Fへの挑戦   作:黒太陽

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三下っぽいハンター「近くの英雄探してんのじいちゃん?英雄なら農場に居るッスよ~」





どくどくパニック・毒怪鳥!! 下

 

 

「なぁ帰ろうかぁ?金は返すからよぉ?」

 

「む……いや、待ってくれ」

 

男が問うと村長らしきおじさんが男を凝視し始めた

 

「あんた……強い?」

 

「ん?ああ……まぁそこそこ自信ある」

 

「装備無いのにか?」

 

「無いだけだ、無くてもそこらのハンターにゃ負ける気しねぇなぁ」

 

「ホントか?」

 

「ホント」

 

「…………」

 

村長は男を真っ直ぐ見つめ男も真っ直ぐ見つめ返す

 

「……異名持ちか?」

 

「カッコよかねぇがあるよ、裸ってんだ」

 

「……!!わかった、あんた等に任せるよ」

 

「どうもお眼鏡に叶ったようでなにより……散歩で終わらずよかったぜ」

 

キャンセルされないようで一安心

 

「んじゃあ行くとすっか、なぁ?」

 

女に問う

 

「わかった、でも地理に疎いから道案内が欲しいわね」

 

「確かにな……なぁじいさんよぉ?来る時に話してた木こりって居るか?大丈夫ならある程度まででいいから案内して欲しいんだがよ?頼めるか?」

 

「御安い御用じゃ、おーい」

 

木こりが呼ばれ準備が整った

 

「出発~」

 

 

 

 

 

 

 

 

パァープォー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの丘の先から異常区画になる、すまんがこれ以上は知らん」

 

「あいよ、道案内助かったぜ、あとは任せて帰ってな」

 

木こりを帰して2人は丘を登った

 

「うーわ……なんだこりゃ」

 

「ヒドイわね……」

 

丘から見る森は異様なのが一目でわかった

 

「木々が腐り折れてるわね」

 

「ふつーにへし折られてんのもあるな、見ろよ瘴気みてぇなの漂ってるぞ……毒のせいだろな」

 

時間が経ったのもあるのだろうが聞いていた話より酷くなっていた

 

「腐臭もしやがる、この様子じゃ原因以外モンスターも動物も生きちゃいねぇだろうな……ハンターもな」

 

「そうね……」

 

先に調査に行ったハンターの生存は絶望的だと考える程の惨状

 

「よし行くか、つーかよ?懐かしい臭いしねぇ?」

 

「それ私も思ったわ、昔に嗅いだ事のある臭いね……何だったかしら」

 

毒の森へ入る

 

「うへぇ毒だらけ……クルプティオスの毒沼みてぇになってんな」

 

「ホントね……あ!待って!あそこ!」

 

何かを見つけた女がまだ生きている大木を指差す

 

「ハンターじゃねぇか!先に依頼されてた奴か!」

 

大木を背にもたれ倒れているハンターを発見した

 

「生きてたか!……生きてんのか?つーか装備は無いし服も溶けてエッチだな」

 

ハンターは装備無しのインナーもところどころ溶けて扇情的だった

 

「もう!あっち向いてて!」

 

「イテッ!?」

 

男をシバいた女が安否確認

 

「生きてっか?」

 

「何とかね、でもここに居たら死ぬわ」

 

「なら一旦村に帰るか、オレが担いでやるよ」

 

「いいけど……変なところ触ったら奥さんに言うからね」

 

「ならお前が担げや!」

 

「冗談よ、お願いね」

 

「へいへいっアラホラサッサ~」

 

ハンターを担いで村に引き返した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……んぅ」

 

「おっ!目ぇ覚ましたか、流石!」

 

村でハンターに解毒薬と回復薬を飲ませると快方に向かいすぐに目を覚ました

 

「良かったな~生きてて」

 

「……そうだあたし負けて……貴方達は?」

 

「同じハンターよ、引退してるけどね」

 

「そう……助けてくれたのよね?ありがとう」

 

「いいって事よ」

 

女性ハンターが生還を噛み締め息を吐く

 

「病み上がりに悪いんだが教えてくれ、何にやられたんだ?毒森の原因か?」

 

「そうよ……原因はゲリョス、手も足も出なかった……」

 

「ほうゲリョス!」

 

男の表情が少し引き締まり面白そうに少し笑む

 

「あんた見たとこやり手っぽいが階級は?」

 

「MR10よ、階級で言えば……G1、かな?」

 

「ほーう最高クラスを圧倒するゲリョスねぇほほ~」

 

