遂にビスケッタ以外のキャラの登場でございます。
果たしてこの先、どんな展開を向かえるのだろうか....?
ビスケッタが奏の学校に入学してから、数日後の出来事....
~奏の家~
ビスケッタ「奏ェ~、ここの問題教えてヨォ....」
奏「違う問題で苦戦してるから無理だぁ....」
学校の休みの日、奏とビスケッタは家で学校の課題を家でやっていたのだ。
奏『今日は遊ぼうとしていたのに....』チラッ
そして奏の視線の先には....
蛍「....ん?はぁ....またですか?」
そこには蛍がおり、奏の視線に気が付けば「また教えて欲しい箇所があるのか」と察知した。
因みに何故、蛍が奏の家に居るのかと言うと....
蛍は奏が勉強嫌いで課題もあまりやらないと言うことを知り、休みの日に奏の課題の面倒を見ているというのだ。
ビスケッタ「蛍、ボクも分からない所が山ほどあるネ!」
蛍「まぁ....ビスケッタさんに関しては、まだまだ不慣れな事も多いでしょうから....それで、どの問題です?」
ビスケッタ「ここ、ここネ!」
ビスケッタは蛍に分からない問題を見せた。
奏『って、しかもビスケッタの方が進んでるってどういう事ぉ!?』
蛍「あ、そこですか....確かに少し難しいところですね。そこはこうして......」
蛍は手慣れた様子でビスケッタに問題の解き方を教え始めた。
ビスケッタ「ふむふむ、成程ネェ....ムズいけど分かりやすいネ」
蛍「ふふっ....ビスケッタさんは覚えるのが結構早い方ですね」
ビスケッタ「イェーイ、蛍に褒められたヨ!ねぇ、奏.....」
奏「....」チーン
ビスケッタ「奏ェ!?」
奏は遂に限界に達して、真っ白になっていた。
蛍「ほら、奏....燃え尽きてる場合ですか?早く起きなさい」ペシッ
蛍は手に持ってる教科書で奏を叩き起こした。
奏「い、イテッ!?ちょっと蛍~....もうちょっと優しく起こしてよぉ....」
蛍「これでも相当手加減してますよ。さぁ、ここの問題....分かります?」
蛍は先程ビスケッタも解いていた問題の箇所を指差した。
奏「うっ!?え、えっと....」
蛍「やれやれ、ここはこの前も言った様に......?そうだ、ビスケッタさん....ここ教えてあげられます?」
ビスケッタ「イェース!奏、ここはネ....」
そしてビスケッタは奏に問題を教えるのであった。
奏『ビスケッタがここまでやれるなんて....このままじゃマズイぞぉ....』
蛍「やはり教え方も上手い....これならビスケッタさんに任せても大丈夫そうですね」
そうは言いつつも蛍は二人の様子を微笑ましく見守り始めた。
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そして数時間後....
