Fへの挑戦   作:黒太陽

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「ニャァァ……!」

 

アイルーは走る

 

「旦那……」

 

かなりの距離を離されたが関係無い

 

「旦那ーーー!!」

 

約束したから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「英雄の……嘘だろ」

 

男は信じられない者を見ている

 

「大丈夫か?」

 

あの本でしか見なかった英雄の1人が救援に来てくれたのだから

 

「これを飲め」

 

英雄が男へ薬を差し出す

 

「あ、ああ……コレ、いにしえの秘薬じゃねぇか!?」

 

「いいから飲め、君に死なれると来た意味が半分無意味になる」

 

言われるがままに希少な超高級品を男は飲む

 

「……ありがとよ」

 

「元気になったようだな、疲労は完全には取れていないがさっきよりはマシだ」

 

「ああ……充分過ぎだ」

 

礼を言った男に英雄は微笑みを向ける

 

「何故あんたがここに?」

 

「大長老様の指示さ……超災害級の危険なモンスターの討伐とたった1人で挑んでいる君を助けて欲しいと頼まれた、だけど遠くに居てね……来るのが遅くなった」

 

「……やってくれるぜジジイ」

 

人柱ではなかった事実が男の顔を綻ばせる

 

「よっしゃッ!あんたが居れば百人、いや千人力だ!やってやろうぜ!!」

 

大剣を構えると英雄は笑った

 

「ああ言い忘れてたが……来たのは俺1人じゃない」

 

「……はぁ?」

 

男が首を傾げた次の瞬間、ラヴィエンテの頭部で爆発が起きた

 

「今のは……大タル爆弾か!?」

 

「いや、巨龍爆弾だ」

 

ラヴィエンテの進路に仕掛けられた大量の巨龍爆弾が起爆し爆炎をあげる

 

「ヴォオォッ!!?」

 

ラヴィエンテが怯み速度が一気に落ちる

 

「来たぞ」

 

「あ?……あ」

 

英雄が指差したラヴィエンテより高く登る爆煙から幾つかの影が飛び出し、ラヴィエンテに降り立った

 

 

 

「上手くいったな」

 

 

 ~~三代目ココットの英雄にして

 

               ドンドルマの英雄~~

 

 

 

 

「巨龍爆弾の爆風に乗って乗り込む事になるとは……」

 

 

 ~~覇竜と崩竜を単身討ち果たす大偉業

 

         世界崩壊を防いだポッケの英雄~~

 

 

 

 

「ナバルデウスより遥かにデカイな、グラン・ミラオスよりもか」

 

 

 ~~大海龍を討ち獄炎の巨神をも退けし者

 

             偉業尽きぬモガの英雄~~

 

 

 

「世界は広いな……」

 

 

 ~~嵐龍を討ち空を晴らした偉業

 

      災禍の調べを断ち切ったユクモの英雄~~

 

 

 

 

「彼……なんだか俺と同じ匂いがするな」

 

 

 ~~天廻龍、蛇王龍、数々の古龍を討ち取る偉業

 

                我らの団の英雄~~

 

 

 

 

「それってパンツ一丁って意味?あの伝説の?」

 

 

 ~~骸龍、閣螳螂を滅した生態不明の古強者

 

          龍歴院の最終兵器にして英雄~~

 

 

 

 

 

「大自然は凄いな……こんなのも居るのか」

 

 

 ~~大いなる存在・地啼龍、古龍の王・赤龍

 

       古龍悉くを討ち倒した青い星の英雄~~

 

 

 

 

 

「里のみんなに良い土産話が出来そうだ!!」

 

 

 ~~百竜夜行を征し者、冥淵龍を屠りし焔

 

             カムラの猛き炎の英雄~~

 

 

 

 

 

 

 

(知ってんぞ……!こいつ等全員……英雄だ!!)

