仮面ライダーゼインのハンドレッドハンティング   作:K/K

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ハンティング4-2

「下がっていろ」

「はっ。お気を付けください。マイロード」

 

 彼の執事であるバトラーは、レジェンドに命じられ後方へ下がり、なるべく巻き添えにならない位置まで移動する。

 普段のレジェンドならばバトラーにこのようなことは命じない。それはいざというときにはレジェンドが彼を守るという自信があるからだ。しかし、退避するよう命じたということは、レジェンドであってもバトラーを確実に守れる保証がないと暗に告げている。

 それだけⅩドゥームズギーツが強敵であることを意味する。

 バトラーが下がるのとは逆にゼインは前に出てレジェンドの隣まで移動する。出会って数分。互いのことは名ぐらいしか知らない。そんな薄い関係だが、共闘せねばならない相手が立ち塞がっている。

 

「足手纏いにはなるな」

「悪を相手に出し惜しむつもりはありません」

 

 その直後、レジェンドとゼインは弾かれるように左右へ移動。その間に入り込む黒と金のⅩの字の軌跡。

 まるで瞬間移動したかのような速度で踏み込んできたⅩドゥームズギーツによる先制攻撃。Ⅹドゥームズギーツの両手にはいつの間にか武器が握られており、宙に描かれた軌跡はそれの斬撃によるもの。

 両刃剣の根元から下が大型銃となっている複合武器。Ⅹドゥームズギーツのオリジナルである仮面ライダーギーツマークⅨの専用武器であるギーツバスターQB9と全く同じ見た目だが、オリジナルが白と赤のカラーに対してⅩドゥームズギーツのギーツバスターQB9は黒と金のリカラーである。

 

「避けたか、しゃらくせぇ」

 

 Ⅹドゥームズギーツは振り抜いた剣を左右に広げて回避した二人に追撃を行う。だが、振り抜かれる前にゼインの掌打が柄に、レジェンドのレジェンドライドマグナムは刀身に押し当てられて斬撃を中断させる。

 

「やるじゃねか……!」

 

 攻撃する前に防がれたことを褒めるⅩドゥームズギーツ。だが、ゼインとレジェンドはそれに応えない。というよりも応える余裕が無い。片腕を受け止めるだけでも精一杯であり、単純な性能ならばⅩドゥームズギーツはゼインとレジェンドを凌駕している。粗悪な複製品だが、元が高性能故に劣化しても強い。

 

「はっ!」

 

 抵抗する二人を鼻で笑うとⅩドゥームズギーツは鍔迫り合いのような状態からギーツバスターQB9を発砲。至近距離からレールガンが放たれる。

 だが、発砲したときには既に二人は射線状から居なかった。

 

「バレバレだ」

 

 Ⅹドゥームズギーツの分かり易い攻撃に呆れながらレジェンドはレジェンドライドマグナムの銃口を相手の脇腹に押し当て、トリガーを引く。零距離射撃でⅩドゥームズギーツの体がくの字に曲がった所に正しい位置へ戻すかのようにゼインの回し蹴りが反対側の脇腹に命中する。

 

「ぬおっ!?」

 

 銃撃が当たると思っていたⅩドゥームズギーツは、命中するどころか反撃を受けてしまったことに一瞬混乱。その間にレジェンドはレジェンドライドマグナムの照準をⅩドゥームズギーツに定め、ゼインはゼインカードを取り出す。

 

「ぬうううっ!?」

 

 発射される瞬間に自分の状況を理解したⅩドゥームズギーツは上体を反らす。そのすぐ後にレジェンドライドマグナムから金色の光弾が撃ち出されるが、Ⅹドゥームズギーツの眼前を通り過ぎる。

 Ⅹドゥームズギーツの意識がレジェンドに向けられている間にゼインはその場で回転。動きに合わせて白のマントが振り回され、外れた光弾がゼインのマントにより弾き返されⅩドゥームズギーツの側頭部に着弾した。

