Fallout archive   作:Rockjaw

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…とうとう原作に近接武器持ちの生徒が…!

コノカ「あの…おたくの娘たちと一緒にされるの困るんすけど…」


The Wanderer's Convalescence Part2

「………。」

 

療養開始から1週間少し経った頃。

 

この日、ネイトは山荘そばのヘリポートで佇んでいた。

 

…心なしかネイトらしくなくそわそわしていることが一目見て分かる。

 

「…フフッやっぱり兄さんも楽しみにしてたのね。」

 

「1時間もあぁしちゃって…可愛いとこあるじゃん。」

 

「ホント~二人ともお互いが大好きなんだねぇ♪」

 

「でも…やっぱり今の兄様の方が素敵だと思います…。」

 

その様子を山荘のテラスから微笑ましく眺めるアル達。

 

彼女達が言うように今日は朝起きてから妙に落ち着きがなかったネイト。

 

トレイルランニングを済ませ朝食を済ませてからずっとあの調子だ。

 

普段から…いや、死の淵に指一本でかかっていようと冷静な彼からしたらあまりにも似つかわしくない。

 

…理由はアル達も分かり切っている。

 

それはあくまで『アビドス解放の英雄』や『熱砂の猛将』と呼ばれるネイトの一側面の姿でしかない。

 

対して、今のネイトは…

 

バラララララッ!!!

 

「!」

 

かすかにエンジン音が聞こえて来るや否や即座にそちらに視線を向けるネイト。

 

見ると遠方から一機のヘリがこちらに接近中だ。

 

それを見るやどこか焦っていたかのようなネイトの表情が和らいだのが見えた。

 

アル達はそんな義兄の姿を見てさらにその笑顔を深めた。

 

ヘリはそのままこちらに向って接近、

 

バラララララッ!!!

 

ヘリポート上空でホバリングし降下し着陸…した瞬間、

 

ガシャァッ!!!

 

勢いよくハッチが開け放たれ…

 

ダッ!!!

 

「やっと会えましたね、パパー!!!」

 

黒い髪を靡かせアリスがネイト目掛け駆けだす。

 

が、

 

「アリスッ!!!」

 

『ッ!』

 

ヘリのエンジン音にも負けない声が周囲に響き…

 

「そ、そうでした…!す~…ふ~…。」

 

それを聞いたアリスは立ち止まり一度深呼吸し…

 

トテトテ…

 

光の剣と嵐の弓を地面に置きゆっくりとネイトに近づき…

 

ポスッ

 

「パパぁ…やっと会えましたぁ…。」

 

優しくネイトに抱き着いて来てくれた。

 

「あぁ…よく来てくれたな、アリス。俺も会えてうれしいよ。」

 

ネイトも頬を綻ばせ優しく左腕で彼女を抱きしめる。

 

そして、

 

「全くぅ~。アリスったらネイトさんはまだ怪我人だって言ってたのにぃ~。」

 

「仕方ないよ、お姉ちゃん。ずっと会いたがってたんだもん、アリスちゃん。」

 

「で、でもちゃんと優しく、抱き着けたから誉めてあげよう、モモイ。」

 

遅れてヘリからはモモイ達ゲーム開発部の面々が荷物を抱えて降りてきた。

 

「やぁモモイにミドリにユズ。オペレーションT.N.T.の協力、改めて感謝するよ。アリスもよく頑張ったな。」

 

アリスをあやしながらモモイ達にも自分の脱出とその隠匿作戦に協力してくれたことに礼を述べるネイト。

 

カヨコからの情報では連邦生徒会や外部の組織はホシノやモモイ達が帰ってその翌日にようやく自分が数日前には不在に感づいたとのこと。

 

モモイ達が自分のいない病室に通ってくれたおかげでここまでうまくいったことは疑いようのない事実である。

 

そんなネイトの感謝の言葉に、

 

「なぁに言ってるの、ネイトさん!友達護るためならこれくらい当然のことだよ!」

 

モモイは当然と言わんばかりに胸を張り、

 

「ちょっとスパイ映画というか秘密作戦に参加できていい経験になりましたよ。」

 

ミドリは貴重な体験だったと思い出すように微笑み、

 

「またこうしてネイトさんが、元気な姿を見せてくれたら、それだけで私達は十分です。」

 

ユズもぎこちないながらも笑顔で元気になったネイトを見て安堵し

 

「はい…アリス、パパのスニーククエストのためにアリスも防衛クエストを頑張りました…。」

 

アリスも連絡することも出来ず会えなかった期間をかみしめるようにネイトの胸板に顔を擦りつける。

 

これまでもたまに会えない日が続いたが今回のそれはまるで別物だ。

 