女性ハンターの実力の指針は本家で言えば上の下、それでも最高クラスに属するので十二分にベテランと言えるレベル

 

それを圧倒したとなると一般的には弱い部類のゲリョスだとしてもバカには出来ない

 

「どんなゲリョスだったの?」

 

「とにかく毒ね、吐く毒の量と毒性が尋常じゃなかったわ、体積越えてるだろうって量に防具溶かす毒性、毒無効でも無理なんじゃないかって思わせるヤバさだったわ」

 

「毒に特化した特異個体って感じかしらね、防具溶かすなんてよほどよ」

 

(辿異種っぽいな何か)

 

女性ハンターはFの事を知らないので口には出さない

 

「後はそう……狂ってた」

 

「狂竜化してるって事?」

 

「いえ狂竜化とは違う感じだったのよ、ずっと走り続けて無軌道に暴れ回ってて……血管浮かび上がらせて目も血走ったガンギマリだったし……」

 

聞いた女は男に向く

 

「貴方の話してるのかと思った」

 

「オイコラ」

 

情報は得られた

 

相手は毒に超特化した狂ったゲリョス

 

「充分だ、よし行こうや」

 

「そうね」

 

改めて討伐に向かおうとする2人を女性ハンターが止める

 

「あ……あたしも行く!」

 

「ん~……そりゃいいけどお前クエスト失敗してるからオレ等のクエストに参加って事になんぞ?ってことはお前が貰った金返してオレ等の報償金三等分て事だ、いいのか?」

 

別々に依頼を受けているから二重取りになってしまう、男達とパーティーを組むなら報償金を返さないとならない

 

「ちなみにオレ等の報償金はお前の半分くらいな」

 

男達のパーティーに入れば報償は元の1/6程しかない

 

「構わない!」

 

女性ハンターは即答した、彼女がハンターをするのは金の為ではない証拠

 

「いいハンターだな、気に入ったぜ」

 

「歓迎するわ、よろしく」

 

誇りを持ったハンターだとわかり快く迎え入れた

 

「じゃ準備してこい、持ってんなら間合い取れるガンナーにしとけよ……あ!そうだお前さぁ」

 

男が相手がゲリョスなのを思い出して女性ハンターに問う

 

「大タル爆弾持ってる?3人分」

 

「え?大タル爆弾……?持ってるけど……」

 

「あぁなるほどね……わかった」

 

謎の問いに困惑する女性ハンターと察した女は準備を整え出発した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの人装備無くても大丈夫なの?」

 

道中、女性ハンターが女に問う

 

「私が言えるのは大丈夫だけ、だからもう聞かないでね」

 

女は答える

 

(この人と一緒に知らないハンターと組んだらいつもこう、やになっちゃうわ)

 

現役時代から幾度となく聞かれた事なので説明が億劫なのだ、見た方が早いと女は切り捨てる

 

「んー?何か騒がしいなオイ」

 

さっき来た丘の手前で男が異常に気付く

 

「近くまで来てんじゃねぇか?噂のゲリョス君がよ?」

 

「ゲリョスさんかもしれないわよ?」

 

「どっちでもいいわ」

 

(この人達リラックスし過ぎ……)

 

丘を登り森を見下ろす

 

「居る居る!暴れてやがらぁ」

 

衝突音が鳴り木々を揺らしへし折れる音が存在をアピールしていた

 

「あそこの開けた場所に誘導しましょう」

 

「よしきた!」

 

決戦場所に定めた箇所へ移動

 

「誘導弾撃ちに行ってこようか?」

 

「ほえ~最近はんなモンがあんだな……でもいいよ、コレ使うから」

 

男は懐から調合した解毒笛を取り出して吹いた

 

謎の音が響き木霊し決戦場所の毒素を浄化する

 

「何ソレ、知らない」

 

「最近のハンターは知らないのね、まぁ使えない部類の道具だし仕方ないかしら……演奏しておくわね」

 

女が演奏を開始したと同時に咆哮が轟く

 

 

「ギュアアアアアアーーー!!」

 

 

毒怪鳥の咆哮、解毒笛の音に反応したのだ

 

「来んぞ~」

 

女がバフを掛け終わり3人が身構えたと同時に森から毒怪鳥は姿を現した

 

「ギュアアア!アアアァァァーーー!!」

 

「なんだアリャ?何がどうなりゃこうなんだ?」

 

突進を避けた男が驚きの顔でゲリョスを見る

 

