リーリエロスでカントー行ったよ外伝 the horizon de alola!   作:バケットモンスター、縮めてバケモン

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第一層、勇気の試練! 私たちの初めてのバトル!

 

「すぅー……はぁー……。空気が新鮮ですね」

「あぶりぃ〜」

「行きましょうか、アブリーちゃん」

 

草原の丘の上に佇むゲート。

2回目となる挑戦で緊張する身体を深呼吸でほぐして、前を向きます。

どこに行けば良いのかもわからないこの状況。

でもなんとなく、真っ直ぐに進めば会えると私の勘が囁いています。根拠はありませんし、勘を信じられるほどの経験もありませんが……頼れるものがない以上は、(これ)を頼りに進むしか無さそうです。

 

まずは昨日、アブリーちゃんと出会った付近まで行きましょう。

そこまでは真っ直ぐですし、振り返ればゲートがあるのですぐにわかります。

 

そういえば。

アブリーちゃんのお友達を探すためにあちこちを回りましたが、森や岩場、花畑なんてものがありました。

ただの草原の丘が続いているわけじゃなく、どこかしらでエリアわけがされているのでしょうか。

ともすれば、そのエリアによって生息するポケモンさんが違うのは必然です。

 

「アブリーちゃんは、どちらから来たのですか? やっぱりお花畑のような蜜がたくさんある場所から……?」

「ぶりぃ〜♪」

「そうなのですね」

 

これで、花畑が2つ以上あることが確定してしまいました……。

昨日行った花畑と、アブリーちゃんとそのお友達の住んでいた花畑は別ということです。

果てがあるかもわからない以上、ここは下手に動くわけにもいかなさそうですね。

 

「……あぶり?」

「? どうしましたか?」

「あぶりぶりんぶん」

「本当ですね。あそこに何か華やかなものが落ちています。なんでしょうか?」

 

遠くの草原(くさはら)にぽつんとなにかカラフルな物が落ちていました。

先に気づいたアブリーちゃんと共にそれに近づいてみると……。

 

「あぶりっ!?」

「きゅ、キュワワーさんです……!」

「きゅきゅ……」

「待っててください、今すぐ手当します!」

 

倒れているのはキュワワーさんでした。

輪になったツルが萎れて、キュワワーさん自身も傷だらけで辛そうにしています。

 

「か、かふんだんご? ……を!」

「あぶり!?」

「……! アブリーちゃんはまだ使えないのですね……!」

 

取り出したキズぐすりをアブリーちゃんに渡して、散布をお願いします。その間に私はガーゼと包帯の準備を……。

 

「きゅわ……」

 

本当に、ひどい怪我……。

この切り傷は枝や葉で付くものではありません。おそらく、鋭利なツメかキバを持つポケモンさんによるもの……。

命からがら、逃げてきたのでしょうか。

 

「ぶりぃ!」

「治療、ありがとうございます。キュワワーさん、もう大丈夫ですよ」

「きゅわ……?」

 

やがて手当てされたことに気づいたのか、キュワワーさんが起き上がります。

辺りを見渡して、ホッと一息ついていました。

 

「大丈夫です。ここにあなたを襲ったポケモンさんはいませんよ」

「きゅわ……」

「何があったのか、教えていただけませんか?」

 

私の問いに、キュワワーさんは体を一回転させました。

そしてそのまま、小さな手を片方ずつ、私に見せてきます。

何も持っていない手……。何かを持っていた? もしくは、無くしてしまった? ハグや握手の要求?

 

うーん。

 

悩んでいる私をアブリーちゃんがちょんちょんとつついて、リュックの中に潜り込みました。

一声だけ鳴くのでなんでしょうとリュックを覗くと、図鑑を抱いたアブリーさんがそこに。

図鑑を使えということでしょうか。

 

言われるがまま……見せられるがまま? に、図鑑を取り出してキュワワーさんを映します。

ええと、はなつみポケモン……。花畑を好んで、敵に遭遇すると花を投げて隙を作り攻撃する……。花がないと不安になる。

花がないと不安になるのに花を投げて……?

