-未開拓島-
「えーと……ここニャここニャ!前はここから上陸したニャ、何も居ないニャ」
「そかそか」 「そんじゃ上陸ニャっと!」
3人は華麗に上陸した
ガサッ
次の瞬間、すぐに見える茂みから音がして何かが顔を出した
「……」
ランポスであった
「「「……」」」 「……」
時を止める見つめ合い
見つめ合うと素直にお喋り出来ないのかもしれない
「見つかったニャー!?」
「フニャー!?」
悲鳴をあげるトレニャーと相棒アイルーに反応して動き始めるランポス
「……ギャ」
「ウオアアッ!!」
ランポスが叫ぼうとした瞬間男が斬り捨て仲間を呼ばれずに済んだ
「あ、あ……アッブネー!?めっちゃ居たじゃねぇかよトレニャーこのウソつきヤロー!」
「し、知らんニャ!?オイラは悪くねぇニャ!」
自分に非は無いと言うトレニャーを横目に相棒アイルーは言う
「……前にトレニャーが来たから警備するようになったんじゃないかニャ?」
「あ、そうかもしれんニャ」
「ならやっぱお前が悪いんじゃねぇかよ」
「ゴメンニャ」
テヘペロポーズでトレニャーは謝り男に強烈なデコピンを食らわされた
「ニャし!こっからは隠密行動ニャ!出来るだけ見つからないように島を探索するニャ……どうしても邪魔ニャらバレないように排除して進むニャ!」
「ん~……やっぱ隠れるのは性に合わねぇから全部ぶちのめして行かねぇか?」
「言ったそばから何言ってるニャ!バレたらホントにヤバイんニャよ!?100体は群れで襲ってくるニャ!それも休まずにニャ!あんたはバカニャ!」
「そんな怒んなよ……悪かったよ隠れんぼすりゃいいんだろすりゃあ……」
マジギレされてしゅん太郎になった男
「改めて……潜入開始ニャ!」
未開拓の孤島の潜入探索が幕をあけた
「ニャ……ランポス居るニャ」
「2体居るニャ」
「小生意気に互いが視界に入るようにしてやがるな」
「どうするニャ旦那?」
「1体誘き寄せて始末すりゃいいだろ」
「どうやってニャ?」
「こうすんだよ」
男は隠れている茂みを揺さぶり葉音を出してすぐ離れた
「ギャ?」
気付いた近くのランポスが確認しにやってくる
「……ギャ?」
何も無くて気のせいかと首を傾げた瞬間
「今だやれ!」 「「ニャー!!」」
3人が襲いかかりランポスを絞めあげ永久式の気絶に追い込んだ
「ギャギャ?」
相方が消えたのに気付いた遠くのランポスが探しにやってくる
「任務ご苦労さん」
待ち伏せていた男が大剣で頭を思い切り打って永久気絶させた
「クリアニャ!」
「この調子で行くぞー!」
「おうニャー!」
次のエリアへ進む
「ニャニャ……イーオスニャ」
「ランポスだけじゃねぇのか」
「旦那、これ使うニャ」
相棒アイルーが石ころを手渡した
「ああなるほどな……任せとけ」
イーオスが背中を向けている時に男は立ち上がり、振りかぶって石ころを投げた
「ギャバ!?」
石ころが後頭部に当たりイーオスは倒れた
「ストラーイク!どんなもんだ!」
「流石ニャ旦那!ナイスピッチニャ!」
「頼りになるニャー!」
イーオスを処理し次のエリアへ
「また居たニャ……マッカォニャ」
「次はマッカォかよ、この調子じゃ全種居るんじゃねぇか?」
「さすがにギアノスやバギィは居ないと思うけどニャ、寒くないしニャ」
「わっかんねぇぞ~?お……?待て、まだ奥に何か居るぞ」
「アレは……ドスマッカォニャね」
「隊長……って事かニャ?どうするニャ?」
「あーそうだな……こっそり取り巻き片付けて隊長ボコるか」
「「オッケーニャ」」
上手い事取り巻きを片付けたあと隊長ドスマッカォを3人で声をあげる間も無く袋叩きで始末し奥へ
「ニャア……お次はゲネポスとジャギィとフロギィの混成部隊ニャ……」
「ドス隊長も居るニャ、ジャギィノスは副隊長ニャ?ウザイニャア」
「だぁ鬱陶しいヤロウどもだぜ……あ、そうださっき昼飯用に剥いだ生肉投げ込んでみろよ」
「オッケーニャ……ホイニャ!」
生肉を敵陣に投げ込む
「ギャ?……ギャ!?」
生肉に気付いた兵隊達が次々に群がって来た