奏「や、やっっっと....終わったぁ....」
ビスケッタ「ベンキョー大変だったヨ!」
蛍「お疲れ様です、奏。それにビスケッタさんも....正直とても助かりました」
ビスケッタ「ボク、奏の為なら頑張れるネ!」
奏「うぅ、今の自分が情けないぃ....」
蛍「奏も、そう思うんなら頑張りましょ....こうして頼もしい味方もいる事ですし」
奏「う、うん...何とか頑張ってみるよ....」
ビスケッタ「ねぇねぇ、この後どうするんだヨ?」
蛍「え?そうですね....特に計画などは何も....」
奏「取りあえずテレビでも見て、気分転換っと....」ピッ
蛍「全く、奏は....」
奏は勉強を終えると気分転換にテレビを付けて見始める。
『えー、ここで速報です!先程町の大通りや店内にて珍妙な格好をした人物らが目撃されたとの事です!』
奏「ん...?変わったニュースだね」
ビスケッタ「キミョーな格好って誰ネ?」
『此方が今回話題となってる人物達の写真です!』
蛍「えっ??」
その報道には画面上に目撃された際の写真が掲載されていき、それを見ていた蛍は一番に声を上げた。
奏「あれ、この写真....前に咲が見せてくれた記事の写真と似てる....?」
蛍「えぇ、それに....」
蛍『こりゃもう、見た目からして完全に....』
ビスケッタ「ワォ!!『ボクの世界の冒険家達』ネ!!」
蛍「って、やっぱりか....」
奏「あのビスケッタ以外のキャラが俺達の世界に居るって本当だったのか....!」
蛍「しかも目撃情報に加えこんなニュースにまで取り上げるとは全く、何とも面倒な事をしやが......」ハッ
蛍「....とにかく、妙な騒ぎに発展する前にすぐ探し出しましょう。奏、ビスケッタさん、先に行ってますね」
そうして蛍はすぐに外へ飛び出して行った。
奏「あっ、蛍が先に!!ビスケッタ、俺達も行くよ!」
ビスケッタ「オッケーネ、奏!!」
そして奏とビスケッタも準備をして蛍を追い掛けるのであった。
しかし奏は『家の鍵を開けっ放し』で出てしまった事に気付いて居なかったのである。
『そして新たな続報です!どうやら珍妙な格好をした人物達は今お伝えした五人に加え.....数多くの人物達の目撃情報を確認しております!!』
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蛍「勢いよく飛び出してきたものの、場所なんて正直見当もつかねぇな....奏達も振り切っちまったし....闇雲でも探すしかねぇか」
蛍は凄まじいスピードで駆けており、奏達からも既に蛍は遠くに見えていた。
蛍「って....此処は、この間の朝にあの子と会った場所......ん?」
?「やっぱり、誰か持って行っちゃったのかな....」
蛍「その声、まさか....リルテット?」
リルテット「誰....!?」
蛍「えと....その、今朝はどうも?」
リルテット「あっ....」
するとリルテットは蛍に気付くなり、急激に歩みを寄せ近づいてきた。
蛍「へっ?あ、あの....ちょっと?」
リルテット「ねぇ、イヤリング見なかった?」
蛍「ちょ、近っ....て、イヤリング?」
リルテット「....!知ってるの?何処!?」ズイッ
蛍「っ!?リルテット....さん!お、落ち着いて!?」
奏「居たっ!蛍~!!」
ビスケッタ「お~い!!」
蛍「あっ、奏!ビスケッタさん....!」
リルテット「....?ふ、増えた....」
ビスケッタ「oh!写真と姿が一致してるネ!」
蛍「....とりあえず、まずは状況の整理と行きましょう」
奏「そ、そうだね!」
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蛍「ひとまず....まずは自己紹介から。....天星 蛍です」
リルテット「えと....リルテット」
奏「俺は奏、月野奏だよ!」
ビスケッタ「ボクはビスケッタ!よろしくネ!」
リルテット「蛍、奏、ビスケッタ......って、ビスケッタ?......えっ、ビスケッタ!?それに奏!?」
蛍「おぉう、だいぶ時間差....」
ビスケッタ「なんでボクの事や奏の事を知ってるのネ?」
リルテット「ビスケッタの事は、ちょっと前に少し話題になってたでしょ?」
