Fへの挑戦   作:黒太陽

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外伝 我が名はヴォルガノス

         

 

 

 

 

 

「よし……遂に挑む時が来たぞ相棒」

 

「遂にやるんだニャ旦那……!」

 

ギルド内を男と相棒が進む

 

「ああ……伝説に挑む時が来たぜ!」

 

フル装備をした男と相棒アイルーの2人は武者震いしながら受付へ向かう

 

 

 

 

「ヴォルガノスですね~わかりました~!晩御飯は魚にしますね~」

 

溶岩竜ヴォルガノス

 

エスピナスと同様にF領域独自モンスターだったが後に本家でも確認された溶岩を泳ぐイカれた魚竜種

 

「……ッ!!」

 

歓喜に震える体

 

(遂に会えるぜ……兄貴に!)

 

先輩Fクラスハンターからヴォルガノスの事は飽きる程聞かされた

 

「行ってくんぜ……!」

 

凄まじい伝説の数々を……

 

(……?なんでヴォルガノスにこんなに意気込んでるんだろ?それになんか様子もおかしい気が……目がなんか変)

 

受付嬢は首を傾げるも止めはしなかった

 

(なんか変なモノ食べた?あ、あの人達に聞いてみよ)

 

受付嬢は大男達へ話を聞きに行く……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パァープォー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曰く、上陸するだけでグラビモスが泣いて謝った、心臓発作を起こすテオ・テスカトルも存在したとか

 

曰く、飛び跳ねで地盤沈下させたことはあまりにも有名、先の大活性時の地震はヴォルガノスの仕業だとも

 

曰く、ヴォルガノスは本気を出した事がない

 

 

「やべぇ……興奮してきたぜ」

 

 

こんなものは伝説の一部に過ぎない

 

耳を疑うような事柄を数え切れない程成した偉業から畏敬の念を持ってハンター達は伝説のモンスターをこう呼ぶ

 

 

【兄貴】……と

 

 

そう先輩ハンターから聞かされた男は会うのを楽しみにしていたのだ

 

兄貴に会うのに決して失礼が無いように鍛えた装備を身に纏った一張羅で

 

 

「この先だ……行くぞ」

 

「了解ニャ……!」

 

いざ……相見えん!

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ!!」

 

男は見つけた

 

 

 

 

 

       /⌒ヽ     

   キョロ  /  ゚д゚ )  キョロ

      | U  /J 

    ~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

ヴォルガノスを……!!

 

 

 

「これが……!ヴォルの兄貴……!!」

 

男の目に凄まじい姿が映し出される

 

 

 

 

 

         /⌒ヽ         

         /  ゚д゚)  

 ドドドド   /    j、  ドドドドド……!!  

     _, ‐'´  \  / `ー、_  

    / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

    { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

    'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

     ヽ、   ー / ー  〉

      / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

 

 

恐ろしく鍛えられた筋肉質な身体

 

兄貴の漢気がそう見せるのか……

 

「くっ……!?」

 

「な、なんてパワーニャ!?」

 

男と相棒は圧倒されてしまう

 

 

 

 

 

 

       /⌒ヽ         

       /  ゚д゚) <どうした?

      /    j、ビビってないでかかってこい!  

    _,‐'´  \  / `ー、_  

  / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

  { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

  'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

   ヽ、   ー / ー  〉

    / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

 

 

 

 

(なんて威圧感だよ……ッ!!?)

 

兄貴の覇気が足を竦ませようとするが男は前へ出る

 

「胸借りるぜ……!ヴォルの兄貴!!」

 

「行くニャ旦那!!」

 

F領域……否、全モンスターの中で最強の漢へ挑む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、それたぶんヴォルガノス信仰だよ」

 

小男が鼻で笑いながら言った

 

「ヴォルガノス信仰?」

 

知らない言葉に受付嬢が首を傾げる

 

「ヴォルガノスを神格化した宗教さ、ハンター達の間だけで流行ってる変な宗教だよ」

 

「それはどんな宗教なんです?」

 