「夢中で肉取り合いしてるニャコイツら、ほとんど共食いニャのに……」
「近付いても全然気付かないニャ、無能ニャア」
「よしやるぞお前等!」
3人は肉を取り合う無能の群れの背後で武器を構える
「せーのっ!」
「「ニャー!!」」
盛大に全員シバき倒した
「肉いっぱいあるしメシにしようぜ、腹減った」
「オイラ肉剥いで来るニャー」
「毒持ってるゲネポスとフロギィは止めとくニャよ、ジャギィだけにするニャよー」
食事タイム
「あ、しまった肉焼きセットねぇんだった……どうしよ、骨刺して焚き火で炙るか」
「オイラ持ってるニャ、使うニャ」
「お、でかした!流石探検家!」
肉焼きセットに肉を乗せる
「よしよしよーし、ではでは皆さん御一緒に~御唱和しやがれください!」
「「「~~~♪」」」
3人で肉焼きミュージックを口ずさむ
「ウルトラ!」 「上手に!」 「焼けましたニャー!」
こんがり肉を焼き上げた
「ジャギィの肉って食った事ねぇんだよな、トレニャーは食った事あんのか?」
「あるニャよ、アレは昔オイラが……」
「それは興味ねぇ」
「酷いニャ!」
「で、味は?」
「食ってみたらわかるニャ」
「ふぅむ、どれどれ……」
ジャギィ肉を食む
「お!そこそこイケるな!うんうんまぁまぁだ!」
男はそれなり
「ウ、ウ……ウマ過ぎるニャ!」
相棒アイルーは絶賛、好みの感じだった
「もっと食わせろニャ!」
「そこらに転がってんぞ」
「全部食うニャー!やらんニャよ!」
「要らねーよ好きにしろ」
男とトレニャーは食事そこそこに会議を始めた
「今、島の中心部の少し手前まで来たってとこか、しっかし何も見つからねぇな」
「そうニャね……せっかく手伝ってもらったのに手ぶらはイヤニャア」
「なら咆哮のヌシの正体確かめに行かねぇか?新種なら大発見だぜ?」
「……お宝は見つかりそうもニャいし、そうするニャ!」
「決定!とりあえずは痕跡も見つからねぇし中心目指そうや」
「オッケーニャ!」
目標決定
「聞いてたかー相棒ー?」
「聞いてないニャ!」
肉に夢中の相棒アイルー
「よっぽど気に入ったんだなソレ、まぁいい行くぞー」
「待つニャ旦那!まだ全部食べてないニャ!」
「ほってくぞー」
「ま、待ってニャー!?」
中心部に向けて潜入続行
「うっげー」
「うげーニャ」
「うげげーニャ」
3人は蠢く光景に吐いた
「めっちゃ居んぞオーイ」
「今までのに加えてギアノスにバギィも追加ニャ~」
「イズチにオルギィ、タリオスも居るニャ~ドス鳥竜のバーゲンセールニャ~」
尋常ではない警備網が敷かれていた
まるで中心部を囲むように100体を越えるドス鳥竜が犇めいていた
「どうするよ?ここまでされちゃ隠れながらは無理だろ」
「ニャニャア……ニャンか、ニャニか策を考えるニャ」
相棒アイルーが頭を捻る
「策なら有るニャ!」
トレニャーが手を挙げた
「強行突破ニャ!」
策ではなかった
「あいよぅ」
「オッケーニャ」
2人は1も2も無く了承
「わ、わかってるニャ?強行突破ってホントに理解してるニャ?」
自分で言ったのは何だがあまりに軽い了承から逆に不安になってしまうトレニャー
「わーってるよ、邪魔する奴は指先1つでダウンさせりゃいいんだろ?楽勝だ」
「真っ直ぐ行ってぶっ飛ばす、右ストレートでぶっ飛ばしたらいいんニャろ?ラクショーニャ」
(何かイキイキしてるニャア……)
隠れるより暴れる方が性に合っている2人は待ってましたとばかりに肩を回している
「トレニャーは無理しなくていいぞ、オレと相棒の後ろ付いてこい」
「わ、わかったのニャ」
準備運動が終わり男と相棒アイルーは武器を構え、駆けた
「こんちわー!!」 「邪魔するニャー!!」
我等此処に在りと声高に突撃
「ギャアッ!!」
気付いたドス隊長達が部下に殺せと命令し3人に殺到していく
「ウオラァ!」 「ニャアー!」
武器の一振で鳥竜達が弾け飛ぶ
「どけどけどけー!当たるとイテェぞー!!」
「死にたい奴からかかってこいニャー!!」
