Fへの挑戦   作:黒太陽

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イベントクエスト ハンターハンター 上

 

 

 

 

「クレイジーテキーラうんめぇ~」

 

「ブレスワインおいちぃ」

 

「パニーズ酒だって時代は!」

 

「ニャトーロマーネうんまいニャ~」

 

今日は相棒アイルーを加えて家族でまったり飲んでいた

 

 

「ねぇお父さ~ん」

 

娘が酒の肴のつもりで男に問う

 

「今までのクエスト?で面白い?っていうかスゴイ?……とにかく気になってるっていうか印象に残ってる話聞かせてよ」

 

「印象に残ってるねぇ……」

 

男は現役時代を掘り起こしネタを探して唸る

 

「スゴイのはいっぱいあったからニャ~、モンスターと依頼人両方ニャ~」

 

「あ~……4月1日に突然現れた強過ぎるモスとか居ましたね~、依頼人なら第三王女様ですか、超わがままで有名な……」

 

「あ~居たニャね~、第三王女は旦那を王族専属ハンターにしようとして一悶着あったニャね~懐かしいニャ~」

 

「王貴族カチコミ事件の後だったからギルドが必死で王女様説得して諦めさせたんでしたよね~、怒ったら王族だろうがハントしに行くイカれた英雄だったから~アハハ~」

 

「よく言うニャ、あの時はむしろ旦那取られそうな嫁の方がキレてヤバかったニャ」

 

「でしたっけ~?覚えてなーい!」

 

「それ見て愛されてるって実感した旦那は嬉しそうに笑って大人しかったから大事にならなかったのニャよ?」

 

「当たり前ですよ~!私はこの人大好きですから~!」

 

酔っているのもあって受付嬢は本音を大きな声で言って男を気恥ずかしそうに笑わせる

 

「もぉ~のろけウザイって!黙っててよ!」

 

「イヤで~す!娘ちゃんも小さい頃はお父さん大好き~って言ってたよね~?」

 

「ちょ!?あーウルサイ!お母さんもう黙って!」

 

「はいは~い」

 

からかわれて娘は顔を真っ赤にしてお酒を飲んだ後に男へ問う

 

「……それでお父さん何かあった?」

 

「あ~あったぞ」

 

いい話を思い出した男は頷いた

 

「どんな話?」

 

「ありゃあオレがまだ現役でお前がまだ赤ん坊の頃の話だ……」

 

遠い日の記憶を語り始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-16年前・メゼポルタギルド-

 

「今日は何か良いクエストあるか?」

 

娘を託児所へ預けた男はカウンターで受付嬢へ問うた

 

「あ、ギルドマスターが呼んでますよ」

 

「ギルマスが?オレなんもやってねぇぞ?たぶん……」

 

「心当たりが?」

 

「喧嘩売ってきたルーキー10人治療院送りにした件かも、それとも天鱗出るまで乱獲しまくった件……?いやそれとも……」

 

「ありまくりじゃないですか」

 

受付嬢は呆れた顔をするが自分もやらかしまくっているから何も言えない

 

「何かあったっぽいですよ」

 

「新しい極みでも出たかぁ?まぁ行きゃあわかるか、了解だ行ってくる」

 

「はーい行ってらっしゃーい」

 

男はギルドマスターの部屋に向かった

 

 

 

 

「入るぜ~……お?ジジイも居んじゃねぇか」

 

部屋に入ると大長老も居た

 

「あんたが居るって事は……オレ相当マズイ事やっちまったか?」

 

ギルドのトップが居る事に不安な顔になるも大長老は首を振った

 

「今回はオヌシの問題行動についてではない、少々……いやかなりマズイ事になりそうな事案が起きての」

 

「それを解決してくれって話か?」

 

「左様……受けてくれぬか?頼む」

 

「……あんたがそこまで言うなら相当の案件って事か」

 

冗談ではない真剣さを感じた

 

「わかった、受けてやるから内容教えろよ」

 

だから受けた、本気で困っていたから

 

「ありがとう……では説明を頼む」

 

大長老は頭を下げて感謝を伝えるとギルドマスターに促した

 

 

「つい最近の事だ、F領域のジャングルでモンスターの不自然な死体が数体発見された」

 

「ジャングル?あー樹海か……不自然って?」

 

「木に吊るされ皮を剥がれた死体だったのだ、中には焼け焦げたような妙な風穴が空いていた大型モンスターの死体も確認している、共通して頭蓋骨を引き抜かれていた」

 

「なんだそりゃ?よくわかんねぇ死体だな」

 