 回転しているゼインが二人に背を向けている間にゼインカードがゼインドライバーにより裁断され、ゼインはカードの力を我が物とする。

 

『サソード!』

 

 サソリを模倣した力を持つ紫の剣士にして仮面ライダーの名が読み上げられる。

 

『執行! ジャスティスオーダー!』

 

 三百六十度回転したゼインの手に握られている片刃の剣。紫色のグリップ上部にはサソリを模した機械──サソードゼクターがセットされている。

 

「おお! あれは仮面ライダーサソードのサソードヤイバー!」

 

 遠くから見守っているバトラーがゼインの代わりに得物の説明をしてくれる。

 意識の外からの攻撃を受けたせいで体勢が戻っておらず、またゼインが武装したことにも気が付いていないⅩドゥームズギーツにゼインは容赦なく仕掛ける。

 

「クロックアップ」

 

 その呟きの後にゼインの姿が消えた。時間の流れという枷を外し、物理法則を凌駕した高速移動を開始する。

 ほぼ静止した時間の中でゼインは誰にも聞こえないことが分かっていながら、まるでそれがルールかのように告げる。

 

「ライダースラッシュ」

 〈RIDER SLASH〉

 

 折り畳まれていたサソードゼクターの尾を持ち上げ、押す。サソードヤイバーに紫電が走ると刀身から毒々しい液体が滴り、ゼインが構えると飛沫となる。

 クロックアップ状態から繰り出されるライダースラッシュが無防備なⅩドゥームズギーツの体を斬る。だが、渾身の一撃であったもⅩドゥームズギーツの体に浅い傷を残すだけ。オリジナルの完全再現が出来ていない模倣品だが、身体能力と防御力だけは高いレベルで再現出来ているらしい。

 しかし、ゼインにとって多少の硬さなど些細なこと。一撃で決まらないのなら何度でも斬り付けるのみ。時間が緩やかになった空間内でゼインの苛烈な斬撃がⅩドゥームズギーツに浴びせられる。

 クロックアップ限界時間に達する。クロックアップ終了時間が現実の時間と結び付きあったとき、Ⅹドゥームズギーツは初めて自分が攻撃をされていることに気付いた。

 クロップアップ中にされた攻撃が一気に重なり合い、Ⅹドゥームズギーツに大きな衝撃を与える。

 

「はぐおっ!?──んだこりゃあああああ!?」

 

 黒と金の装甲に刻まれた無数の斬撃痕。その痕からは流血するかのようにサソードヤイバーが生成した液体が滴っている。

 

「くそぉぉぉ!」

 

 何をされたのか理解する前にⅩドゥームズギーツは尾のようなマントを燃えるように光らせる。黒と赤に輝くマントによりⅩドゥームズギーツは上昇、空中に逃げる。

 結果として最善の行動であった。レジェンドはレジェンドライドマグナムを、ゼインはサソードヤイバーを構えて追撃するつもりであったが、空に逃げたことで中断せざるを得なかった。

 

「どうやら考えるよりも先に体が動くタイプのようだ」

「そのようで」

 

 少ない戦闘でⅩドゥームズギーツの性格を読む。Ⅹドゥームズギーツ自体は強いが、変身者はそれ程でもない。実力も、経験も、考えも足りない。もしかしたら、仮面ライダーと戦うのが今回初めての可能性もある。

 なら、今まで仮面ライダーの力を誰に、何に揮っていたのか。出される答えは不愉快なものでしかなかった。

 

「この野郎……! 最高にカッコイイⅩドゥームズギーツにこんなに傷を付けやがって……!」

 

 ダメージよりも傷を付けられたことに激怒するⅩドゥームズギーツ。

 

「どうやら貴様にはゴージャスを理解するセンスは無いようだな。まあ、元からそんなものは期待していなかったが」

 

 Ⅹドゥームズギーツの怒りをレジェンドは鼻で笑う。

 

「殺す!」

 〈BOOST CHARGE〉

 