勢い衰えず薙ぎ倒しながら突き進む
(こんな強かったのニャこの2人……)
後ろを付いていくだけのトレニャーは強さを感じながら思う
(最初から強行突破すればよかったニャ……)
今までの苦労は何だったのかを思いながら付いていった……
「ん……?あれー?」
「急に来なくなったニャ?」
敵陣を強行突破していると途中から襲って来なくなった
「あ……さてはボスに入るなって言われてるとかそんなんだろ、許可無く入ったらブッ殺される感じか?」
「そんな感じニャね、怯えてるニャ」
鳥竜達は一定のラインから追ってこなくなり確かに何かに怯えているように見える
「咆哮のヌシニャきっと……ホントに行くんニャね?」
トレニャーの最終確認
「え?なに?ビビってんのかお前?今更?」
「情けないニャ~ならここで待っとけニャ」
男と相棒アイルーは確認以前に止まる気が無い
「ニャ、ニャめるな!オイラも行くに決まってるニャ!」
「震えてんぞ?」
「む、武者震いニャ!」
「あっそう、だったら問題ねぇな!行くぞ!」
いざ……中心部へ
-未開拓島・中心部-
「やたら開けてんなこの辺り……動きやすいように踏み均したのか」
「足跡あったニャ、足幅的にディアブロスかティガレックスくらいの大きさはありそうニャ」
中心部は300mほど平らに均されていて平野になっていた
「あ!見っけたニャ!きっとアイツニャ!」
平野の端の岩場を削って作っただろう幅広の穴に見慣れないモノを敷き詰めた寝床の中でモンスターは寝ていた
「んーん~……?見た事ねぇモンスターっぽいな、古龍じゃあなさそうだが……つか変わった顔してんな」
「翼無いし飛竜でもなさそうニャ、獣竜っぽい感じに見えるニャ」
「新種ニャ……大発見ニャ!オイラ達やったニャ!」
近付きながら観察してわかったのは獣竜種と予想される誰も見た事の無い新種だという事
「……!」
謎のヌシは目を覚ました、気配を感じ取ったのだろう
「……!……ガォォ」
3人を視認し起き上がり寝床を出て3人へ進む
「ふぅん……やっぱ見た事ねぇわ、何だアノ体から生えた槍みてぇなの」
「翼の代わりかニャ?」
「まぁとりあえず名前付けるか?発見者だし」
「キングドスランポスニャ!」
「弱そうだから却下」
「ニャら……レックスギアノスはどうニャ!」
「どっからギアノスが出てきたんだよ……」
「ネコの第六感がピーンとキタニャ」
「んだそれ……あーもうギアノスからでも何でもいいか、ギ……ギア……ギアレックス!これで良いだろ」
「ダッサイニャア、壊滅的センスニャア」
「うっせー!もう決定だ決定!」
「ダメニャ!仮ニャ仮ッ!」
名前が仮で決定
「い、今そんな事言ってる場合じゃないニャよ!?」
呑気な事を言っている2人の前に新種接近
「ガオオオオオオオオオォォォーーーー!!」
ギアレックス(仮)が咆哮をあげて襲いかかってきた
「しゃらくせぇ!!」
体当たりを大剣の斬り下ろしで止める
「ニャー!!」
相棒アイルーがギアレックスの横面をシバく
「ニャ……ニャニャ!?」
トレニャーはオロオロ
「ビビってんなら下がってろ!」
「ビ、ビビってなんかないニャ!」
トレニャーもピッケルで殴りかかるが機既に遅し、先に動いたギアレックスの尾にトレニャーは打ち飛ばされてしまった
「ニャ!?トレニャー!!」
「オレが止めとく!見てこい相棒!行けッ!」
「でも旦那……!?」
ギアレックスを男1人に任せるのが心配な相棒アイルーへ男は怒鳴る
「ダチじゃねぇのかトレニャーは!!」
「ウニ"ャ!?」
友達なら行けと言う男へ相棒アイルーはギアレックスから体を背けた
「……頼むニャ旦那!」
「おう!任された!」
男に任せトレニャーの元へ
「!!……ガォォ!!」
背を向け逃げる者に反応し先に狩ろうと意識を相棒アイルーへ向けるギアレックス
「どっせーい!」
意識から男が消えた一瞬の隙を狙われ尻尾を両断された
「わりぃが通行止めだ、遊んでけや」
立ち塞がる男は時間を稼ぐ
(まぁ別にオレが狩っちまってもいいよな……いいよな?)