 

歴史的な偉業、数え切れぬ偉業を成したハンターのみがそう称される大英雄達

 

全ハンターが憧れる伝説の存在達が今、男の前に居るのだ

 

「マジかよ……んなバカな……」

 

夢のような光景に自分の目が信じられない、実はもうとっくに死んでるんじゃないかと自分の頭を殴るがしっかり痛い

 

現実なのだ

 

「……」

 

大英雄達が救援に来てくれたこの景色は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大英雄達とのツテ……!!?」

 

大長老から語られた話にギルドの大幹部は驚愕していた

 

「そうじゃ、これでもワシは全ギルドを預かる責任者だからな……彼等と個別に会う機会はあった」

 

英雄達が偉業を成せばギルドの長である大長老には必ず知らされる、そしてその偉業を称える際には必ず会うのだ

 

「その時に約束を取り付けていたのですか……」

 

「約束と言う程ではない、自由に生きるハンターである彼等を束縛するつもりはなかった……ただ本当に危険な時だけは力を貸してくれと頼んでいただけじゃ、要請に応じてくれぬとしても文句は言えぬ、そんな程度のツテさ」

 

「ハハ……何がそんな程度ですか……そんなバケモノ達とのツテがそんな程度で済む筈がないでしょうに……」

 

大幹部は想像を遥かに越えた大長老のツテに呆れた笑いをしている

 

「ではもし要請に応じてくれたのなら……」

 

「うむ……彼が生きていれば大きな力になってくれる筈だ」

 

陽が登る

 

戦う者達を照らすように……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「揃ったなら始めよう、時間も余り無いだろうしな」

 

ココットの英雄の声に英雄達は頷き、各々に武器を構えた

 

「君はどうする?休んでおくか?」

 

男への気遣い

 

「……へっ!舐めんなよ先輩!」

 

男は笑いながら大剣を構え、答える

 

「先輩等がやるってんのに俺だけ休めるわけねぇだろうよ!」

 

強がりを

 

偉大な英雄達と共に戦える嬉しさを男らしく表現した歓喜の言葉

 

「そうか、ならやるぞ!!」

 

ならばついてこいと言わんばかりにココットの英雄は抜剣し男へ微笑んだ

 

「おうよ!!」

 

そして一斉に駆けた

 

(しかし……凄いなコレは……)

 

攻撃地点に向かう最中、ドンドルマの英雄は周囲を見ながら思う

 

(コレを彼1人でやったのか……)

 

モガの英雄も思う

 

男が居たラヴィエンテの背の周囲一帯がまるでイャンガルルガかラージャンが暴れ回ったように破壊しつくされていたから

 

(((イカれてんなコイツ……)))

 

英雄達も認めた、自分達と同類なのだと

 

 

 

ズンッ……!

 

 

 

その直後、突如ラヴィエンテが急減速し始め全員がバランスを崩す

 

「ッ……!?何だ?どうしたってんだ!?」

 

完全に停止したラヴィエンテは目標を失ったように進路の先を見つめている

 

「……ッ!!まさかッ!!」

 

男はわかった、予想に過ぎないが確信していた

 

「やってくれやがったアイツ等ッ!!」

 

大男達がダラ・アマデュラを討伐したのだと

 

「最高だぜ……!親友……!!」

 

歓喜の大剣をラヴィエンテに叩きつけると停止していたラヴィエンテが我に帰ったようにその顔を男達へ向けた

 

 

「ヴォオオオオオッ!!」

 

 

咆哮と同時にその長い巨体を捻り背に乗る者達を振り落とす

 

「ぐあっ……ってーなゴラァ!」

 

大地に落ちた男達をラヴィエンテは睨みつけている、敵と認識したのだ

 

「お?はは~ん……こっからが本番って訳だなテメー?」

 

立ち上がった男は大剣を構える

 

 

「いいぜかかってこいよ!ブッ殺してやっからよぉ!!」

 

 

 

「口悪いなコイツ……」

 

「チンピラよチンピラ、語彙少なそう」

 

英雄達も共に……

 

 

「くたばれクソヤロウがぁーーー!!」

 

 

大討伐の幕が上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわっ!?」

 

飛んでくる雷光蟲を避ける中堅ハンター

 

「次はお手かよっ!?」

 

相手はジンオウガ

 

「待てって!待て待て!」

 

そんな言葉では止まらない、犬に似ていても調教も何もされていない活性化個体なのだから

 

「ヤバッ!?」

 

ジンオウガの前腕が中堅ハンターを捉えた

 

 

ドウッ!

