【設定変更につき書き直し中】当たるも当たらぬも八卦。当たるも当たらぬも八卦ぇ!!(血涙)   作:かりん2022

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ごめんなさい。
変更したい設定があり、書き直させていただきました。
忙しい方の為に、変更点は新章の初めに載せます。

それさえ読めばここからの15話は読まなくても大丈夫です。


書き直しルート
1話


俺は特別だ。

だって、前世の記憶を持っている。俗に言う転生者と言うやつだ。

だって、霊能力を持っている。俗に言う霊能力者というやつだ。

だって、性別まで変わっている。俗に言うTSというやつだ。

 

そんな俺が、驕り高ぶるのは当然の事だった。

 

友達に取り憑く霊を祓ってやりドヤ顔をする今日この頃。

遠巻きにされたりもするが、インチキ扱いもされるが、いいのだ。

だって普通の人間の人生は一周やってるもの。

今度はとことん違う人生を送ってみたい。

 

今度は霊能者の人生を送ってみるのも一興じゃないか?

預言者ムーブもいいな。並行世界だから、全部が的中するわけではないが、別にそれでいいのだ。霊能者って、占いってそういうものでしょ? 百発百中の方が怖い。

 

おしゃれに気を配ってオカマ扱いされるのもまた楽しかった。

そう、この時代はまだ男の化粧は一般的ではないのだ。

 

そんなわけで、思い切って、宗教関係の学校の入試試験を受けてみる事にした。

「霊能者」「なり方」で検索して、一番に出てきたのがその学校だったのだ。

 制服に、カラスをイメージしたコスプレっぽいスクールコートがあるんだぜ! 個人的にこれは凄いポイント高い。ロングで足首のところまであって、カラスの羽を束ねたみたいに下がギザギザで、めっちゃ格好いいの!

 なんでも、鴉が学校の象徴で、生徒を守ってくれる守護鳥らしい。

 

俺は、意気揚々とその学校を受験した。

 

学校に行くと、なんか凄く視線を感じる。

それに、大多数の受験生が仲良さそうなのだ。

おお、カラスと戯れている。烏森っぽい。俺もあとで烏の餌を買おっと。

アウェイ感を感じながらも、テスト会場に進む。

 

いろんなテストがあった。

 

教室で一斉にペーパーテストを受けたり、グラウンドで体力テストを受けたり、一人一人個室で受ける実技があったり、もう大変だった。

 

そして、テストはめちゃくちゃ難しかった。

 

なんだ、お経を全文書いて見よって。

なんだ、道具を前に占いをしてみせよって。そもそも道具の使い方がタロット以外にわからない。

難しすぎか。

俺の知ってる国語数学理科社会じゃない。

とりあえず、占いとして未来情報を書いてっと。

 

とりあえず、霊力のこもった(それはわかる)タロットを持ち、一生懸命にシャッフルする。使い方わからないもん。そうです、タロットも説明書がないとできないです、俺。前世でも持っているだけは持ってたけどな!

できるのは、カードを教本通りに開いて本に書かれた結果を読むだけである。

その並べ方も、本がないとわからないのでひたすらシャッフルする。

 

何気なく一枚捲る。ワンオラクルというやつだ。

道化師で草。

やっぱ俺、道化なんだ。落ちるんだ……。

道化師のカードの意味? わからんよ。なんか挑戦って意味があった気がする。

 

兎にも角にも、霊能力の才能頼りのパンピーには厳しいものがあった。

霊能者学校、霊能力だけで受かれるものじゃなかったわ。

当たり前か。サッカーの名門校だって、サッカーのやり方知らない運動神経がいいだけの子は受からせないわな……。

それ以前に勉強してから来いよって言うな。当然だわ。

 

体力テストも安心の最下位。

なんか、マラソンテストで白髪にキャラもののバンダナを目に巻いた高身長の視覚障害者が同じく高身長で黒髪の子とワンツートップを決めて笑い合うのをみて惨めになった。俺はダントツ最下位な。

