海の彼方で   作:錫樹トシアキ

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153・壊れた翼を白球に乗せて

「……ええ。ええ。……分かりました。……そんなこと言われても、俺にだって自分の症状を完全にコントロールできたら、こんなことになってませんよ。……ええ。……分かりました」

 

海は汗を時折ぬぐいながら、その電話を切った。

 

「どうしたの?」

華耶は海のその汗が、基礎体力だけは落とすまいと地下室でトレーニングをしていただけのものではないことに気づいていた。濡れタオルを手渡しながら、海のあまり血色のよくない肌色を窺っている。

 

「……明日チームに合流しろだって。なんでも、俺のほかに怪我で欠員が出たから、監督がおかんむりらしい。こんな時期に主力が次々抜けちゃかなわない、って、ずっと荒れてるみたいだ」

「みたい、ってことは監督本人からじゃないんだ?」

「守備コーチからの電話。守備コーチだけは、俺があんまり調子がよくないことを理解してくれてるからいいけどさ。これが、打撃コーチからとかだったら、ちょっと……電話に出るのも気が乗らなかったかな。あのおっさん、最近なんだか……歳取ったのかな。言ってることが、よくブレるようになったからさ」

海はそうしてタオルで汗を拭ってから、首にタオルをかけて身体にこもった熱を逃がそうとした。シャツが背中までびっしょりで、華耶は替えのシャツをすぐ持ってこなければ――と思った。

 

「明日いきなり上がって、大丈夫そう?」

「大丈夫だったらもっと嬉しそうにするよ、俺は」

「……そっか。そう、だよね」

無理して行かないで欲しい――と言える日が来るのは、いつになるだろう。

華耶は、自分の都合ではなくチームの都合で昇格する、という形に疑問を持っていそうな海の表情を横目で見ながら、次にかける言葉をどうするべきか考えていた。

 

「……わがまま、だよな」

「そうだよね」

少し、食い気味に反応した華耶の言葉に海は少し驚きながら、華耶が考えてるであろうこととは違う意味で言った言葉をどう説明するか海は悩んだ。

だからといって華耶の言葉を全て否定するのも、それはそれで申し訳ないが――華耶も、あれ?何か間違ったかな……?というような表情を浮かべていて、やや気まずい。

 

「……あれ?チームがわがままって話じゃ……なかっ、た……?」

「いや、俺がわがままだよな、って話をしようとしてたんだ。……分かりづらくて、ごめん」

「ううん。気にしないで」

 

華耶はそう言いながら、替えのシャツを海に手渡した後、冷蔵庫から冷えたハーブティを取り出し、海のもとへ差し出した。

海は一旦脱衣所へと向かってそそくさとシャツ着替え、ゆっくりと居間に戻ってきてからハーブティを流し込み、再び額の汗を拭いた。

 

電話の後から落ち着きのない鼓動が、ハーブティを口にするたびに徐々に収まっていく。別にハーブティそのものが自分を癒しているとは海も思っていない。華耶が近くに居るから落ち着けるのだ。

華耶なりにハーブティなりアロマなりなんなり、海の気休めになりそうなものを色々と探してきてくれる。いずれも海にとって劇的に効果があったわけではなかったが、その度に華耶が多少大げさに期待される効果を話してくれることが気休めになっていた。

 

正直言って、ハーブティの味も、香りも、そこまで好みなわけではない。

香りで落ち着くだとかというものも、海にとってはあくまでエンタメ的なものであって、本当に自分の身体によく作用してるとは、海自身は思っていない。

医者から処方される漢方だって、草花の根だのから本当に病気が治っていくとは思えずにいたし、植物は所詮、植物だ――海はそう思っていたが、だからといって華耶の思いまでは否定したくないから、少しでも効果があるようにと思って海もまたハーブティを口にし続けていた。

結局、自分は華耶が居ないと何もできない。海はそんなことを思いながら――次の言葉を待っている華耶に向けて、口を開いた。

 

「正直言って、このまま明日にならずに……このままでいられたらな、って思うよ。いつまたこんな風におかしくなるか分からないんだし、去年みたいに、シーズン中そこまでおかしくならないシーズンだってあった。ひょっとしたら、これを最後にピタリと止む可能性だってあるし、明後日にはまた、俺はこの症状がぶり返して、くたばっているかもしれない。野球を辞めてさえしまえば、二度とこんなことで苦しまなくて済むのかもしれないとも思うよ」

「……うん」

「野球のない日々はそれはそれで退屈だけど、平和だ。俺には趣味と言えるような趣味がないから、一日の過ごし方に迷う。でも、野球を辞めてさえしまえば、外にだって人の目を気にせず出られる。だったら、やっぱりもう引退してしまおう、っても思ってしまう。でもね、チームの都合だから、って言葉で、いざ合流を告げられると、やっぱり、自分は野球がないと生きられない人間なんだな、って思うよ。……身体がね、思い出すんだよ、あの棒切れで白球をねじ込んだときのあの感触を」