重傷を負い、あと一歩で永遠の別れとなりかねない状態だった。

 

いかに安全な場所で静養していると言えど…アリスやモモイ達の心配は筆舌に尽くしがたいだろう。

 

「…そうか。本当に…よく頑張ったな、アリス。」

 

「フフフッ…パパに褒められましたぁ…♬」

 

それなのに頑張ってくれたアリスをネイトは今一度優しく撫で、

 

「…ほら、三人も。まだ右腕はあまり使っちゃいけないが…。」

 

モモイ達も招くと…

 

「それじゃあ…!」

 

「お、お邪魔します…!」

 

「ネイトさぁん…!」

 

ポスススッ

 

先程のアリスのようにネイトを気遣って優しく抱き着いて来てくれた。

 

「ありがとう、皆。こんな頼もしい友人と娘を持てて…俺は幸せ者だ。」

 

そんな彼女たちをネイトも左腕とかばいながらではあるが右腕も使い抱きしめ返す。

 

「あらあら、やっぱり兄さんもアリスの前じゃ一人のパパになっちゃうのね。」

 

「フフフッ、あれだけ待ち焦がれてたもんね。やっぱりいいパパさんだよ。」

 

「あっアリスさんやゲーム開発部の皆さんも本当に頑張ってくれたんですね…!」

 

そんな互いに思いあっているネイトとゲーム開発部の様子を微笑ましそうに眺めているアル達。

 

一方、

 

「クフフ~お兄ちゃんったら私達にはそんなことしてくれないのにぃ~。」

 

そんなネイトをからかうような笑顔と言葉をかけるムツキだったが…

 

「なんだ、ムツキ?別に抱き着きにくる分なら俺はいつでも構わないぞ?」

 

「………そう言うとこはなんかずるいよ、お兄ちゃん。」

 

来るもの拒まずのネイトの言葉に綺麗にカウンターをきめられてしまった。

 

「さて…俺が療養中で本調子じゃないのは申し訳ないがせっかくここまで来たんだ。ここにいる間は目一杯楽しんでいってくれ。」

 

「ハイッ!アリス、パパの療養期間分のカリキュラムを終わらせてきたのでたっぷり遊べます!」

 

「わぁい!こんなとこに連れてきてもらえるなんてやっぱイブキって太っ腹ぁ!」

 

「本当…こんな綺麗な場所だといろんなネタが集められそうだね、お姉ちゃん…!」

 

「電波はあまりよくないけど、たまにはゲームもない所で、過ごすのもいいものだね。」

 

「じゃあ部屋に案内しよう。荷物を置いたら…さっそく出かけようか、皆。」

 

『はぁ~い!』

 

「さぁ皆ついてらっしゃい。」

 

一段ハグを解きゲーム開発部の面々に山荘を案内するネイトたち。

 

元々から安保理が終わった後はアリスと共に過ごすことを約束していたネイト。

 

それが様々なトラブルや自身の隠匿作戦の影響で遅れに遅れ…その埋め合わせとしてイブキに提案された際に彼女にアリスとゲーム開発部も共に過ごせるようにお願いしていたのだ。

 

さらにこれもまた主治医からの療養のアドバイスとしてアリスとの触れ合いは強く推奨されていた。

 

現に、『侵襲反応』に伴う高熱に苦しんでいたネイトの体がアリスの声を聴いただけでそれが収まり一気に回復にかじを切っている。

 

病院に戻ってきた後、血液検査をすると幸せホルモンと呼ばれる『オキシトシン』や『セロトニン』の分泌が盛んにおこなわれた痕跡があった。

 

これらのホルモンはストレス軽減などの精神面を良くする働きはもちろん抗炎症作用や代謝の向上などの肉体面にも大きな影響をもたらしネイトの早期回復につながる。

 

こうして、アリス達もやってきてネイトの別飛須高原での療養生活はさらに賑やかなものとなった。

 

「よし、それじゃ出かけるとしようか。」

 

「はい!パパとのお出かけクエスト兼護衛クエスト開始です!」

 

「うんうん、これでミレニアム生だとはパッと見分からないわね。」

 

用意された一室でアリス達はミレニアムの制服から私服姿に着替え一行は山荘を出発する。

 

これまでは治療の一環としてこの町で過ごしてきたネイトだったが…

 

「よし…餌付けたから投げていいぞ、アリス。」

 

「ハイッ!アリス、この湖の主を吊り上げて見せます!」

 

アリス達が来てくれたことにより一時の『旅行』のように過ごせるようになった。

 

今は別飛須高原のシンボルともいえるパンデモニクス湖のほとりにあるキャンプ場の釣り場に来てアリス達と魚釣りを始めている。

 