 

「! ……花がありませんね」

「きゅわわ……」

 

図鑑のキュワワーさんは蔓にまんべんなく花が摘まれていますが、このキュワワーさんは蔓として一番後ろの……つまり、手に一番近い花がありません。

どこかに落としてしまったのですか?

 

「キュワワーさん、どこでその花を落としたのか、覚えて……」

 

───GYUBUAAAAA……!───

 

「きゅわっ!?」

「あぶり……!?」

「この声は……!?」

 

突如草原に響いた、大きな声。

草ポケモンさんや虫ポケモンさんでは絶対にあり得ないであろう、とても恐ろしい声でした。

 

「きゅわ……きゅわっ! きゅわわーっ!!」

「ぇ!? キュワワーさん、どこへ!? ぉ、ぉーぃ!?」

 

アブリーちゃんをボールに戻し、声のする方へ走り出したキュワワーさんを追いかけます。

あんなに切羽詰まったような表情で飛んでいくなんて……何かあるに決まってます! ああいった、こちらからでは不明な何かに突き動かされる人の表情をずっと見てきましたから! あのキュワワーさんは無茶をする目でした!

 

「はぁ……、はぁ……。ここは……花畑ですか……?」

ところどころに、鳥ポケモンさんが泊まったり座ったりするための岩が生えている花畑。

以前アブリーちゃんの家を探すために来た場所とは微妙に違いますが、花の品種などはほとんど同じなようです。

……ではなく! キュワワーさんを探しませんと!

 

「……いた!」

 

岩陰からこっそりと様子を見ると、キュワワーさんは何かを見つめて震えているようでした。

一体何を見ているのでしょ……うか…………。

 

「あ、れは……」

「ガバァ……」

 

図鑑をこっそり構えてその姿をスキャンしました。

鋭利なツメ、硬質的に光り輝く鱗……いや、鮫肌。

夜の闇を湖に溶かしたように暗い色が、画面に表示されました。

 

「ガブリアス……さん。こんなところに、一体どうして……?」

 

もう一度身を乗り出して様子を見れば、キュワワーさんを見下ろして威圧感を出すガブリアスさんの姿が。

そしてその奥に……。

 

「ゲート……」

 

レンガ状に重なって生まれたレンガによって作られた、ゲートがありました。

その先は階段になっているようで、洞窟に入った時と同じ、岩肌が続いているようです。

岩階段から草原へ。ここを1フロアとするのならば、草原から2フロアへ向かう階段も岩階段……。

 

そんなことを考えている間に、キュワワーさんが動き出しました。

全身を大きく回転させ、薄い桃色の光がキュワワーさんから放たれました。

おそらく……『マジカルシャイン』。

放たれた光は的確にガブリアスさんを捉えます。効果はばつぐん。……のはずですが……。

 

「ガブゥア!」

「きゅわ……っ!?」

 

ガブリアスさんとキュワワーさんには明確な実力の差があるようで、マジカルシャインはいともたやすく振り払われてしまいました。

そのまま振りかぶられた大きなツメが光り、キュワワーさんを捉えました。

 

「きゅわーっ!?」

「キュワワーさん!」

「ガバァ……?」

「……あっ……!」

 

大きな声を出してしまったからでしょうか。

鋭い眼光が私を捉え、咆哮と共に地面が揺れ出しました。

おそらくこれは……技の『じならし』。

完全に、敵対されてしまったということでしょう。

岩陰に隠れながら、腰に下げた機械を取り出しました。

 

「メカブさん、どうか力を……」

 

ウルトラギアを用いてスーツを着用し、腰に出現したボールポーチからアブリーちゃんのボールを構えます。

普段はリュックの中ですが……スーツ着用時にボールはポーチに転送されるらしいのです。ポケモン預かりシステムの応用だとか……。

 

「お願いします、アブリーちゃん!」

「あぶりー!」

「『しびれごな』を!」

「あぁ〜ぶぅ〜っ、りぃ〜!!」

 

ひゅんひゅんと飛び回るアブリーちゃんから黄色い花粉のような粉が舞い散りました。

しびれごなはポケモンさんを麻痺にさせる技。効果が出れば、すぐにでも動きが鈍るはず……!

