどうかじゃありませんよ、....勝つんです』
そう言うと蛍はリルテットから、白い髪に青い瞳が特徴的なキャラへと交代させて敵の方へと飛び込んだ。
ビスケッタ「oh、あれは...」
奏「サヤに似てる.....まさか.....!?」
奏とビスケッタは、蛍が操作しているそのキャラに注目していた。
蛍『出番ですよ....『ジン』!!』
そうして移動しながら放つビームのスキルを発動して雑魚敵の殲滅を始めた。
奏「やっぱりそうだ!!ジンだ!!」
蛍が今操作しているのは、『ジン』と呼ばれる男キャラであり、なんと先程のサヤの兄であるのだ。
蛍『っとと、流石にボス級は簡単には沈みませんか....』
スキルを撃ち終わった後にボスモンスターからの攻撃を数回ほど被弾してしまっていた。
奏「俺に任せて!!」
すると奏はアリーゼから緑髪の男性キャラに交代させ、スキルを放って助太刀するのだった。
蛍『あと2回......っと、そのキャラは『カルマ』ですか?』
奏「正解!!アリーゼと同じ相棒の一人!」
そのキャラは『カルマ』と呼ばれる男キャラであり、どんどんスキルを放っていった。
奏「...あれ?蛍、ダメージ受けてるけど大丈夫なの!?」
蛍『ダメージ?あぁ、これは....単なる準備ですよ』
なんと蛍が操るジンはボスから被弾を2回もらったかと思えばビームとは別のスキルを発動させると....
光『出た!ジンの広範囲スキル....!破壊の暴嵐....!』
ジンの周囲の雑魚敵は容易く倒れ、ボス級の敵も動きが封じられながら大ダメージを受けて倒れたのだった。
奏「あのボス級の敵が一瞬で....!?」
ビスケッタ「破壊力凄いネ.....」
蛍『さぁ、あと2体は居ますからね....とりあえず雑魚敵の殲滅を優先した方が良さそうです。』
奏「ならば、奥の手だ!!」
奏はカルマから、青い髪の和装少女にチェンジをして雑魚敵を殲滅を始めた。
蛍『そのキャラは....』
光『まさか!?』
蛍はボスを2体の注目を自分の方に引き付けさせながらも奏の操作するキャラを見ており、隣で見ていた光は驚いていたのだ。
奏「行け、チハヤ!!」
そのキャラの名は『チハヤ』と呼ばれる女キャラであり、雑魚敵は一気に撃破されたのだった。
蛍「成程、チハヤですか....!」
光『わぁ!奏さん、チハヤを持ってるんですね!』
ビスケッタ「蛍と光が凄い反応してる.....チハヤって凄いキャラなの?」
奏「そうなんだ!チハヤは最近来てくれて....今はお気に入りの一人なんだ!」
ビスケッタ「oh、奏のお気に入り...って、めっちゃ居るんじゃねーかヨ!」
光『確かにチハヤって良いですよね、大人びた感じが素敵だし琵琶を弾けるのも魅力だし....』
奏「そうそう、ノッて来た時のチハヤと恥じらうチハヤが可愛くて...」
ビスケッタ「ムスゥ~」
奏「おわわっ!?勿論ビスケッタも可愛いよ!?」
ビスケッタ「えへっ♪」
蛍『....よし、残りのボスも全滅....ここまでは意外と順調に来ましたね。』
一方、蛍はジンを操作して注目を集めていた残りボス二体を討伐していたのだった。
奏「って、あれ?いつの間にボスが倒れてる?」
蛍『奏が光とビスケッタさんと話をしてる間に、僕が責任を持って倒しておきましたとも....』
奏「なんか、いつもごめん....」
蛍『謝る事なんてありませんよ、奏。さぁ....次がいよいよ最後のエリア、本ボス戦です。』
そうして奏達はボスエリアへと足を踏み入れたのだった。
────────────
遂にボスエリアまでたどり着いた奏と蛍。
奏「ボスは一体、誰が.....?」
蛍『そういえば、ここのボスは何体からかランダムで選出される奴でしたね....。あっ.....』
そしてそのボスが二人の前に登場する....。
蛍『ハァ....よりにもよって、なんて厄介なものを....』
そこに居たのは『ニョロンポス』と呼ばれるボスであった。
奏「うわっ!?ニョロンポスじゃん....!?」
蛍『....コイツが真に厄介なのは、翼を分離した後です。とにかく、まずは削りますよ!!』
蛍はジンのスキルを放ちながらニョロンポスの方へと突っ込んで行った。