「正気は失ってそうね……」

 

女性ハンターの情報通り全身からはち切れんばかりに浮き出た血管、血走ったガンギマリの目、涎を垂らし走り回る醜悪な姿に少なからず引いた

 

「毒に気をつけて!」

 

ガンナー装備を持っていなかった女性ハンターがランスのガード体勢で喚起する、ガード性能+2にガード強化も付けた鉄壁状態、防具も溶かす毒対策

 

「ウラッ!」

 

突進に合わせ男が大剣切り上げ相殺を決め転がす

 

「ギュボアッ!?」

 

転がったゲリョスが転がりながら毒を吐き散らかした

 

「っと!あぶねぇあぶねぇ」

 

追撃十字切りを踏みとどまり回避し傍らに落ちた毒を見る

 

「……はぁ?コレお前……ウソだろ!?」

 

「ウソ……そんな事があるの……?」

 

男と女が気付いて目を合わせる

 

(コレ超毒だよな?)

 

(ええ……)

 

超毒とは猛毒とも言われるF領域の辿異種が使う非常に強力な毒である、本家のモンスターが使う筈の無い毒

 

2人が懐かしさを感じた臭いの正体だった

 

「オイオイ~ちっと話が変わって来たぞこりゃあよぉ?」

 

「ちょっとどころじゃないわ実際……防具溶かすのも納得よ、こっちの防具じゃ耐えられる筈ないもの」

 

F規格でなければ裸と同じ、それだけの毒

 

「どうしたの!?何か問題!?」

 

事情を知らない本家の女性ハンターが問うと男は叫ぶ

 

「オレ達に任せて今すぐ離れろ!急げ!」

 

「は!?何で!?」

 

「いいからさっさと引っ込め!死ぬぞッ!!」

 

「早くッ!!」

 

真剣な男と女に怒鳴られ女性ハンターは慌てて離れ大木の後ろに避難した

 

「ギュアアアアアアーーー!!」

 

走り続け突進を繰り返し毒を撒き散らすゲリョス

 

「おうわかってんな!」

 

「ええ当然!」

 

男の言葉の意味するところは自分は裸で当然そうだが装備を着けている女も本家装備なのでまともに毒を食らえば死ぬから気をつけろ

 

そして野放しには出来ないので必ず殺す、失敗は許されないという確認

 

 

「ギュボアッ!」

 

ゲリョスが毒を散弾のごとく撒き散らし間髪いれず突進

 

「よっ!とぉ!」

 

毒散弾を前転で潜り抜ける男、明らかに当たっているように見えるが当たっていない、謎である

 

「ドルァ!しゃあ!こかしたァ!」

 

「任せて!ハイッ!」

 

転倒しながら吐き散らされた毒を潜り抜け女が頭部に叩きつけを決める

 

「ホイさっ!」

 

男の抜刀斬りからのコロリン

 

「ハイッ!」

 

女の叩きつけ

 

「ヨイさっ!」

 

「ハイッ!」

 

男の横殴りから女の叩きつけ

 

「ギュアアッ!!?」

 

ゲリョスはスタン

 

「っしゃあ!チャーンス!」

 

「行くわよ~!」

 

男が溜め3からの大剣フルコンボ、女がぶん回しで頭部をベコベコにドツキ回す

 

 

 

「なんなのあの人達……強過ぎ……あ、頭壊れた」

 

女性ハンターはレベルの違いに度肝を抜かれ抜かれ過ぎてドン引きしていた

 

 

 

「ギ、ギィィィ……ギュボアアアアッ!!」

 

スタンから回復したゲリョスが走り大量の毒を広範囲の膜にして吐いた

 

「ソイやァ!」

 

男がダイブで毒膜を突き抜けて来た、絶対当たっているのに当たっていない

 

不思議である、アタリハンテイ力学に答えがあるのかもしれない

 

「やっちゃってー」

 

女は退いて演奏をしていた

 

「ギュゥゥゥアアッ!!」

 

ゲリョスが閃光を繰り出した

 

「ギュ!!?」

 

しかし何も起きなかった

 

「バカがぁ!とっくに叩き壊してんだよマヌケェ!!」

 

大きな隙に大剣を叩きこむ

 

「ギュアアアアッ!!」

 

「うおっ!?」

 

ゲリョスが走ると同時に伸縮する尻尾を鞭のように振り回し広範囲狂走

 

「あっぶねビビったぁ……」

 

初見行動にあわや被弾しかけた男は冷や汗を拭いゲリョスを窺う

 