 

 

と思われたその時ライトボウガンから放たれた弾がジンオウガを撃ち抜いた

 

「危なかったな」

 

中年のハンターが中堅ハンターに手を差し出す

 

「あ、あんた……!」

 

手を取ろうとした中堅ハンターは気付く

 

「伝説の……!!」

 

助けてくれたのは伝説のガンナーだと

 

「ふっ……まだオレを知ってるヤツいるんだな」

 

伝説のガンナーは微笑む

 

「一緒に行くか?」

 

「ああ!光栄だよ!」

 

古豪は飛竜を次々と撃ち落とす

 

「そういやあの泣き虫メガネ……泣いてなきゃいいが」

 

その名に偽り無く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドハハハハハ!!」

 

「バハハハハハ!!」

 

火山で炎王龍と炎妃龍に苦戦するハンター達へ笑い声が響く

 

「苦戦してるみてぇだな!古龍相手は初心者か?」

 

「なら引っ込んでな!こっからはベテランの戦場だ!」

 

2人のベテランがハンター達の前に立つ

 

「あんた達は……?」

 

知らないハンター達は問う

 

「「俺達は!!」」

 

赤鬼と黒鬼の2人は同時に言った

 

 

「「ヘルブラザーズ!!」」

 

 

地獄の兄弟

 

泣く子も黙る最強ハンターコンビ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッハッハッハー!!」

 

砂漠の決戦場で高らかに笑う1人のハンター

 

「さぁ行くぞ!我々の温泉を守ろう!!」

 

相手はジエン・モーランとダレン・モーラン

 

「ハッハッハッハー!!」

 

古強者が戦場を駆ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今だ!」

 

筆頭リーダーの指示に片手剣を構えた男が飛び込む

 

「了解ッス!」

 

筆頭ルーキーの刃が霞龍オオナズチを仕留める

 

「よくやった!新大陸で腕を上げたな!」

 

「オレなんてまだまだッスよリーダー!」

 

筆頭リーダー率いる4人が古龍を討ち取る

 

「……待て!また何か来たぞ」

 

空から降り立つモンスターを見て4人は目を見開いた

 

「まさかまたコイツとはな……」

 

相手は顔に傷が入っているクシャルダオラ

 

筆頭4人の因縁の古龍

 

「やりましょうリーダー!今度こそオレ達でコイツを倒すッス!」

 

「フッ、そうだな……よし、借りを返してやるとしよう!」

 

因縁に終止符を撃つ為に戦う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ンヌゥゥ……オラァアアアッ!!」

 

大剣が切り裂き切り抜けた切先が大地を破砕し粉塵を巻き上げる

 

大討伐の初撃は男の溜め3抜刀切りの一撃から始まった

 

「ヒュー♪やるぅ!」

 

申し分無い始まりに英雄達の戦気も一気に上がる

 

「出し惜しみ無しで行くぞ!!」

 

一斉攻撃が始まった

 

「オレの大砲モロコシが火を吹くぜ!!」

 

ポッケの英雄のガンランスから凄まじい砲撃が放たれる

 

既存のガンランスのどれよりも強い砲撃を放てる農業への熱い想いが生んだ奇跡

 

「良い大剣だな、だが俺のも負けてないぞ!!」

 

ココットの英雄が瞬間レイトウ本マグロで切……叩きつけた

 

「オレのハンマーだって負けてないぞ!!」

 

青い星の英雄がこんがり肉を叩きつける

 

「キレアジセーバーで切り刻んでやるぜ!!」

 

猛き炎の英雄が魚を振り回す

 

「あたしのエレガンフレグランスで貫いてやる!!」

 

龍歴院の英雄が花を突き立てる

 

「俺の大鹿角ノ破弾弓で粉微塵にしてやる!!」

 

モガの英雄がパチンコ弓に爆破矢を構える

 

「シャークカイザー様のお通りだ!道を開けろ下郎!!」

 

我らの団の英雄がサメで突撃する

 

「王牙砲【山雷】で痺れな!!」

 

ユクモの英雄が廃バイクでしゃがむ

 

「千年包丁で捌いてやる!!」

 

ドンドルマの英雄が包丁と中華鍋で決めポーズ

 

 

「ふざけてんのかテメェらッ!!」

 

 

男がキレた

 

「「「大真面目だが?」」」

 

直後に真剣な目に怯まされる

 

(いや、まぁ確かにふざけてるけどふざけてねぇな……)

 

ネタのような武器でラヴィエンテをしっかりと削ってるのだ

 

(これが英雄ってヤツかよ……!)