海はそう言いながら、何も握っていない手のひらを差し出し、見つめた。

バットが両手に握られていない日々に違和感を感じてしまう――そんなことを考えながら、海は唇を噛んだ。

 

「結果を出さないと生きていられない職業ではあるし、辛いし、投げ出したいよ。でもね、野球をしてない俺は、俺のようで、俺じゃないんだ。でも、俺は華耶みたいに、心の底から野球が好きってわけでもない。ただただ、野球に生かされてるだけなんだ、俺は。だから、もう戦いたくないと思っていながら、心のどこかでは、予定より少し早く合流を告げられたことに、少しだけ嬉しく思ってる自分が居る。監督やコーチたちに対して不満だってある。殺意だって湧くことがある。お前らのために野球をやってるんじゃないんだ、って。……俺は、俺のために――俺を信じる、愚かなチームメイトたった二人と――俺を待っている、本当のところはいくら居るか分からない本当の意味での俺のファンと――そして、華耶――。お前と、子供たちのために俺は野球をするんだ」

 

そう言って、海は天井を見上げ、ヘッ……と情けなく、歪んだ笑い声を上げた。吐き捨てるように嘲笑した後、海はうなだれ、そして、背中をだらんと前に倒したまま、首だけ上げて華耶を見上げた。

 

「……そんなさ、俺のわがままさに、俺は呆れているんだよ。今までも俺はそんな自分本位の気持ちで戦い続けてきたけど、現役を続ける限り、俺が俺である限り、きっとこれからもそうだ。チームも十分わがままだけど、俺もそれ以上に、わがままなんだよ。華耶は俺に、もっと自分にわがままでいていいって言ってくれたけど……俺は、もう十分すぎるくらいわがままだ」

そうして再び、ふっ、と唇だけ笑顔を見せた海。

華耶は海の頬を伝う汗を替えのタオルで拭ってやり、熱いようで冷たい海の顔をこちらに向けさせた。

 

じっと至近距離で顔を見つめあうが、華耶はそこから自分の顔を動かそうとはしなかった。

 

「海くんのそういう、膿みたいに凝り固まった感情を……全部、一度のキスで吸い取ってあげられたら――風邪みたいに暗い感情をうつして、なすりつけることができたら、よかったのにね」

「華耶まで俺みたいになったら、この家はあと誰が面倒見てくれるんだよ。うつすなんて、そんな言い方やめなよ」

「でも、海くんの痛みを少しでも共有できたならよかったのにな、って、やっぱり思うんだよ。恋人だから――それだけじゃない。あたしは、海くんの伴侶だし――運命共同体だから」

「何言ってるんだよ。十分すぎるくらい、華耶は俺の思いを共有してるだろ。その小さい身体に、俺の痛みの何割かがもう詰まってる。あとは俺の問題だよ」

「そんなこと――」

「そんな言い方したら、華耶にとっては不満だろうけど……お前が思ってる以上に、華耶がそこに居てくれるだけで、俺の気持ちのいくらかは和らぐ。華耶からしてみたら、俺の痛み全部和らげたいんだろうけどさ、いくらか和らげてもらえてるだけでもさ、俺はもっと華耶をありがたがらないといけないんだよ」

「そりゃそうだよ。あたしのほうが年上だし、海くんは私に嫁いできた身だからね。海くんが完璧でいたいように、あたしも――完璧でいたいから」

「……」

少しだけ華耶に弱弱しくも笑顔を向けた海。

笑顔、というか、何かがおかしくてたまらないようで、しばらく言葉を詰まらせながら笑った海。華耶からしてみたら、何がそこまでおかしいのか、不満だった。

 

「なにさー、そんな変なこと言った?あたし」

「……俺の病気まではうつせないかもしれないけどさ、お前は十分――俺の気持ちが移りきってると思うよ。きっと俺たち、元から似たような性格だったんだろうけどさ。あれだけ俺に対して完璧じゃなくていいって言ってたのに、華耶だって結局、完璧になりたいんじゃないか。だとしたら華耶は十分、俺だよ。俺に似ちゃったんだよ、きっと。俺からだって言うよ、華耶はそこまで完璧じゃなくていいんだ」