「釣りなんて実際にやったの何時ぶりかなぁ。」

 

「私たちの学校、基本インドアな趣味の子ばかりだもんね。」

 

「ゲームじゃよくやるけど…ヒィッ、やっぱりっ気持ち悪いぃ…!」

 

「ユズ、疑似餌もあるからそっちにするか?」

 

「は、はいお願いします…!」

 

元からインドアの極致のようなモモイ達はネイトのアシストを借りながらではあるが…

 

「さぁ行って来なさい!一番の大物を釣るのは私よ!」

 

アル達はそそくさと仕掛けとエサの準備を終え竿を振るい釣りを開始していた。

 

「…随分手馴れてるな、そっちは。」

 

女子高生にしては珍しいと思いつつネイトが尋ねるも、

 

「クフフ、お金ないときはこうやって食料調達してたからねぇ♪」

 

「今更、餌の虫くらいじゃなんとも思わなくなっちゃったよ。」

 

「…あぁ、なるほど。苦労してたんだな、お前たちも…。」

 

かつてのやむにやまれぬ事情を思い出し納得するしかなかったが…

 

「も、もし釣れないときはお任せを!私がダイナマイトを…!」

 

「やめなさい、ハルカ。それここでやったら万魔殿に怒られるどころじゃないから…。」

 

(なんやかんや…アル達も『ゲヘナ生』ってことか。)

 

続けて出てきたハルカの『経験済み』であろう蛮行にも内心で頷くしかなかった。

 

すると、

 

ビビビッ!

 

「!きました!」

 

アリスの竿に当たりが来て浮きが沈んだところに…

 

グンッ!!!

 

持ち前のパワーを活かし思い切り竿を振り上げると…

 

プツンッ

 

「あぁッ!?」

 

「あ~…糸が切れたか…。」

 

その出力に糸が耐え切れずかかった魚にバレてしまった。

 

「うぅ~…パパぁ~…。」

 

「よしよし、今度は少し力加減をしような。」

 

ネイトはそうアドバイスをして切れたアリスの釣り糸に手早く針と錘と浮きをつけ直し、

 

「力加減、力加減…エイッ!」

 

アドバイスを復唱しながら再度竿を投じるアリス。

 

するとしばらくし…

 

ビビビッ!

 

「ッき、来ました…!」

 

再びアリスの竿にヒット。

 

「よぉし落ち着くんだぞ、アリス。」

 

「はい、パパ…!」

 

ネイトはそっと彼女の後ろに立ちそっと一緒に竿を持ち、

 

「いいか、力はそんなに要らない。手首を利かしてぐっと引っ掛けるんだ。」

 

「手首を利かせて…。」

 

「せぇーので行くぞ。せぇ~の…!」

 

クンッ!

 

ネイトと共に先程よりも弱く、それでいてスピーディに竿を振り上げ…

 

数十分後、

 

パチッパチチッ

 

「ほらアリス、焼けたぞ。熱いから気を付けろよ?」

 

「わぁいありがとうございます、パパ!」

 

キャンプ場の一角で焚火を起こしネイト達はそこで釣り上げたマスを調理していた。

 

ネイトのアシストもあって釣り上げることが出来たマスは一番の大物で今は塩を振りかけられ焚火でじっくりと塩焼きにされている。

 

「ふ~…ふ~…!アムッ!」

 

アリスが息で冷まして齧り付くと

 

「あふっ!あふっ!」

 

最初こそ溢れる魚の脂の熱さに驚くが…

 

「どうだ?」

 

「はふっ!…ハイ、とっても美味しいです!アリスのスタミナゲージが全回復しました!」

 

その脂とマスのフワフワの白身、ちょうどいい塩加減も相まって味わったことのないような旨味が伝わり大満足のようだ。

 

「ミレニアムのご飯じゃ味わえないようなバフ効果です!」

 

「アリスが自分が釣ってこうして空の下でみんなで食べるからさ。」

 

「じゃあパパにも一口あげます!パパのアドバイスで釣れたお礼です!」

 

「そうか?じゃあ一口、あぁむ…うん、いい焼き加減に脂だ。ありがとう、アリス。」

 

「えへへ~♬」

 

ネイトもその大物を一口分けてもらい舌鼓を打つ。

 

 

「あ~むッ!…あぁ~頑張って釣った甲斐があったってもんだよ!こんなに美味しいお魚初めて!」

 

「本当に美味しい…。こうやって釣ったその場で食べるなんて初めてだけどいいね、お姉ちゃん。」

 

「ゲームの中でしか、見たことないシチュエーションだけど、自分たちでやれる日が来るなんてね。」

 

モモイ達も自分たちで釣り上げたマスの塩焼きに齧り付きアリスと同じように普段は味わえない様な旨味とシチュエーションに感激している。

 