 

「ぎ、ガガブ……!」

「そのまま、『ようせいのかぜ』……とか!」

「アブリィ!」

「キュワワーさん、大丈夫ですか?」

「きゅわっ……きゅわ、きゅわわ〜!」

 

何かを伝えたいのか、傷だらけの身体でガブリアスさんを指差すキュワワーさん。

知るためには時間が必要です。でも、ガブリアスさんを相手に、避け続ける余裕なんか……!

 

「アブリーさん、攻撃はしなくて構いませんので注意を引きつけてください!」

「ありぃ!!」

「ガブッ、ガバガブリ……!」

 

今のうちに。

探し出しなさい、リーリエ。

相手をよく観察するのです。

頭の先から、足の先まで、余すところなく全てを見て……迅速に解決策を!

 

「…………! 花……!」

 

ガブリアスさんの足元にある、大きくて綺麗な赤い花。

茎の無い花は無造作にそこに置かれていて、ガブリアスさんが地面を踏み締めるたびに揺れていました。

少し間違えれば、踏まれて潰されてしまいそうな位置にあります。

 

「きゅわ……」

「あれが、無くしてしまったキュワワーさんの花なのですね?」

「きゅわ!」

「わかりました! 取り戻しましょう!」

「あぶりぃ〜っ!?」

「アブリーちゃん!」

 

白く光るツメに捉えられ、小さな身体が吹き飛んで来ました。

すぐに治療を! ダメージは大きいようですが、まだ気絶は……っ。

 

「た、たった一撃でこんなにも怪我を……!」

 

傷つけてしまってごめんなさい! 不甲斐ないポケモントレーナーでごめんなさい! 

そもそも最初から、実力の差はわかっていたはず。そんなポケモンさわとアブリーちゃんを戦わせるなんて、あまつさえ指示を捨てて他のポケモンさんのところは行くなんて!

やっぱり私には、ポケモントレーナーなんて……!

 

「あぶりぃ!」

「アブリー、ちゃん……?」

「アブリー!!!!」

 

震える手をとって、私を見つめるアブリーちゃん。

なんだかその姿は……その目は、あの子に似ていて。

 

『えぼぃ!』

 

……きっとクロウさんなら……。

 

「わかりました……!」

「あぶりぃ!!」

「行きましょう!!」

 

……まだ、諦めない……!

 

「『ようせいのかぜ』!!」

「あぶりぃーっ!!」

「ガブッ、ガバァ……!?」

「『むしのていこう』!!」

「あぶりぃ〜ッ!!」

 

オーラを纏ったアブリーちゃんの突撃に、ガブリアスさんの大きな身体が揺れます。

このまま畳み掛けて、隙を作って……!

 

「ガブガバァ!!」

「あぶり!?」

「きゃあっ!?」

 

『きりさく』。

とっても単純で鋭い一撃がアブリーちゃんを捉えました。

 

……だめ!

ただでさえアブリーちゃんは傷だらけなのに、今、攻撃を受けたら!

