ここまでのあらすじ・人物紹介
アメリカ系フィンランド人の父とスウェーデン人の母の間に生まれたカイ・ヒューゴ・アラヤは、父親であるヒューゴの仕事の都合で中学生の頃日本へと移住することになり、その際に日本へと帰化することになった。
電車でたまたま知り合った大学生の佳井華耶【よしい・かや】と交際をしていた海は不本意ながら始めた野球と向き合うことを決意し、自らの野望のために家庭を破壊した父親との決別、そして、荒屋海という名前からの決別をするために、自分の意思で生きていくために、プロ志望届を提出し、ドラフト1位で兵庫チーターズへ指名されることに。
チーターズに入団した海だったが、監督の前野【まえの】の激しいプレッシャーや、海の思ったことを素直に言ってしまったり、人をなかなか信用できない性格や、思い込みすぎると実力を発揮できない性格が災いし、そのプロ生活は決して順調ではない日々が続いていた。
一方、海から父親や母親との過去を聞かされた華耶は、どんなことがあっても海を支え続けると決め、海の希望通り華耶は海を受け入れ、海に自らの佳井という苗字を与えることを決意した。
うまくいかない日々の中で、何でも許してくれる華耶の存在は時に海を癒し、時に海は自らの不甲斐なさに苦しんでいた。
男だから、父親だから――
そんな凝り固まった海の心を解きほぐそうとし続ける華耶。その愛は、7人の子供たちを授かることになった。
一方で、前野からきつく言われていた『お前の打撃は勝利に繋がらない』という言葉は、監督が今野【こんの】へと交代した今もなお海を悩ませていた。
そんな海を見かねてか、共に勝ちきれないチームへの悔しさを時折口にする豪快な先輩、大鈴清兵衛【おおすず・せいべえ】が練習に付き合うようになった。
清兵衛は凝り固まった海の感情を清兵衛なりのアプローチで解きほぐし、海の打撃覚醒のための道筋を照らし始めていた。
4割40本も夢ではない――そんな清兵衛の言葉を海は半信半疑で聞いていたが、そのバッティングセンスは球界に確実に轟くようになっていた。
一方で、チーターズは長期間に及ぶチームの暗黒化から抜け出せずにいた。
前野が退任して以来、完全にレギュラーの座をつかみ、何度もベストナインに輝くようになった海だったが、海がチームの顔になればなるほど、海は『勝てないチーム』の権化へとファンたちによってさせられていっていた。
清兵衛と共に、このチームで戦い抜きたい――そう二人は何年も戦い抜いてきたのだが、清兵衛が口にした『30代になると不思議と下り坂になってくるんだ。ある日突然な――』という言葉は清兵衛に向けて牙をむき始めていた。
清兵衛が自分のキャリアの終わりを考えつつあることを海は感じ始めていたが、同時に、このチームで戦い抜くことが本当にいいことなのだろうかと思い悩むようにもなっていた。
バラバラになったままのチーム、そして、チーターズを出て行った選手たちがいずれも生き生きとしたプレーを続けているという事実――。
意地になって戦い抜くことが自分にとって正しいのか、かといって、よそのチームが自分のような選手を受け入れてくれるものか――海は思い悩むうちに、その視野を徐々に徐々に狭めていってしまっていた。
講演会で知り合った浅井【あさい】や、同い年の先発投手・田中【たなか】、そしてナゴスポの木村【きむら】。
自分は一人で戦っている――そんな視野の狭さの中で、海は彼ら、彼女らの存在を力に変えてさらに選手としてステップアップできるのか――。
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【登場人物】
~佳井家の面々~
カイ・ヒューゴ・アラヤ → 荒屋 海【あらや・かい】 → 佳井 海【よしい・かい】
61話終了時点で31歳
198cm 79kg
本作の主人公。誕生日は6月22日。
アメリカ系フィンランド人とスウェーデン人の間に生まれ、父親の教育でフィンランド語の他に日本語と英語を話すことが出来る。出身はヘルシンキで、日本に引っ越してからは埼玉県川口市に住んでいた。
