銀の雪は溶け残り   作:Tkmraeua2341

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ちわっす、しばらく週一投稿目標に変えた者です。
序盤会話…というかセリフだけ抜き取ってツギハギしたような感じですが、その後は結構自分の文です、つまりかなり拙く下手でお目汚ししそうでビビってます。
今までもそうだろ?仰る通りで…。



第20話

 

「姐さん…男鹿…」

「城山と古市がやられた」

「戦争だとよ」

「どーもー、ウチの組の者が世話になったみたいで…全員、ぶっ殺しに来ました」

「神崎!!」

「ベル坊、どうだあいつは?六騎聖だってよ」

「マ"ーーーッ!!マ"マ"マ"ーマ"マ"ーーーッ!!!」

「これでもこの人達は本気なんだ、かわいそうじゃないか」

「ここで買ったら、負けだぜ?」

「放課後は是非、旧校舎の屋上へ…」

「お前…誰だっけ?」

「一人かよ!!オレ達相手に…!!」

「どいつだ?神崎くんと城ちゃんやったの…」

「言っとくけど…私は止めに来ただけだから!!」

「そこまで」

「大丈夫、怒ってへんよー」

「オレもまぜろよ」

「あかんわ、どうにも僕ものせられとる…」

「さぁみんな解散!!」

「次こそその曲がった口を叩きつぶす」

「ぬかせ、バーカ」

 

「そもそもの責任は全て皆を止められなかった私にあります」

「ケガを負わせた生徒3名はそれぞれ二ヶ月間停学処分となっている」

「とりあえずあのメガネとケンカしに行きてーんだけど」

「どーせ退学になるんだ、だったら奴らと決着つけてからってのも悪くねぇ」

「やれやれ、ではこうしよう…一ヶ月後、本校で行われる学園祭、そこで君達6人対部長連で決着の場を設けよう」

 

「突然ですが、今日は転校生を紹介します」

「ヒルデガルダです、ヒルダとお呼び下さい。よろしく…」

 

 

 

 

 

目が覚めると病院だった。

痛みをこらえつつも、上体を起こして周りを見る。

四人部屋の病室のようだ、向かいの二つのベッドは空いており、隣はカーテンで仕切られていたが、テレビの音だろうか、どこか気の抜けるBGMと共に料理の紹介をしている声が聞こえる。

壁にかかっている時計を見れば、短い針は10を指しており、少なくとも一日は入院したのだとわかった。

 

ボーッとしていた頭が働き出す。

迫るバーベル、城山さん、レッドテイルの人達の声。

痛みを感じる間もなく気絶できたのは不幸中の幸いだろう。

そういえば、城山さんは頭から血を流していた。

私が駆け付ける前にやられたのだろうか。

 

「大丈夫だったかな、城山さん…」

「他人より自分の心配をしろ」

 

独り言に返事を返された。

声のした方を見れば、ベッドに座り、カーテンを開けてこちらを見る城山さんがいた。

 

「…おはようございます?」

「あぁ、今回は世話になったな」

 

頭に包帯を巻いて座る城山さん、その姿に私は何故か言いようもない何かを感じた。

達成感?それにしては悔いが強い?

よく分からない感情だった。

 

「城山さん、あれから、どうなりました?」

「…お前が庇ってくれたおかげでオレは頭のケガだけで済んだ。入院してるのは脳への異常がないかのチェックと安静のためだ。お前は…頭と背中、そして重り部分で左腕をやってな、幸い打撲と骨折程度で済んだが、運が悪ければ下半身不随、もしくは死んでいたらしい。運の良さは日頃の行いだろうな」

 

想像以上にやばかった件。

まじか、私相当やばかったんじゃん。

 

「てかそれを受けるつもりだったんすか城山さん」

「この程度で音を上げるようでは神崎さんに着いていけないからな。それからはレッドテイルの奴らが救急車を呼んで、付き添いのつもりがオレも一緒に入院させられた」

 

頭から血を流しておいて付き添いは無理がある。

 

「それで今日は入院三日目だ、明後日にはオレは退院する」

「教えてくれて、ありがとうございます」

「礼を言うのはオレの方だ。それとすまなかった、もし傷跡が残るようなら言ってくれ、責任をとる」

「んー…」

 

覚悟の決め方が古いー。

これが任侠の世界に入りかけの男か…いやこれは本人の素質か?

