女は愛嬌?いいえ、度胸だって女のものです   作:海女

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誤字脱字が多く、文章がわかりづらいとは思いますがよろしくお願いします


転生の理由

 

私の前に立ちはだかるのは中学に入学してから毎日のように会うイケメン

目は細長くて、キリッとしてる

腹立つことにニキビなんて1つもない白い肌

中学生なのに鍛え上げられた身体

 

この容姿に見合うクールで物静か、だけど獲物を見つけたら情熱的になる

 

「君も懲りないね、昨日と変わらない濃い顔だ」

 

キラッと光るけど使い込まれたのがひと目で分かる彼の両腕の相棒はこの半年間毎日のように見てる

雲雀、なんて可愛らしく鳥の名前が付いてるけどその実中身は猛禽類

ライオンを…ライオンさえも従えて食いちぎる姿が想像できる

 

 

「そう?昨日のアイメイクはまつげ増量でパッチリにしたけど、今日はアイラインとシャドーバッチリにしたの

昨日とはぜんぜん違うわ気づかないなんてまだ男の子ね

女の小さな変化には手放しで褒めるのが男の義務よ?」

 

「ここでは僕がルール、義務は群れないこと

君の頭の中、大丈夫かい」

 

「嫌よ、それこそあんたの中のイマジナリールールでしょ

あたしが言ってるのは世の男すべてのギ・ム」

 

「…君って本当に話を聞かないね」

 

「世界の中心はわたしだもの」

 

 

あ、くる

 

雲雀の攻撃はそこらの不良よりも速い、そして強い

最初の1週間は避けるなんて二の次、三の次。半年立っても来るタイミングしかつかめない

まぁ避ける練習なんてめんどくさいことしてないからだけどね

 

今日も避ける動作を取る暇なく右耳を殴られた

 

昨日は右目、一昨日は右下腹部、その前は右大腿、更にその前は右膝

多分右半身のコンプリートを目指してるんだと思うけどさ、いい加減右ばっかり狙うのやめてほしいよね

今日は昨日の腫れをごまかすためにアイメイクバッチリにしたのにこれじゃ意味ないわね!!

 

女の顔をなんだと思っている!!ってなんど思ったことか。

 

 

 

 

 

遅れまして、中村響です

並盛中学1年生、身体は13歳中身は…20代前半。見た目は子供頭脳は大人を実体験している最中

 

どうして今並中に、それも子供として通っているのかは私が可愛すぎたのが原因ってことかしらね

 

 

 

 

 

どこだか知らないけど地平線が見えるほどの規模で敷かれている畳の部屋で、唯一の家具であるちゃぶ台を挟んでお話する相手は自称神のイケオジ様、そして羽の映えた小人が二人

 

「つまり、私はストーカーにめった刺しされたけど身体は死んでない。

本当なら魂…つまり私は刺された身体に戻るべきだけど善行と悪行の比率?が同じでこのまま生かすか殺すか上司神様の判決が出ないから現状動かすことができないってこと」

 

「理解が早くて助かる」

 

 

仕事の帰り道に、あ、私の職業キャバ嬢ね。朝帰りだったんだけど後ろから誰かついてくるなぁって

疲れてるけどちょっと遠回りして大きい道を歩こうとしたら走る音が聞こえて鬼ごっこの開始

人生で初めて交番の場所を探したわ

気づけば背中から一刺し、鶏胸肉をファークで指したときみたいなブチッって音が聞こえた

 

 

そこからはちょっと記憶はないけど気づけばこの畳の上、そして自称神様がお茶をすすってたのよね

そしてながーい説明を聞いた結果、私は今ふわふわした立場にいるってことだけはわかった。

 

「殺された側の人間ていうのは半分が理不尽な理由によるこのが大きいから殺された周囲の状況と創部の状況で生き返るようになってる。けど残りの半分は自分の悪行への報復が多い。その場合は生き返らせるよりもそのまま地獄に送る」

 

「生き返って刑務所に入って会心・奉公をしたってことになると軽い地獄にしか行けないからな」

 

「シビアじゃん」

 

「まぁな。だがお前さんはちょいと事情が違う」

 

 

今度は茶請けにせんべいも出してきた

このイケオジ長々と喋るつもりだな

 

 