 二振りのギーツバスターQB9のトリガーが自動的に引かれる。刀身がそれぞれ黒と赤の光に覆われる。

 

「ぶっ殺す!」

 

 更に光っているマントからのエネルギーも刀身に供給され、刀身の長さが倍になった。

 

「死ねやぁぁぁぁ!」

 〈BOOST TACTICAL VICTORY〉

 

 交差させた後、振り抜かれたギーツバスターQB9から飛ばされるⅩの字の斬撃。レジェンドとゼインは避けるが、外れた斬撃は地面を紙のように裂きながら沈んでいき、少し経つと地面に掘られたⅩの字から噴火のように二色のエネルギーが噴き出した。

 

「避けてんじゃねぇ! 当たってろ!」

 

 理不尽且つ敵に甘えた発言をしながらⅩドゥームズギーツは左右のギーツバスターQB9を振り回す。刀身から黒と赤の斬撃は飛ばされる狙いも考えも無い本能のまま無軌道な攻撃。

 しかし、命中率は低いが有効な攻撃手段ではあった。計算して戦うゼインにとっては何も考えず感情の爆発に身を任せてする攻撃は予測し難い。迫ってきている斬撃の軌道と攻撃範囲を予測して回避するのは可能だが、それがゼインの反撃に繋がらない。加えてⅩドゥームズギーツは飛行能力を持っている。シンプルだが厄介な能力でありゼインが飛行するには新たなゼインカードを切らなければならず、Ⅹドゥームズギーツの滅茶苦茶な攻撃がそれを行う時間を許してはくれない。

 ゼインは同じように攻撃を躱し続けているレジェンドの方を見る。ゼインの視線に気付いたレジェンド。レジェンドもまたゼインと同じように飛行能力は持たない。しかし、レジェンドからは余裕と自信が感じられた。

 

「この状況どうにか出来るのですか?」

「当たり前だ。カグヤ様の辞書に不可能の文字は無い」

 

 攻撃を避けながらレジェンドはレジェンドライダーケミーカードを取り出していた。踊るようなステップで斬撃の雨を回避している最中にレジェンドライドマグナムにカードを装填。

 

 〈RYUKI RIDER〉

 〈BLADE RIDER〉

 

 連続して装填されたカードが読み上げられると、レジェンドはレジェンドライドマグナムを頭上に掲げる。

 

「ゴージャスタイム第二幕だ」

 〈LEGEND RIDE DUO〉

 

 レジェンドライドマグナムから放たれた光弾が遥か空の彼方まで飛んで行く。そして、走行するバイクのエフェクトになって戻り、カードに内蔵されていた仮面ライダーを連れて来る。

 黄金の光が散るとそこには二人の仮面ライダーが居た。

 

「あれは蝙蝠の力を操る仮面ライダーナイトとマンティスアンデッドの力で変身する仮面ライダーカリス! どちらもカードの力を使って戦う仮面ライダーでございます!」

 

 バトラーが説明したように仮面ライダーナイトと仮面ライダーカリスは落下しながらカードを取り出す。

 

『FINAL VENT』

 

 仮面ライダーナイトが持っていた剣の柄にカードをセットし、読み上げさせると巨大な蝙蝠がナイトの背中に張り付き、マントとなって一体化。ナイトも剣の代わりに突撃槍を装備する。

 マントと化した蝙蝠の羽がナイトごと槍を包み込むと色が変わり、ナイトそのものが一金色の槍と化す。

 

『FLOAT』

『DRILL』

『TORNADO』

 

 仮面ライダーカリスは弓の中央部にあるカードリーダーに三枚のカードを通す。

 

『SPINNING DANCE』

 

 カリスを中心にして黄金の竜巻が発生。その中でカリス自身も回転しながら竜巻を動かして狙いを定める。

 攻撃することに夢中になっていたⅩドゥームズギーツは自分よりも高所から来ている攻撃に気付いていない。

 

「うごえっ!?」

 