一方…

 

「…あぁ、あのころ食べてたのとは比べるのも烏滸がましくなるくらいの美味しさね…。」

 

「そりゃあゲヘナの街中のどぶ川で釣ってた小魚と比べちゃこのお魚に失礼だよ、アルちゃん。」

 

「臭みも全くないね。それにネイト兄の焼き加減もばっちり、これならいくらでも食べれそうだよ。」

 

「こんなに美味しいお魚を釣れただけでなく皆さんで食べて罰が当たらないのでしょうか…!?」

 

何やら昔を思い出しかみしめるように魚を食べていくアル達。

 

相当苦労していたことがひしひしと伝わってくる。

 

「さぁどんどん食べてくれ。まだまだあるからな。」

 

「いいの?殆ど釣ってたの兄さんなのに?」

 

「パパは私達が一匹釣る間に2匹は釣ってました!どこでフィッシングスキルを手に入れたのですか?」

 

「アパラチア遠征で取った杵柄さ。旨さが保証されてたから気合が入ってしまったのさ。」

 

「アパラチア…ネイトさんがいた『ボストン』ってとことはまた違うとこなんだっけ?」

 

「あぁ、そこの『レジデント』達に誘われているうちに腕を上げたんだ。」

 

「………ネイト兄みたいな人がたくさんいるなんて想像できないね。」

 

「アパラチアじゃどんな魚が、釣れてたんですか?」

 

「そうだなぁ…。俺は食糧確保が主だったが…レジデント達は『アホロートル』っというウーパールーパーを…。」

 

そんな前世の昔話も交えつつネイト達は釣り上げたマスを食べ進めていくのであった。

――――――――――――――

 

――――――――

 

―――

こうして、アリス達が来てくれたことによりハリが出てきたネイトの療養生活。

 

釣り以外にも…

 

「わぁ、本当にダンジョンに来てしまったみたいです…!」

 

「トロッコなんてこんなところでもないと乗る機会ないもんね…!」

 

「今まで部屋の中にこもりっぱなしだったけど奥はこうなってたんだ…。」

 

「塩を採るためにここまで掘るなんてすごいものだな、アリス…。」

 

ネイトがソルトセラピーに通っていた岩塩抗で行われているトロッコに乗って行われる見学ツアーや、

 

「どう、ミドリ?いい絵は描けてる?」

 

「はい、アルさん。こんな綺麗な街並み初めてです…。」

 

「それはよかった。次回作は期待できるな。」

 

「大丈夫ですか、ネイトさん?こんなにいろんなところを、出歩かせちゃって…。」

 

「体力自体はそんなに落ちてないから安心してくれ、ユズ。むしろアビドスにいた頃より息は上がりにくくなってるはずさ。」

 

「だってよ、ハルカちゃん。よかったね、いろんな植物のコレクションが増えて~♪」

 

「よ、よかったです…。兄様の負担になっていたら私…爆弾を抱えてお詫びを…!」

 

ミドリのスケッチやハルカの趣味の植物採集を兼ねたハイキング、

 

『フゥ~…。』

 

「あぁ~…まさかこんなところで温泉に浸かれるなんてなぁ~…。」

 

「気持ちいいですねぇ、パパぁ~…。しょっぱい温泉なんてゲームでも聞いたことがありません~…。」」

 

「こんなプールみたいな温泉初めて~…。ねぇ、ちょっと泳いでもいいのかな~…?」

 

「あんまり迷惑にならないようにね、モモイ…。それにしてもいいお湯だわぁ~…。」

 

「たまにはこんな広い所でみんな一緒にのんびり浸かるのもいいものだねぇ、アルちゃん…♬」

 

「あぁ…!アル様だけじゃなく兄様や皆さんと一緒のお風呂に私みたいなのが入れるなんて…!」

 

「なんだか普段のお風呂よりもポカポカするねぇ、ユズちゃん…。お塩の効果かなぁ…。」

 

「そうだね、ミドリ…。それになんだか…背中が自然と伸びていくような…気持ちよさが…。」

 

「ユズが普段どれだけ悪い姿勢でゲームしてるか分かるよ…。ここのお湯は筋肉痛にも効くみたいだからね…。」

 

別飛須高原のもう一つの名物でもあるスパリゾートに訪れ水着を着てみんなで浸かったりと非常に満喫している。*1

 

そして、アリス達がやって来て数日が経ったある日のこと。

 

ワイワイガヤガヤ…!