「ヴォルガノスにボコボコにされた奴等が自分の力不足を棚にあげてヴォルガノスが強過ぎるせいだと茶化したのが始まりだね、兄貴なんて呼んで全モンスター中最強の存在なんて言ってる……まっ酒の席のジョークの類いさ」

 

「はぁ……」

 

「やっぱり新米とか上がりたてとかは絶対居るから洗礼を受けるんだよね、それで定期的に流行るんだよ……「尻尾は鮮度が命!」とか色々あるけどこの手の話はヴォルガノスが一番有名だね」

 

「なるほど……」

 

男がヴォルガノスへ妙に反応していた理由はわかった

 

「どうしたの?またアイツが何かやった?あーアイツヴォルガノスまだ戦った事無いって言ってたからそういう事?」

 

「まぁそんなとこです」

 

納得した受付嬢は御礼を言って戻る

 

「あ、あの人と朝話してた人……」

 

キノコを食べているハンターを見つけ受付嬢は話を聞きに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         /⌒ヽ         

         /  ゚д゚) <さあ我がビターンで  

        /    j、     息絶えるがよい!

     _, ‐'´  \  / `ー、_  

    / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

    { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

    'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

     ヽ、   ー / ー  〉

      / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

 

 

 

「ぐあああっ!?」

 

飛び跳ねてからのボディプレスを受け悶絶

 

(つ、つえぇ……!?)

 

防具が無ければ即死だった威力に冷や汗が止まらない

 

 

 

 

 

 

 

       /⌒ヽ     

      /  ゚д゚ )<もう終わりか坊主?  

      | U  /J   出直して来い!

    ~~~~~~

 

 

 

 

 

 

「くっ……まだ、終わってねぇぞ……!」

 

男は立ち上がる

 

 

 

 

 

 

 

         /⌒ヽ         

         /  ゚д゚)<足を踏ん張り  

        /    j、   腰を入れんか!

     _, ‐'´  \  / `ー、_  

    / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

    { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

    'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

     ヽ、   ー / ー  〉

      / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ……わかってらぁ!」

 

兄貴の叱責に膝を笑わせながら武器を構える

 

「ウオラァァァァ!!」

 

伝説へ果敢に挑む……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~ヴォルガノス信仰ね、話したよ裸の英雄に」

 

キノコを食べながら先輩ハンターは頷いた

 

「あいつ信じやすくて面白かったよ、オトモのアイルーなんて信じて疑ってなかったなぁ」

 

「うちの旦那に変な事吹き込まないでくださいよ~」

 

「いやいや、変は変だけど悪い事じゃないよ?強いモンスターだから気をつけろ!って意味でもあるからね、面白可笑しく脚色した先人達の教えってヤツさ」

 

「も~……」

 

呆れながら受付嬢はふと気付いて聞いた

 

「そのキノコ何食べてるんです?」

 

「ん?渾沌茸だよ」

 

「へぇ渾沌茸……渾沌茸!!?」

 

受付嬢は驚愕した

 

「渾沌茸って確か幻覚作用がある猛毒キノコじゃ……」

 

「そうだよ」

 

先輩ハンターは笑った

 

「オレは「キノコ大好き」スキルが発動してるからね、毒キノコだって余裕なのさ」

 

「なーんだ、ビックリしたぁ」

 

毒を食っているのではと思った受付嬢はホッと胸を撫で下ろす

 

「……ん?」

 

同時に思った事があったから聞いた

 

「私の旦那もそれ食べました?」

 

「うん食べてたよ、コレ食べながらヴォルガノスの話してたら俺もくれって取られて食われた」

 

「え"っ!?」

 

受付嬢の顔が青冷める

 

「……?彼も「キノコ大好き」持ってるんだろう?」

 

「……持ってないです」

 

「え……」

 

唖然とする先輩ハンターを前に受付嬢はフラフラカウンターへ戻る

 

(大丈夫かなぁ……)

 

心配で天をあおいだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         /⌒ヽ         

         /  ゚д゚)<いいぞ!もっと……  

        /    j、 もっと熱くなれよぉ!!