奏「よし....!ビスケッタの出番だ!!」
奏はビスケッタにチェンジして、スキルを撃っていった。
着実にニョロンポスの体力は少しずつ減ってるが、構わず赤い翼を模した範囲攻撃を行ってきた。
蛍『くっ....!本ボスなだけあって硬いです....ねっ!!」
蛍は咄嗟に回避行動へと移行した。
奏「なんのこれしきっ!!」
奏もビスケッタのスキルを撃ちつつ、回避も重ねていった
続けてニョロンポスは、青い翼の力を模したレーザーと光弾をそれぞれ放ってきたのだ。
蛍「激しい攻撃相手なら....!」
蛍はジンからリルテットへと切り替えカウンターを放ちながらバーストを発動し、ボスの思考速度を低下させたのだ。
奏「いっけぇ!!ビスケッタァ!!」
奏もバーストを発動させ、再びビスケッタのスキルを撃つのであった。
そしてニョロンポスの体力は半分まで減った。
しかし....
蛍「よし、このまま....っ!?」
直後にニョロンポスは『二つの翼が分離』したのを見て、蛍は咄嗟に下がった。
奏「翼が分解した!?」
蛍『下がって、奏ッ!!』
二つの翼がそれぞれ『グラビティ』....動きが鈍くなる効果と『時間停止』の効果を持つレーザーを放ってきていたのだ。
奏「うわぁぁぁっ!?しまったぁぁぁ!?」
しかし奏は間に合わず、ビスケッタの動きが止まってしまったのだった。
蛍『こうなったら....』
翼の攻撃が収まった直後にジンから、あと一人のキャラに交代した。
蛍『奏、守りますよ!』
それは『フェネッカ』と呼ばれるキャラであり、奏のそばでフィールドを展開した。
蛍『....!出た、リベンジバースト....!!』
奏「フェネッカも持っていたなんて....!」
蛍『さぁ奏、今の内に体制を整えてください!そろそろ一気に討伐しますよ....!』
奏「....やっと動けるようになった!!よし....ビスケッタで一気に決める!!」
するとニョロンポスは力を溜めて大技を放とうとしていた。
それに呼応する様に翼達もカウントダウンと共に範囲攻撃を備え始めた。
『3』
蛍『上等です....!!』
蛍はそれに構わず直様ジンへと交代しながら突っ込み始めてボスの注目を引き付けた。
奏「0になる前に....!!」
『2』
蛍『....一斉攻撃で決める!!』
蛍はジンに続けて、リルテット、フェネッカの順にスキルコンビネーションを放った。
『1』
奏「全てをこの一撃に掛ける!!」
そして奏はこれまで溜めておいたスキルコンビネーションをカルマ、アリーゼ、チハヤ、ビスケッタの順番に放ったのだ。
そして....カウントダウンが『0』となる直前、ニョロンポスが倒れたのだ。
蛍『....!』
光『や....!やっ....!』
奏「やったぁぁぁぁぁ!!」
ビスケッタ「ワオ!倒したネ!!」
そして二人は二人協力クエストをクリアしたのであった。
────────────
蛍『ふぅ....どうにか全員生存で突破しましたね....』
光『このクエスト、超難しいのに....まさか初見で行っちゃうなんて!』
ビスケッタ「奏、蛍....ボク達をここまで上手く扱えるなんて、凄いネ!!」
奏「俺は大体ピンチだったけど、蛍のお陰で助かったよ....」
蛍『やはり、クリアするならどちらも生存していないと、少々後味も悪いですからね....良かったです』
奏「とにかく....お疲れ様、蛍!!」
蛍『えぇ、お疲れ様でした。また何かあれば....遠慮無く頼って下さい。』
光『あっ、今度は私!私ともやろうよ!!』
奏「勿論だよ!蛍、光ちゃん!」
ビスケッタ「良いフレンドだネ、奏!!」
奏「えへへ、俺の最高の親友だからね!....それじゃあ!」
そしてお互いに通信を終えたのであった。
奏「....って、あれ!?もうこんな時間!?」
ビスケッタ「凄い白熱していたからネ....もう夕方ヨ!」
なんと時間は既に昼となっていたのだ。
奏「い、急いで昼ご飯の準備をしなきゃ!!」
ビスケッタ「ボクも手伝うネ、奏!!」
そして奏とビスケッタはゲームを止め、昼ご飯の支度をするのであった....。
~蛍 サイド~
そして、奏との通信を終えた蛍は....