 

この日、いつも静かで穏やかな別飛須高原の市街地に賑わいが満ちていた。

 

大人たちは軒先に並んだテラスで食事をしながらおしゃべりに興じている。

 

これは別飛須高原特有というわけではなくこの時期のゲヘナは週末になるとこうして外にテーブルが並べられ食事を楽しむ文化がある。

 

…まぁ、他所ではここほど穏やかではないし喧嘩もしょっちゅうなのだが。

 

「はぁ~…いいものだねぇ…。」

 

行われているのならばとネイト達も繰り出してきている。

 

すると、

 

「はいお待ちどう様!ソーセージ盛り合わせとアプフェルショーレだよ!」

 

「ありがとう。」

 

ウェイトレスが山盛りのソーセージが盛られたトレイと泡立ちの良いアプフェルショーレがなみなみ注がれたジョッキを9杯持ってきてくれた。

【挿絵表示】

 

パリッ!

 

「…うん、やっぱりゲヘナのソーセージは旨い。」

 

やはりこの世界の本場故か、ソーセージ一つとっても絶妙な焼き加減にあふれる肉汁とスパイスのハーモニーで非常に美味だ、

 

ゴキュッゴキュッ…!

 

「プハァ!あぁ…なんやかんやこれもこれでいいように思えてきたが…。」

 

それをきりっとした酸味のアプフェルショーレで脂を洗い流し口の中をリセットする。

 

ここに来てから最早お馴染みのマリアージュだが…

 

(あぁ~…ビールが欲しいぃ~…!)

 

ネイトが欲するのは苦みとのど越しが楽しめる別の黄金色の液体だった。

 

が、無論療養中のことは元より…

 

「お待たせしました、パパ!」

 

「あぁ~ッネイトさんたら先に食べてるぅ~!」

 

「ま~ま~モモイちゃん。お兄ちゃんの奢りなんだから一本位見逃そうよぉ~♪」

 

「やぁ、先に頂かせてもらってるぞ。」

 

と、ネイトを呼ぶアリス達の方を振り向くと…

 

「おぉ似合ってるじゃないか。可愛らしいぞ、皆。」

 

「ぱんぱかぱ~ん!アリスの新コスチュームをパパに褒めてもらえました~♪」

 

「そっそうでしょう?!やっぱりアウトローたるものこういう衣装も着こさなきゃね!」

 

「わわわッ…!こ、こんなゴミみたいな私にこんな衣装を…!」

 

「うぅ~…ゲ、ゲーム以外でこういう格好、することなんてなかったですし…。」

 

「大丈夫だよ、ハルカちゃんにユズちゃん。とっても似合ってるから。」

 

そこには色とりどりの伝統衣装『ディアンドル』を身にまとったアリスやアル達がいた。

 

ゲーム開発部はそれぞれのイメージカラーと白とパステルカラーのディアンドルを。

 

便利屋68の面々はそれぞれ、アルはワインレッド・ムツキはオレンジ・ハルカは薄紫を基調としたシックなデザインの物を着ている。

 

それぞれが女子高生らしい健康的な魅力あふれる姿だ。

 

「伝統衣装と聞いていたが結構今風のデザインもあるんだな。」

 

「ハイッまるでゲームの中から出てきたみたいなデザインでアリスとっても気に入りました!」

 

「最近の子向けのデザインなんだって!これは次回作にもいかせそうだよ!」

 

「レンタルでこんなクオリティだなんてやっぱり万魔殿の直轄地はすごいですね…。」

 

「でもよかったの、兄さん?結構なお値段だったみたいだけど…。」

 

「気にするな、アル。金なんか腐るほどあるし…こんな可愛らしい皆を見れたら安いもんさ。」

 

「アッアウ…可愛いだなんてもったいなさすぎる言葉です、兄様…!」

 

「うぅ~…そ、そう言ってもらえると、うれしいです、ネイトさん…。」

 

「クフフ~相変わらず真っすぐな感想だから嬉しいね、ハルカちゃんにユズちゃん♪」

 

そんな会話を交わしていると…

 

「あれ?カヨコは?」

 

一緒に着替えに言ったカヨコの姿が見えず尋ねると、

 

「なんだか連絡がきたみたいだから少し外すらしいわ。先に食べてって言われたわね。」

 

「…そうか。そう言うことだったら頂くとしようか。」

 

何かあったらしく離席しているとのことなので…

 

「う~ん、こんなおいしいソーセージ初めて~!」

 

「ミレニアムの学食のと比べ物にならないね、お姉ちゃん!」

 

「白ソーセージなんて、初めて食べたけど、不思議な食感…!」

 

「このリンゴサイダーもとっても美味しいです!」

 

「ほらほらアリス、口周りがケチャップで汚れてるぞ。」

 

「やっぱりソーセージはシンプルに焼きが一番ね。」

 

「えぇ~私は茹でてある方が好きかなぁ?」

 