目が見えないというハンデを乗り越えて、全速で走るという偉業を達成し(もう1人の友達がズルじゃない程度にサポートしてるのもわかった)、友達と笑い合うのを見るのは、なんというか三十にもならずに若くして死んだけど、それでも社会人にはなってたぼっちの俺には眩しすぎたのだ。

彼らには本物の若さがある。本物の学生で、フレッシュな心があり、青春がある。

俺の心は萎びた社畜。この違いたるや。

 

ガチで落ちそうで泣きそうになっていると、除霊の実技があった。

霊を見れるか・霊の言葉を聞けるか・霊を感じ取れるか・霊障にどれだけ耐えられるか。除霊は出来るかである。

 

出来る、出来るぞー!

ジャンプを参考に修行しまくったからな!!!

 

とにかくそれだけ自信を持って成功して、試験が終わった。

 

情緒が大変なことになったけどカラスの餌やりはした。

 

ドキドキしながら結果を待つこと、10日。

 

俺は無事合格となった。

 

が、除霊関係以外の実技、特に筆記が0点と言うのは異例の事らしく、参考書として経文や占いの道具などがアホほど送られてきた。っていうか、頑張ったのに勘を駆使したマークシートも全部外れ? 俺の霊感ってマイナスなの? まじで……?

 

全寮制で、学校の名前は烏森学園。聞いた事のある名前だ。なんか結界師とかいそうでワクワクする。

生徒は30人らしい。この時代にしては普通、というより少なめだが、霊能者の学校としてはとても大規模なのだとか。

 

始業前に先生に呼ばれて、さらに参考書を抱えるほどに渡される。

つーかグラサンで高身長で体格も良くて、こえーよ担任の先生。

ヤガ先生?って言うらしい。矢賀先生だろうか。

 

渡された参考書をヨタヨタとも持って運んで、ドアの前で戸惑う。 

しまった、これじゃあ教室のドアが開けられない。

 

ドアの前でワタワタしていると、ドアが開けられた。

 

「ようこそ、呪術界へ!!」

 

 ぱんぱんとクラッカーがなり、生徒達に歓迎される。

 やっぱり、俺以外の全員顔見知りの雰囲気だ。溶け込めるか不安。

 待って呪術界???

 

「お前、筆記0点だったんだって? 逆にすげーじゃん!」

「ふふ、言ってはかわいそうだよ、悟」

 

 俺はポーッとして、バタバタッと参考書を落とす。

 遠目ではわからなかったが、キャラもののバンダナで目を隠した少年は、その異様な風体にも関わらずよく見れば、よく見なくとも美しかった。白髪だし、外国人なのだろうか? 何より、呪術界という言葉と悟という言葉が、俺の中で警報を鳴らした。

 

「五条、悟?」

「流石に五条の事は知ってるってよ」

 

 いかにも不良っぽい女の子が言う。

背の高い黒髪、ボンタンの生徒が……傑じゃん。夏油傑じゃん。傑と家入じゃん。どういうことだ、クラスメイトが30人て。しかもキャラの濃そうな連中が。五条世代は3人だけじゃなかったのか。まさか転生者多数とか? とにかく夏油傑が悩む様子を見せた。

 

「この場合、0点に知られている悟がすごいのか、0点が勉強頑張ったのか……判断に迷うねぇ」

「五条さんが凄いに決まっています!」

「よっ 未来の安倍晴明!」

 

 囃し立てるクラスメイト達。

 

「まじでやめろ。俺はそんなんじゃねーよ。晴明様に失礼だから、本当にやめろ。それに、俺、実技でこいつに負けてんだよ」

「「「はぁーーーーーーー!???」」」

 

 クラス一同と仲良く絶叫し、俺達は何事かとあらわれた先生に嗜められた。

 

 俺が五条悟より上ぇ!? ありえん!!!!!!




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