『最終戦~最終戦来ましたよ~!』
「「「しゃコラァーー!!」」」
凄まじい熱気、まさに熱狂
「勝てっと思うなよクソガキがぁ!捻り潰してヤルァ!!」
「勘違い乙!死ねバーカ!」
「だとゴラァ!!」
「やけんモテんのよクソオジ!」
「死んだぞテメー!!」
煽り合いも最高潮
「バーカ!バカバーカ!」
「アーホ!アホアーホ!」
『さてさてさーて!それでは最終対決ソロ狩猟戦始めます!』
「……」 「……」
一瞬で沈黙し両陣営傾聴、妙なところで行儀は良い
『基本的に4回戦とルールは同じです、ただソロなだけ!オトモもダメです!我こそはと思うハンターは名乗り出ろー!』
チーム狩猟と異なりソロ狩猟は連携が無いので純粋な技量とハンターの資質がモノを言う、つまり勝つには上手く強い者でなければならない
『気になる気になる狩猟対象のくじ引きの結果は~……ホイッ!決まりました!狩猟対象はモンスターハンター(4G)に決まりましたー!では紙を配った後に1名選抜お願いしまーす!』
クエストは高難易度のモンスターハンターに決まる
「えっとぉ……ティガ、ワンコ、ブラキ、ゴア、レギ乙だってよ」
モンスターの内訳はティガレックスとジンオウガとブラキディオスとゴア・マガラとセルレギオスの5体
「オレが出る!」
「オレだぁ!」
「私があのガキ共に引導渡してやるわ!」
「俺だってやりてぇぞー!」
熱くなっている古参陣営のハンターが名乗りを上げると男も言う
「オレだって出てぇよ!」
「引っ込んでろボケェ!」
「エラソーにしてんじゃねぇ!」
「娘ちゃんください!娘ちゃんペロペロ!」
「んだテメェらコラァ!命の
みんな出たくて揉めている
「だーっ!このままじゃ埒あかねぇ!……オイオメーら!出たい奴集まれ!時間ねぇから腕相撲で決めんぞ!」
いまだに暫定リーダーの男の提案で出たい40人が集まり急ぎで選抜戦が始まった
「くっ……まさか最終戦にもつれ込むとは」
若手陣営では若手リーダーが計算違いに舌を打つ
「あぁもう、はぁ切り替えましょう……さて誰が出るかですが……」
陣営を見回すも若手は主体性があまり無いのか若手リーダーに任せる空気を出している
「保険を掛けていて正解でした……出てくれますか?」
若手リーダーは1人のハンターを見た
「禁足地の英雄さん」
禁足地で白熾龍を倒した若い男を
「了解した」
若い男は頷き代表が決定した
「どおぅるぁ!」
「ウギャアアァァ!?」
男が決勝の相手の腕をへし折り優勝を決める
「ナンバーワーン!見たかオラァ!」
代表は裸の英雄こと男が勝ち取った
「さぁてネコメシは何食うかな~」
男が食事を選んでいると若い男が同じく食事をしに横に来た
「お?お前か~」
「?」
若い男を知っていた男の言葉に若い男は首を傾げる
「貴方とは初対面では?裸の英雄」
「おっと、そだったなへへへ」
2人は禁足地で会っているがその時男はファンゴフェイクを被った裸マントの変態ファンゴマスクだったので若い男は男だとは知らない
「まぁ頑張ろうや」
「精一杯やりますよ」
男が笑い若い男は仄かに笑う
「まっ勝つのはオレだがよ」
「いやいや勝つのは俺ですよ」
負けん気は同等
「勝てると思ってんのかよ坊主、負けたら恥ずかしいぞ~」
「やる前に負ける事考えるバカは居ませんよ」
勝ち気な笑みを浮かべ合う
「ハッハー!言うじゃねぇか生意気な!けどそれでこそハンターってもんだ!」
「ハハ……貴方に言われると間違ってなかったって思いますよ」
不敵な笑みのまま互いに食事は済まされた
『各選手食事を終えて入場して来ました!殺ル気満々だぞ~!』
2人の武器
・若い男(大剣)
・男(大剣)
奇しくも同じ