日本語に不自由はあまりないが、堅苦しい言い方が出来ず、感情が高ぶり暴言を吐く際はフィンランド語が出てしまいがちで、ホームランを打った後カメラに一度だけフィンランドで暴言を吐いたことがある。
至近距離からのボールをキャッチする練習からボールを見極める能力を身につけ、天才的な打撃能力を身につけ『甲子園10割男』という愛称も一時期あった。
1ミスも許されない守備よりも打撃のほうが気が楽だという気持ちでいることに対してプロ入り後監督である前野と意見が衝突していた。
大柄であることから足は速いがベースランニングのような小回りを苦手としていて、身体能力をフルに活かせていない。
守備位置は高校卒業まで一塁手専門だったが、プロ入り後は三塁手、二塁手、遊撃手とチーム事情によって守備位置を転々とさせられている。遠投120mという肩の強さもあるが外野守備のセンスはなく、本人の思い込みすぎる性格や高校最後の夏の甲子園のチームメイトの送球ミスの記憶からかなり重度のイップスにかかっていて送球が非常に不安定。
2年連続4割10本塁打台をマークし、球界を代表する中距離打者として2年連続ベストナインに輝いたこともあるが清兵衛からはもっと上を目指せる打者と言われている。
勝負弱いと印象だけでファンからは言われているが、データ上はむしろ勝負強いほう。
趣味はギターで、愛器は赤いSG。プロ入り後は緑のモッキンバードを愛器の一つとしている。
常に引退後のことを考えていて、同じフィンランド出身のメンバーを集め『The X【カイ】』というメタルバンドを組み、現在は球団の選手紹介などに楽曲を提供している。大学入試の参考書なども読んでいた時期があったが、現在はあまり読んでいないようである。
61話時点で7人の子供に恵まれているが、自分が父親のように『父親らしくない』父親になってしまうことを恐れており、長男の新【あらた】に距離を置かれていることを気にしている。
華耶からは夜の姿に関してかなり獰猛であると言われている。
口癖は『正直言って』。
入団以来、背番号は25。
佳井 華耶【よしい・かや】
61話終了時点で32歳
152cm
本作のメインヒロイン。学年は海の1つ上だが誕生日は2月18日のため一時的に同い年になる。
身長が低いことや海との身長差が激しいことからたびたび海との体格差について言及する場面がある。本人も『こっちのほうにばかり栄養がつく』と言うように、背は伸びなかったが非常にグラマラスな体型。
ポニーテールが目印だが、海と二人きりで夜を過ごす際には際に髪を丸く束ねたり、束ねた髪を解くなどポニーテールに固執しているわけではない。
名門である啓皇大学に通う。
中学の頃野球を諦めたことが原因で、高校野球を意図的に遠ざけるようにしていた。野球をしていた頃は各ポジションや投手を経験するなど便利屋としてプレーしたが、身体の小ささを理由にポジションをたらいまわしにされていく間に自分の野球を見失ってしまった。
海に対して一目惚れをしており、海に対して一方的な憧れや感情を抱いていたが海と一夜を共にしてからは海を理解し、海を支えるために奔走するようになる。
明るい性格で、ふさぎこみがちな海に対して思い切った言葉をよく投げかける。
実家の本家が日本を代表する大企業、ヨシイ・エンターテインメントの創業者に繋がっており、裕福な生活を送っている。親族との仲は良好らしく、ファンクラブの運営も親族などを駆使してやりくりしている。
料理は得意だが、その中でも特に得意としているのがジャンバラヤ。佳井家直伝のメニューらしい。
大学卒業後はCリーグチャンネルというプロ野球の広報企業に勤めている。
夜の顔の姿を茶化されると怒る。
佳井 晴留【よしい・はる】
海と華耶の間に生まれた第一子。61話終了時点で9歳。誕生日は2月20日。
幼くして海のバッティングフォームを真似する場面などがあり、両親にとてもなついていた。海の応援歌を歌っている様子も見られた。
