小学生の間はできるだけユナやレイと一緒に時間を過ごすようにしつつレイを完璧な存在に仕上げるべく、勉強を教えたり運動も積極的に行わせた
その結果、小学生ながら中学の勉強もあらかた頭に入っていてスポーツをやらせてもそのスポーツ経験者のある程度のレベルぐらいにはこなせるようになった
小学校を卒業する頃には周りの女子も成長してイケメンになっていくレイをみて好意を寄せる者もでてきたが、肝心のレイは恋愛よりも俺と一緒にいるほうが楽しいとのことだ。
まあ、小学生のころなんてそんなものかと思う
高校に入学するぐらいにはユナと付き合っていればいいペースだと思うしね
僕がレイの育成計画を始めて少しした頃、二人で楽しそうにしているのを見て仲間外れにされたと思い込んだユナが泣きながら僕らのほうにきてその不満をぶつけてきた
そんな一悶着もあったりしたが、ユナもレイ同様に育成した結果卒業するころにはハイスペ女子になっていた
ユナの可愛さに他の男子も気づきだして一時期告白ラッシュのようなことが起きていたが決まって
「好きな人がいるから」と言って断っていた
まさか僕の知らないうちに!という焦りで一体どいつだと探してみたが、特にユナが好意を寄せているであろう男子を見つけることはできなかった
まあ、告白を断るための方便だったのかもしれないという結論に僕は至った
僕は小学校六年間で無事、告白されなかったよ
バレンタインの時に初めてユナ以外の女子からチョコを渡された時には困惑したが、告げられたのはレイに渡してほしいというもので安心した
どうやら僕はレイの踏み台的ポジションを手にすることがきたようだ。二人と比べて顔も平凡でテストやスポーツでも手を抜いていたことで周りからも僕の評価は低くできたと思う
僕の考えていた展開に近づきつつあるね
とはいえ僕は周りとのコミュニケーションまで遮断はしてないので陰口を言われたりいじめられたりする程ではなかった
レイからはなぜ手を抜いてるんだとか言われたが
能ある鷹は爪を隠すとか適当なことを言ってみたら言葉の響きがレイに刺さったのか、僕のことをより尊敬したような目で見てきた
ことわざのことをかっこいいと思っている年頃らしく、それからは特に何も言ってこなくなった
レイ育成計画を始めて少しした頃
放課後になりいつものように帰って特訓をするために僕がレイを呼ぼうとするとユナが近づいてきてその可愛らしい顔をぐしゃぐしゃに歪めながら
「何でわ゙だじをなかま外れにずる゙の゙〰〰!!」と、泣き叫びながら言われた
僕は何でそんなに泣いてるのかが分からなくて慌てているとユナに 「レイ君ばかりじゃなくてわたしも一緒に遊びたい」 とのことだ
ユナが落ち着くまで少し待ってから話を聞くと、最近になってレイにばかり僕が構っていてユナのことを仲間外れにされたと思っていたらしい
幼稚園の頃から一緒にいた友達が急に構ってくれなくて寂しかったのだろう、僕も人の気持ちというのはまだまだ理解はできていなかったようだ
レイの育成も大事だが一番重要なのはユナなのだからそこを間違えていては意味がない
僕はすぐにユナに謝ったあとレイとやってることを「一緒にやるかい?」と聞くと「やる!」と食いついてきた
僕が謝った際に「ユナは僕にとって大事なんだから嫌いになんてならないよ」
と言いながら頭を撫でたのが効いたのか、先程まで泣いていて暗い顔をしていたのから一転して、
デレデレしながら「そっか、せっちゃんは私のことが大事なんだね〜」とご機嫌になっていた
撫でる手を離そうとすると、もっと撫でて!と怒られた
ユナが気持ちよさそうにしているのをずっと横で黙って聞いていたレイが言葉を発したかと思えば
「俺、女の子が泣いている顔見たの初めてで背中がゾクゾクしたんだけどこれどういうことなのか知ってる?」とか言い出した
お前、間男じゃなくてDVの才能の方があったとは
これで小学生編は終わりです、中学校も駆け足で終わらせます