「♪〜」
モンドの協会前、バルバトスの像の前で指揮している男性がいるがおかしいことに、指揮をしている男性以外の人がいない、バイオリン、チェロ、トランペット、サックス、全ての楽器達が一人でに動いている
「「♪〜♫」」
段々と音が増えていく、まるで足りないものを補うように
「「「♪〜♫〜 〜」」」
今度は色がついたような音がやってくる
まるで指揮者の感情が乗っているかの様にかのように
そして指揮者の手が早くなる、が引く主のいない楽器はそれでも完璧に演奏する
「♪〜」
「♫〜」
「 〜」
「ラ〜♪」
と今度は楽器達の演奏の最後尾に楽しそうな女性の声が入る
周りで聞く人達はこの光景に驚きもせず平常心を保ち演奏を聞き続ける
そして、フィナーレ
「「「「♪!」」」」
最後には楽器達のバラバラだった音は一つになりこの演奏を締めをくくった
フィン「…」
指揮者が観客の方を向きお辞儀をする。
観客から溢れんばかりの拍手をおくられる。
観客が全員帰ったことを確認するとフィンは一つの楽器が収納されているであろう箱を取り出し開くと楽器が全てカバンに収納された
そしてすぐさま演奏場から離れる
まぁ、武器も別次元に送れる為疑問はないが
…丁度そこに
パイモン「すごかったな…オイラ、一言も喋れなかったぞ…」
蛍「だね…でも彼、モンドで一回も見てないよね…」
パイモン「だよな!オイラもあんな奴見たことないぞ!」
二人で曲の感想を話し合いながらも彼が誰なのか疑問に思っていた
ウェンティ「彼は旅してるからね〜」
パイモン「うわ!?吟遊野郎!」
蛍「…ウェンティ、なんで彼は旅してるの?」
と唐突にウェンティが現れるが蛍は最初から気づいており、驚かず平然と疑問を返す
ウェンティ「色んな物を見て音楽にするためなんだって、そして旅先の街で合唱をする、それが彼だよ」
蛍「…そうなんだ…」
ウェンティ「お?彼に興味ある?って言っても僕も彼のファン何だけどね、色んな詩に彼を使ってるし!なんならこのモンドにも他の街にも彼のファンはたくさんいるよ」
蛍「…彼に関しては何も知らないんだね」
ウェンティ「そんなミステリアスなところも彼の魅力なんだよ」
ウェンティが興奮しながら話してるところをみていると彼の人気に少し引いてしまったが彼、フィンのことについて気になってしまった
彼の音楽は人を動物を惹き寄せる…さてさて、彼は無事に主のところまで帰れるかは神のみぞ知る…
これは旅する音楽家フィン…改め、主の任務を遂行しようとする忠誠心の塊のお話