だが食べた食事は異なり男はネコ火事場を狙える食事、若い男は普段火事場が有る食事は有るが使わないのでいつもの慣れた無難な食事にしていた
ネコ火事場を発動しなければ差はほぼ無いと言える
『あ、あれ……?』
司会が気付いた
『あの~古参陣営さん?防具はどうしました?スタッフの不備でしょうか?』
男は防具を着けてなかったのだ
「要らねぇ!ルール違反じゃねぇだろ?」
『えっとどうなんだろ……大長老様?……あ、イカれた女にシバかれたくなかったらそのまま進めろ……?はぁ、わかりました……ヒエッ!?なんか殺気が……』
司会は身の危険を感じこれ以上触れない事にした
『お、オホン……最終戦ですしせっかくなので代表者紹介といきましょう!若手陣営の代表ハンターは御存知!数々の偉業の末にあの白熾龍を討ち取りし新進気鋭!最新狩人!禁足地の英雄だーーー!!』
「頼んだぞー!老害共に引導渡せー!」
「誰だお前ー!知らねぇぞー!白熾龍ってなんじゃー!」
若手と古参の野次が行き交う
『そして古参陣営からは伝説の1人!メゼポルタの猛り暴れる狂人!全てを超えた先に行った男!古き大英雄の一角!裸の英雄ーーー!!』
「うおー!頼むぞ裸のー!クソガキ共をわからせてやれー!」
「裸とか舐めてんのかセクハラ変態ジジイー!去勢しろー!」
男への偏見野次はやはり酷かった
「んだゴラァ!ツラ覚えたぞボケコラァ!文句あんなら降りてこいやぁ!シバキ回してやっからよぉ!!」
男は怯まず激おこぷんぷん丸、乱闘も辞さない構え
「やってやるよジジイが!行くぞオラァン!」
「調子乗んなバカガキが!オレが先に泣かすぞ!」
両陣営戦争が起きそうな程ヒートアップしている
『落ち着いてー!落ち着いてくださーい!解散しますよー!』
何とか鎮静され大乱闘は回避されたが依然一触即発
『それでは運命の最終戦……狩猟開始ィッ!!』
最後の対決の幕が上がる
「よし、まずは……」
若い男は支給品ボックスへ向かいアイテムを確認する
(ソロ用になっただけで内容はチーム戦と同じのようだな、いや抗竜石が有るな……狂竜化対策か)
アイテムを取りながら戦略を考える
「うおっしゃー!行くぜぇぇぇ!!」
男はそのまま突撃して行った
『最初のモンスターは狂竜化ティガレックスー!裸の英雄が速攻で入場して来たぞー!』
男は一目散にティガレックスへ向かい
「ガアァァァッ!!」
「ウオラァ!!」
爪と大剣を打ち合った
「ラァ!」
ティガレックスの爪をそのまま力で床に捩じ伏せた勢いで体を前方に浮かせる
「ドゥラァ!!」
渾身の前方回転切り、それは男が意図したわけではないが真溜め切り
「どんどん行くぞオラァ!」
男は怒涛の攻撃を開始する
「オラオラオラァ!」
ティガレックスの動きを読んで絶え間無く頭を切り続ける
「アイテッ!?」
時たま振り向く時の爪に引っ掻かれる
「ッテーなテメェよぉ!」
それでもボコり続ける
「よし、やるぞ」
遅れて入場した若い男も攻撃を開始した
「ハアッ!!」
大剣を巧みに頭へ当て反撃を華麗に避ける
「……ムンッ!」
ティガレックスの突進に切り上げを合わせ相殺どころか仰け反らし追撃の十字切りをかます
荒々しい男に比べスマートな戦い方の若い男、冷静に確実にティガレックスを削って行く
「っと!死んだか……もう終いか」
男がティガレックスを狩猟し次が出るまで一息つく、回復はしない
「うわー……お父さんの狩るところ初めて見たけどスゴイねお母さん、頭1つ抜けてるっていうか……防具無いのに……」
娘が感心して見ている横で受付嬢は大層気を良くしていた
「そうでしょうそうでしょう!あの人はとーってもスゴイんですよ!スゴ過ぎてドン引きするぐらいです!」
男の凄さを知って貰えるのが誇らしいのだ、大好きな夫だから
