シャドウ   作:ゆばころッケ

11 / 64
あらすじ書くとか言ってましたが、

もう一話お待ちください。

いや、どうせなら1~9話も見やすくしてから

あらすじあげようかと思いまして……。





第十一話 俺、専用機に乗る

「それじゃあ、纏ってみて。」

 

ここは束さんの研究所内のアリーナ。

 

遂に完成した俺の専用機シャドウの試運転を今からする。

 

俺は頷き、先程の自分をイメージした。

 

ISに向かい合うような感じ……。

 

少し時間がかかったが、シャドウを纏うことができた。

 

「まだまだ遅いけど、二回目にしては上出来かな。」

 

束さんが言う。

 

「少し動いてみて。」

 

そう言われ、俺は飛んだり、ターンしたりした。

 

ラファールとは性能が段違いだ。

 

専用機はやっぱり違った。

 

「そろそろ武装を確認してみて。」

 

武装か、何があるのだろうか。

 

武装を確認してみる。

 

 

 

・紫電

 

・星の欠片

 

巨人刀(ジャイアントキル)

 

・裂空

 

強奪者(バンデット)

 

 

 

全部知らない名前だった。

 

五種類か。一番上にでてるということは初期装備は紫電だろうか。

 

ちなみに5種類というのはわりと平均的な数だ。

 

多くても8種類ぐらいだったはず。

 

原作知識によると、シャルロットが20種類以上の武装持ってたっけ。

 

……化け物だな。

 

「まずは裂空あたりいってみよー!」

 

どんな見た目かも分からないのでとりあえず名前を読んでみる。

 

情報によると近接用の反りの強いブレードらしい。

 

「来い、裂空!!」

 

時間がかかる。

 

イメージと違うのかもしれない。

 

何度か想像し直す内にようやく出てきた。

 

「それ、振ってみて。」

 

俺が裂空を振ると、斬撃に合わせて帯状の緑色のエネルギーが出る。

 

「おおっ。」

 

「まあ大した威力は出ないけどね。」

 

にしてもどこかで似たような武装を……。

 

……あっ、空裂か……。

 

空裂は箒の赤椿の武装だ。

 

束さんの脳には既にアイデアはあったのか。

 

「ターゲット出すから撃ちおとして。」

 

適当に出されたターゲットに向かって裂空を振るう。

 

出されたエネルギーがターゲットを壊す。

 

パチパチ

 

横で見ていたクロエさんが小さく拍手していた。

 

「後でどのくらいの距離までエネルギ―が届くかとか、エネルギーの強さとか確認しといてね。」

 

「じゃあ次行くよ。巨人刀出してみて。」

 

巨人刀は情報によると3m長の太い刀らしい。

 

反りはなく、日本刀に近いそうだ。

 

うーん、どんなイメージだろうか?

 

FF7のクラウドの持っているやつみたいのか……?

 

あっ、一発で出た。

 

「イメージは上手くいったみたいだね。今回もとりあえず振ってみてよ。」

 

ISの補助があっても重く感じる巨人刀を力いっぱい振ってみた。

 

ブンッ

 

かなりの破壊力がありそうだ。

 

しかし先程の裂空と違ってエネルギーが出るとかそんなことはなかった。

 

今度は突いてみた。

 

赤椿の武装の雨月はそんな感じでエネルギーを出せた気がする。

 

しかし突いてみても何もなかった。

 

「何もなくて不満?」

 

束さんが俺の心を見透かしたように聞いてくる。

 

「いえ、そんなことは。」

 

「今から拡張領域(バスロット)喰うような武装積んじゃうと自分に合った武装追加できないよ。」

 

それもそうか。どうやら後で色々な武装を積んでくれるらしい。

 

「それに、巨人刀は頑丈にできてるから、盾にも使えるし、生かすも殺すもじーくん次第だよ。」

 

後でどの程度の破壊力や強度があるのか調べておこう。

 

「次はそうだねぇ……星の欠片にしようか。」

 

星の欠片……、こいつにだけほとんど情報がない。

 

「星の欠片は第三世代の装備に近いかな。じーくん、いわゆる隕石を想像してみてよ。」

 

隕石……?

