銀の雪は溶け残り   作:Tkmraeua2341

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今回、いつもより長いです。
後途中で物議起きるかもしれない原作改変(原作崩壊)やってます。
気にし過ぎ?
かもしれない…。



第24話

 

「ダッダッダー♪ダッダッダー♪ダバビデーブッブー♪」

 

学園祭明け、登校中の男鹿と合流したらベル坊がかなりご機嫌だった。

恐らく力を思いっきり使えたからだろうな、楽しそうだからいいけど。

なお、その学園祭での影響は凄まじいようで…

 

「ベールちゃん」

「おはよー」

「子連れ番長だー!」

「ベルちゃんこれ食べるー?」

「かわちー」

 

学校の敷地内に入ったあたりから結構な頻度でベル坊へ挨拶や手を振る女子が現れた。

全体的にベル坊が目当てのようだが、時々男鹿も一緒に挨拶をされている。

今までこんなに気軽に話しかけてくる女子が居なかったせいか、男鹿はかなり戸惑っていた。

当然か、男鹿って初対面の女子には怯えられるか威嚇されるかの二通りだったしな…。

まぁベル坊のファンクラブが写真撮りに来たあたりで三木君が助けに来てくれたが。

私?笑いながら見てたよ。

 

「おはよ」

 

からのこれですよ。

眼光の鋭い邦枝さんからの挨拶、思わず固まっちゃうね。

続くレッドテイルの皆様から足蹴にされ言いたい放題される男鹿。

まぁ…ね、邦枝さんの味方な寧々さん達からしたらこの状況は一言入れたくなっちゃうか。

 

「…ったく、何なんだ」

「…男鹿」

 

ん、どうしたんだ三木君、そんな照れた顔して。

 

「あん?」

「今日…その…一緒に、一緒に帰らないか!?」

「やだよ」

「マ"」

 

……三木君や、噂されてる三角関係の矢印の向きがすげー事になりそうだからそういうの控えてくんね?

頼むぞ?マジで。

 

 

 

 

 

「…というわけで、今日からお前らの担任になる、早乙女だ」

 

あれから荷物を私に任せた後、HRの時間まで帰って来なかった男鹿は、今教卓にいる新しい担任に担がれて来た。

一緒に東条さんも担がれてたせいで今も誰も騒がない。

ボサボサな黒髪、無精髭、不健康そうな目元、バンダナ…PTAに怒られそうな教員とは思えない男。

発言も結構危うい、セクハラです。

まぁHRが終わったらすぐに出て行ったが、教室内ではうちの二人の最強を下した男として度肝を抜かし続けたのだ。

 

その後は自習したり、職員室まで先生へ勉強の質問に行ったりといつものように時間が過ぎていった。

そして夕方。

 

「男鹿…聞きたい事があるの…」

 

 

 

 

 

 

体育館と倉庫の中間辺りにある脇道で邦枝さんが静かに話す。

 

「答えて…その子、一体何者なの?」

「……何者…?」

 

放課後になりどっか消えた男鹿を探してこんな場所まで来てしまったが、どえらい場面に出くわしてしまった。

息を殺し、バレないように様子を伺えば、邦枝さんの後ろ姿と困惑する男鹿が見えた。

男鹿は悩み、考え込み、あごに手を当て、終いには頭を抱えてる。

これは…ダメなんじゃね?

 

「だぁぁっ!!面倒くせぇっ!!ベル坊っ!!お前自分で答えろ!!」

「ニョ!?」

 

ベル坊にぶん投げたぁ!?

無理だろ!?投げちゃダメだろ男鹿!!

 

「……」

「……」

「ダ」

「ダ…?」

「…だ」ウム

「ダ」コクリ

「だ……?」

 

「だじゃねぇぇーーッ!!!!」

 

「古市!」

 

案の定だよこのおばか!!

 

「ばか!!だじゃねーよ!!なんにも説明できてねーよボケ!!邦枝さんもしっかりつっこんで下さい!!あのままずっとボケ倒すつもりだったんですか!!??」

「いーとこに来たな古市、こいつの名前なんだっけ?」

「ニョ!?」

「そこ!?酷いにも程があるぞお前!!」

「…あなたも知ってるの…?」

「もちろん!!詳しい事情はヒルダさんと相談して出来るだけ話しますが、話せないこともある事は理解してください。それで名前でしたね、その子の名前は、カイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世。名前の感じで分かると思いますが王ぞ…っと?」

「ア"ーッ!!」

 

ベル坊が突然男鹿の腕から私の腕にダイブしてきたんだけど。

 

「アゥ…」

「あーもう泣くなよベル坊、確かにあのバカすげー酷かったけど」

 

「そうよぉ?ダメじゃない、大魔王様の息子が簡単に泣いたりしちゃ」

 

ベル坊をあやしてると、ヒルダさんによく似た女性に話しかけられた。

 

「……どちら様ですか?」

 

つい眉間に皺を寄せつつ聞けば、なんでもないように近づいてくる女性。

 

「ふぅん、あの下衆女と間違えない程度には見る目があるのね、あなた」

「…っ男鹿!ベル坊を!」

 

女が目前に迫る一瞬、振り返り男鹿へベル坊を投げ渡す。

男鹿の驚いた顔を眺めながら、私はまたしても意識が暗転した。

…最近私気絶され過ぎじゃね?