『超絶大陸』での取材の際、名前の由来がフィンランド語の『Halu』から取られていることが明らかになった。
佳井 新【よしい・あらた】
海と華耶の間に生まれた第二子。61話終了時点で7歳。誕生日は6月17日。
ピアノで賞を獲るなどしているが、海が家を空けがちなことに不満らしく、お土産を要求していた。給食の味付けが苦手だったようでそれ以来ニンジンが得意ではないらしい。
サッカーのほうが好きらしく、地元チームの試合を見に行きたがっていた。
佳井 真結・広乃【よしい・まゆ】【ひろの】
海と華耶の間に生まれた一卵性双生児。61話終了時点で6歳。誕生日は4月12日。
瓜二つの双子で、髪を左で巻いたほうが真結、右で巻いたほうが広乃という風に区別するようにしている。また、真結の言葉に広乃が続けて言う癖があり、二人で意見や言葉を共有している様子がたまに見られる。
佳井 直人【よしい・なおと】
海と華耶の間に生まれた第五子。誕生日は4月8日。61話終了時点で3歳。『超絶大陸』に佳井家が出演した際には唯一台詞がなかった。
佳井 琉美・諒斗【よしい・るみ】【りょうと】
海と華耶の間に生まれた二卵性双生児。誕生日は2月6日。
名前の由来はフィンランド語のLumiとLuontoから取られている。
佳井 三葉【よしい・みつば】
華耶の母。32話終了時点で56歳。
身長は160cm台。『辞めない刑事』という刑事ドラマをよく好んで見ている。夫の竜匡を今でも一人の男として愛しており、露骨な精力増強メニューを出すこともある。
基本的には明るい性格だが、華耶が抱えている感情を何度も見透かしてみせており、華耶が結婚を考えていることを明かした際には、海の複雑な出自や立場のことは気にしないが、本当に幸せにできる自信がないなら結婚には賛成できないと否定していた。
長野県在住だが、華耶に子供が生まれてからは定期的に美樹と交代で子供の世話に来ている。
佳井 竜匡【よしい・たつまさ】
華耶の父。32話終了時点で65歳。
身長は小柄。ヨシイ・エンターテインメントの社員で、仕事に追われている。
かつて甲子園に出場したことがあるが、その際の対戦相手にいた白崎に対抗意識を燃やすものの、試合は敗北。その後大学に進学するも怪我をしてしまい、プロを目指すことを諦めた過去がある。
長い間プロ入りを諦めた過去に引きずられており、華耶が野球を諦めた際も自分の責任であるとふさぎ込んでしまった過去がある。
コーヒー豆にこだわりがあり、香りの強い豆を薄い味で飲むことを好んでいる。
佳井 美樹【よしい・みき】
華耶の叔母。三葉に似て明るい性格。三葉と交代で子供の面倒を見に来ている。
~チーターズの面々~
前野 武能【まえの・たけちか】
兵庫チーターズの監督。
口調が非常に荒く、常に不機嫌。海に対して何かと因縁をつけ、海の出番を干している。
海への扱いはパワハラそのもので、自然なスイングでセンター返しや二塁打を狙う海に対して『フルスイングしてないように見えるのが腹が立つ』など、海を見下し、逆上した際には海のことを偽日本人と言うなど問題発言も多い。
海をいびり倒しながら『イジられているうちが華やがな』と正当化する一方で『高卒ドラフト1位を3~4年で放出なんてしたら、俺らは日本中の笑いものやろうが、ボケが!!』と世間体を非常に気にする一面もある。
海には影でたびたびハゲと言われている。
退任を決めた際の記者会見では『もっと強いチームで監督をやりたかった』『たかが選手が自我を持ちすぎ』などの暴言を吐いたが、コーチや選手からの信頼も薄いようで、チームを出て行った選手から試合前に挑発されにくるなど、チーターズの長期にわたる暗黒期を加速させた張本人。
今野 徳一【こんの・のりかず】
前野に代わってチーターズの監督に就任した。しつこく選手に対して口を出したりすることもなければミーティングを長々とするというわけでもないが、気分によって一人称や二人称、三人称がコロコロ変わる様子が見られている。