「昔を思い出すニャ!昔の旦那はあんな感じだったニャ~」
いつも見ていた相棒アイルーは金と素材が無くて貧弱な武器でひたすら殴り続けていたFの最初期の頃を懐かしむ
「あ、相手のハンターさんも倒したよ!あの人も無駄が無い感じで上手いんじゃない?」
「おーやるニャね~!」
若い男を知る相棒アイルーは感心する
「まぁでもニャ~」
「ね~」
だが焦った様子は無い、受付嬢も同様
「旦那はニャ~」
「そうなんですよね~」
「?」
信頼厚く頷く意味は娘にはわからなかった
「おっ!」
次はジンオウガとブラキディオスの同時狩猟
「来たなコノヤロウ!」
男は駆ける
「ドラァ!!」
ジンオウガに切りかかり返す刃でブラキディオスを薙ぎ払う
「ヴゥ!?」
「ガアッ!?」
2体を怯ませる剛撃
「うおっとぉ!」
紙一重で避ける判断力と身体操作
「ウラァ!」
殴るとまた怯ませる
「切るべし!んでまた切るべし!さらに切るべしィ!」
男はネコ火事場が発動している
ティガレックスとの戦いの中で調整を済ませていたのだ
故にその一撃は非常に痛く重い
「懐かしいなぁオイィ!」
古き良き感覚に身を委ね男は狩猟本能のままに戦う
「……ッ!?」
歓声が若い男の心を揺さぶる
「チィ……」
目の前の2体の狩りに集中して確認していないのに聞こえる歓声は自分へのモノではなく男へのモノだとわかるから
(上手く立ち回れてるハズなんだがな……)
胸中に込み上げるのは焦り、苛立ち、そして悔しさ
「クソっ……負けるかよッ!!」
若い男は大剣を振るう
「うーし次はゴアだったな」
2体を倒した男はおもむろに闘技場内を歩きある地点で空を見上げる
「……よし今か」
大剣を構え力を溜める
「せぇー……のッ!!」
振り下ろしと同時にゴア・マガラが飛来し大剣の切っ先は頭を捉えていた
「ギャウアアアッ!!?」
着地前を狩られ無理矢理墜落させられたゴア・マガラは混乱しのたうち回る
「よっ」
そこへ柄で殴りハンマーで殴ったかのような音を響かせ頭を強く揺らす
「……ドウルァ!!」
最大の強溜め切りを叩き込む
「大人しくぅ……」
抜刀構えから繰り出したキックはゴア・マガラの頭を揺さぶるほど強烈
「寝てろ!」
「ウギャウ!?」
最速派生から出された再びの柄殴りでゴア・マガラはスタンした
「よーしよしよーし!ウラァ死ねオラァ!」
男は好機に狂喜乱舞しタコ殴りを始める
「うーわ、キッショ……」
我らの団の英雄がドン引きしている
「絶好調だな彼は、昔と変わっていない」
「口の悪さも相変わらずだったな」
ドンドルマの英雄は男を見ながら笑っている
「でもやっぱり歳で衰えてるよな~現役の頃はもっとこう、なんだ、アレだ……」
「「イカれてた」」
「そう!まぁ衰えはオレ等も一緒だけどよ」
思わず苦笑する2人の英雄
「ああ……覚えてるか?アイツに召集されてエルガドの王貴族にカチコミに行った時の事を?」
「忘れるかって!オレだってあの親方の事はジェマの次に気に入ってたんだ!あん時はオレもカチキレてた!」
その昔に男の専属鍛冶職人である親方が王貴族に睨まれて潰されそうになった事件があった
それにキレた男が英雄達を召集してカチコミに行くという表には出せない前代未聞の大事件
「あれは凄かったよなぁ、アイツ潰そうとした王貴族全員謝らせて取り消させたんだよなぁ、王国騎士の半分ぶちのめして……ガレアスも泣かせたんだっけ?」
「それはどうだったか……忘れたな」
事の顛末は色々あって事件の他言禁止と男の王国永久出禁で済んでいる
「まぁ一番イカれたハンターなのは間違いない」
「ああ確かに……古今東西、全てを超えた先に行ったクソイカれたハンターはアイツだけだ」
「しゃあラストォ!」