蛍「ちょっと前.....?あっ、買い物行った時の事が確か一時期急上昇の話題に....」
奏「あ、あの時か....!!」
リルテット「こっちの世界のSNS?っていうのでも....まだ有名。『女の子二人が犯人を成敗』って」
蛍「あぁ......」
蛍はそれを聞いて深刻そうに頭を抱えていた。
ビスケッタ「女の子二人?一人はボクでもう一人は.....」
奏「光ちゃんだ....」
リルテット「....大丈夫、色々漁ってみたけど....名前とか個人を特定するものは出てなかった」
蛍「はぁ〜〜......」
蛍は安堵からかその場にしゃがみ込んだ。
リルテット「あ.....えっと、大丈夫?」
ビスケッタ「蛍、急にどうしたの....!?」
リルテット「....多分、妹さんの事が心配だったんじゃない?」
奏「もし世界中に特定されちゃったら、大変だからね」
蛍「....って、そうだ!リルテットさん....これを」
リルテット「....!それって....」
蛍「さっき話を聞いた時に確信が持てました、やっぱり....貴女のだったんですね」
蛍は懐から取り出したのは、リルテットが探していた『イヤリング』であった。
リルテット「あっ....」
蛍「次からは気をつけて下さいよ、大切なものなんでしょう?」
リルテット「う、うん....」
蛍「まぁ、不意に外れてしまうって事もあるでしょうし仕方ないか......とにかく無事見つけられて良かった....」
リルテット「あっ....あの!」
蛍「ん....?」
リルテット「その、あ......ありが、とう....蛍」
蛍「..........!?」
ビスケッタ「蛍、凄い顔してるネ?何か...」
奏「ビスケッタ....!」
すると奏はビスケッタを連れて二人に気付かれないように近くの物陰に隠れた。
ビスケッタ『oh、奏?これはどういうことネ?』
奏『見てれば、分かるよ....』
リルテット「....?どうかした?」
蛍「えっ??あ、いや....はは、何でも無い......ですよ?」
リルテット「そう....?でも、明らか様子変だけど....」
蛍「これは、その....あれだ、高揚してるだけ....といいますか....?は、はは....」
ビスケッタ『蛍の様子が変ネ?奏、そろそろ話してヨォ』
奏『蛍の白猫の推しがリルテットなんだよ。ほら、俺がビスケッタが推しなのと同じ!』
ビスケッタ『成程ネェ...』
蛍『ダメだ......!いや、確かに会えたら会いたいとか少し思ったけど!いざ会うと....平静が保てない....!』
リルテット「ふーん....?そういえば....朝に会った時も動揺してたよね?」
蛍「へっ??」
ビスケッタ『あれ?なんでリルテットは蛍の事を知ってるのネ?』
奏『あっ、そういえば....何でなんだろう....?』
蛍「いや、それは....その....」
リルテット「ん....?」
蛍「......貴女が推しだから、ですよ.....」
リルテット「えっ?それ、って....」
蛍「っ.....二度は、言いません....」
リルテット「....っ!?」
奏『.......』
奏『ハッキリ言った!?!?』
リルテット「わ、私が....?えっ、えっと....」
蛍「......ところで何で二人きりにさせようとする、貴方たちは!?」
奏「ば、バレた!?」
ビスケッタ「蛍、これは奏がネェ....」
リルテット「あ、いつの間にそこにいたんだ」
蛍「やはり貴方か、奏....全く、わざわざそんな気を遣わなくて良いんですよ....」
奏「いや、だってさぁ....蛍ってリルテットの事が....」
蛍「皆まで言わんでよろしい」ペシッ
奏「いてっ!」
そう言って蛍はジト目のまま奏へデコピンをお見舞いした。
ビスケッタ「奏と蛍はホント仲良しだネェ~」
リルテット「.....そ、そうみたいだね」
蛍「全く、奏。貴方という人は.....」
奏「も、もうしないから許してよぉ!」
蛍「....許しますからそんな顔しないでくださいよ。....さて、話を変えますがリルテットさんはこれからどうするんです?」
リルテット「えっ?」
蛍「恐らく行く宛が無いんですよね....?リルテットさんに限らず、他の方々も....」
奏「どうしよっか....」
奏と蛍はリルテットの行く宛を考えていると...
