ありふれない紅き閃光 作:銀翼
天之河語難しすぎる……。これを書けるユーザーさん達すげぇ……。
です。
零と恵理と知り合ってから、早数年の歳月が過ぎて零と恵理は中学生になった。
あれから恵理を始めとする中村家は、光博士とワイリー博士が経営している孤児院に何度も出向き、四人や孤児院に住んでいる子供達とはすっかり顔なじみになっていった。
中村家はそれなりの資産家らしいが、それを表に出さないし孤児の子達と真摯に向き合っているし、二人の科学者も財力を借りようとはしていない。二人の発明を競い合ってるのを見てたり、発明物の展示会を見て行ったりと良好な関係を築き合っていた。
学期末の試験も終わり、それぞれが新学期の準備をしていく中、零がいる場所は――
「はぁッ!」
「……」
古流武術道場である八重樫道場にて、道場娘である八重樫雫と木刀を交わらせていた。
最初は前に散歩に出ていた時に見つけ、何の気無しに見学をしてみるとそこのクラスメートの八重樫雫が天之河光輝、坂上龍太郎が汗を流していた。
戦闘用レプリロイドとして訓練等これまでにしていなかった
――今現在、ゼロの戦闘能力がどれ程なのか理解しておくのも良いんじゃない?
と言った事と零自身、自身が今どれくらい動けるのか興味がわいてきたので門を叩いてみた。
最初は目つきが鋭く誰にでもため口で敬語を使わないし、金色の長髪を項で結んだ髪型をしていた事で、道場主である雫の父や祖父から不良と思われ反対されていたが、髪の色は生まれつきだし学業では成績優秀、行動は品行方正と学校での零の事を説明した事で納得された(龍太郎は面白そうに見ていて、光輝は忌々しそうにしていた)。
試しに木刀を振るい模擬試合をしてみた所、幾千幾万のレプリロイドやメカニロイド、更にトラップを屠り斬り伏せて来た為か、磨く必要の無い程のダイヤの原石と称された上に、光博士とワイリー博士も入門を許可してくれた。
零自身の方も、バイル事変後の自分の戦闘能力は全く落ちていないという事が解ったが、修行に励む事にした。
しかし磨く必要が無い、と言われたものの差別をされず厳しい鍛錬を行われたが零は文句一つ、嫌な顔一つ、舌打ち一つせずに励んでいき、今では零が入門したと聞きつけた中村恵理も入門して一緒に修行している。
その雫の怒涛の攻めを零は防ぎ、躱し、いなし、弾いていき、己の身体に一撃とも入れさせない。そして最後に雫の攻撃を弾き飛ばして体勢を崩したと同時に雫の目の前に木刀の切っ先を突き立てた。
「勝負あり!二人とも休憩に入って反省を行え!次、入れ!」
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ……今日もまた、ダメだった……げほっ」
「そんな事は無い。いくつか危ないと思ったものもあった」
「ぜぇ、汗一つ、はぁ、息一つ、ふぅ……乱してない、状態で言われても、説得力、無いわよ……」
肩で大きく息を切らしている雫とは対照的に零は全く汗一つかいておらず、息一つ乱していない。そんな零を雫はじとーっと見ながらぶー垂れる。そして木刀を元あった場所に直し、縁側に出て先程の試合の反省点を話し合う。
その場所に、ドリンクが入ったボトルとタオルを持った恵理がやってきた。
「二人ともお疲れ様。スポーツドリンクとタオルだよ」
「あぁ」
「ありがと、恵理」
恵理が持ってきてくれたスポーツドリンクとタオルを受け取り、ゆっくりと少し温めの水分を身体に行き渡らせるとタオルで汗や水気を取る。
「さっきの試合だけど……」
「おい巌人!」
お互いの反省点を纏めようとした時に、別の怒声が響き渡って来た。その方に視線を向けてみるとそこにいたのは茶髪の如何にも甘ちゃんとも言えるような好青年。天之河光輝と逞しい体躯と高身長の如何にもスポーツマンというような青年、坂上龍太郎。
龍太郎は兎も角光輝は零の事を敵視しているのか、厳しい目つきで零を見る。
曰く、目つきが鋭いし長い金髪で無口だから皆怖がってるだの。
曰く、目上の人間には敬語を使わないから教師皆怒ってるだの。
その他も色々言っていたが、零は光輝という餓鬼の言っている言葉は馬耳東風、柳に風とばかりに無視していった。
光輝の性格というのは自分が正しいと信じて疑わない、他人からの忠告や諫めに真剣に耳を傾けない、不都合な事態に陥ると他人に責任転嫁するという物なのだ。
そんな零が光輝に抱いている印象というのは、かつて戦い撃破した