 攻撃に気付いたのは二つの攻撃が命中したとき。Ⅹドゥームズギーツを貫くような二つの衝撃。Ⅹドゥームズギーツの硬さから貫通することはなかったが、Ⅹドゥームズギーツは仰け反るような体勢で落下。地面にそのまま叩き付けられる。

 

「ぐ、おお……!」

「呆れる程に頑丈だな」

 

 まだ動けるⅩドゥームズギーツの頑丈さに呆れながらレジェンドはレジェンドライドマグナムにカードを装填。

 

 〈FAIZ RIDER〉

「っさせるかぁぁ!」

 

 Ⅹドゥームズギーツは高所から落下した直後とは思えない動きでレジェンドへ飛び掛かる。

 

 〈LEGEND RIDE〉

 

 レジェンドライドマグナムのトリガーが引かれるがⅩドゥームズギーツの方がやや早い。光るバイクにより運ばれてきた仮面ライダーを斬り裂こうと金のギーツバスターQB9を振り下ろす。

 

「なっ!?」

 

 Ⅹドゥームズギーツは驚愕した。斬る筈の金のギーツバスターQB9が止められている。止めているのはレジェンドであり、レジェンドライドマグナムの銃身で刃を受け止めていたが、止め切れずに肩に僅かに刃が食い込んでいる。

 

「何を──」

 

 言い終える前にレジェンドの背後から伸びてきた銃口がⅩドゥームズギーツの眼前に突き付けられ、白色の光弾がⅩドゥームズギーツの顔面で炸裂する。

 

「ぬぐおおおおおおっ!」

 

 顔を押さえながら悶え、後退するⅩドゥームズギーツ。その顔からは白煙が生じている。

 レジェンドの隣に立つ全身に白いラインが黒いライダー。

 

「仮面ライダーファイズとカイザのプロトタイプである仮面ライダーデルタでございますね! それよりもマイロード! 傷が──」

「構わない」

「──はっ」

 

 デルタを庇ってその身に斬撃を受けたレジェンド。バトラーはその身を案じるが、レジェンドの一言で首を垂れ、それ以上何も言わなかった。

 

「あ、頭おかしいのかよ、お前……! 何でそんなコピー品を庇うんだよ……!」

 

 Ⅹドゥームズギーツにとってレジェンドの行動は意味不明であった。召喚したのは所詮はコピー。本物ではない。それを身を呈して守る意味が分からない。

 

「このカグヤ様が目の前で失われようとしているゴージャスな輝きを黙って見過ごすと思っているのか?」

 

 レジェンドにとって今の行動は当たり前のこと。レジェンドライダーたちの輝きに敬意を示し、それが曇ることをけっして許さない。

 

「カグヤ様は全ての者にゴージャスな輝きを与える。受けた者たちもまた輝きを放ち、それを浴びたカグヤ様はもっとゴージャスになる。つまりカグヤ様は全ての世界の太陽であり月だ!」

「い、意味が分からねぇ……」

 

 レジェンドのスケールが大き過ぎる話にⅩドゥームズギーツは最早ついていけなかった。

 

「それが貴様の限界だ」

 

 レジェンドライドマグナムのハンドルを二回捻る。

 

 〈LEGEND ATTACK RIDE〉

 

 レジェンドの動きに連動してデルタも銃──デルタムーバーを構える。

 

 〈Exceed Charge〉

 

 ラインを通じてデルタムーバーにエネルギーが充填される。

 

「これがカグヤ様たちのゴージャス!」

 〈FI・FI・FI・FINISH!〉

 

 二つの銃口から発射された光弾が、Ⅹドゥームズギーツの目の前で三角錐状に展開される。

 

「はあっ!」

 

 レジェンドとデルタが三角錐──ポイントマーカーの中に右足から突入。二人が入るとポイントマーカーは金色に輝き、宝石のような光を散りばめる。

 顔を押さえていたⅩドゥームズギーツも攻撃の気配を察知し、自分とポイントマーカーの間にギーツバスターQB9を強引に割り込ませる。

 

「う、うおおおおおおおっ!」

 

