【設定変更につき書き直し中】当たるも当たらぬも八卦。当たるも当たらぬも八卦ぇ!!(血涙)   作:かりん2022

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6話

「出雲に連れて行ってもらえるぞー♡」

 

 嬉しくて嬉しくて仕方がない。

 仕立てた衣装を着て両親に送りつけ、クラスメイトに見せびらかしてはしゃぐ。

 らんらん♪

 

「あまりはしゃぎすぎると留守番だぞ」

「はい! はしゃぎすぎません!!」

 

 クラスメイトのスキンケアを俺が監督しているから、衣装が一層似合ってみんなイケメン美女である。

 集合写真は宝物にしよう。

 

 

 

 

 

 出雲についてはしゃいでいると、美人さんが話しかけてきた。

 

「やあ。私は冥冥。君の先輩に当たる。仲良くして欲しいな」

「冥冥さん!」

「早速株の事について話したいのだが」

「はい! 喜んで!」

 

 原作キャラで美人で話が合う。

 天国だと思っていたら、撤収の時にマジでカラス4匹連れて行かれた。

 マジで?

 

 我に帰って取り戻しにいくと、全ての羽をむしられていた。マジで?

 (羽は素材になるのだ)

 

「だから言ったろ……」

「しゃっきりしろよ。ふわふわしてるからそうなるんだ」

「だって今日の儀式、占いだろ? 占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦。外れても問題なし! 楽しまないと損じゃん」

「本物の天才はやっぱ違うな……」

 

 クラスメイトに呆れられながら、占いの時間がやってきた。

 

「……」

 

 占いの紙に、俺は沈黙する。

 今日の占いは偉い人が見るのだという。

 ……災害状況が原作と現実で一緒だったかどうかはわからない。

 でも。災害を事前に予期していれば、被害が減るかもしれない。

 

「……当たるも八卦、当たらぬも八卦」

 

 書こう。間違っていたら間違っていたでいいんだ。

 

 大きな災害を片っ端から。

 

 他にも、どんどん悪くなる世界情勢。

 どん底を更新し続ける不況。

 広がる病。

 上がり続ける気温。

 荒れる国際情勢。

 

 書いて行く度に、未来ってこんなに苦しかったんだと実感する。

 助けて。助けて。助けてよ。

 そんなことばかり考えて、ヒーローに救われるあり得ない妄想をして。

 こんなに未来は真っ暗だった。

 偉い人がこれを読んでいるなら、変えてほしい。助けて欲しい。

 

 そんな祈りを込めて、必死に書いていく。

 

 最後に、「未来を救って」と書いて、終了。

 

 そんな祈りを込めて、書けるだけ書いた。やり切った。

 1人だけ、時間オーバー気味だったけど、先生は許してくれた。

 書いたとき、ずっと正座してたから、提出した後には足が痺れてふらついたけど、五条が支えてくれた。優しい。

 

 朝起きたら、知らない部屋だった。

 枕元に知らない女の子がいる。

 

 

 

 

 

 

 ??????

 

 

 

 

 

 

 

「起きましたか。着替えて謁見をお願いします」

「何これ、ドッキリ?」

「そうですね。そのようなものです。あなたの予知について、主人がお伺いしたいと」

「まさか、日本で一番偉い方!?」

「総監部の方です」

「違った」

 

 安心した。いや、安心はできないか。

 秘匿死刑連呼する人だよね。あと政治家ぐらい魔窟の人。

 ビクビクしながら身支度をする。

 

 連れられて行った広い和室。

 頭に縫い目のある女性が座っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メロンパンメロンパンなんで!?????????

 

「あわわわわわわわ」

 

 腰が抜けて、後ろにずり下がっていく。

 

 女性は安心したようにコロコロと笑った。

 

「ああ、知っているんだね。君の占い、見たよ」

 

 

 

 

 

 

 ファーーーーーーーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念だな。2024年まで、日本が何事もなく残っているようで。私の事は事件にもならず、内々に処理されちゃった?」

 

 

 

「う、ううう、嘘つき! 嘘つきだ!! インチキだ!!! だってあんなの、本当にあるわけ!!!! 」

「ん? いいね。なぜ防がれたのか、詳細を聞きたい」

 

 その時、襖が開いた。五条!!! ビシッとした和服の五条が、頭を下げた。

 

「失礼します! その者、五条家の管轄により、口出しはご遠慮願います!!!」

「控えよ。単なるクラスメイトだろ。こちらが優先される」

 

凍えるような顔で女がいう。殺気が出てる。おしっこ漏れそう。

 

「五条家の家に入る約束をしているので! まずは私に話を通していただきたく!」

「そそそ、そう!!! 俺、五条悟に忠誠を誓います! 誓ってます!!! 縛り、縛りです!!!!」

 

 カチリ、と自分の中で何かが噛み合った気がした。縛りが結ばれたんだ。

 俺は、五条に今この場で庇ってもらう事を対価に、忠誠を誓った。

 

「「!!!!!」」

「愚かな。愚かにも程がある。五条家の色狂いもいい加減にしろ」

「そういう事ですので、廻は連れて行きます」

 

 俺は、無様に這う這うの体で五条の所へと向かう。

 五条に回収され、立てなかったのでお姫様抱っこで回収された。

 

 建物を出ると、心配そうに夏油が待っていた。

 車に3人で乗り込んで、五条は口を開いた。

 

「お前、ほんっと馬鹿!!!!!! 縛りの意味知ってんのかよ!!!」

「知ってるわ。破れない約束だろ。破れば何が起こるかわかんない呪いの極致」

「そこまでじゃねーと思うけど」

「そこまでだよ。そんで、その覚悟もしてる。助けてくれてありがとう、五条くん。めっちゃ怖かったぁ」

「縛り? 縛りを結んだのかい?」

「庇ってもらう代わりに、五条くんに忠誠を誓った」

「悟」

「俺は強要してない! こいつが勝手に!」

「だって必要だったもん!! 脅されたりしても、既に縛ってまーすって言えば

、仕方ないってなるだろ!」

 

 俺はガタガタ震えていた。

 

 五条くんは、ポツリと答えた。

 

「あの占い、ほんとなの」

「当たるも八卦、当たらぬも八卦。でも言わずにはいられなかった」

 

 車が走る。

 

「悟。追われてる。呪霊で事故を起こさせるつもりだ」

「チッ なんとかなるか?」

「呪霊でこんな事をするなんて、信じられないよ」

 

 言いながらも、迎撃の為に夏油が呪霊を出す。

 

「あのさ。お前、なんであんな占い抱えて、ヘラヘラ笑えてたんだよ」

「占いは占いだし。信じてなかったんだよ」

「はぁー!? あんだけ色々当てて未来情報利用してて!?」

「実感がなかったんだ。でも、状況が変わった」

 

 俺は泣いた。めちゃくちゃ泣いた。

 

「日本、滅亡するかも……」

「「はぁぁ!?」」

 

 ガタガタ震えて、泣いて泣いて。

 

 俺は、五条家の別邸で待ってたクラスメイト達に囲まれ、べそべそと泣いた。

 

 メロンパンがいた以上、情報の開示一択である。

 

 クラスメイトに裏切られるかもってのはあった。

 でも、五条家の派閥は小さすぎた。少しでも味方が欲しい。

 

 俺はべそべそしながら、全部の話が終わるまで、全員、部屋から出ないで外部とも連絡をしないよう縛って欲しいと願った。

 

 縛りの意味は重いらしく、全員の顔が強張った。

 

 それでも、時間を区切って、トイレ等を済ませてきてくれて、話を聞く態勢に入ってくれた。

 




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