華耶は顔を赤くさせながら頬を膨らませ、おかしくてたまらないような素振りを見せた海の唇を強引に奪った。

 

~~~

 

「海さん!」

チーム即合流というのもさすがにどうか、と小室の提案で予定を前倒しし、一日だけ調整日を設けた海は、秘密裏に小室と軽く練習をすることになった。その翌日、調子が万全ではないことは誰もが大体想像がつく状態ではあったが、海はメンバーと合流し、軽く挨拶をした。

ジェネルから見ても明らかに分かるレベルで、もとから白い肌はさらに白く、血の気があまりよくないことが隠せていなかった。

それでも、顔つきだけはなんとか戦意を保とうとしていて、軽く素振りをしながらスイングを確かめているその姿は、ジェネルのよく知っている佳井海と変わらないものだった。

 

「体調、大丈夫なんですか」

「一日の中でもよかったり、よくなかったりを繰り返してるし、その波だっていつおかしくなるか分からないから、なんとも言えないよ。お前が思ってるほど、単純な病気じゃないからね」

海は目線を横に流して、遠くで若手に指導している生駒を睨み――

 

「……まあ、心の病気なんて、軟弱な奴がかかる病気、って思われてるなら、仕方ないよな。どう調子が悪いかの説明も難しいもんだし。気持ちの問題で突然治る病気じゃないから、俺は今、空元気でいることしかできない」

「……海さん……」

ジェネルは生駒から海が見えないような位置にさりげなく陣取りながら、海を心配そうに見つめた。

 

「まあ、大丈夫だよ。復帰初戦から躓いても居られない。俺が黙って休んでられない状況になっちまったんだろ。だったら、俺も俺の仕事をするしかない。今日は、珍しく俺の意思で家族も呼んである」

海の言葉にジェネルはよほど驚いたのか目を丸くし、同じようにバットを握って感触を確かめていたジェネルは思わず勢いよく首を海のほうへ向け、バットを手から離してしまった。

 

「え?え……っ!?珍しいですね。海さんがそんな話するなんて。いや、なんなら自分から試合に誘ったの、初めてじゃないですか?」

「たぶん、子供ができてからは……その前からかもかな。……そうだな、うん。たぶん、付き合ってから初めてだと思う。見に来てくれてた試合で打てなかったら、みっともないからね。だから、俺に黙って甲子園に試合を見に来るのは勝手だけど、あまり、見に来てたこと自体は黙ってて欲しい、とも俺は言ってあった。だから俺が知らないだけで、これまでもちょいちょい試合には子供たちや叔母さんたちと一緒に見に来てくれてたと思う」

「へーえ」

ジェネルはニヤニヤとしながら海の全身をなめるように見渡し――

 

「じゃあアレですか、今日は予告ホームランとかしちゃうわけですか」

「バカ。もうそんなことのできる歳じゃあないよ。俺が年に何本ホームラン打つかくらい、知ってるだろ。まあ、せめて全打席凡退だけはしないようにしときたいね」

そう話す海の表情は、少しだけ血色のいいものだった。ジェネルは、なんとしても今日の試合だけは勝たなければ――そう思っていた。

 

「……思うだけなら、簡単なんですけどねー」

「何がだよ」

11回表の守備が終わったタイミングで、外野から急いでベンチへと戻るジェネルが、ゆっくりとベンチへと戻る海へと近づいてきた。

 

「いや、ね、海さんの家族が見に来てる、ってさっき話したじゃないですか。私、今日の試合は絶対勝たなきゃいけないなーって思ってたんです。でも、海さんみたいにチャンスをしっかりモノにできませんでした。3回か7回に回ってきた打席、きっと、私じゃなくて海さんが打ってたなら、タイムリーになって試合はすんなり決着ついてたんでしょうけど」

グラブでわざとらしく顔を覆いながら、ジェネルは時折ちらちらと海の表情を覗き見た。

 

「まあ、そうだね。俺だったら、どっちかは打ってただろうね。お前、気合入ると力む癖があるからね。よくないね」

「だーっ!もーう!なーんでそんなこと言うんですかー。ちょっとはこう、海さんのために頑張ろうとしてたんですから、こういうときくらい素直に励ましてくださいよー。私なりに結構悔しがってるつもりなんですから、あの打席。海さんの代わりに3番座ってるんですから、そりゃあ、海さんみたいに綺麗にセンター方向フェンス際あたりを狙ったきれいなライナーをカーン!って打ててたらなー、って思うんですよ。それが悔しいなーって」

「まあ、うん。ごめん。でもたぶん、俺なら打ててたと思う。あのチャンス、俺だったら打ててただろうし、俺が3番で使われてたならこの試合、お前が言うように延長までもつれ込まなかっただろうな、って思う。お前のそういうところ、やっぱまだ二流だなって思うよ」

海は意地悪な言葉をジェネルに浴びせると、ジェネルはむっと頬を膨らまして海を指差した。

 