 

黒っぽい岩で、穴ぼこがあるような感じだろうか。

 

天文学的な知識はないから分からないけれど。

 

しばらくすると目の前にそれなりの大きさの岩が出てきた。

 

「おっ、出せたね。これが星の欠片だよ。」

 

「これが?普通の岩と何が違うのですか?」

 

そうだねぇ……と束さんは少し考えるようにした後、こう言い放った。

 

「少し頑丈なこと以外に違いはないかな。」

 

えっ……。

 

「第三世代の武装に近いっていうのは……?」

 

「ああ、大きさ、形が自由に決められるんだよ。

粘土とかイメージすると分かりやすいかもね。

元となるものから引きちぎって、自由に作れるとおもってくれればOKだよ。

次少し小さなものを意識してみて。」

 

小さなものを出してみる。

 

「じゃあ次は形ね。」

 

三角、四角、球、楕円、円柱……様々な形のものを出した。

 

「じーくん、星の欠片を何に使うか分かる?」

 

何に使うかか?最低限の耐久はありそうだけど。

 

「私からいいでしょうか。」

 

先程から黙っていたクロエさんが言った。

 

「くーちゃんの意見なら24時間いつでもOKだよ。」

 

束さんはなんか嬉しそうだ。

 

この人はクロエさんがどれだけ好きなんだよ……。

 

「走馬灯に入った時の緊急防御ではないでしょうか?」

 

「大正解、大正解だよ。くーちゃん。200点満点だよ!」

 

……つまりはどういうこと?

 

「じーくんのために優しい束さんが解説してあげよう。」

 

「じーくんは三日前の訓練でブークリエを盾にしてくーちゃんの攻撃から身を守ったよね?」

 

あっ……そういうことか。

 

「分かってきたみたいだね。

 

相手の攻撃の直前にそれに合わせた星の欠片を出すことで

 

完全に相手の攻撃を防ぐことができるんだよ。」

 

「盾だと腕を動かすという実際の動作を伴うけど、

星の欠片のコールならじーくんが考えるだけだから。」

 

つまり走馬灯が引き出されるほどの致命傷なら必ず防げるってことか。

 

「まあ星の欠片の原料にも限りはあるし、なるべくなら避けてね。」

 

俺は頷きながら、さっきから聞きたかったことを聞いてみた。

 

「どうして星の欠片って名前なんですか?」

 

「だって、普通の名前じゃつまらないじゃん。」

 

そんな理由なのか。

 

「それに普通の岩の時より、隕石みたいにした方がシャドウにもウケがよくてね。」

 

「ウケがいいって……」

 

「ISなんてそんなもんだよ。

ISに意志みたいなものがあるのは知っているでしょ。それでISにも好みがある訳だよ。

隕石みたいにした方がシャドウの好みみたいでね。拡張領域もかなり節約できたんだよ。」

 

「さすが、束様。」

 

クロエさんが感心したように言う。

 

うん、まあすごいんだろうけどさ。

 

「ラストから二番目は強奪者ね!」

 

初期装備が最後か。

 

強奪者は鞭のような装備らしい。

 

伸縮自在らしく、最長40mとのこと。

 

イメージに苦労したがしばらくして出すことができた。

 

「さっき落とした星の欠片に向かって振ってみて。」

 

今の長さは2mぐらいだが、振れば伸びるらしい。

 

ビュンッ

 

星の欠片に当たった強奪者は星の欠片に巻き付き始め、

 

それが終わると強奪者は短くなり、

 

星の欠片を巻き付けたまま自動で手元に戻ってきた。

 

「おお……。」

 

「気に入ってくれたみたいだね。

当たった対象にはなんでも巻き付くけど、巻き付くなって思っていれば巻き付かないから。」

 

俺は手当り次第に振るってみる。

 

……結構楽しい。

 

そんな俺の様子を束さんは満足そうに見ていた。

 

「強度はある程度はあるけど、堅くないから武器としては使えないよ。

 

とりあえず40mの感覚だけは後でつかんでおいて。」

 

「そろそろ最後のやついくよ。」

 

いよいよ初期装備の紫電か。

 

「紫電はシャドウの初期装備で、一番凶悪な装備だけど、使い方難しいからね。」

 

紫電は赤紫色の小型の銃らしい。

 

別段イメージできたわけではないが、すんなり出せた。

 

「うん、紫電をすぐ出せたってことはシャドウとの相性は良いみたいだね。」

 

「紫電は雷みたいなものを放つ銃で、攻撃力はないけど相手の動きを止められるんだよ。」

 

「動きを止められるってどういうことですか。」

 

「絶対防御以外の全機能が働かなくなるってことだよ。」

 

……確かに凶悪だ。

 

「まあ、使ってみた方が理解は早いと思うよ。」

 

束さんはそういうと指パッチンした。

 

ちくしょう。似合っているな。

 

俺がやったらおそらくただのかっこつけで終わるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、指パッチンについて何故考えたかというと現実逃避がしたかったからだ。

 

俺の目の前にいたのは……無人機だった。

 

あれ?こいつ一夏と鈴が二人がかりで倒したやつだよね……?

 




という訳でシャドウの武装はこんな感じです。

チートにはならないようにはしたつもりです。

弱すぎるという訳にもいかないですが。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。