ゴア・マガラを蹂躙し最後の相手極限化セルレギオスとの戦闘を開始する男
「おお!かてぇかてぇ!」
極限化の特徴である弱い部位以外の異様に硬い部位、通称強制弾かれ部位は心眼スキルを持ってしても弾かれる意味不明な部位、通常は抗竜石を使って対抗する
だが男は裸特攻なので持っていない
「フンヌラバァ!!」
しかしそんなものは関係無くパワーでゴリ押す
「フンガァ!」
ハンター生活の殆どをFモンスターと戦い最前線の英雄だった男にとって本家の極限化は大した相手ではない
Fモンスターと戦うにはハンター自体の強さがモノを言うのだ
「お?」
脚を切ると脚回りが貧弱なセルレギオスが転倒した
「っしゃあ決めてやらぁ!龍歴院の先輩直伝のぉ……!」
儀式を開始し力を極限まで溜める
「これが
狩技と呼ばれる大剣の大技
「ウギャウ!?」
セルレギオスを切り飛ばす
「まだ生きてるかテメェコノヤロウ!上等だぁ!」
男は大剣を振りかざし駆ける
ベシッ
「「「あ」」」
その瞬間、観客の時間が止まった
「ぐへぇ」
男が被弾し一乙したのだ
「「「ウオオオオーッ!!」」」
若手陣営は大いに湧いた
「フゥ……フッ……」
乱れた息を整えながら抗竜石の効果を大剣に付与する若い男、極限セルレギオスに挑もうとしていた
「「「ウオオオオーッ!!」」」
「ッ!!?」
大歓声が聞こえ若い男は焦燥に拳を握る
(クソッ……クソオッ!チクショウ!)
大剣を握る手に力が入りセルレギオスへ駆ける
「あーあ、やりやがったあのバカ」
小男と共にかつてのパーティーメンバーと受付嬢等と観戦していた親友の大男は鼻で笑った
「え!?お父さんやられちゃったよ!?大丈夫なの!?」
「ああもうバカァ……」
困惑する娘と恥ずかしくて顔を手で覆っている受付嬢
「大丈夫ニャ~あんなの日常茶飯事ニャ」
「だよね、ミスくらいするさアイツも人間なんだしね、弘法も筆の誤りってヤツさ……まっ昔ならあの程度のクエストでミスなんてしなかったろうけど」
「そういうこった、むしろ引退しててあれだけやれんのがオカシイんだ」
「ボクもそれ思ったよ、体が覚えてるって言っても限度があるよ練習もしてないのに」
「やっぱりあの人は昔から……ねぇ?」
女の問いに一緒に狩りをしていた3人と相棒アイルーは頷いた
「「「バケモンだ「ニャ~」」」」
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『ハイッ!!狩猟ソロ戦終了しましたー!!』
沈黙の闘技場
「ハァ……ハァ……」
荒れた息を整えながら若い男は顔を上げる
『勝者はぁ…………』
「……」
若い男は目を閉じた
『裸の英雄ですッ!!よって大狩猟大会は古参陣営の勝利ーーー!!』
「「「ヨッシャーーー!!!」」」
耳をつんざく大歓声
(……ああクソやっぱとんでもなく強い、クソ……勝ちたかったなぁ)
胸中に渦巻く悔しさ
(アンタに憧れて、オレはハンターになったんだから……)
そして憧憬の相手が期待通りだったという誇らしさを胸に若い男は闘技場を去る
『それでは閉会式でーす!大長老様お願いします!』
大長老が壇上に立って話そうとすると様子がおかしい事に気付いた
「二度と生意気な口きくんじゃねぇぞザコガキ共!!」
「ラッキーパンチのまぐれ勝ちで吠えてんじゃねぇゴミクズ共がよぉ!!」
最終戦が終わった後からずっと両陣営は口喧嘩していた
「泣かされねーとわかんねぇのかバカガキはよ?」
「やってみろやハゲ!掛けた年金もえないゴミにしてやんよ!」
「…………はぁ」
大長老は呆れて壇上を降りた
「もう我慢ならねぇ!このバカ共泣かす!」
「バカにバカって言うヤツがバカだバーカ!やっちまえ!」