稼ぐ……?
「生きてるニャトレニャー!?」
「だ……大丈夫ニャ、ニャンとか……」
トレニャーは怪我をしていたが無事だった
「ニャ……ニャニャ……ッ!?」
しかし震えていた
「……探検好きなのに大型モンスターを怖がる癖今も直ってないのニャね、昔のまんまニャ」
「お前も昔のまんまニャ……大型モンスターだって怖れない勇敢なままニャ……」
落ち込むトレニャーの手を相棒アイルーは掴み立ち上がらせる
「懐かしいニャ、いつもお前の尻拭いだったニャ」
「わ、悪いとは思ってるニャ」
「ウソつけニャ」
鼻で笑った相棒アイルーは遠目に見えるギアレックスへ向き直す
「行けるニャね?」
「お前と一緒なら行けそうニャ」
「ならアレで行くニャ!」
「……アレニャね!オッケーニャ!」
トレニャーはリュックから秘密兵器を取り出し組み立て始める
「ガオウッ!」
ギアレックスが身を振るい棘を周囲に撒き散らす
「あ?何やってんだコイツ?」
「ガオオオオオオオオッ!!」
男が訝しんでいるとギアレックスが咆哮、撒き散らした棘に反響し広範囲の音響兵器となって爆音が鳴動
「ッアァッ!?ざっ……けんな……!?」
耳栓をしていない男は堪らず耳を塞ぎ悶絶
「ガオオオーーーッ!!」
ギアレックスが槍のような器官を突き出し男へ狙いを定めると槍から放射状の何かが撃たれ、直撃
「あ……っぶねぇー……ギリギリだったぞオイ」
大剣のガードが間に合っていたが際過ぎて男の頬を冷や汗1滴
(何だこりゃ体液?体液か?体液撃ったのかコイツ……?うわ酸じゃねぇかよクソ、どんな体してやがんだ……まぁ親方が作った武器が簡単に溶けるわけないんだけどよ)
気を取り直し槍状器官を突き刺しに襲い来るギアレックスへ大剣を構える
「どぉぉらぁっ!!」
切断を狙った斬り上げだったが強靭な部位であったため斬れずに相殺
「ガオ……ガッ!?」
そのまま撃とうとしたギアレックスより速く槍状器官へ斬り下ろし引き倒す
「旦那ー!!」
「待たせたニャー!!」
男が向くとリオレウスの形を模した何か変なのが走っていた
「これがオイラ達の秘密兵器ニャー!」
「吹き飛ばしてやるニャー!」
それはオトモ必殺兵器・ネコ式火竜車
「うおおおっ!スゲェじゃねぇか!」
男も見た目に大興奮、男という生き物はいくつになってもこういうのが好きなのだ
「消し炭にしてやるニャー!!」
「オオー!いいぞ、やった……れ…………」
男の興奮はすぐに冷めた
(遅っせぇ……)
火竜車はトロかった、めちゃくちゃトロかった
「覚悟するニャー!!」
「…………ふんっ!」
どう見ても間に合わないとわかった男は起き上がろうとするギアレックスの首に溜め3一閃
「「ニ"ャーーーー!!?」」
ギアレックスは討伐された
「ふぅ~……これ以上成果期待出来ねぇし帰らねぇか?慣れない事して疲れたぜ」
「そうニャね、でもニャア……」
3人は討伐したギアレックスを見る
「あの小舟にゃ載らねぇなぁ」
「3人でギリギリだったし討伐証明部位もキツイニャ」
「諦めるしかないかニャア……」
持ち帰れないのだ
「しょうがないニャ、思い出はプライスレスニャ、楽しかった探検だけで充分ニャ!」
トレニャーは満足気に笑っていると男が何かを見つけた
「おいアレなんだ……?」
ギアレックスが寝床にしていた穴、そこに敷き詰められた何かだった
「茶色の紙……かニャ?」
「やたら丈夫ニャね……紙を重ねてるのかニャ?」
それは分厚い紙だった
「ん~……お?組み立てれそうだぞ?えーっと……こうか?」
折り目に従うと紙は箱になった
「おーなんかよくわからんが良さそうな感じになったな」
それは「ダンボール」と呼ばれる代物だったが男はおろかこの世の誰も知らない物だった
「あ、これ潜入の時にあったら使えてたんじゃねぇか?こうやってよ」
男はダンボールを被った
「あー確かに使えそうだしなんか蛇っぽいニャ」