「あーっ!ちくちく言葉だ!ちくちく言葉どころか、グサグサ言葉ですよそれは!致命傷ですよ!刃渡り20cmの言葉が私のちょっとおセンチな心を突き刺してきてますよ!なんでそう、人が辛いときにそんな言葉をよくもまあ、樽にナイフを刺すゲームみたいにグサグサと!死んじゃいますよ、私ー!」

「お前が言い出したことだろ。それに、変に慰めたってお前、そんなことないですーって言って落ち込んだままでいるじゃないか。……俺だって戻れるなら3番に座りたいし、ああいう打席、俺だったらきっときっちり仕事こなせてただろう、って気持ちでいないと、一生俺はこのまま6番のままだし、今、俺の口から弱気な言葉が飛び出たらそれはそれでお前、また何か言うだろ」

「そりゃあ……そう……ですけど?でもグサグサ言葉はひどいじゃないですかー……」

途端に歯切れの悪くなるジェネル。海はそんなジェネルには目もくれず、ベンチでバットの手入れをしながら、11回裏の先頭打者として向かう準備を整えていた。

 

「ないものをねだっても仕方ないけど……なかなか6番だと得点圏が回ってこないっていうのは、辛いものだよな。お前が言うように、流れを変えるためにはホームランを狙うしか手段がない。3番を打ってた頃と違って、後ろの打者を前みたいには頼れないからね。まして、ここまで試合が後ろまでもつれ込むと、な」

「一発大きいの打ちますか」

「狙える歳じゃないって言っただろ」

海はそうぼやきながら、大きな音で鳴り響く入場曲に乗って打席へと向かった。

 

「――っ!」

 

大して速くもないはずのストレートに身体が追いつかなかった海は、たった今絶好球を打ち損なったことに自分の衰えを少しばかり感じずにはいられなかった。調子云々ではなく、今の球を打ち返せないようでは、3番に返り咲くなんて話なんて到底無理だ。

 

打席に入るなりたった2球、それも両方ストレートでカウントを追い込まれてしまった海。よくもまあ、ジェネルの打席に対して自分だったらヒットを打てた、などと言えたものだ。海は自嘲気味に笑いながら、打席を均した。

 

そこから素直にストレートで押し込めばよかったものを、バッテリーは追い込んでから突然カーブを続けた。ストレートに目が慣れているからタイミングをずらしたかったのだろうか――しかし、そのボールがなかなかストライクゾーンへと入らず、カウントは3ボール2ストライクとなった。

これも作戦なのか……?と海は投手の不安そうな表情を見ながら、冷静に思考を巡らせた。

 

ストレートが打てないなら、カーブならもっと打てないだろう、とでもキャッチャーが判断したのだろうか。ただ、そのカーブが入らないのではどうしようもない。

3球続いたカーブに続けて、さらにもう1球カーブが投げ込まれる。見送ればしっかりとボールになりそうだが、この打席で素直に四球を選ぶようでは、この試合の流れを変えられないだろう。

 

仕方ないやつだな――。

 

海はやや外に外れたカーブをカットし、わざとバッテリーに間を作った。

これでもカーブを続けてくるようなら、それをすくい上げて打てば、やや追い風になった浜風に押されて、本当に一発あるかもしれない――。海はそう思いながら、バットを構え直した。

とはいえ、そんなうまいことがあるものか――と海は内心自分の甘い考えに笑いがこみ上げてきそうになった。

 

ストレートが頭にないわけでもないが、妙にバッテリーがカーブにこだわるあたり、三振かあるいは、いつもどおり全体的に後ろに構えた守備――バットにうまく引っ掛けて、ゴロに打ち取りたいのだろう。

 

「とはいえ、届くかな……」

 

海は相変わらずやや深めの外野を見ながら、外野の手前に落とすような当たりではいけない――そう思いながら次の球を待った。

一発を意識する以上、しっかりその軌道をイメージしないといけない。海はここまで投げられたカーブの軌跡をもう一度思い返し、それをうまく捉える自分の姿、そしてその弾道をイメージした。

 

首を何度か振った投手が、意を決したように腕をしっかり振り抜いてくる。ここでストレートを投げ込まれてしまったなら、前までの自分ならなんとかカットできたかもしれないが、今の自分ではどうだろう――そんなつもりで海は指から離れた瞬間のボールをしっかりと見極めた。

 

リリースの瞬間、ボールが弧を描くようにして一瞬浮き上がる。

カーブだ――。

 

しっかりとイメージ通りの軌跡を描いたその白球を海は捉えた。

バットからはまずまずの音が鳴り響く。手ごたえはあるのだが――打球の方向が素直すぎた。ライトとセンターの間にでも落ちてくれたなら二塁まで走れたかもしれないが、少し芯からズレてしまったその打球はライトのやや正面手前に落ちてしまった。無理をして二塁を狙うには、無謀が過ぎる。

 

「……せめてこれが、二塁打だったならな……」

海は少しだけ悔しそうな表情をしながら、そのどこかに華耶たちがいるはずの内野席へと手を振った。

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