乱闘が始まった
「ワシ帰る、もう好きにせい」
大長老は帰って行った
「これで満足か?」
喧騒を背景に男が問うと受付嬢は満面の笑みで頷き抱きついた
「ハイ♡やっぱりあなたは最強で最高の私の英雄様です!」
「おいやめろって、娘見てんだろ」
「ふふ~ん!娘ちゃんもお父さんくらい素敵な人見つかるといいですねー!ムリだと思うけどね~」
「はぁ?ウッザ!てかお母さんチョーキモイ!マジキモイ!お父さんも強過ぎてなんかキモイ!」
「強くてキモイって何だよ、つか何でオレまでとばっちり貰うんだよ……」
男はしょんぼりした後、チラッと後ろを見て受付嬢に聞いた
「なぁオレも混ざって来ていいか?」
「いいですよ!むしろ舐めたクソガキ共全員シバキ回してやってください!」
「ちょちょ何言ってんのダメダメ!お父さん行ったら死人出ちゃうって!」
娘が必死に止めていると司会が声をあげた
『緊急事態です!この日の為に捕獲していたモンスター100頭が檻を破って全て逃走してしまいましたー!このままじゃドンドルマが壊滅しちゃいますー助けてー!!』
その瞬間、全てのハンターは一斉に動いた
「行くぞ!誰でもいい!ついてこい!」
「じゃあたしオジさんにキャリーして貰う~パパ活だ~」
「モンスターの内訳をよこせ!討伐班を決める!非常事態なんだから若手だ古参だ言わないでくれよおっさん!」
「わかってる!頼りにしてんださっさと決めろ若僧!」
ハンターという職のもと意思は一丸となっていた
「おい、ヤベェのいるか?」
男も当然大男等と参戦し若手リーダーの元へ行く
「それが……見た事が無い名前があるんです、新種ですかね?わからないから対応に困ってまして」
「何てのだ?……あぁん?」
名前を見た男は大男達と顔を見合わせた
「グァンゾルムだぁ……?」
「何でFモンスターがいんだよ?しかも古龍だぞ……」
「多分なんだけどくじ引いてたからハズレ枠だったんじゃないかな?運営バカそうだったしエンタメ重視してFが情報伏せられてるとか抜けてたんじゃない?」
「あーそれっぽい」
真相はわからないが納得した男と大男達4人は笑い合う
「よし、コイツはオレ等に任せとけ!行くぞオメー等!」
「行くぞって装備ねーんだぞ?取りに行く暇なんかねぇしよ」
「あ?んなもん決まってんだろ、裸で行くんだよ!」
「テメーは行けても俺様達は死ぬっつーの!」
「んだ情けねぇ……じゃいいよオレ1人で行くからよ、じゃあな弱虫、帰って母ちゃんのミルクでも吸ってな」
「あ"あ"ッ!?誰が弱虫だ雑魚野郎が!上等だっちゅーの!行くぞお前等!」
男の後を追う大男
「えーマジィ?ブランクあるのに裸でFなんて正気?」
「土に還るかもしれないねー」
「ホントにね……行きましょう」
小男もメガネも女も後を追う
この後も若手と古参の対立は続き小競り合いが絶えなかったためギルドは処罰を持って対応するようになり代わりに狩猟大会が定期的に開催されるようになった
この日だけは争える息抜きの日としてハンターという職が無くなるまで続いたという
「……あっ」
避難していた受付嬢がふと思い出し振り返る
(Fモンスターくじに入れろって言っちゃったけどまさか本当に入れたりして……ないよね?)
狩人が奏でる野蛮の旋律は無事に鳴り終え
これからも鳴り続ける
終わりです。
両陣営和解なんてしません、若手が古参になって若手を叩き新しい若手が入って古参を叩く、これを無限ループするだけです、現実と一緒ですね。
狂詩曲は色んなキャラ暴れさせて男を適当に暴れさせたかっただけの話なので深い意味は無いです、面白かったと思ってくれれば幸いです。
続きは……今のところネタが何も無いんで予定は無いです、これが最後の可能性もあります。