 

その光景は凄まじいに尽きる

 

英雄と呼ばれる者達の力を見せつけられる

 

「負けられっかよぉ!!」

 

男の大剣が肉を抉り飛ばす

 

「オラオラオラァーー!!」

 

大剣の乱舞が破壊の嵐を巻き起こす

 

(大概だよ君もな……)

 

(何あれこっわ……)

 

(バーサーカーだ……)

 

(頭のネジ吹っ飛んでやがる……)

 

英雄達も苦笑する男の大暴れ

 

 

「ヴォオオオオオッ!!?」

 

 

ラヴィエンテが苦悶の咆哮をあげる

 

「痛がってる!効いてるぞッ!!」

 

「あんだけ背中で暴れられてたんだ!ノーダメなんざありえねぇわなぁ!」

 

「ちょっと男共!もっと気張って火力叩き込みなさいよね!!」

 

「お前もだよ!!」

 

英雄達は笑っている

 

 

「ヴォオオオオオッ!!」

 

 

巨大な遊具に心踊らせる

 

「うおっ危ねっ!?根性無かったら即死だったな!ハハッ!」

 

「回復するかい?」

 

「いやいい、ネコ火事場付いてるからこのままでいい!」

 

「そうかい、調子に乗って乙るなよ!」

 

まるで子どもの様に……

 

 

「……クハッ……」

 

男に笑みが浮かぶ

 

「ハハハッ……!!」

 

同じように笑えるのは同類の証なのだろう

 

 

「死ねクソヘビテメコラァ!!」

 

 

英雄達と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダラ・アマデュラの討伐を確認!!」

 

「「「よぉし!!」」」

 

ギルドは歓喜の声をあげる

 

「ラヴィエンテの方はどうだ!?」

 

「依然活動中ですが移動は止まったもよう!」

 

「そうか……大型モンスターや古龍はどうなっている?」

 

「この大陸はですが大型モンスターは8割が沈静、または討伐済み、古龍は5割を越えました!」

 

「よし……よし!」

 

朗報に士気も上がる

 

「被害は?」

 

「そちらは連絡の取れない地方もあり正確な数値は出ませんが3~4割程かと思われます」

 

「そうか……モンスターが同士討ちをしなければ被害はこんなものではなかったな」

 

活性化したモンスターと人類の戦い

 

ではあったが人とモンスターの全面戦争とはなっていなかった

 

イャンガルルガやイビルジョー、ラージャン等の超攻撃的生物が人ではなく他のモンスターを襲っていたからだ

 

それに百竜夜行を襲うマガイマガドも加えて

 

無論、人の被害もあるがそれ以上にモンスターに被害を与えていた

 

「古龍にしてもそうです、一部の古龍が同士討ちをしなければ我々は生きていなかったでしょう」

 

それは古龍にも起きていた

 

古龍を狩る古龍であるネルギガンテや縄張りに入る古龍を排除するメル・ゼナなどが活性化によって本能が高まったのかより強く他の古龍を攻撃したのだ

 

「では残る大きな問題はラヴィエンテか」

 

唯一のFクラスにして最大モンスターがF領域を離れ暴れた場合尋常ではない被害が予想される

 

現に大巌竜と蛇帝龍の進路に有った村や町の幾つかは避難が済んでいたとはいえ壊滅的な被害を受けている

 

ラヴィエンテが素直に住処へ戻れば良いが暴れた場合が怖いのだ、だから野放しには絶対出来ない

 

「我々は彼等に命を預けたんです……彼等が勝てなければ我々も一緒に死んでやりましょう」

 

「……そうじゃな」

 

英雄達を信じ、祈る

 

「無事に……帰って来て……」

 

勝利よりも望む願いを込めて

 

「お願いだから……」

 

人は祈る……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヌアァーーッッ!!」 「ウオラァーーッッ!!」

 

2本の大剣が肉へ切り入り血を飛散させる

 

「準備出来たぞ!!」

 

「やれー!!」

 

大タル爆弾を1ヵ所に大量に置き離れる

 