 

「じゃあもし、もし男鹿や私がヤバくなったら助けてください。もしくは神崎さんに頼ることがあったら口添えをお願いします」

「わかった、その時がくれば全身全霊で応えよう」

「はい、よろしくです」

 

その後は他愛無い話をして、夏目さんからのメールで学園祭のことを知った。

バレーボールの言葉に、城山さんと一緒に宇宙を背景に背負った気がした。

 

 

 

 

 

 

一週間後、包帯やら三角巾やらはまだ付けたままだが退院し、学校に向かうと妙に視線を感じた。

今までの不良アレルギーみたいな、嫌な感じの目線でなく、ソワソワしたような、よく分からないが負の感情ではない雰囲気を感じた。

変だな〜と思いながら挨拶しつつ教室に入ればヒルダさんが居た。

 

「ヒルダサン!?ヒルダサンナンデ!?」

「おー古市、やっと治ったか」

「お、おう男鹿、それでなんでヒルダさんがここに?制服似合ってるけど…」

「なに、少し調べ物でな…それはそうと古市、何を勝手に坊っちゃまのお傍を離れたのだ。肉壁になるのなら坊っちゃまのためになれ」

「あ、あはは、了解です」

 

これはヒルダさんなりの励ましや労いだろう、うん、そう思おう。

 

「古市、ケガは大丈夫なの?」

「邦枝さん、包帯とかはまだ外せませんけど勉学には支障がないので大丈夫です」

「そう…無理しないで、なんかあったら言いなさいよ」

 

心配そうにこちらを見る邦枝さんに、同じ目線を送るレッドテイルの皆さん、優しい人達ばっかりだなぁ。

 

「………おい古市」

「…?神崎さん?」

「………城山が世話になった、そんだけだ」

 

言うだけ言ってそっぽ向く神崎さん。

不器用なその様子に笑みをこぼしてしまう。

 

「所で、三木って六騎聖のチビと男鹿で三角関係になってるってウワサが流れてんだが、本当か?」

「ぇ…は?え?」

 

姫川の発言に真っ白になる。

 

「あー…なんでそんな話が?」

「お前と城山がやられた日、なんでも昼間そのチビと楽しそーに話してたらしいじゃねーか。そんでお前と城山をやった奴らは二ヶ月の停学くらってんだが、教師の奴らが言うには元々2週間だけで留めるつもりだったらしいぜ?」

「前半はともかく後半は何か関係が?」

「その停学期間を延ばしたのがあのチビだったのさ。初めは取り繕ってたらしいが、お前の状態を聞いた上で教師の奴らの決定を聞いた時爆発したらしい。その取り乱し様と昼間のおしゃべり、娯楽に飢えた想像力豊かなバカが知ったら後はお察しさ。男鹿が巻き込まれてるのは話のどっかでお前と男鹿が幼馴染で、チビと3人全員が同じ中学だったって情報が入ったからだな」

 

やば…別方向にやば…周りの目線が、特に女子の目線がやば…。

 

「実際気にはなる、姐さんと金パツでクソ羨ましい状態の中、ちゅーぶらりんな関係の友達以上恋人未満な幼馴染に男の影とか」

「少女マンガによくある幼馴染へのテコ入れっぽいスけど現実でそんな事中々ないっスからねー。さぁ、キリキリ吐くっスよー!!」

「…ドキドキ」

「あんたら…」

 

「ご、誤解だーー!!!」

 

…何とか誤解を解いたが、既に学校中に広まっているらしくウワサの根絶は諦めるしかなかった。

それから三週間近く、忙しくも騒がしい、石矢魔組は日常を送り続け。

 

学園祭、当日をむかえた。

 





はい、またもや大幅カットですね。
でもねでもね、漫画の描写的にあのバーベル150kg以上あるはずなんです。
ギャグ補正入れても今作の古市じゃ死ぬ1歩手前になると思っちゃってさ?

…魔界でのベル坊による指の間のすり抜け?

素直にごめんなさいします。
だが今作はこれで行く、いいですね!
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