ビスケッタ「なら、奏の家で良いんじゃネ?」
奏「....はいっ!?!?」
蛍「それなら心配はありませんが....そもそも貴方の家って、そこまで人数入りましたっけ?」
奏「まぁ、空いてる部屋はあるけど....」
リルテット「あの....」
蛍「それに、そうなると....あとの方々もまとめて受け入れる必要があるんですよ....分かってます?」
リルテット「あ、あの....ちょっと....?」
奏「そうだね、でもその前に....リルテットに聞いた方がいいかな」チラッ
リルテット「やっと聞いてきた....。どんどん話が進むからビックリした」
ビスケッタ「リルテット、ユーはどうするのネ?」
リルテット「....」
リルテット「....」チラッ
蛍『....?今、こっちを見た....?』
リルテット「わ、私は....」
奏「.....もしかして、蛍と一緒に居たい?」
リルテット「....!」
蛍「へっ....?」
奏「だってさ、リルテット....さっきから蛍の事を見てるし....」
蛍「いや、確かに先程から注目受けてる気はしてましたが、流石にそんな事は....」チラッ
リルテット「.....」ジーッ
蛍「....え?もしかして、本当に....?」
リルテット「......うん」
ビスケッタ「oh!これは凄い事になったネ!」
奏「それじゃあ、リルテットの事は蛍にお願いしようかな」
蛍「はぁ....ここまで来て断るのは野暮ってモンですからね。分かりました....」
リルテット「えっと....これから、何卒よろしくお願いします」ペコリ
蛍「あっ、はい....此方こそ」ペコリ
こうしてリルテットは蛍の家で過ごす事になったのだった。
ビスケッタ「お~い、リルテット!」
リルテット「ん?何、ビスケッタ?」
ビスケッタ「行く宛見つかって良かったネ!それと奏の家にも遊びに来なヨ!」
リルテット「うん、たまにはね」
奏「それじゃあ、俺達はこの辺で!」
ビスケッタ「蛍、リルテット、またネ~!」
蛍「えぇ、また会いましょう。....さて、僕達も行きましょうか?」
リルテット「うん....」
奏と蛍はお互いに自分の家に帰るのであった。
────────────
天星家
蛍「どうぞ、リルテットさん」
リルテット「お、お邪魔します....」
光「あ!おかえり〜、兄ちゃ......」ピシィ...
蛍「あぁ、ただいま.......??」
光「....はっ??」
蛍「えっ??あ....」
リルテット「ん....??」
光「ちょ....ちょぉ〜っと失礼しますねぇ〜!!」ガシッ
蛍「うぉ....!?」
光は帰ってきた蛍の肩を掴み、リルテットから視線を逸らすようにすると....
光『ちょっとちょっと!ど〜いう事!?』
蛍『い、いや、これはだな....話せばちょい長くなるっていうか....』
光『....待って。さっきニュースになってたのってもしかして....』
蛍『流石、勘が鋭いな相変わらず....そう、今そこにいる子は....リルテットだ』
光『やっぱり....!でもうちに連れ込むなんて何考えて.......え、ま、まさか!?』
蛍「アホかっ!!お前こそ何考えてんだそりゃ!?」
リルテット「えっ?」キョトン
蛍「....あっ。やべ....」
リルテット「なんか、キャラ違くない?」
光「コホン....えと、良いですか?」
リルテット「あっ?う、うん....?」
光「初めまして、天星 光です!で....こちらが、天星 蛍....えと、兄で....今のキャラが素です。以上」
蛍「紹介雑だなオイ....」
光「おいコラ、うっさい....!」ドカッ
蛍「いっっっっ....!?」
リルテット『あっ、蹴られた』
光「あはは....まぁ、こんな兄妹ですけど....」
リルテット「仲良いんだね」
光「あっ....え、えへへ....まぁ、それなりに?」
蛍「っていう訳で、改めて....よろしく、リルテット?」
リルテット「うん、よろしく」
光「私からも....よろしくお願いしますっ!」
そして蛍とリルテットは互いの手を握り、光がその上に手を重ねる様にして三人で握手をしたのだった。
その時....
キュ〜....