「食らえデカブツ!竜撃砲発射ーーーッ!!」

 

そこへ放たれるガンランス最大の必殺技

 

大爆発がラヴィエンテの肉を大きく吹き飛ばす

 

「危なーい!」

 

ラヴィエンテの反撃に当たりそうだった英雄をハンマーでカチ上げ救う

 

「わかってたって!避けれたっての!」

 

「そうか!すまんすまん!」

 

笑いながら繰り広げられる英雄達の戦い

 

「ネコ火事場が消えた!?おい誰だ粉塵使ったの!?」

 

「ごめーんあたしだ~小タル爆弾で調整して♪」

 

「ったくしょうがねぇな、わかったよ!!」

 

楽しげに遊んでいるように見えるのに怒涛の攻撃を絶え間無く続けている

 

「コイツって尻尾切れるかな?」

 

「さぁ知らん、でも切れるなら切断組に頼もうぜ!」

 

「だな……おーい尻尾切ってくれー!役目だろー!」

 

 

「「「バカ言ってねぇで戦え!!」」」

 

 

「怒られたぞゆうたオイ」

 

「なんて心の狭い奴等だ……あとゆうたって言うな」

 

なのにその誰一人として違わず他のハンターよりも優れた頂きに立つ者達なのだ

 

「合わせろ!!」

 

「オーケーだ先輩!かますぜぇ!!」

 

男はココットの英雄と同時に大剣の溜めを開始する

 

「ドラアアアッ!!」

 

炸裂する渾身の溜め切り二連

 

「もう……いっぱぁつ……!」

 

更に男は追撃に大剣を腰から背に向け構え、力を集中する

 

 

「くたばりやがれーーーッ!!」

 

 

最大最高の強溜め3切りを放った

 

 

 

「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!?」

 

 

 

ラヴィエンテが断末魔の声をあげ身体を震わせる

 

「オオオ……オォ……」

 

そして遂に……その活動を停止した

 

「ハァ……ハァ……」

 

息荒く男は英雄達とラヴィエンテを見上げる

 

「勝った……のか?」

 

「ああ……俺達の勝利だ」

 

そう英雄に言われた瞬間、男の体は糸が切れた人形のように崩れ、座り込んだ

 

「やったぜ……ハハッ……勝てたぜ……」

 

笑っていた、その目に小さな涙を浮かべながら

 

「……大丈夫か?」

 

誰よりも長く戦っていた男へ気遣うココットの英雄の言葉

 

「ああいや……ちっと感極まってよ……俺は大丈夫だぜ先輩、他の先輩達の方行ってくれよ」

 

「そうか……わかった」

 

少し1人にしておいてやろうとココットの英雄が男の元を離れた

 

「ん……?アレは……」

 

英雄達の元へ行く最中、ココットの英雄が遠目にこちらにやってくる何かを見つける

 

 

「これで大手を振って報告出来んなぁ……」

 

男はラヴィエンテを見上げながら1人溢す

 

「はぁ……よかった……マジで……よかったぜ……」

 

安堵の溜め息が笑顔と共に溢れた

 

 

 

「…………ヴ……」

 

 

「あ……?」

 

 

 

亡骸の筈のラヴィエンテから声が聞こえた

 

 

 

 

「ヴォオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

 

 

 

その巨大な口を広げ……

 

「嘘だろ……」

 

男へと食らいついた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




色々調べてたら遅くなりました。
懐かしいキャラも出せて満足です。

英雄達の戦いはマルチで友達とわちゃわちゃしながら戦ってるのをイメージしてます。
そして英雄達はもれなく全員イカれてます、危険を楽しめるくらいに強くてイカれてます、そうでなきゃあんな偉業は達成出来ませんよ、ゲームクリア後のプレイヤーなんですから言ってしまえば。


???「なんやお前等暴れろっちゅーたのに人間襲わずに味方襲っとったらしいやん?」

6体「はい……自分等そういう感じのモンスターなんで……(ドキドキ)」

???「ふーん……まっええやろ」

6体「ほっ……(許された……!)」

この結果は名前を言ってはいけない黒龍様達からしたらこんな感じ。
気にしてません。

あと2話くらいで終わりですかね……たぶん。
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