銀の雪は溶け残り   作:Tkmraeua2341

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っはー文章力…表現力…
なんかどっかに国語力あがる石でも落ちてねーかなぁー…
…まぁ、ないんすけどね、へへ。



第16話

 

さて、感動の再会であったが、ここはギャグの世界でもある。

つまりいつまでもこんな空気は続かないのだ。

 

「アーアー」

 

ペチペチと男鹿のこめかみを叩くベル坊。

 

「ダーダー」

 

今度は右の目の横と左頬をグイグイ引っ張るベル坊。

久しぶりだからかテンションが高い。

 

「だぁーーうるせぇベル坊!!離れろてめぇぶち殺すぞ!!」

「オー」

 

余裕だ、男鹿が頭を振ってベル坊を振り払おうとしてもその両手をがっしり離さないベル坊、なんかあれすら楽しんでないか?

 

「よかったなこのやろう」

 

その言葉で男鹿もベル坊も一旦落ち着く。

東条さんに注目した二人、すると急に木々で休んでた鳥たちが飛び立った。

 

「─じゃあ、とっととケンカ、はじめようぜ」

 

今までの優しげな雰囲気が消え、表情や気配が猛獣のようになる東条さん。

悪魔と契約してないただの人間のはずなのに、オーラが立ち上っているようだった。

 

「またてめーと闘いたくてうずうずしてんだ、さっさとそいつを下ろせ男鹿」

「ああ」

 

男鹿がベル坊を端の方に下ろしに行く間、ラミアが花火の筒を見に行ってしまった。

やはり人間界のものが珍しいのだろうか、彼女は好奇心が強いらしい。

そうしてる間に男鹿はベル坊を下ろし、一対一だから誰も邪魔しちゃいけない、しっかり見てな、と言い聞かせていた。

つまり、男鹿はこの勝負でベル坊の力を使わない。

ベル坊なしでも東条さんに勝ってみせると言ってのけたのだ。

 

 

 

 

 

川原の時のように向き合う二人、お互いに駆け出し拳を握ったが、男鹿はストレートに殴るのではなく、裏拳を放った。

それに固まる東条さん、その間に腹に数発殴り込むと飛び蹴りを放つ男鹿。

東条さんはそれを額で受け止めた。

 

「まじかよ」

「いいなぁ、やっぱお前最高だわ」

 

東条さんの反撃、いや一方的な蹂躙が始まった。

殴るだけで吹き飛ばす、すぐに距離を詰めてのドロップキック、獰猛に笑いながら繰り出す両腕での連打に、男鹿も追い詰められていく。

しかし隙を見て放った右腕で、東条さんにかつてない程のダメージを与えたようだった。

不思議に思って男鹿を見てみると、右手の甲にはかつてないほど大きく光るゼブルスペルがあった。

瞬間、ラミアが筒を倒し、花火が男鹿達の方へ発射された。

 

「男鹿ぁぁ!!」

 

反射的に右手をかざす男鹿、目を覆うほどの光の後、ドパァン!!と音が聞こえた。

見てみれば、男鹿や東条さんに傷はなく、男鹿の後ろに炎が広がっていた。

それに驚くが、男鹿は右手を見た後、

 

「ベル坊っ!!」

「アウッ」

 

ビクッと震えるベル坊、それだけの怒気と迫力を男鹿が放ったからだ。

 

「…てめぇ、邪魔すんなっつってんだろ」

 

ベル坊に顔を向ける男鹿。

その表情は、かつて見ないほどに怒っていた。

 

「聞こえねーのか、とっととこいつをひっこめろっつってんだよ」

「……アウ…」

「てめぇふざけんなよ、オレが負けるとでも思ってんのか」

 

ベル坊の側まで向かう男鹿。

 

「負けねぇよ、絶対」

 

目を合わせ続ける二人、その二人…いや男鹿に切れるラミア。

言ってることは事実なんだが、聞かないだろうな、あの状態の男鹿は。

 

「何度も言わせんなよベル坊。こいつはオレの戦いだ、てめぇが水さしていいもんじゃねぇ。それにな、

 

─こんなもんなくても、オレはどこにも行きゃあしねーよ」

 

ベル坊は、ゼブルスペルを消した。

 

 

 

 

 

 

再開した男鹿と東条さんのケンカは、空が明るくなり始めても続いた。

二人の至る所が血だらけで、息は上がりっぱなしだった。

一歩踏み出すだけでふらつくが、また駆けていく二人。

 

「勝つのはオレだっ!!」

「おおおおっっ!!」

 

男鹿は右腕を振り上げていたが、東条さんは…飛び蹴り。

東条さんの右足が、男鹿のみぞおちに入った。

終わったと、思った。

が、蹴り終わり、体制を整えるために男鹿に背を向けた東条さんは男鹿が両腕を伸ばしているのに気付いていなかった。

 

「うぉおおおぉおっっっ!!!!」

 

東条さんを抱え背後にのけぞった男鹿は、東条さんの頭部を地面に叩きつけた。

倒れ込む二人、しかし、座りながらも。

 

男鹿は、身を起こした。

 

男鹿が、勝ったのだ。

 

 

 

 

 

 

「男鹿、おつかれ」

「古市、まぁ見ての通りだ、借りは返したぜ」

「ああ、見てたよ。さ、まずは傷の手当だな、ジュースやアイスも買って来てるからなんか腹に入れろよ。ベル坊のミルクは今ヒルダさんが準備してるからな」

「おう」

「ダ」

 

男鹿がベル坊の所まで行って勝った宣言が済んだ後、私は男鹿の所まで行った。

 

「昔、憧れた男がいた」

 

すると、帰ろうとする雰囲気を感じ取ったのか、独り言のように話す東条さん。

 

「こいつはそいつをマネて、そいつみたいになりたくて入れたイレズミだ」

「…」

 

話された内容は、男鹿以外にも契約者がいた事、この学校は男鹿のものになった事だった。

しかし、それをしっかり聞き続けることは出来なかった。

 

「さっきから腕がもげそーなんですけど」

 

男鹿の右腕が、ありえないほど肥大化していたからだ。

 

「ア"ーーーーッ!!!!」

「いかんっ!坊っちゃまが興奮しておられる!!今までたまりにたまった魔力が全てあの右腕に注ぎこまれているのだ!!」

 

慌てて駆け寄るヒルダさん達。

今も雄叫びをあげるベル坊。

 

「おいっ早く発散させるんだ!!破裂するぞ!!」

「あぁ!?発散ったって」

「なんでもいいから殴るのよ!!」

 

ラミアの一言で男鹿は私達のいない方、校舎に向かって腕を振った。

 

「くっそぉおおおおっっ!!」

 

 

 

 

 

─数時間後、朝のニュースで瓦礫の山と化した石矢魔高校がテレビに映っていた。

 





ぬぁーん疲れたもぉーん。
え、ならバトル描写のない作品を選べば良かったじゃないかって?
うるしぇえ俺はべるぜバブが良かったんだ!!
でも難しいよぉーアランドロンの霊圧消しちゃったしさー

あ、もしかしたら来週更新しないかもです、資格取得のために泊まりがけで出かけるので…
更新してなかったらそういうことだん
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