リルテット「....!!」
蛍「ん?何の音だ、今の....すっげぇ可愛かったけど」
リルテット「ぅ......」
光「あっ....!ちょ、ちょっとちょっと兄ちゃん......」
蛍「ん......?あっ。」
光に肩を突かれながらも、蛍も一緒に同じ方向を見る。そこには....
リルテット「.....っ///」
頬を真っ赤に染めて恥じらうリルテットの姿があった。
蛍『あ、そういう事....』
光「今、丁度作っていたところなので....すぐに用意しますね?」
リルテット「あっ、うん....手伝おうか?」
光「大丈夫です!今日は私にお任せしちゃって下さい!」
リルテット「そ、そう....?」
────────────
光「お待たせしました!」
リルテット「これって....全部、光が作ったの?」
光「あっ....はい!料理する様になってからすっかりハマっちゃって....中でもメインは見ての通りハンバーグです!」
蛍「家庭料理の代表的な逸品だよな」
光「リクエストしたのは兄ちゃんっていう....」
蛍「今わざわざ言う必要あったか?ソレ」
光「無いよ?何となく言っただけ♪」
蛍「何だソレ、確かに好きだけど」
リルテット『会話のテンポ....いつもこんな感じなのかな』
光「って、それよりも....是非食べて下さい!」
リルテット「あ、うん....いただきます」
蛍&光「いただきます 」(いただきま〜す!)
そうして3人はそれぞれ食べ始め、すぐは食事に集中していた為か静かな時間が過ぎたがそこから少し経たずに....
リルテット「......」
光「......」ジー....
リルテット「えっ....な、なに?」
リルテットが食べているところを、光が先程からずっと見つめていたのだ。
蛍「......ん?あっ....ちょ、おい....光?見過ぎ」
光「へ?あっ、ごめんなさい....つい!その、お口に合うかなぁと思ってたら......」
リルテット「あ、もしかして感想待ちだった?」
光「はいっ....!ど、如何....です??」
リルテット「ん、とっても美味しいよ。だから....つい夢中になっちゃって....」
光「....!」パァ...
蛍「あ、嬉しそう」
光「だ、だってぇ....」
リルテット「....本当に仲良いね」ニコッ
蛍「はは、まぁね....それに、光の作る料理はどれも絶品だからな」
光「ふぁっ!?き、急に何〜....!」
蛍「何って....事実?」
光「そうじゃなくて〜....もう、バカ兄ぃ〜......」
リルテット「....蛍。光を弄るのも程々に」
蛍「えっ?」
光「うんうん....!」
蛍「え、えぇ....?」キョトーン
────────────
光「すみませんリルテットさん、食器の後片付けを手伝わせちゃって....」
リルテット「平気、寧ろこのぐらいは働かないと....バチが当たる」
光「あはは....本当気にしなくても良いのに」
リルテット「....そういえば、蛍は?」
光「あ、それなら今....リルテットさんの部屋に必要な物を準備したりと、色々やってるみたいですよ」
リルテット「あ、何か向こうから物音がすると思ったら....って、待って。準備って....何をセットしてるの?」
光「えと、ベッドとかですかね?物置から取り出してそのまま....」
リルテット「....丸ごとの状態で?」
光「へっ?あはは、それは流石に!多分そのままだと部屋に入らないので....部品を全部運び入れて部屋の中で組み立てる方式ですよ」
リルテット「あ、そうだよね....ん?いや、いやいや....!そもそも重いって問題があるでしょ!?」
光「いや、多分....兄ちゃんなら可能かと」
リルテット「えっ??」
光「この間、自分の部屋のベッドの位置を変えたりしてましたから......持ち運んで」
リルテット「持ち運んで!?」
光「うちの兄、超パワー系なので....」
リルテット「そ、そうなんだ......パワー系とかそういう範疇越えてると思うけど」
光「ふふっ、そうかもですね......あっ、リルテットさん」
リルテット「ん?」
光「改めて、兄貴と......願わくば私とも、仲良くして下さいね♪」
リルテット「何でちょっと遠慮がち??私としても....二人と仲良くしたいと思ってるから、ね?」
光「あ.....えへへ、はいっ!!」ニコッ
リルテット『ん。何か、可愛いな....』
蛍「おーい、リルテットの部屋の準備あらかた済んだ......ぞ?」
蛍は呼びかける途中で言葉を詰まらせた。何故ならそこには....光とリルテット、二人の笑い合う姿が見えたからだ。
蛍『良かった、光も歓迎ムードだし....リルテットも上手いこと馴染めそうだな』
あまりに微笑ましかったのか、蛍はその様子をただただ見守っていた。
光「ところでリルテットさん......うちの兄、良ければどう?」ヒソ....