間延びしたような捉えどころのない言い方をし、一見温厚なようにも見えるが、ミーティングの締めの挨拶を海に放任したりするなど、無責任な一面も見られる。
生駒 宇克【いこま・たかかつ】
兵庫チーターズの一軍打撃コーチ。
マスコミに対して海を悪く書かないように告げ口をしたり、海の練習に付き合ってやるなど、海の理解者であるような様子を見せる一方で、お調子者なのか、不謹慎なのか、不用意な言葉が飛び出る癖がある。
たちの悪い冗談やセクハラなど、度を越した発言がしばしば見られ、そのたびに海から不快感を示されていて、家では妻に対してもつい口が滑ってしまう。
本人も口の軽さを気にはしているようだが、改善しない。
普段は関西弁を封印しているが、前野に対して不快感を示した際につい関西弁で反論してしまった一面がある。
禁煙を始めたが、以来太り気味らしい。
前野の長期政権によって前野のような人間が当たり前になってしまったようで、前にも増してイライラしたりする癖が増えた結果、前野が退任した頃には妻と別れてしまったことが明らかになっている。
小室 豊【こむろ・ゆたか】
兵庫チーターズの一軍守備走塁コーチ。物腰の柔らかい言い方をするが時折辛辣な言葉を吐くことがある。
『種無し』のため子供にはなかなか恵まれず、離婚と再婚を経て13年かかり子供をやっと授かった経緯がある。
新が産まれた際には生駒と協力し、代打で出場し出番を終えた海をいち早く病院に連れる手配をするなど、崩壊しがちなチーターズベンチの数少ない良心。
海の守備に関しては『キャッチングが安定していないほうが夢を見なくていい』と、海の送球難を勿体無く思っている様子だった。海が遊撃手にコンバートされた際や、その後も海の練習に付き合っている様子が何度も見られている。
前野が退任を表明した後、前野の悪態に対して一喝する場面があった。
大鈴 清兵衛【おおすず・せいべえ】
61話終了時点で35歳。
背は170cm中盤の、辮髪がトレードマークの外野手。右投左打。
球界ではかなり速いほうの脚力を持つが、別に盗塁や打順に強いこだわりを持っているわけではなく、小技がしっかり効く、打順を選ばないタイプのいわゆる5ツールプレイヤー。
絵に描いたような『酒と女と博打』タイプの豪快な人間で、夜遊びにふけている描写が数多く見られている。その性格から他人行儀で苗字で呼ばれることを嫌い、名前で呼ばせるようにしている。
人をおちょくるような言動が数多く見られるが、その一挙一動は海の打撃を呼び覚ますようなプレーが多く、海の打席で強引にエンドランをかけたり、狙って豪快なホームランを打ってみせたりしている。
豪快な言動とは裏腹に三塁コーチが本塁への進塁にストップをかけた際に不快感を露わにしたり、酒に酔った際にフロントやコーチ陣への不満を大声で口にするなどそれなりに抱えている不満も多いことが明らかになっている。
背番号は20。
田中 楓斗【たなか・ふうと】
海と同い年の投手。右投右打。現在は先発を担当している。
非常に引っ込み思案で、清兵衛に焼肉をおごられた際には漬物を注文しようとするなど、対人能力のなさが何度も露呈している。
顔色が悪く、顔つきが地味であることや、その投球スタイルが打たせて取るタイプのものであることから暗黒エースの象徴などとファンから言われており、そのことを気にしていた。
酒に非常に弱く、酒に酔うと清兵衛以上に感情的になってしまう。
29歳のシーズンでは最多勝利、最優秀勝率の二冠に輝いたが、球団からの評価が芳しくなかったことに腹を立て、チームを見返すことを決意している。
登録名は田中楓斗とフルネームで登録している。清兵衛が唯一名前ではなく苗字で呼ぶ人物である。
背番号は35。
横嶺 文偉【よこみね・ふみたけ】
61話時点では手薄になった外野手のレギュラーに昇格しているが、長い間二軍を中心にプレーし、時折一軍の欠員などによってバックアップメンバーとして一軍に帯同していた中堅選手。コーチ陣ら同様に固有名のついたチーム関係者ではあるが、ゲーム内には登場しない。