「確かによくわからんけど蛇っぽいニャ」
言い様の無い感想が出てくる
「……旦那?いつまで入ってるニャ?どうしたニャ?」
男はダンボールを被ったまま出てこない
「ああ……何かこうして被ってみるとよ、これが妙に落ち着くんだ……うまく言えねぇが、居るべきところにいる安心感というか、人間はこう在るべきだという確信に満ちた……安らぎのようなものを感じんだよ」
「マジかニャ!?」
男は真理に触れていた
「ボクも入れてくれニャ!」
「オイラもニャ!」
ダンボールへ2人も入る
「ヘヴンへ行こうぜニャー!」
「ウニャ~~~ン♡」
天国を堪能した
「帰るか~」
「うーいニャ~」
「コラコラ気を抜き過ぎニャ2人共、家に着くまでが探検ニャよ!」
「お前家無いニャ~」
「酷いニャ!だったらこの紙持って帰ってオイラの家にするニャ!」
戻りはギアレックスを討伐したからか鳥竜達は怖れて近寄って来ず無事に島を出る事が出来た
-エピローグ-
「帰って来たぜ農場~!」
「ただいまニャ~!」
3人は無事農場に帰還、探検は終わりの時間
「じゃあニャトレニャー、長生きしろニャ」
「ニャ……もう終わりなのニャ……?」
解散の言葉にトレニャーは寂しそうに見てくる
「クエストは達成したニャ、もう用は無いはずニャ、そうニャろ?」
「そうニャけど……」
「…………」
2人の会話を黙って見つめる男
「わかった帰るニャ……助けてくれてありがとニャ……」
悲しそうに背を向けトボトボ歩いていくトレニャー、まるで捨てられる猫の様
「……いいのかよ?ダチじゃねぇのか?」
男の問いに相棒アイルーはしょうがなさそうに溜め息を吐いた
「……トレニャー!打ち上げするからお前も来いニャー!」
「ニ"ャ!?」
跳び上がったトレニャーが振り向き急いで駆けてくる
「行くニャー!オイラ行くニャー!」
周りに花を咲かせ泣きながらトレニャーは相棒アイルーへ抱きついた
「臭いニャ!先に風呂入れニャ!」
「オイラと一緒に入るニャ~♪」
「調子に乗るニャ!」
「へっへっへ……みんなで入ろうや、なぁ?」
ダンボールくらいしか実入りの無い探検だったが思い出の一幕には刻まれた
クエストクリア!!
-???-
「ねぇ~?」
白いドレスの少女が黒衣と赤衣の男へ問うた
「私のペットが死んでたんだけど何か知ってる?」
「……ああ、あの異界のモンスターの事か」
「確か鋼鉄の牙王・核竜ギアレックス……だったか」
2人は知っている様子
「飼い主ならちゃんと見ておけ、殺されたぞ」
「は?誰に?」
「裸の英雄だ、例によって例の如く偶然の末に……な」
「また~?もーしょうがないヤツねアイツはホントに~」
「運命に好かれた故かもしれんな」
「はぁ~……まっいっか」
白いドレスの少女は気にせず笑った、ペットがお気に入りに殺されただけだから
「アイツに責任取って貰おっと♪」
男以外ならわからなかったが……
クエストクリア?
・トレニャー
トレジャハンターアイルー、またの名をホームレスアイルー、相棒アイルーの幼猫時代からの腐れ縁。
大型モンスターは怖いが探検がしたいので相棒アイルーを連れ回して尻拭いをさせていたからウザがられ避けられている。
それでも憎み切れないアイルー友達。
・ギアレックス
核竜の名と鋼鉄の牙王の異名を持つ異世界のモンスター、異世界故に男が成した全てを越えたの定義には入っていない。
本来は銃火器で挑む相手なのでベラボーに強い、Fモンスターにも引けを取らない。
名前を言ってはいけないあの少女が孤島で飼ってたペット。
元ネタはMGS(PW)
そういやメタルギアにギアレックスなんて居て倒したなぁ、と思い出して書きました。
ネタは枯渇したんで次は未定でぃす。
Ps:ダンボールのネタを入れようと思ってたのに忘れてたので追加しました、なので許してください何でもします。