「フンッ!」

 

擦れ違いざまに斬る

 

「ヨイショ!」

 

方向転換の減速際に打つ

 

「ギュアッ~!?」

 

「ウラウラウラァ!」

 

「えーい!」

 

石に躓いて転けたゲリョスをタコ殴り

 

「落とし穴オッケー!」

 

「あいよぅ!誘導しなくても狂ってっからそのうち嵌まんだ……嵌まったぁ!ボコれぇ!!」

 

穴にハマったゲリョスをボコる

 

「うおっしょい!」

 

薙ぎ払いの刃を食い込ませ斬り飛ばす

 

「ギュ……ギュエェェ……ェェ……」

 

弱ってきたゲリョスが動き回るのをやめた

 

「ギュギャアアアアアアァァァアアッッ!!」

 

絶叫し地団駄を踏むと腹が膨れ始め口から毒が滴る

 

「大技みたい、気をつけて」

 

「ああわかってる……いや待てあの毒……あ?マジかマジかよウッソだろオイ!」

 

滴る毒を見て男が気付いた

 

(壊毒じゃねぇかよ!!?)

 

それは男しか知らぬ超毒を越えた最強毒

 

F領域に佇む謎の塔・天廊、その番人ならぬ番龍である非常に強力な古龍ドュレムディラが使う死毒

 

一般の解毒薬では中和できず希少な専用の解毒薬でなければ打ち消せないクソヤバポイズン、当たればもちろん即死、F規格でなければ骨も残らない

 

「退避ー!退避だー!絶対当たんなよー!」

 

どんな飛ばし方をするかわからないので慌てて距離を取る、女は30m離れ男もどんな飛ばし方でも絶対に対処出来るしその後の行動に即応出来る距離まで退いて身構える

 

 

「ギュボアアアアッーーーー!!」

 

 

ゲリョスが壊毒を天に向かって吐いた、放物線を描き雨のように前方広範囲に降らせた

 

「……思ったより飛ばなかったな」

 

がしかし飛距離はイマイチで男の手前までしか届かなかった

 

「あ……見て!様子が!」

 

壊毒を吐き終えたゲリョスの様子がおかしい

 

「ギュ……ァァ……」

 

ゆっくりと倒れたのだ

 

 

「今の大技で……力尽きた?」

 

大木の裏から見ていた女性ハンターが呟く

 

 

「キタキタァ!オイッお前来いッ!行くぞ!」

 

男が女性ハンターを呼びながらゲリョスに駆け女も後に続く

 

「剥ぎ取り?」

 

「なに寝ボケたこと言ってんだ!ゲリョスならわかってんだろ!お前もやるんだよ!」

 

「え……え?」

 

女性ハンターは何をするかわからないまま倒れたゲリョスまで来た

 

「ヨイショ!ホイっと!」

 

男が大タル爆弾をゲリョスの傍に置き女も置いた

 

「ほらお前も置けって、急げ」

 

「え、あ……!うん了解!」

 

やっと意図が掴めた女性ハンターも大タル爆弾を置いて3人は離れた

 

「この発想は無かったわね……」

 

「オレ等の現役時代はゲリョスっていやぁコレだったんだ」

 

「ね!」

 

爆弾に囲まれたゲリョスを見守る

 

 

「……!」

 

ゲリョスの体がピクリと動く

 

毒怪鳥ゲリョスの特徴の1つに疑死がある、いわゆる死んだフリ

 

力尽きたと思わせ剥ぎ取りに来たハンターを騙し討ちにするゲリョスの一番の特徴かもしれない行動、初見の新米ハンターしか引っ掛からない初見殺し

 

「へっへっへ……!」

 

死んだフリをしている最中は無防備だが何故か殺せない、不思議な力が働いているのか死んだフリを解くまで殺せないのだ

 

だから爆弾を置く

 

 

「ギュアアアアアアッ!!」

 

 

フリを解いたゲリョスが暴れ起きて爆弾に触れた

 

 

「アッー!!?」

 

 

大爆発

 

 

「ウハハハハー!ざまぁみろバーカマヌケがー!ワーハハハー!」

 

ゲリョスは粉々になった

 

「ねぇ?今更だけど特段危険な特異個体だったんだしギルドに引き渡した方がよかったんじゃない?」

 

「あ、確かに……爆弾置く事しか考えてなかったぜ、失敗失敗」

 

「もう……そういうとこよ貴方の悪いところは」

 