 

呼吸が浅くなったのを感じました。

小さな身体が放物線を描いて飛んでくるのを、私は見上げていることしかできませんでした。

大切なポケモンさんが傷ついて、気絶してしまう。

そんな自分への無力感と絶望は、クロウさんを助けられなかったあの時のものとよく似ています。

 

たった少しの油断で、目の前が真っ暗になって……。

 

「きゅわわーっ!!」

 

その声で、はっとしました。

 

キュワワーさんが、自身の蔓に摘み取った花をアブリーちゃんに投げたのです。

花はばらばらになり、一つ一つの花弁が広がって、アブリーちゃんの身体を包んで……。

 

その目が、開かれました。

 

「あぶりぃー!!」

「ふ、『フラワーヒール』……! キュワワーさん! ありがとうございます!」

「きゅわわー!」

 

アブリーちゃんはその力を取り戻して、私のところへ舞い戻って来ました。

そしてその隣に立つ、キュワワーさん。

大丈夫。ダブルバトルはクロウさんがしているのをたくさん見て来ました。それに、ヒトカゲちゃんに指示を出してクロウさんと一緒に戦ったこともあります。

大丈夫。大丈夫。

私はもう、大丈夫!

 

きゅっと口を結んで、ガブリアスさんを見上げます。

ガブリアスさんが攻撃して来たタイミングに合わせてカウンターを……!

 

「…………ガブ」

 

…………カウンター……を……!

 

「ガブ」

「……え?」

 

どすん、どすんと音を鳴らして……ガブリアスさんは()()()()()()()

一瞬何が起こったのか理解ができず、ただぽかんとしているだけでしたが……頭を振って、意識を取り戻します。

 

「あの、通してくれるのですか?」

「ブガリア」

「えっ、あの、ど、どうして……?」

「…………」

 

ガブリアスさんはしびれた身体のまま、ゆっくりと私を指差しました。

わ、私がどうかしたのでしょうか。

 

「きゅわっ!」

「あっ、キュワワーさん!」

 

飛び出すように花の方へ向かっていったキュワワーさん。

萎れかけていた花を拾い上げ蔓に巻きつけると、お花はみるみるうちにその輝きを取り戻していきます。

 

「きゅわっ、きゅわっ! ……きゅわ……」

 

最初こそ喜んでいたキュワワーさんですが、また一つ、蔓に空きができてしまったことに気づいて落ち込んでしまっています。

 

「キュワワーさん……ごめんなさい。『フラワーヒール』のために、大切な花を……」

「きゅわ。……きゅわわ!」

 

私を見上げて、気にしないでと言うように笑うキュワワーさん。

それでもどこか寂しげな表情は消えなくて……。

 

「ガブルアゥ」

「……ガブリアスさん?」

 

岩を背もたれに休んでいたガブリアスさんが、キュワワーさんを見て手を叩きます。

パチンパチンとヒレ同士がぶつかる音に呼ばれて、近くの岩陰からポケモンさんが出て来ました。

 

「あぶりぼん」

「……あ! 先日はどうも……!」

 

アブリボンさんは『かふんだんご』を用いてガブリアスさんの傷を癒やし、持って来たクラボの実でガブリアスさんの麻痺を治しました。

……あ!

昨日のアブリボンさんが、ぬしポケモンであるガブリアスさんのお供ポケモンだったのですか……!?

だからゲートの存在を知っていて、案内してくれたのですね……!!

 

「ガブゥ」

「ぶりぼん? ……ぶりぼ、アブアブ」

「……ガブゥ?」

 

なんでしょう。

ガブリアスさんが何かの指示をアブリボンさんに出して、アブリボンさんはそれを断ってガブリアスさんを指差して……。気が乗らないと言うように、ガブリアスさんが呻きました。

 

のっしのっしと歩いたガブリアスさんは、しょんぼりしているキュワワーさんの元へ歩いていって……。

 

「ガブ」

「……きゅわ?」

 

怯えるように目を瞑ったキュワワーさんに、大きくて綺麗な黄色の花を差し出しました。

それはまだ元気いっぱいで、キュワワーさんが取り戻そうとしていた赤い花と負けず劣らずな素晴らしい形をしています。

 

「ガブゥ……」

「ぶりぼん、ぶりぼん」

「……きゅわ!? きゅわわ〜!!」

 

ずい、と差し出された花を受けとって目を輝かせたキュワワーさんは、意気揚々とその花を蔓に巻き付けます。

そうして、キュワワーさんの蔓は綺麗な花で埋まって、輪が完成したのでした。

 