     _, ‐'´  \  / `ー、_  

    / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

    { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

    'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

     ヽ、   ー / ー  〉

      / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

 

 

 

「ヌオラァァァ!!」

 

伝説へ挑む

 

「ぐはっ!?ッチクショウがぁ!!」

 

兄貴へ果敢に挑む

 

「当たってないニャ旦那!?」

 

攻撃の半分以上が空振っている 

 

「クッソォォォ!!」

 

 

 

 

 

       /⌒ヽ     

      /  ゚д゚ )<フハハハハハ!!  

      | U  /J   

    ~~~~~~

 

 

 

 

 

 

(ち、チクショウ……兄貴が大きく見えやがる!?)

 

攻撃は当たっている筈なのに兄貴は涼しい顔で可愛がるような反撃をくれる

 

(勝てないのか……!?)

 

頭に過る敗北の予感を頭を振って振り払う

 

(くっ……負けるかぁ!!)

 

その時、男の精神は晴れたように急に冴え渡った

 

「……うおおおっ!!」

 

怒涛の攻撃

 

まるで何かから解き放たれたような、毒気が抜けたように男の攻撃は異常な冴えを見せ兄貴を襲う

 

 

「旦那!旦那ッ!!」

 

無我夢中で戦っていた男はアイルーの声に我に返る

 

「あ……」

 

目の前には横たわっていた

 

「兄貴……」

 

もはや物言わぬヴォルガノスが……

 

「何とか勝てたニャ……」

 

「ああ……」

 

男は武器を仕舞いヴォルガノスを前に姿勢を正す

 

「兄貴……!」

 

剥ぎ取りなどしない

 

ヴォルの兄貴は手加減してくれていたから

 

(兄貴のお陰で……強くなれたぜ!)

 

自分をより高みへ押し上げる為に力の片鱗を見せてくれただけなのだと男は信じて疑わない

 

本気ならば勝てなかった、だから剥ぎ取らない

 

それは本気の兄貴に勝った時だと決めているから

 

 

「ありがとうございました!!」

 

 

誠意と尊敬を込め御辞儀した

 

それが兄貴への礼儀だから

 

 

 

 

 

 

 

 

         /⌒ヽ         

         /  ゚д゚)<強くなれよ……坊主

        /    j、     

     _, ‐'´  \  / `ー、_  

    / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   

    { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl

    'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

     ヽ、   ー / ー  〉

      / `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

 

 

 

 

兄貴が……笑っているような気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーよかったぁ無事でぇ!」

 

受付嬢は帰ってきた男を見て安堵した

 

「しかもクエスト達成まで……流石私の英雄様です!」

 

嬉しそうに報告書を書いている

 

「いや、勝ってねぇよ……勝たせて貰ったんだ、ヴォルの兄貴によ……」

 

男は渋い顔で呟いた

 

「……その兄貴とか伝説ってハンターの法螺話ですよ?」

 

「え?」

 

男は目が点になっている

 

「ホントにそんな伝説があるモンスターにギルドがホイホイ行かせるわけないじゃないですか、伝説が本当ならラヴィエンテより危険なモンスターになるじゃないですか」

 

「…………」

 

男は現実を受け止めれないでいる

 

「それより体調は大丈夫ですか?渾沌茸食べて幻覚見えてたんじゃ?」

 

「あー!だから旦那攻撃外しまくってたのかニャ」

 

「…………」

 

薄々変だと思っていたアイルーは納得して手を叩き男はヴォルガノスが凄く見えていた理由を少しずつ飲み込む

 

「……大丈夫だ問題無い」

 

それよりこの恥ずかしさをどうにかしたかった

 

ネコの巣があれば入りたいくらいに……

 

 

「あ、次はこれなんてどうです?ゴルガノスとアルガノス……ヴォルガノスの近縁種ですよ」

 

「……しばらく放っておいてくれ」

 

 

 

男は数日自宅から出て来なかったという……

 

 

 

 

クエストクリア!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回が本家ネタなら今回はフロンティア。
兄貴のネタはやっときたかった、AAちゃんと出来てるか不安……機種によっては見れないのかわかりません、自分のは見れました。

探せばあるもんですね使えるネタって、渾沌茸とか忘れてましたわw

あと書きたいネタが最低2つ程ありますがさてどっちから書こうかな……
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