「まぁいいじゃねぇか無事達成出来たんだしよ!お前もそう思うだろ?なぁ?」

 

「そう……ね、たぶん……」

 

若干ヒいている女性ハンターと共に村へ戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「依頼達成感謝する!ありがとう!」

 

「あいよぅ、あーあと毒森の事なんだがオレからギルドに除去するように言っといてやるよ、それまで近寄らないようにな死ぬから」

 

「……!重ねて感謝する!裸の英雄殿!」

 

村長は深く頭を下げた

 

「オレ知ってんのか村長さん」

 

「俺等の年代で大英雄を知らないヤツはおらんよ、あんたはココットの英雄に負けず劣らず有名だった……変な意味でな」

 

「どうせイカレた狂人とかそんなんだろ?」

 

「大半はそうだ……だが優しいハンターだとも聞いていた、本当に困った人を見捨てられないお人好し、ともな」

 

「……そうかよ」

 

男は恥ずかしそうに目を逸らした

 

「少ない金ですまなかった、返された分も足そう」

 

「あー要らねぇ要らねぇ!オレ等はあの金で受けたんだ契約違反すんな」

 

「いやだが……」

 

「余計な世話だっつってんだ、村潰す気かよ村長さんよ?」

 

「……わかったよ、でもせめてご馳走くらいはさせてもらうからな?」

 

「よっしゃ!それで手打ちな!この話終わり!」

 

男は最初に依頼に来たじいさんのところに話に向かう

 

(英雄ってやつぁホントたまらんな、ココットの英雄もそうだった……みんなバケモンなのに……優しいよなぁ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの人英雄だったの!?それに貴方は大先輩……!」

 

宴の最中、女性ハンターが驚きの顔で女を見る

 

「だからあんなに強かったんだ」

 

「スゴいでしょ?昔はもっとスゴかったんだから」

 

「はぁスゴい……格好良いなぁ」

 

女性ハンターは酒を飲んで酔った勢いもあるのか男をうっとりした目で見ていた

 

「……彼、奥さんいるからね?娘もいるから」

 

「あーそうだよねぇ……放っとかないよねぇ」

 

「ちょっと貴方は男を見る目を持った方がいいわ、苦労するわよそんなんじゃ」

 

「そーかなー……」

 

女は呆れて溜め息を吐いた

 

「飲んでっか~?」

 

何も知らない男が気楽にやってきた

 

「ハイッ!あっ注ぎますよ!どうぞ!」

 

「おっサ~ンキュ~」

 

「…………」

 

普通のやりとり、なのだが女は面白くない

 

「鼻の下伸ばして……帰ったら奥さんに言うから」

 

受付嬢の味方だから普通なのに何か気に入らないのだ

 

「ハァ!?オイバカやめろって!ただでさえ土下座して謝んなきゃなんねぇのに追い出されちまうだろうが!」

 

「ふーんだ」

 

「いやいやマジで勘弁しろってオイ!」

 

男はわりと本気で焦っていた、受付嬢に誤解されたくないのだ、そんな気は全く無かったから

 

「あたしも一緒に謝ろっか?」

 

「お前は黙ってろ火に油注ぐ気か」

 

「愛人でもいいですよあたし~」

 

「黙らすぞ酔っぱらいのガキんちょが」

 

女性ハンターをあしらい女に詰め寄る

 

「おい言うなよ!絶対言うなよ!フリじゃねぇからな!わかってんな!な!」

 

「さぁ……どーしよっかなー」

 

「オイッ!マジでガチで言うなよ!絶対の絶対言うなよ!いやホント頼むぞ!なぁ!?なぁって!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クエストクリア!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・毒狂臨界ゲリョス
元々は毒キノコ好きな悪食の毒性が原種よりちょっと強い程度の特異個体だったが他の毒モンスターに勝利し多様な毒袋を食べてしまった事で毒性が強化されていき狂走エキスと反応して狂ってしまった、最後に紫毒姫を倒して劇毒を食い臨界に達し完全に暴走した。
本家モンスターでありながらF毒を生成するに至った奇跡の狂モンス、常時走り回り毒を吐き散らす、のけぞり時の3割で毒カウンター、毒はFだが本体は本家なのでそこまで強くないがクソモンス。


Fの毒の強さ的には超毒の方が壊毒より強いですが天上の存在が居る天廊がラスダンとするこの作品、そこの番人たる古龍が使うという事で壊毒の方が上にしています。

機械仕掛様、ネタにさせていただきましたありがとうございました。

次は今のところネタ無いんで未定です……
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