龍太郎については、龍太郎自身は最初零の事を認めていなかったし、零もかつては味方よりも敵の方が多かったのでそれについては別にどうでも良い。しかし今は認めているのか良く話す。
余り深くは考えず直情径行なところは闘将と良く似ているというイメージだ。
「何だ?」
「何ださっきの試合は!?どうして雫に譲ろうと思わなかったんだ!!」
「「……?」」
余りにもとんちんかんな指摘に、雫も恵理も、そして零と彼の中にいるクロワールも目が点になった。
「どういう事よ。私は別に零に手加減してもらおうとか頼んでないわよ」
「あー、多分雫と零が試合を組み始めてさ、零がこれまでずっと雫に勝ち続けていったから、少しは勝ちを譲ってやれ、とかじゃねぇの?」
困った顔で捕捉する龍太郎。ただでさえ全国レベルの雫に対して零は初めて試合を組み始めて今の今まで雫に負けた事は無い。というか雫自身、相手に手心を与えられるのは嫌う人間であり、零の方も手心を与えると自分が死ぬ戦いを幾度も繰り返してきたので手加減するというのは全くない。
「確かに、私は零に勝った事無いけどそれは光輝も同じでしょ?」
「ぐっ」
雫からの指摘に光輝は苦虫を嚙み潰したような顔になる。光輝自身も零と試合を組んだ事はあるが、結果は見るも無惨な程の大惨敗だった。龍太郎も以前に零に挑んだが、結果は良い所まで行ったがやはり敗北した。
「だがあくまでも勝ち過ぎだ!少しは自信を付けさせて――おい!何処に行く巌人!」
聞くに堪えず、光輝から視線を外して道場の中に入ろうとする零に光輝が呼び止める。
「お前の筋の無いお喋りに長々と付き合ってる時間は無い」
「相っ変わらずどストレートに言うね……」
零はクールな性格だが自分が特に鬱陶しいと思った相手には容赦無く厳しい言葉を出す。前世でのラグナロク作戦の折、アインヘリアル八闘士のプープラ・コカペトリとミノ・マグナクスには特に厳しかった。
ズバッとゼットセイバーで両断するような鋭さで恵理は苦笑いを浮かべて光輝は顔を真っ赤にする。
「す、筋が無いだと!?どういう事だ!!」
「手心無しで全力でして欲しいと言ったのは雫で、俺はそれに応えた。そしてそれをお前は目の前で見ていた。そして今、自信を付けさせるために手加減しろとお前は言った。これのどこに筋が通っている?」
「っ」
切れ味鋭い刃物のような鋭い眼光と言葉を光輝に向ける。その零の眼光を間近で受けて光輝はたじろぐ。
手心無しというのは雫の意見であり、零もそれを受け入れた。そしてそれは光輝も龍太郎も恵理も見て、聞いていたし、特にその時は反論などは無かった。
「結局お前は自分に都合の良い言葉を言ってその正義感が強い自分に酔い痴れてるだけだ。そのような傲慢な人間に付き合うつもりは無い」
「あ、待って!」
今度こそ、零は背中を見せて道場の中に入っていき、その背中を恵理と雫は追いかけていった。
「……はぁ」
龍太郎は今の光輝を一人にしておく事が出来ず、一つ小さな溜息を吐くと近くの縁側にゆっくりと腰を下ろした。
木の板の上を激しく動く脚運びの音、木刀同士がぶつかり合う乾いた音、人の腹の奥底より裂帛の気合が籠った声が道場の中から響く中、光輝の言った言葉を龍太郎が聞き逃していた。
「……違う雫が素直じゃ無いだけで本当は自信をつけたくて巌人に手心を加えて欲しかったでも巌人はそれを察せずにしなかったから雫は負けたそうだそうに違いない俺は間違ってない悪くない悪いのは――」
もう筋が通っている、いないを通り越してただの妄想に等しいのかも知れない。自分は悪くない、悪いのは他者と責任転嫁して自分の精神を何とか持ちこたえさせようとしている辺り、本当にコピーエックスとそっくりを通り越してより質が悪い。
「……」
その後ブツブツと言い続けていたが、龍太郎も自分の出番がやってきたので道場の中に入っていった。
多分次辺りで一気に飛びます
トータスにてシエル達レジスタンス、または四天王達と再会させるべきか否か
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レジスタンス(トレーラー組)のみ
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ネオ・アルカディア四天王のみ
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両方再会させる
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どちらも来させない