「わっ私はどちらも…!こんなおいしいのならどっちも大好きです…!」

 

一同が席に着き山盛りのソーセージとアプフェルショーレを堪能するのであった。

 

それからしばらくし、

 

~♪

 

「ほら、ミドリ!もっとステップふんで!」

 

「お姉ちゃんが引っ張りすぎなんだって!」

 

「あっあわわわわっアル様がこんなに近くにぃ!」

 

「はっハルカぁ!ちょっと力み過ぎよぉ!」

 

「ユズッアリスがリードしてあげますから一緒に踊りましょう!」

 

「まっ待ってッ、私踊りなんてってひゃああああ…!」

 

アリス達は広場に繰り出し他の客たちの中に紛れフォークダンスを踊っていた。

 

「くふふ~ハルカちゃんにユズちゃん達ったら目回しちゃってるねぇ♪」

 

「それでも楽しそうだな。たまにはあぁいうのもいいだろう。」

 

その様子をテーブルから微笑ましそうに眺めているムツキとネイト。

 

すると、

 

「お待たせ、二人とも。」

 

「あっカヨコっちったらおっそ~い!」

 

用事を終えた白と黒のシックなディアンドルに身を包んだカヨコが到着した。

 

が、

 

「…なにがあった、カヨコ?」

 

何やら彼女の様子がおかしい事がネイトには手に取るように伝わってきた。

 

「………うん、ちょっと問題があって…ね。」

 

流石に隠し事ができないと思いカヨコはネイトに封筒を差し出す。

 

「…なにがあったの、カヨコっち?」

 

ムツキも俄かに真剣な表情となる。

 

「…ネイト兄、実は…。」

 

そして、今自分たちに注目しているものはいないのでカヨコがあらましを説明しようとすると…

 

ピッ

 

「んむ…ッ!?」

 

カヨコの唇にネイトが人差し指を当て言葉を制し、

 

「カヨコ、すまない。今は…俺を『パパ』でいさせてはくれないか?」

 

少し困ったような表情でそうお願いするのであった。

 

「………そうだね。今のネイト兄はアリスのパパだもんね。」

 

「だねぇ。今はそう言う暗そうな話はなしでいこっ、カヨコっち~♪」

 

そんなネイトの願いを微笑みながら二人も受け入れてくれた。

 

この報告がネイトを元に戻すことはカヨコにも分かっていた。

 

彼がキヴォトスで過ごすうえでそれは必須事項だ。

 

それでも…

 

「パパっ!今度はアリス、パパと踊りたいです!」

 

「お誘いどうも。それじゃ軽くだけど踊ろうか。」

 

アリスがネイトに左手を引きダンスの輪の中に戻っていくのを見て、

 

「…うん、普段のネイト兄もいいけど…。」

 

「やっぱりあのネイトお兄ちゃんが好きだなぁ♬」

 

今この時ばかりは…それを忘れさせてあげようと思うカヨコとムツキだった。

 

「どう、カヨコっちも踊る?」

 

「そうだね。たまには…そう言うのもいいかも。」

 

そんな柔らかな空気を楽しむようにカヨコとムツキもフォークダンスの場所へ共に向かうのであった。

――――――――――――――

 

――――――――

 

―――

そんな賑やかだった一時も過ぎ…

 

「………。」

 

拠点としている山荘の寝室でネイトはカヨコが渡してきた報告書に目を通していた。

 

その目は昼間アリスに向けていた柔らかなものではなく…『兵士』として『将軍』としての鋭さを宿していた。

 

すると、

 

コンコンコン

 

「ん?どうぞ。」

 

寝室のドアがノックされ報告書をPip-Boyに格納し入室を促すと…

 

「パパ~…。」

 

「あ、起きてたんだね…。」

 

「お邪魔します…。」

 

「急に来て、ごめんなさい…。」

 

寝間着に着替えたアリス達ゲーム開発部の面々がやってきた。

 

「気にするな。ちょっと読み物に熱が入っててな。…それでどうか…。」

 

起きていた理由を誤魔化しながらも来訪の理由を尋ねると…

 

タタタッ

 

ギュッ

 

「ッと、アリス?どうかしたのか?」

 

アリスが駆け寄りネイトの胸に抱き着いてきた。

 

そんな彼女をあやしながら何があったか尋ねると…

 

「パパ…アリス、今日はパパと一緒に寝てもいいですか…?」

 

消え入りそうな声でアリスはお願いしてきた。

 

「ちょっとアリスが怖い夢見ちゃったみたいで…。」

 

「それでネイトさんがいるから連れてきたんです。」

 

「今までは、こういうことはなかったんですが…。」

 

モモイ達の補足でここにやってきた原因を察するネイト。

 