リルテット「......はぁっ!?!?///」ボワッ
蛍「ん??」キョトン
こうして今日から天星家にリルテットが加わり、より賑やかになるのであった....。
────────────
~奏 サイド~
ビスケッタ「それにしても案外早く見つかったネ~...」
奏「うん、最初に見つけたのが蛍の推しのリルテットだったなんてね」
その頃奏とビスケッタは家までの帰り道、今日起きた出来事を話し合っていた。
ビスケッタ「それで、奏。....もし他の冒険家達を見つけたら、奏の家に住ませるの?」
奏「急な展開だね....。その冒険家達がこの世界で住む場所が無かったら、出来れば住ませてあげたいと俺は思ってる」
ビスケッタ「それならボクも奏にサンセーするヨ、でも....」
奏「でも?」
ビスケッタ「....その冒険家達と会うまで、暫くはボクと二人きりが良いナ///」ボソッ
奏「!?!?///」
奏とビスケッタはお互い顔を真っ赤にした後、家に着くまでは暫く無言状態が続いたんだとか。
~奏の家~
奏「と、取りあえず家に着いたね....」
ビスケッタ「きょ、今日は色々あったネ....!」
奏とビスケッタは奏の家に着いたのだが....
ビスケッタ「あれ?奏、ドア開けっ放しだけど?」ガチャ
奏「し、しまった!?あの時、蛍を追い掛けるのに夢中で鍵を掛けるのを忘れてた!!」
奏「それにてもマズイ!!泥棒でも入っていたら...!!」
奏は嫌な予感をしながらリビングに戻ると....
咲「あっ、やっっっと帰って来たわね!」
奏「はっ!?」
ビスケッタ「oh!?咲じゃねーか!?」
そこには咲が、何故かソファーで寛ぎながら奏が帰ってくるのを待っていたのだ。
咲「ビスケッタちゃん、お邪魔してるわよ~。それにしても奏、鍵を開けっ放しで外出するなんて....何をしていたのよ!」
奏「こ、これは深い事情が....」
咲「あっ!そういえば昨日、蛍が奏と一緒に宿題やると言ってたわね....。宿題は終わったの?」
奏「ちゃ、ちゃんと終わったよ」
咲「ふ~ん、やるじゃない。それにしても奏は『昔から』本っ当変わらないわねぇ」
奏「それは褒めてるの?」
ビスケッタ「昔??さ、咲....奏とはどんな関係なのヨ....?」
咲「ん?そう言えばまだビスケッタちゃんには言ってなかったわね」
奏「咲、ビスケッタにそのことを言っちゃ....」
咲「私と奏は、昔からの『幼馴染み』だからね」
奏「あっ、言ってしまった....」
ビスケッタ「は....?」
ビスケッタ「はぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?」
咲から語られた奏との関係に、ビスケッタの大声は家中に響き渡るのであった....。
つづく....
ということで、6話は以上となります。
リルテットが蛍サイドに加わり、少し賑やかになりました。
さて、今回から次回予告は廃止となり....この後書きに次回のヒントを出しておきます。
次回の7話は、少し曇らせ展開があります....。
奏は?ビスケッタは?果たしてどうなるのか、次回をお楽しみに。