「きゅわ〜!!!!」

 

喜んで飛び跳ねるキュワワーさんを見つめるガブリアスさん。

その目はとても優しくて……戦っている時の凶暴な姿はどこにもありませんでした。

 

「……ガブリアスさん」

「ガブ?」

「ありがとうございます。私たちとキュワワーさんを、見逃してくれて」

「ガブガバ」

「あなたも……お花が好きなのではないですか?」

「ガッ!? ガブ、ガバ……」

「ぶりぼんぼん! あぶりぼん!」

「ガバァ!?」

「ふふっ。やっぱりお好きなのですね」

 

頭を振って否定するガブリアスさんですが、肩に触っていたアブリボンさんが腕を組んでうんうんとうなづいているのでバレバレです。

 

そんなガブリアスさんを見ていたキュワワーさんは、そっとガブリアスさんの頭付近まで近づいて……。

 

「きゅーわっ」

「ガブガバァ……!?」

「あら! 素敵です! とても似合っていますよ!」

 

ガブリアスさんの頭に、つい先ほど完成したばかりの蔓で編んだ花冠をプレゼントするのでした。

……キュワワーさんは、親しい相手に花と蔓で編んだ花輪を送る習性があるのだそうです。

アローラ地方ではホテルなどに到着すると、「歓迎するよ」と言う意味を込めて花の首飾り……レイを送ります。

ポケモンセンターや病院で治療のお手伝いをするキュワワーさんもいらっしゃいますが、習性を活かしてホテル勤めのキュワワーさんも少なくないのですよ。

 

送られたガブリアスさんは照れくさそうにしていましたが、しばらくするとまた優しい表情に戻り、ゲートを指差しました。

おそらく、先に進め、ということでしょうが……。

 

「もう日も暮れて来ています。暮れる()もありませんが、ここはいちど帰らせていただきます。階段の下に進むのはまた明日……ではダメですか?」

「ガブゴボ!!」

「ありがとうございます!」

 

にこやかに送ってくださるガブリアスさんに手を振って、私たちはアブリボンさんの案内の元、帰路につきました。

 

「あぶり〜!」

「あぶりぼん」

 

和やかに会話をする二匹の背を追いながら、私は自分の手を見つめます。

あの時は夢中で、必死で……なんとかしなきゃって思いで指示を出していましたが……。

私、ちゃんとポケモンバトルができたんですね。

 

『いけ! ほしぐもちゃん はねる です……!』

『ヨウさんの まねを してみました』

 

思えばそんなこともありましたね……。

でも今度は……まねやおままごとではなく、ちゃんと。

ポケモントレーナーとして、バトルができました……!

 

「きゅーわ?」

「はい、キュワワーさんもありがとうございまし……って、キュワワーさん?」

「きゅわ?」

「ど、どうしてここに……」

 

キュワワーさんは不思議そうに首を傾げると、私の肩に乗りました。

そのまま頬擦りをしてくれています。

 

「もしかして……私についてきてくれるとか……」

 

もし間違っていたら恥ずかしいですね。

そんなことを考えながらボールを差し出すと、キュワワーさんはにこりと笑って、

 

「きゅわ!」

 

ボールのスイッチを押して光に吸い込まれていきました。

私の手に落ちたボールは一回だけ震えると、かちりと鳴って静止します。

キュワワーさん、ゲットです。

 

「出て来てくださいっ。 ……これからよろしくお願いしますね、キュワワーちゃん」

「きゅぅわぁ〜♪」

「あぶりぃ〜!」

 

アブリーちゃんの声に顔をあげれば、そこにはもうゲートがあって、その隣でアブリボンさんが手を振っています。

 

「行きましょう、キュワワーちゃん!」

「きゅわぁ!」

 

日の無い夕日に照らされて、私たちはゲートへ駆け出しました。

 

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