蛍「....」
光「....ん?どったの?」
蛍「え?あぁ、いや....ちょっとばかし....奏が羨ましくてな」
光「羨ましい?」
蛍「だって奏はビスケッタが推しだろ?推しと直接意思疎通が出来る....っていう環境、普通は無いだろ?」
光「あっ。....そう言われれば、確かにそうだね?」
蛍「もし、もしもだぞ?『リルテットが居たら』....どんな話が出来るかな、とか....」
光「へぇ?ふ〜ん....?」ニヤニヤ
蛍「な、何だよ?お前だって...『エリスが居たら』テンション上がるだろうよ?」
光「それは〜?そうだけど〜?」ニヤニヤ
蛍「うぉい、いつまでニヤニヤしてんだお前は....!ほら、そろそろ昼飯にすんぞ」
光「あっ!料理は!私がやるから....!」
蛍「わーってる、せめて支度ぐらいは手伝わせてくれよ。お前の手料理が天下一品なのは知ってるし....」
光「あっ....へへ、お褒めに与り光栄です〜♪」
蛍「へっ....何だその口調....」
そして蛍と光も昼ご飯の支度をするのであった....。
~???~
?「.....!!」
?「この扉の先に....ビスケッタさんが居るのですね?」
カクリア「はい...ここまで持ってくるのが大変でしたが...」
ミトラ「早く行こうよ~!」
?「ちょっと待ちなさーい!後ろに沢山居るけど、まさかあんた達も行く気なの!?」
その頃とある場所では『赤い髪をした少年』と『白の巫女と呼ばれる少女』と『白い猫』がおり、そこにはミトラとカクリアも居たのだ。
そしてその『例の扉』の近くには....
?「勿論だとも!!」
?「それで....そのビスケッタと一緒に居た、あの人も居るの?」
?「今話題の『月野 奏』さんと呼ばれる男の人らしいのですが...」
?「成程、奏さんですか....」
?「会ってみたいな~!」
?「おいおい、そんな簡単に上手くは行けるかよ?」
?「あの扉の先には何があるか分からねぇ、分析しても謎に包まれてるからな」
沢山の冒険家達がおり、今でも出撃しようとしていたのだ。
?「まさかビスケッタを救うためにこんな沢山の冒険家達を呼んだの、ミトラ、カクリア?」
ミトラ「そりゃそうだよ!ビスケッタは、あたし達の仲間だもん!」
カクリア「....大勢の方が、見つかる確率がかなり上がりますからね」
?「そうですね...。それにお二人が言っていた、奏さんのことも気になりますし....」
?「こうなったら.....行くしかないわね!!」
?「......!!」
?「それでは.....行きますよ、皆さん!!」
「おぉぉぉぉっ!!」
そして沢山の冒険家達は扉を開き、中に入っていったのだった。
つづく
────────────
次回予告
ビスケッタ「次回の白猫現代日記は~?」
蛍「聞きましたか?今日は転校生が来るらしいんですよ」
奏「うん...。皆が騒いでるらしいけど....誰なんだろう?」
ビスケッタ「oh!奏、こんな所で会えるなんてネ!」
奏&蛍「はっ!?」
次回、白猫現代日記
5話 ビスケッタの学校生活!?
奏「何で、ビスケッタがここに....!?」
ビスケッタ「ボクもスクールライフをエンジョイするヨ!!」
pixivに載せてある話は、ここまでです。
現在、pixivに下書きで新作を描いておりますが、謎の不具合が起きてしまい、中々pixivで載せられない状況になってしまいました。
その不具合が直るまでの間、このハーメルンで新作を投稿する予定なので、よろしくお願いします。