「ギルドもそう思い原因を解明する為に先日調査隊を送ったのだ、Fクラスハンターを3名と闇ギルドの仕業の可能性も加味してギルドナイトも随伴させてな、だが……」

 

「だが?」

 

「……調査隊は壊滅した、重傷のギルドナイトが命からがら帰って来ただけだった」

 

「Fクラスハンターが3人いて壊滅かよ……」

 

「生き残り帰還したギルドナイトに話を聞くと調査中に見えない敵に襲われたらしい、Fクラスハンターはその見えない敵と激しい戦闘の末に倒されたとの事だ」

 

「見えない……オオナズチか?」

 

「可能性はある、だがオオナズチだとすれば死体の損壊に説明がつかない、食われた痕跡も無いのだから……そういう特異個体だったというのならそれまでだがな」

 

「なるほどな……」

 

内容を理解した男

 

「つまりはその見えない敵ってを狩りゃあいいんだな?」

 

「そうだ、可能なら捕獲を願うが拘らなくていい、狩猟が優先で構わない」

 

「わかった」

 

依頼内容は謎の敵の調査と排除

 

「充分に気をつけてくれ、中堅だったとはいえFクラスハンターを3名倒した相手だ……もしも裸の英雄が敗れるようなら禁忌レベルとして国単位で対処する事態も有り得る」

 

「責任重大ってわけだ……気合い入れてやらなきゃな」

 

事の重大さを理解した男は準備を始める

 

 

 

「装備よし、回復アイテムサポートもよし、後は……」

 

男が考えたのは仲間を連れて行くか否か

 

(見えないヤバそうな相手だからな……下手すりゃ気付かずあの世行きかもしれねぇ事考えたら危ねぇしソロが良いか)

 

仲間は連れていかない事にした

 

(あ、アイツなら大丈夫なんじゃねぇか?モンスターだし)

 

思いついたのはクシャルダオラ

 

(野生の勘?っての?と古龍の特殊能力的なヤツで役に立ちそうだ、強さも文句ねぇし)

 

良い案だとクシャルダオラの寝床へ向かう

 

「あ、あー……ん~」

 

もう寝床は目前の所で男の足が止まった

 

(……仲間やダチはダメなのにアイツはいいってのはなぁ)

 

扱いの差が気になった

 

「やっぱ1人で行くか」

 

踵を返して樹海へ出発した

 

(さぁて鬼が出るか蛇が出るか……どれが出てもぶっ殺してやらぁ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

いま……<死のハント>が始まる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-F領域・樹海-

 

「zzz……」

 

エスピナス辿異種が寝ていた

 

 

ガンッ!

 

 

誰も居ないのにエスピナスの頭が強い衝撃を受けて揺れた

 

「zzz……」

 

鬱陶しい虫を振り払うように頭を振るも何にも当たらない

 

 

ズガンッ!

 

 

また誰も居ないのにエスピナスの頭が激しく揺れた

 

 

「ヴォオオアアアアアッ!!」

 

 

エスピナスがキレ起きる

 

「……?」

 

だが周囲に誰も居ない事に困惑した次の瞬間

 

 

ドンッ!!

 

 

エスピナスが打ち飛ばされた

 

「ヴォ……アアッ!?」

 

その胴体には小さいが深い窪みが出来ていた、窪みの周りは焼け焦げている

 

まるで電質の弾を高速度で当てられたかのような痕

 

「!?」

 

エスピナスは気付く、窪んだ傷痕に赤い印が照射されている事に

 

「……!!?」

 

赤い印の照射元を目で辿る、照射元は景色を投影しながらも僅かに歪んでいた

 

「ヴォアッ……」

 

その歪みへ攻撃を仕掛けようとした瞬間、歪みから青白い光弾が連続で撃たれた

 

 

ドドウッ!! 

 

 

「……ア……ァ……」

 

エスピナスは倒れた

 

最初に撃たれた箇所に寸分違わず撃ち込まれ風穴を空けられ絶命したのだ

 

 

「……」

 

歪みが死んだエスピナスに近付くと刃音が鳴りエスピナスの首は両断された

 

「…………」

 

巨大な頭蓋骨が切り出され浮かび上がる

 

「…………」

 

歪みと共に暗い樹海(ジャングル)の闇の中へ消えて行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ~~~《狩猟解禁 獲物は……》~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




新作出るからふと思い立ったイベントクエストです。

誰かは知ってる人ならピンと来ると思います、ヒントはハンター、タイトルはハンターハンターと題してますがHUNTER×HUNTERではないです。

世界観……なんて思った方、過去のモンハンはメトロイドだのゼルダだの進撃の巨人だの彼岸島だのコラボしてるので今更ですww
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