…今日ほどルビ機能使いたいと思ったことはない…(泣)
済まない…私は…機械音痴なんだ…!!
どうでもいいことですが最近ゆるキャン▲のアニメを見ました、蕎麦鵜丼ふつーに美味しそうで笑いました、嘘やでーでまた笑いました。
「ベルっ!!てめぇこらしっかりついてこいや、いいとこつれてってやるからよ!!」
「アイ」
さて、二葉ちゃんとベル坊は相性が良かったらしく、すぐに仲良くなることができた。
…ヒルダさんの目的とはかけ離れた状態で、だが。
後で知ったのだが、ヒルダさんは今回の外出でベル坊に家来を作って欲しかったらしい、結果は二葉ちゃんの子分に成り下がったわけで…
「坊っちゃまっ!!」
「アウッ」ビクン
「将来大魔王へなろうとする者が、そんな軟弱な態度でどうするのです!!」
「アウ…」
「たかが小娘にペコペコペコペコお前を妾にしてやろうかくらい言えないのですか!!」
「まず喋れねーって」
ヒルダさんってしっかり厳しい所は厳しいよね…それに対し二葉ちゃんは、
「うるせぇ、ガミガミババァ」
とんでもない爆弾発言をぶちかました。
ヒルダさんの目元に影が差し不穏な空気が漂い始めた。
「アー、ウー、ダウッ」
「坊っちゃま、その小娘から離れて下さいまし」
「ニョッ!?ウーアー」
二人の間に立ち必死に両手をふるベル坊、しかし二人は挑発を続ける。
「なんだ?やろーってのか?変な格好したおばはん」
「おばはん?はて、貴様は一体誰と話しておるのだ?」
「アー!ウアー!」
この時、私と神崎さんはベル坊に嫁と姑の確執に挟まれて右往左往する夫の姿を見た。
「…はぁ、ベル坊」
「アイ」
とうとう見てられなくなったのか男鹿が動いた。
「情けねーなお前は、いーんだよこーゆー時はどーんと構えてりゃ」
「ダ…」
「大体こいつら両方とも女っつってもメスゴリラなんだからよ、ウホウホ言ってるだけだと思えばウホォッ!!!」
お察しの通り、男鹿は失言によりヒルダさんと二葉ちゃん二人に制裁された。
二人の飛び蹴りはそれぞれ男鹿の後頭部と向こう脛に当たり力尽きることとなった。
おぉ男鹿よ、力尽きるとは情けない。
「よーしわかった!!お前ら二葉の事ナメてんだな!!勝負だ!!どっちがどっちの子分になるか!!河原で白黒つけよーじゃねーか!!ついてこいやコラァッ!!」
「アウッ」
「坊っちゃまっ!」
「「……」」
「…神崎さん」
「だから言ったろ、手におえねーって…」
二葉ちゃんが提案した勝負の内容は、水切りだった。
水切り(cv大〇明夫)<コンニチハ!
別名『水面石飛ばし』とも言い、水面に向かって投げた石が跳ねた回数を競う遊びです。
まずは二葉ちゃんが投げ、5回石を跳ねさせた。
それを見た男鹿は…
「おおおおおっ!!ぶっとべっっっ!!!」
魔力を使い、まるでレールガンのように石を投げ飛ばし、結構な距離がある対岸まで届かせ爆発させた。
大人げねぇ……。
「卑怯だぞっ!!4歳児相手に本気出しやがって!!」
「オレが最強♡」
「何が最強だ!!あんなもん反則だ反則!!」
当たり前だが二葉ちゃんが猛抗議、実際投げる前にベル坊に呼びかけてたし魔力使ったのは間違いないだろう。
「大体あれじゃ何連段か分からねーじゃねーか!!」
「あ?もう一回やるか?」
「プッ…クク…やめてやれ男鹿…かわいそうではないか」
「アー」キラキラ
ヒルダさんが思いの外嬉しそう…絶対根に持ってただろババァ呼びされたの…。
そんでベル坊は目をキラキラさせて男鹿を見ている、それに歯噛みする二葉ちゃん。
「……っ!にぃ〜〜っ!!一(はじめ)っ!!負けんなっ!!お前の力見せてやれ!!」
「あぁ?無茶言ってんじゃねーよ、あんな化け物じみた事出来るわけ…」
呆れ混じりに言いながら二葉ちゃんに目線をやる神崎さん、しかし二葉ちゃんの真剣な表情に感じるものがあったのだろう、
「……やってみる…だけだぞ」
「おうっ!おめーならやれる!!二葉の仇をとってくれ!!」
神崎さんも参加する事になった。
「やいこら子連れ番長!!見とけよ、これがホントの水切りだ!!」
「おいおいいーのかよ姪の前で恥かくだけだぜー」
男鹿が完全に悪役な件…。
それに対し神崎さんは、上着を脱ぎ腕をまくりつつ石を選んでいた。
石を選び終わり脱力する神崎さん、離れていても分かるほど、纏う空気が変わった。
「…神崎さん?」
「見せてやるよ」
そう言い、水切りのためだけのような構えをとり、振りかぶる。
「おぉおおおおおおおっっらぁっ!」
シュパッと放たれた石は、今まで見たことがないほど綺麗に水の上を跳ねていた。
パッパッパッと続く石の足音は、間隔を縮めつつも途切れることなくなり続ける。
「見たかっ!!一(はじめ)はすげぇんだ!!」
「いっけぇぇええええええっっっ!!!」
神崎さんと二葉ちゃんの思いの乗った石は、
ゴンッ
川魚との衝突により、
ポチャン…
水の底に沈んでいった。
「まだだもんっ!!」
「まだはじめは負けてないもんっ!!余裕かましてんじゃねーよ!!」
二葉ちゃんが叫ぶ、目尻に溢れた涙が流れていく。
「あ?何言ってんだバーカバーカ、オレの勝ちだよーん」
「違うもんっ!!」
流石魔王の親に選ばれた男鹿、悪魔の所業だ…。
「はじめの方が…はじめの方が…」
「おっ泣くのか?やーい」
「男鹿」
ゴキン
神崎さんの拳が、男鹿の頬を貫いた。
「うちの姪っ子、泣かしてんじゃねーぞ」
「わかってんじゃねーか」
「あ?」
「そんだけわかってんなら、あとはてめーで面倒みろや」
…ほんと、こういう所があるから、嫌いになれねーんだよなぁ。
まぁ後は、帰るだけか。
家族と一緒に、帰るだけ。
「一(はじめ)ーーーっ!!」
「だーっ、くっつくんじゃねーよ!」
読み返してて思い出しました。
ここで神崎さんのこと好きから大好きになったんでした。