 レジェンドとデルタのキックを全力で防御するが、途中で防ぎ切れないと判断。すると、ギーツバスターQB9を手放して上空へ再び逃げた。

 

「はぁ! はぁ! 危なかった!」

 

 武器を二本失ったが、レジェンドたちの攻撃を紙一重で逃れたⅩドゥームズギーツだったが──

 

『SLASH』

『THUNDER』

 

 聞こえてくる音声。

 

「──あ?」

 

 首だけ後ろを見れば、そこには鷲のような翼を広げ、電光を放つ剣を握るゼインが居た。

 

『LIGHTNING SLASH』

 

 Ⅹドゥームズギーツのマントがその一刀で切り裂かれる。

 

「うわああああっ!」

 

 飛行能力を失ったⅩドゥームズギーツは落下。しかし、ゼインは追撃の手を緩めない。

 仮面ライダーブレイド・ジャックフォームの力を宿したゼインは、ブレイドの武器であるブレイドラウザーのカードリーダーにカードを通す。

 

『KICK』

『THUNDER』

 

 Ⅹドゥームズギーツを追ってゼインも急降下。その最中に体勢を変え、右足を突き出す。

 

『LIGHTNING BLAST』

 

 ゼインの右足からは稲妻が放たれ、強化された脚力と共にⅩドゥームズギーツの背中に叩き込まれる。

 その様子を見上げていたレジェンドは──

 

「さあ。カグヤ様のハイライトだ」

 〈GO・GO・GO・GORGEOUS! GEATS!〉

 

 レジェンドライダーケミーカードにより姿を変える。

 白狐のような仮面。上半身は赤のラインが入った白い装甲。下半身は脚部側面にバイクのマフラーが付いた赤い装甲。

 

 〈GET READY FOR BOOST & MAGNUM〉

 〈READY FIGHT〉

 

 仮面ライダーギーツマグナムブーストフォーム改めゴージャスギーツ。

 

 〈GORGEOUS ATTACK RIDE GE・GE・GE・GEATS!〉

 

 脚部のマフラーが角度を変え、そこから噴き出した炎でゴージャスギーツは飛翔。キックのポーズに入り、爆発的な力を右足に込める。

 

「カグヤ様によるゴージャスな打ち上げだ! 受け取れ!」

 

 前後から挟み込んで決まるダブルライダーキック。

 

「ぐあああああああっ!」

 

 Ⅹドゥームズギーツは堪らず絶叫を上げた。

 ゼインとゴージャスギーツのコンビネーションにⅩドゥームズギーツも終わりかと思いきや──

 

「ふざけんなぁぁぁぁぁ!」

 

 Ⅹドゥームズギーツの体から黒と金のオーラが爆発し、ゼインとゴージャスギーツを弾き飛ばす。

 

「むっ!」

 

 ゴージャスギーツは空中で変身を解除し、レジェンドに戻ってから着地。その隣にゼインも降り立つ。

 

「あれは……」

 

 Ⅹドゥームズギーツの体が膨れ上がっていき、着地したときにはゼインとレジェンドの何倍もある巨人となっていた。

 

『お前ら相手に俺様がこの切り札を使うとはなぁぁぁ!』

 

 巨大化したⅩドゥームズギーツが見た目通りの声量で咆哮のような声を出す。

 

「足し合わせて強いの次は、大きくなれば強いか……つくづくゴージャスさの欠片も無い相手だ」

 

 レジェンドは呆れ果てた様子。その態度に巨大Ⅹドゥームズギーツへの恐れなど微塵も無い。

 

「勝算はあるようですね」

「当然だ。このゴージャスを知らない相手に──」

 

 レジェンドは一丁の銃を取り出す。それはレジェンドの顔を模しているが目の部分が水色ではなくマゼンタになっていた。

 

「伝説を超えた伝説の輝き(ゴージャス)を教えてやる」

 〈LEGEND KAMEN RISER!〉

 

 




もうちょっとだけ続きます
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