「…そうか。ごめんな、アリス。」

 

胸の中の愛娘を抱きしめつつネイトは詫びる。

 

おそらく…夢の中であの日の…ネイトが重傷を負っている光景がフラッシュバックしてしまったのだろう。

 

「大丈夫、俺はここにいるから。」

 

「はい…!パパは…ここにいます…!」

 

しばらくの間、彼女を落ち着かせるように背中を摩り…

 

「パパ、ありがとうございます…。」

 

「礼なんていらないさ、アリス。こういう時は甘えていいんだから。」

 

ネイトとアリスはベッドの中で隣に入り、

 

「私達もよかったの、ネイトさん?」

 

「元から俺一人だと大きすぎたんだ。四人くらい入っても問題ないだろう。」

 

「み、ミレニアムに入ってからはこういうの初めてで…。///」

 

「でも、なんだか…いつもよりすっと安心します…。」

 

その傍らにモモイ達も入り5人一緒に床に就くことになった。

 

「それに…明日の午前中は俺は少し出かける。その補填と思ってくれればいい。」

 

「え…?パパ、お出かけするんですか…?」

 

「ちょっとな。危ない事はしないから安心してほしい。」

 

少し不安げなアリスを撫でていると…

 

「…じゃあ、パパ。」

 

「なんだ?」

 

「…アリスに子守歌を歌ってほしいです。」

 

ネイトにそうおねだりしてきた。

 

「子守歌…か…。」

 

ネイトは少し間を置き、

 

「…よし、アリスが気に入りそうな歌があるぞ。」

 

「本当ですか…?」

 

「そう言う子守歌なんてあったんだ…。」

 

「もう歌うのは随分と久しいがな…。」

 

かつての戦前の我が家で…まだ赤ん坊のころのショーンの枕もとで歌った曲を思い出した。

 

もう…実に60年以上ぶりに歌う曲だ。

 

「………Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.魔法ドラゴンのパフは海辺で暮らしてた。ホナ・リーと呼ばれる場所で秋の霧の中で楽しく遊んでたよ。

 

ネイトの深く低い声で紡がれるかつて自分が歌い、父や母に歌ってもらったメロディ。

 

Little Jackie Paper loved that rascal Puff.And brought him strings and sealing wax and other fancy stuff.小さな少年ジャッキー・ペーパーはわんぱくなパフが大好きだった。そして紐と封蝋と 他にもおかしなものをいろいろ持ってきたんだ。

 

竜と1人の子供の種族を超えた友情の歌だ。

 

「Oh,Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

「…なんだかすごく穏やかな気持ちになるね…。」

 

「Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

「うん…すごく…心が静かになっていく感じがする…。」

 

Together they would travel on a boat with billowed sail.Jackie kept a lookout perched on Puff’s gigantic tail.たなびく帆のついたボートで二人は一緒に旅をした。ジャッキー大きな尻尾に仁手見張り役をしていた。

 

「こんな静かな気持ちになる音楽、初めてかも…。」

 

Noble kings and princes would bow whene’er they came,Pirate ships would lower their flags when Puff roared out his name.高貴な王様と王子様でさえおじぎをした。パフがその名を叫ぶといつでも海賊船でさえ旗を降ろした。

 

「こんな冒険の歌があったんですね…。」

 

「Oh,Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

子守歌と言うことで自分達よりももっと幼い子供用の歌を想像していたアリス達だが…

 

「Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

いつしかネイトの声で紡がれるその歌に聞き入ってしまっていた。

 

しかし…この歌は…

 

A dragon lives forever, but not so little boys.Painted wings and giant’s rings make way for other toys.ドラゴンは永遠に生きれるが少年はそうはいかない。ペイントした翼と巨大な輪っかは他のおもちゃに変わってしまった。

 

同時に成長していく子供たちへの寂しさを歌った曲でもある。

 

One gray night it happened, Jackie Paper came no more.And Puff, that mighty dragon, he ceased his fearless roar.ある灰色の夜に…それは起きた。ジャッキー・ペーパーはもう来なくなったんだ。とっても強いドラゴンのパフだけどその勇ましい雄たけびをやめてしまった。

 

それは子供が成長していくうえで…仕方がない別れでもあった。

 

His head was bent in sorrow, green scales fell like rain.Puff no longer went to play along the cherry lane.パフは悲しみで項垂れて緑の鱗が雨みたいに剥がれ落ちた。パフは一生の友達がいなくなってもうあの桜の道に行かなくなった。

 

「そんな…。」

 

少し悲しそうな声を上げるアリス。

 

モモイ達も寂しさをにじませる目を向ける中…

 

