追記にも書きましたが…実生活がバタバタしており、小説を書く暇がありませんでした。
こちらの作品は昨日の夜急遽仕上げた物となります。
誤字や情報の齟齬等ありましたら指摘して頂けますと幸いです。
次回はこの様にならないよう努力致します。
「おうおうおう!よくもズカズカとここに入ってきやがったなァ!?」
「ここはウチらのシマだ!通りたけりゃ通行料を寄越しな!」
幾人もの
バスを手元の銃で殴っている生徒もおり、向こうが私達に敵対的なのは見るからに明らかだった。
〈通行料って言ってるけど…どうすればいいの?〉
「キヴォトスではこんなことはありふれています、ダンテ。」
「そして、その経験から言うとすれば、彼女達に従う必要はありません。」
〈つまり、戦っていいんだね?〉
PDAを起動し、編成画面に移行する。
「おいおい、何をコソコソと喋ってんダァ!?」
「時計の仮面なんか被りやがって…」
敵意を向けてくる彼女達に対して、囚人達は武器を構える。
〈それじゃあ、始めようか。〉
私は迷うことなく、戦闘開始ボタンを押した。
ひとまずは、さっきと同じ様に戦ってみようかな。
スキルとスキルを鎖で繋ぎ、囚人達に指示を出していく。
確か、同じ
〈マオとカレンは突撃、真砂とルナは追って敵に追撃して!シズクとセラは援護射撃!〉
「了解、行くね!」
「はっはい!」
銃を片手で撃ちながら、ナイフ片手にマオが突撃していく。
並んで突撃していくカレンの後ろに続いて真砂が、レイが敵へと向かっていった。
「あいつらこっちに向かって来るぞ!」
「ぶっ飛べ!」
当然、ヘルメット達も黙って見ている訳ではない。各々の手に握った銃で、その動きを止めようと試みる。
「ぐあっ!?こいつら止まらな…っ」
「一人倒れた!あと11!」
だが、そんなもの気にしないと言わんばかりに近づいていくマオと、足も銃撃も止めないカレンの銃弾がそれ以上の動きを許す筈もなかった。
真砂は不良達の設置していたバリケードを利用する様に近づいていき、飛び上がると同時にその刀を振り下ろす。
「はあっ!」
「っお前どこから…がっ!?」
正面から真っ直ぐに振り下ろされた刀は、確実に敵を気絶へと追い込む。
その勢いのまま、他にバリケードに潜んでいた敵を一人、また一人と切り伏せる様にして進撃していった。
「これくらいなら、私にも…!」
カレンの背中に隠れる様に進んでいたルナが、その手に握っていたショットガンを敵に放つ。
「がぁっ…!?」
至近距離で放たれた散弾は、敵に言葉一つ残させずその意識を刈り取っていった。
先制攻撃が成功したことで、敵は動揺している。
多分、自分達の方が上だと思ってたのかな?
「ア、アタシらはガタガタヘルメット団だぞ!アタシらに手を出したらどうなるか…っ」
「その名に違わず、ガタガタと煩い奴らね。」
台詞を遮り、狙撃銃の重々しい発砲音が響く。
放たれた弾丸は、敵の合間を縫い、ヘルメットを穿ち、不良達のリーダーを貫いた。
戦闘ももう終わりかな?
そんなことを考えていると、ファウストが私に話しかけてくる。
「ダンテ、PDA画面の右端をご覧下さい。」
〈右端?…何この欄?〉
7色のカラフルなアイコン達と、白い数字が並んでいる。
罪悪属性と色合いが同じだし、スキルと何か関係があるんだろう。
「その欄は、E.G.O資源を表しています。」
〈E.G.O資源?〉
資源ってことは、何かに消費したりするのかな?
「囚人のステータスはご覧になりましたか?」
〈うん。色々書いてあったけど、よくわからなかったから後で聞こうかなって…〉
「E.G.O資源とは、囚人のパッシブスキル発動、そしてE.G.Oの使用に関わる大切な物です。」
〈パッシブスキル?E.G.O?〉
さっき、パッシブスキルの項目に"傲慢×3 保有"とか""怠惰×2 共鳴"とか書いてあったけど…
E.G.Oについてはよくわからない。確かに項目としては存在していたけど、開いて見てもそこは空っぽだった。
「はい。パッシブスキルの発動条件は、主に保有と共鳴の二つに分けられます。」
「E.G.O資源は、この内保有の条件に関わっており、要求される資源の量を満たしていなければパッシブスキルは発動しません。」
「また、共鳴の条件であれば、一度に求められた数の罪悪属性を持つスキルを使用することで発動可能です。」
そう言われると、一部のパッシブスキルが発動したりしていなかったりした理由も分かる。
多分、E.G.O資源が足りなかったのだろう。
「E.G.O資源はスキルを使用した時に取得され、それぞれの色がそれぞれの罪悪に対応しています。」
〈ずっと思ってたんだけど…罪悪って何?〉
ほとんど戦闘は済んでいる。
もう放っておいても大丈夫だろうと判断し、詳しく話を聞くことにした。
「罪悪とは、憤怒、色欲、怠惰、暴食、憂鬱、傲慢、嫉妬の7つに分けられた属性のことです。」
「E.G.O資源もそれに伴った数存在し、パッシブスキルやE.G.Oによって要求される資源の種類も数も異なります。」
「く、くそっ…増援を呼べ!アタシらだけじゃ無理だ!」
説明を受けていると、生き残っていた敵が仲間を呼び出した。
路地の奥から、更に大勢の敵が流れ込んでくる。
もう一踏ん張りかな、そう思いながら指揮を再開しようとすると。
「ふむ、デモンストレーションとしては最適な数の敵がいらっしゃいますね。」
「ダンテ、私のアイコンを長押しして下さい。」
〈えっと…何か出て来たけど…〉
画面上にカードの様なものが表示される。
えっと…表象収束機?
「それが先ほど述べた、E.G.Oです。」
「それは囚人それぞれに専用のものが備わっており、また効果もそれぞれ異なります。」
カードをよく見ると、E.G.Oの説明が書かれている。
…攻撃荷重値5?
精神消耗量20…精神力が削れる代わりに放てる強力な攻撃ってことかな?
右の欄は、恐らくE.G.O資源の消費量だろう。
「そのカードを選択することで、囚人にE.G.Oを使用させることが可能です。」
「試しに、私にE.G.Oの使用命令を出して下さい。」
カードをタップする。するとスキルの一つが変化し、E.G.Oのアイコンに変化した。
鏡が割れる様な音が響く。
実際、ファウストの体からは硝子の破片の様な何かが舞った。
ファウストの姿が変化し、それと共に握っていた銃も
元は路地だったこの場所も、ファウストを中心として何処かの研究室に変わっていた。
「全ての解は、ファウストが知っています。」
詠唱染みた言葉と共に、ツヴァイヘンダーを地面に突き刺す。
剣先を中心として幾つもの図形や計算式が飛び出し、不良達へ衝撃波となって襲いかかった。
ファウストが剣を抜くと同時に、その全ての変化が収まっていく。
見た目は元に戻り、研究室は路地になり、剣はハンティングライフルに。
後に残ったのは、吹き飛ばされて気絶した不良達だけだった。
「戦闘終了です。お疲れ様でした。」
次回は6/3を予定しています。
次回投稿の前に表象収束機について書くかもしれません。
(追記 6/3 12:57 誤字があった為訂正しました。)
(追記 6/5 6:14 タイトル番号を変更しました。)
戦闘描写ショボくていい?
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時間かかってもいいからちゃんと書いて
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削っていいから早く投稿して