Fへの挑戦   作:黒太陽

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「狩りに生きる」 特別号

 

 

 

「たとえばこんなシチュエーションがありうる」

 

 

 

と……ハンターという職業についてインタビューされた大長老は自信満々に語る

 

「装備を作る為の材料を求めて砂原をガルクに乗って疾走していると砂塵の向こうにふと目標としてはいない大型モンスターの姿がよぎる、既に他のモンスターと交戦でもしたのだろうか体にいくつか傷を負っている、そのモンスターの素材が今すぐ必要というわけではないが、報酬は非常に!!!大きい……一瞬の逡巡ののち踵を返して先ほどの傷だらけのモンスターを追う……ハンターに必要なものは、臨機応変な判断力じゃ!」

 

大長老の熱弁は終わった

 

「ホッホッホ!これでハンターが大量に増える事間違い無しじゃ!1000万人くらい増えるじゃろう!ホーッホッホ!」

 

上機嫌に「狩りに生きる」のインタビューは終わりを迎えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-農場-

 

「ついに頭がイカれたかジジイのヤツ……」

 

「耄碌してるニャ」

 

引退してもハンターの流行りの調査だけに購読だけはしていた男は相棒アイルーと気の毒そうにする顔を見合わせた

 

「んなシチュエーションあるわきゃねぇだろ、アホか」

 

「妄想が過ぎるニャ、ギャグでも全然面白くないニャ」

 

「出版社に家族人質にされて言わされてんじゃねぇのかコレ?」

 

「有り得るニャ」

 

悪態つく程馬鹿馬鹿しい内容だったのだ

 

 

「どうしたー?なんかあったか心の友よー?」

 

様子に気付いた大男がやって来た

 

「あー……お前これ読んでみろよ」

 

「「狩りに生きる」の最新号?ああ特別号か、どれどれ……」

 

大男は読むと顔を大いにしかめた

 

「何だこりゃ?変なキノコでもキメてんのかあのジジイはよ?」

 

「だよなぁ~混沌茸食ってんなこれはよぉ~」

 

「絶対食ってるニャ~」

 

同じ意見で男と相棒アイルーはウンウンと頷く

 

「ギルドの許可無く勝手に狩ったら怒られるっちゅーの、酷けりゃ密猟でギルドナイトに処されるっつーの」

 

「な~、それに報酬は非常に大きい?んなわきゃねぇだろ、3回剥ぎ取りとせいぜい部位破壊報酬くれぇじゃねぇか、どこが非常に大きいってんだぁ?」

 

「労力に見合わないニャ、こやし玉安定ニャ、ていうか無視ニャ」

 

ネタにして遊ぶ始末

 

「たとえばこんなシチュエーションがありうる……略して「たこシあ」ニャ~」

 

「ゲハハハハハ!いいなソレ!ゲハハハー!」

 

「たwこwシwあw!!笑かすなってお前よ~あー腹イテェ~!」

 

片腹大激痛

 

「ていうかこれ詐欺なんじゃないかニャ~?」

 

「だよな、コレ見てハンターになったヤツ現実見てすぐ辞めるんじゃねぇの?」

 

「キレられて頭カチ割られるんじゃねぇかあのジジイ」

 

大長老の未来まで予見し笑いの種にする

 

「見たいニャ~」

 

「俺様もだ、なぁしばらく経ったらちっと様子見に行かねぇか?」

 

「いいな!行こうぜ行こうぜ!ジジイの最期を見物しによ~」

 

2人と1匹は一週間後にドンドルマへ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-ドンドルマ-

 

「あーあーあー!こーりゃヒデェ!」

 

「うわっちゃー!予想通りだこりゃあよーゲハハー!」

 

「炎上祭りニャー!わっしょいニャー!」

 

ドンドルマのハンターギルドは人で溢れかえっていた

 

「こんなシチュエーションなんてねぇぞコラァ!!」

 

「非常に大きい報酬なんてどこにあんだボケー!逆に怒られたぞー!どうなってんだー!」

 

「モンスター少ないんじゃー!古龍出せー!」

 

「嘘つくなハゲジジィィ!くたばれー!」

 

不満が爆発したハンターの問い合わせが殺到していたのだ

 

狩りに生きるを見てハンターになった新米も昔からハンターをしていた古参も入り乱れてギルドは猛抗議されていた

 

「想像以上だなこいつぁよ~」

 

新しく入ったハンターは大量だったがすぐ辞めたハンターも大量に現れて手続きは膨大、更に抗議の問い合わせが各地のギルド全てで起きてギルドは阿鼻叫喚の地獄と化していた

 

「ジジイ見に行こうぜ」

 

「よし来た!」

 

「行くニャー!」

 

意気揚々と大老殿へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-ドンドルマ・大老殿-

 

「お、居た」

 

「ショゲてんなー」

 

「さもありなんニャ~」

 

項垂れる大長老を見つけた

 

「どうしてこうなった……」

 

大長老は頭を抱え涙目になっていた

 

「嘘言うからだろ」

 

「昔ハンターしてたトップがいきなりエアプみてぇな事言い出したらそりゃこうなるだろ」

 

「旦那のバカがうつっちゃったのかニャ?」

 

ストレートに言われて更に落ち込む大長老と男に振り回される相棒アイルー

 

「どうすればよいかのぅ……?」

 

「腹切ればいいんじゃね?」

 

「お!良いなソレ!採用!」

 

「切腹ニャー!ハラキリショーニャー!」

 

「マジメに聞いとるんじゃが……」

 

「まぁまぁマジメな案だったんだけどなぁ……うーん」

 

解決案を考える

 

「ギルドの規定を変えたらいいニャ!たこシあ出来るようにニャ!」

 

「なんじゃその「たこシあ」とは?」

 

「たとえばこんなシチュエーションがありうる、だよ、あんたの名言だ」

 

「もうヤメテ……ワシのライフはとっくにゼロじゃから……」

 

イジメられて不貞腐れる大長老に3人は満足した

 

「ん?規定変えるの無理じゃねぇか?たこシあ出来るようにしたらギルドの存在意義無くなんぞ?」

 

「あ、そうか……絶滅危惧種の保護なんかもあるから無闇に狩れるようにしたら生態系がメチャクチャになっちまうな」

 

「じゃ却下ニャ」

 

規定を変える案は棄却された

 

「ん~……もう素直にごめんなさいしたらどうだ?袋叩きにされんの覚悟でよ?」

 

「そうだそうしろよ面倒くせぇ」

 

「採用ニャ!ミンチにされるニャ!」

 

「それしかないかのぅ……わかった」

 

謝罪の方向で決まった

 

「ほんじゃなジジイ」

 

「生きてたらまた会おうぜ」

 

「地獄で会おうぜベイビーニャ!」

 

野次馬クソヤロウ共は帰っていった

 

「はぁぁぁぁ……」

 

大きな溜め息を吐いて大長老も出ていった

 

 

 

「すまぬみな……ぬわーーーーーーーーーーー!!?」

 

 

 

大長老が生き残れたかは運命のみぞ知る……

 

 

 

 

 

 

 

 




思い付いた悪ノリのネタ、悪ノリが過ぎるかもしれませんがまぁうん……色々ネタにされてるし大丈夫だろたぶん。
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