Without his lifelong friend, Puff could not be brave.So Puff, that mighty dragon, sadly slipped into his cave.生涯の友梨ではパフは勇気を持てなかった。だからとっても強いドラゴンのパフは悲しげに洞窟に潜り込んだんだ。

 

ネイトは四人を優しくなでながら続きを歌う。

 

「Oh,Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

まるで『大丈夫だ』と勇気づけるように…

 

「Puff the magic dragon lived by the sea.And frolicked in the autumn mist in a land called Honali.」

 

静かにそう曲を結んだのだった。

 

歌い終え…

 

「………パパ。」

 

「どうした、アリス?」

 

静かにアリスはネイトに問う。

 

「どうしてジャッキーは…パフのところへ行かなくなったのですか…? 」

 

今は多くの学友に囲まれ日々を過ごしているアリス。

 

だからこそ…そんな親友同然だった竜と子供が離れてしまったことが理解できなかった。

 

「アリスならレベルがカンストしても…ずっとパフと一緒にいます…。」

 

「…優しいな、アリスは。」

 

そんな心優しいアリスを撫でながら…

 

「でもな、アリス…それに皆。魔法の竜は永遠に生きるが…人間はそうじゃないんだ。」

 

『…ッ!』

 

「たとえミレニアムの科学がどれほど進歩しても…トリニティやゲヘナの『神秘』をもってしても…『時間』だけは誰にも止められないんだ。」

 

静かだが揺るがしようのない

 

「アリス、よく聞いてほしい。俺は…確実にアリスやモモイにアルやホシノ達よりも…ずっと早くにいなくなってしまう。」

 

残酷な事実として新室内に響いた。

 

「いやっ…!嫌です…!パパがいなくなるなんて…ッアリス、そんなイベント受け入れられません…!」

 

アリスの目からとうとう涙があふれネイトに縋りつく。

 

モモイ達の目もうるんでいることが暗闇でも分かる。

 

ネイトはそんな彼女を優しく抱き留めつつ…

 

「泣くな、アリス…。もちろん、俺も最期のその時まで少しでも長く生きようと努力する。でも…これは仕方ない事なんだ…。」

 

「仕方ないこと…なんですか…?!」

 

「そうだ。そうやって…ずっと命は繋がれてきた。俺もアリスもその流れの一部として…それは『当たり前』のことなんだ。」

 

諦観ではなく父としての教えとして言葉を繋ぐ。

 

「もちろん…その時は泣いてもいいし悲しんでもいい。でも…必ずその後は真っすぐに前を向いてほしいんだ。」

 

「前を…ですか…?!」

 

「パフが悲しんだのはな…ジャッキーがいなくなったことそのものじゃないんだ。ジャッキーが大人になって…かつての魔法思い出を忘れてしまったからだ。」

 

そして、アリスの先ほどの質問への答えを父としての言葉をもってしっかりと語り掛ける。

 

「俺がいなくなった後…ずっとアリス達が泣き続けるのを俺は望んでいない。…俺がいなくなっても…キヴォトスで笑い合い、誰かを助け…自分たちの人生を謳歌してほしいんだ。」

 

『………。』

 

「俺という魔法の竜が…あっちでアリスや皆と過ごした時間を『最高だった』と胸を張って言えるように…。それが…俺からお前たちへの…いずれ来る最期のクエストだ。」

 

アリスの涙を指で拭い…

 

「…安心しろ、アリスに皆。少なくとも…俺はあと60年は生きるつもりだ。最期のその時まで…皆が望むなら俺はきっとそばにいるからな。」

 

浅く笑いながら重く…けれど温かな『約束』を交わしたのだった。

 

そんな父の表情を見て…

 

「…分かりました、パパ。アリス…一生忘れません。…パパがアリスに教えてくれた、すべての魔法思い出を…!」

 

涙を浮かべたままアリスも微笑みさらに深くネイトに抱き着いた。

 

「…私も…ずっとずっと…憶えてるからね…。」

 

「おばあちゃんになっても…ずっと一緒です…。」

 

「だからネイトさんも…約束守って、くださいね…。」

 

「…あぁ、もちろんだ。」

 

モモイ達もネイトにさらにくっ付き…

 

「さぁもう寝なさい。大丈夫、俺がいるから。」

 

「ハイ…おやすみなさい、パパ…。」

 

『おやすみなさい、ネイトさん…。』

 

彼の温かさを感じながら静かに眠りに落ちていき、

 

「あぁ、おやすみ…。」

 

ネイトも愛する娘と友の体温を感じつつ眠りにつくのであった。

*1
ネイトは上半身にラッシュガード着用




さあ、わが身の守りことばだ、「父を忘れるな、父の頼みを」……固く誓ったぞ。
―――『ハムレット』より
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