自身のアピールポイントとして真っ先に顔やルックスを挙げるなど、バラバラになったチームの象徴として描かれることが多い。
自分がそのうち契約を切られることを察知しており、転職のことやサイドビジネスなどに興味を示している一方で『弁当屋にはなりたくない』などと仕事を選んでいる節があり、海のバンドに混ぜてもらえないかどうかなど、海を金づるとして見ている様子が見られた。
長い暗黒期にあるチームに慣れてしまっているようで、海がやる気を出していることに対して冷めた目で見ており、直接嫌味を言ったり円陣に加わらないなどといった場面があった。
あまり自然ではない配色の金髪に染め、試合後には青いカラーコンタクトを装着している。
~その他~
木村 覧穂【きむら・みのり】
愛知のスポーツ新聞、ナゴスポの記者。啓皇出身。ダガヤドームで終えたシーズン最終戦のあと、自暴自棄になって雨に打たれていた海に対しタクシーやホテルを手配する。
マルコ・リストライネン
61話終了時点で29歳。
フィンランドに居た頃は弟のニコと『End of the World』というバンドを組んでいたが、ボーカルと仲違いして日本に出稼ぎしに来た。その後海と出会い、『The X』を結成する。
普段はニコと共に英会話の講師と音楽教室の講師をしながら生計を立てている。
大体の日本語は話せるが、時々表現などを間違う。
担当パートはギター。
ニコ・リストライネン
61話終了時点で27歳。
担当パートはキーボードだが、楽曲編集やクリエイト方面の作業も出来る。
兄のマルコよりも若干日本語が得意。
浅井 薫【あさい・かおる】
61話終了時点で15歳。
海の通っていた川口第三中学校の生徒で生徒会長も務めていた。
左投手のサイドスローで、出所の分かりづらいフォームとシュート回転するストレートが持ち味。
男子ほどの球速が出せないことから、今後どのようにしてプロを目指すべきなのか悩んでいる。
荒屋 楓悟【あらや・ひゅうご】
海の父親。32話終了時点で53歳。
大手総合商社『カッコー』の社員。
アメリカ系フィンランド人。本名、ヒューゴ・リンウッド・アラヤ。
仕事の都合のために日本へ移住を決意したが、もとからいずれは妻を捨てて現地の日本人と結婚するつもりでいたことが明らかになる。
女癖が悪く、海には『結婚相手は一人で十分なのか』と、再婚相手もいずれ捨てるつもりでいることを見抜かれている。
業務上横領の罪で逮捕されるも後に保釈され和解し、虎ノ門の高層マンションに住める財力はまだ持っている。
妻が家から出て行った後も海に対して小遣いや学費に関しては全く不自由ないように与えており、海が楓悟を憎んだ際も金のことについて偉ぶっている様子が見られた。
また、愛人であるさくらを家に招きいずれは家から出て行ってもらう旨を海に告げた際に海に対して『お前もそうやって俺の知らないところで作った女のもとで慰めてもらうんだろう』と、自分と同じ穴の狢であることを突きつけていた。
さくら
楓悟の愛人。海がその姿を見た際には20代半ばくらいに見えると言われていた。
黒髪のロングヘアが特徴。楓悟の子を妊娠していた。
海にこれまでの教育費におつりをつけた1500万を返された際には『あの人だってそんなに悪い人じゃあ……』と言っていたが、海に激しく拒絶された。楓悟の冗談が過ぎる性格を分かっていて結婚している。
落ち着いた性格だがややオドオドした様子も見せることから、海には苛立たれていた。
中松 基子【なかまつ・もとこ】
華耶の部署に異動してきたキャリアウーマン。役職はディレクター。
プロデューサーを完全に手篭めにしているようで、プロデューサーさえも中松の暴政を止められずにいる。
能力はあるのかもしれないが頭の中にあるものを言語化できないと華耶に分析されている。
華耶の作戦によってリモートワークの最中にも差別用語やパワハラを働いている決定的証拠を押さえられてしまい失脚する。
白崎【しらさき】
竜匡が甲子園で対決した高校に所属していたプロ注目の大型内野手。ポジションは遊撃手。