 

 

 

 

 

 

「……で、侍女悪魔さん達と焔王様っていうベル坊のお兄さんが登場、自己紹介されて、落ち着いて話をするために私の家に連れてきたと?」

「すまん…仕方なかったんだ。オレん家がぶっ壊されたりしちゃかなわんだろ?」

「おま…おま…はぁー…。あー、ごめんほのか、お茶ありがと、もう部屋戻っときな、ごめんなほんと」

「いいけど…お姉ちゃん大丈夫なのこの人達…」

「うん、多分…お姉ちゃんガンバル」

 

一息ついて焔王様と侍女悪魔さんが話すには、事の発端は大魔王様らしい。

簡単に言えば、ベル坊が時間かかってるから焔王様に手伝わせようって話。

毎度の事ながら超テキトーだな大魔王。

 

「そんなわけでよろしくの、弟よ」

「アウ?」

 

ベル坊に手を差し伸ばす焔王様、それに対しベル坊は、

 

「アーアー、エアッ」

 

先程男鹿がやって侍女悪魔さんのヨルダさんに制裁された時のようにコップの氷を焔王様の頭に投げつけてしまった。

 

「アーッ!!」

 

キャッキャッと喜ぶベル坊、唖然とする周囲。

男鹿はヨルダさんの後も失礼発言してヒルダさんに制裁されたからまだ起きられない。

ヒルダさんや侍女悪魔さん達は止めたいけど主君のした事だからか上手く止められない。

そんな状況でまた氷を投げようとするベル坊の手を、優しく掴んで止める。

 

「ゥ?」

「ベル坊、それはダメだよ」

 

握っていた氷をコップに戻し私の方に抱き寄せて言う。

 

「人間の私が、将来魔王様になるベル坊に言うのは変なんだけど、焔王様は大魔王様の言葉があったとはいえベル坊が心配で手伝いに来たんだ。いいか、ベル坊を思って人間界なんて遠い場所まで来た。立派にお兄ちゃんをしにここまで来たんだ、わかるな?」

「アゥ…」

 

つい強く言い過ぎてしまった。

あぁ、この後ヒルダさん達にしばかれるかもなぁ…。

でも、これは教えなきゃ。

教えなきゃダメなことだろ?

 

「ベル坊はまだ赤ん坊だから知らなくてもしょーがないさ、だから私が教える。家族は大事に、だぞベル坊。わかるな、家族は大事に、だ」

「ウゥ…」

「じゃあ焔王様にイタズラした事、謝らないとな?大丈夫さベル坊、こんな遠くまでベル坊を心配して来てくれるお兄ちゃんだぞ焔王様は、絶対許してくれるさ」

「ゥ……ァウ」ペコリ

 

私に抱き抱えられながらも、焔王様に頭を下げるベル坊、焔王様はどこかキリッとした表情でそれに応えた。

 

「うむ、謝罪を受け取ろう」

 

そしてまた手を差し伸ばす焔王様、距離が届かないだろうと思ってベル坊を焔王様の前まで持っていく。

今度こそ、二人は握手できた。

 

「古市と言ったか」

「え、あ、はい」

「弟のこと、よろしく頼むぞ」

「…へ?」

 

それ私に言うのか?

 

「所で古市よ、この場に人間界のゲームはないか?人間を滅ぼす前にさわってみたくてのぅ!」

「えーはい、ありますよPS2」

「PS2…?」

 

数十分後……。

 

「イザベラ!!ヨルダ!!サテュラ!!明日ゲームショップに行くぞ!!人間を滅ぼすのはその後じゃ!!」

 

人類滅亡は先伸ばされた。

が、焔王様達が帰る前にとんでも情報を渡してきた。

ベヘモット34柱師団、焔王様の家臣達で過激な連中もいてベル坊にまで危害を加えようとする奴までいる集団らしい。

 

「そーゆーわけじゃからの男鹿とやら」

「あ?」

「そのうち余の部下達が殺しに来るかもしれんが…ま、頑張れよ!!」

「…はぁ?」

 

 

 

 

 

翌日、

 

「葵姉さん休みとか、今までこんな事なかったのに…」

「男鹿もです、実は昨日あの二人一緒に帰ったらしいんですよ、男鹿のお姉さんに男鹿が来ない事聞いた時についでに教えられたんですけど…」

「まさか……!?」

 





ここからちょい長い愚痴です、ブラバ推奨かも。

前書きで私が気にしてる所は焔王様ピエンイベントのスキップね。
これさぁ〜ベル坊の泣いたら電撃の焔王様バージョンの説明回なんですよ、焔王様泣いたら炎上するんです、物理的に。
その説明の為なのかベル坊が焔王様泣かせるまでヒルダさん達止めれなかったんよね。

で、今回うちの古市ユキちゃんが止めた訳ですけど…

私「止め方、どないしたらええの?」

私子どもどころか彼女も彼氏もおらんからどうやったらいいか分からんのです。
だから教育本とかそういう記事とか読み込んで正解を探そうか、そう思った時…

私「そういやうちのユキちゃん…TS転生者じゃん」

つまり中身男性で、既婚者かそうでないかで変わるのでは…?

そうやってドツボにドボンした結果、あのように喋らせちゃったんですよねぇ。
でもあれ教育じゃなくて押し付けじゃね?って悩んじゃったのね。

長々とすんません、難しいねこういうの。
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