「殺された理由は理不尽だな。勝手に恋愛対象にされて叶わないなら殺すっていうのはひどいもんだ。創部もそこまでひどいものじゃないから生き返らせようと思えば簡単なんだが悪行も多い。」

 

「思春期で反抗期だとしても母親に暴力を振るった、万引きを行った、あとは賭博?学生ながらパチンコか。

若いときの苦労は大人になったときに降りかかるってよく聞くだろ?今がその時だよ」

 

 

 

 

イケオジ様は小人からノートをもらった。

そこには私の悪行が書かれているのだとか。出てくる私の悪行…らしいけど、一体どこからの情報なのそれ?

 

「逆じゃない?あの女にDVされたのは私、万引きの罪を擦り付けられたのも、パチンコも競馬も全部あの女だけど」

 

 

 

そこから話は大盛り上がり

人には生きてるうちに小さな妖精さんが2人つくらしい。善行と悪行を別々に記載して、死んだときの裁判に使うらしいけど何でも私の妖精さんは私のことをメモしてなかったらしい

 

職務怠慢だ!!

 

というのはおいといて、本当は私と一緒にここに来た妖精さんは私の妖精さんじゃなかった

何者かが、なにかの目的で、私の妖精さんと誰かの妖精さんを入れ替えたらしい

妖精さんは喋れないように神様パワー的なのを浴びてしまって今まで喋れなかった

 

妖精さんが喋れないことくらいあったら気づこうよ

だって神様パワー的なやつで喋れなくされてたんだよ?気づこうよ、神様

 

 

私は私の善行と悪行を再度積み直すことになった

 

 

 

それならそのまま生き返らせてくれれば楽なのにさ

 

「DVってどういうことだ」

 

神様が余計なことに目をつけてしまった

DVされて、ストーカーに殺されたなんて不憫にも程があるってことで比較的情が暑い人たちがいる漫画の世界に飛ばされることになった

なんで漫画なのかって?

 

「二次元世界は本来創造してはいけないのだが何者かがこっそりと創造していてな…漫画をぶち壊そうにも世界の作りが進みすぎていて不可能だ

今壊せば多くの人類が死ぬ、放置をしても人類も世界状況も壊れていく

そこでお前さんが俺の手伝いってことであの世界に入りこんで原作どおりの結末を目指すんだ」

 

これまたイケオジ様の勝手な都合で手助けという名の善行を積むことになった

 

 

 

肝心の漫画というのが、家庭教師ヒットマンREBORN!

聞いたことないし見たこともない漫画で先行きが不安すぎる

一応漫画は全巻読まされたし、アニメも全部見た

 

中学生がマフィアのボス候補ってことは私もそのボス候補と知り合わないといけないんだよね?

すぐに死ぬけど大丈夫かな?

わたし暴力に耐えることはできても暴力をふるうのは無理だからすぐに死んじゃうよ!

比較的情に厚い、というよりヤクザのつながりみたいなのがあるってことでしょ

 

ヤクザはやばい

ヤクザは関わらない方がいい、支配されてるくらいがちょうどいいって前の店の店長が言ってた

 

 

「お前さんの名前やら家族やらは前々から作っていた戸籍があるからそれを使うからな」

 

「え!?家族いるの!?いらないいらないいらない!!」

 

「忘れたのか?主人公中学生だぞ?中学生に家族いなかったらおかしいだろ」

 

「いらない!!私母親にDVされてたんだよ?誰かと一緒に生活とか今更できない、それに赤の他人でしょ?本当に無理だって」

 

 

家族は足枷。

あんなものいらない。

なくたって生活できる。

たとえDVされなくても、一緒に生活なんてできない。したくない。

 

 

「スマンがこれは決定事項だ。家族は必要だ」

「ただ、お前の両親は俺の部下でな、そいつ等も原作どおりに進めるために世界中を飛び回っている。別拠点もあるから体外的なもの…入学式とか三者面談とか重要なときに来てくれるから。あまり邪険にしないでやってくれ」

 

「お飾りの家族ってことでしょ。なおさらいらない。お飾りはクズババアだけでお腹いっぱい」

 

 

 

 

イケオジ神に反抗したけどその努力は虚しく、気づけば並盛町の一軒家にいた。

 

 

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