【設定変更につき書き直し中】当たるも当たらぬも八卦。当たるも当たらぬも八卦ぇ!!(血涙)   作:かりん2022

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17話

「悟。五条家の人ってプレイボーイ多いってほんと?」

『なんだよいきなり。どっからの噂だよ。普通だと思うぜ? 側室とかはいる奴もいるけど、俺は一人っ子で両親とも愛人とかいねーし』

「そうか。そうだよね。今度、御三家ってどんな人達なのか聞きたいな。凄い噂聞いちゃって、ほんとなのかなって」

『凄い噂ってどんなだよ。まあいい噂じゃねーんだろうけど』

「まぁね。……そうだ。私、学校やめようかと思うんだ。先生に伝えといてくれないかな。じゃあね」

『はぁ!? ちょっと待った! 誰だよ、傑に余計な事を吹き込んだの!』

「あはは。ちょっと頼り甲斐のある人に会ってね。頼ってみようかと」

『……! 傑。それはいいけど、俺にも会わせろよ。いきなり学校辞めるとか心配になるだろ』

「変な人ではないよ。一緒に起業しようねって誘われて」

『は? なんの業種だよ。そして誰だよ』

「占いで、ついさっき会った相手」

『不安しかねーわ』

「私は希望でいっぱいだけど? じゃあね」

 

 電話を切り、子供達に笑いかけた。

 

「じゃあ、行こうか」

 

 直哉に色々手続きについて聞き、両親の力も借りて兄弟となった。

 あれから色々話した桜(直哉)は、一度、呪術界と距離を置く事を勧めて来た。

 夏油も、直哉のしばし身を隠したいと言う意志を尊重した。

 それから、小さな事務所を借りて、占い事務所を始めたのだった。

 もちろん、すぐにお客さんが来るはずもないので、最初は桜(直哉)と教え合いをする事から始まった。

 もちろん、美々子菜々子への教育も同様である。

 平和な並行世界の術師とはいえ、御三家だった直哉は大いに助けになった。

 

「うーん。烏森は入学前やったから、まともに教えられるかわからんけど、予習はみっちりしとったし、まあやったるわ」

「ありがとう、直哉。必須科目は除霊と、占いと心理学だっけ?」

「せや。心理学言うか、だまくらかしかたというか……。非術師は見えんやろ? 被害のない世界でも、やっぱりそれで面倒はあるから、対応の仕方がマニュアル化してるんや。とにかく、占い業は自分がどうにかしたるから、傑くんは勉強して」

「わかったよ」

 

 それから、1年。占い業は順調に集客をしていた。

 五条も、突撃しようとした事がなかったわけではない。

 でも、子供達と笑う夏油に何もいえなくなって、遠くから見守っていたのだ。

 そこに、如何わしい教祖占い始めました、である。お値段、一千万円なり。

 心配が勝って、ついに五条は占いの館に飛び込んだ。

 

「傑ぅぅぅ! この如何わしい教祖占いってなんだよ!」

「占いの館やってるって? 占ってみてよ」

 

「いいよー。悟は初めてのお客さんだから無料でやってあげる。まずはシャワーを浴びて来ようか」

「!??」

「深い意味はないよ。単なるお清め」

 

 シャワーを浴びて、ほかほかした状態で手を握る。

 隣に、やけに直哉にそっくりな少女がついた。

 さらに、人型に血を垂らすように言われる。

 明らかに怪しいが、傑を信じて従った。

 

「悟。絶対にこの手を離さないでね」

「お、おお」

 

 でも今は、直哉(偽)より占いである。

 

 占いを始めると、本当に水晶玉に未来が映った。

 かなりの早送りで断片的なものだ。

 夏油との別れ。

 甚爾にそっくりな小学生。それと会話する五条。

 大人になった悟。

 夏油の宣言。おそらくは宣戦布告。

 百鬼夜行とも言うべき呪霊の氾濫する町。

 凄腕の呪詛師との戦い。

 傑の。傑の死。

 待ってくれと言いたくとも、無情にも映像は進む。

 大きくなった恵と、受肉体との出会い。

 帳に閉じ込められて叫ぶ人々。

 駅への侵入。

 特級呪霊の集団。罠。

 現れた傑。

 晒された脳みそ。

 封印。

 復活。

 受肉体との戦い。

 一閃。

 

 

 

 

 殺されるっ!!

 

 

「今や!!」

 

 直哉そっくりの少女が投げた二人分の人型の紙が真っ二つに切れた。

 それでも呪力の余波は夏油と五条を襲う。

 次の瞬間、五条は傑を思い切り引き寄せて、腕の中に閉じ込めていた。

 そうして呪力の刃を呪力で防ぐ。減退しているとはいえ、無限は効かないと知っていた。

 

「傑っ……!! お前、何やってんだよ!!」

 

 映像の中の五条と五条は同期していた。逆行したかのような感覚。

 傑の心臓が脈撃ってるのがわかる。

 攻撃されたとの意識はなかった。占われた未来に完全に意識が同化していたので。

 

「心配させんなよ、傑……」

 

 消え入りそうな声で言って、心音を確かめる。

 

「びっくりしたぁ……」

「なんや、けったいな未来やな。傑くん、よっぽど低い未来を釣りあげたんちゃう? 」

「ご、ごめん。悟。一回この占いすると、最低一年は駄目なんだ」

 

 直哉そっくりの女の子は、塩を五条と夏油に頭からかけた。

 

「さ! シャワーいっとき! 身を清めてお茶飲んで災いを祓うんや」

「さ、いこ。悟。驚かせて悪かったね。もう手、離して大丈夫」

「お、おう」

 

 シャワーを浴びる。沈黙。

 先程の凄まじいまでの情報量を必死で処理する。

 

「うわ、少し切れてる。悟でも防ぎ切れなかったんだ」

「傑。さっきの占いと餓鬼、何」

「あ、直哉? さっきのは五条家の秘伝の占いだって。直哉に教えてもらった。直哉は君に教えてもらったって」

「は?」

「彼、並行世界の直哉の転生体なんだってさ。びっくりしちゃうよね」

「何それ」

「そういうわけだからさ。元は身元のちゃんとした子だから。心配しなくていいよ」

「いや、心配はするだろ。傑は占ってもらったの?」

 

 傑は頬を染めた。

 

「なんていうか、さ、その。じ、自衛する! するよ? でも君の転生体ってすごく手が速くてさ。その、直哉が言ってた平行世界の五条家はプレイボーイって本当なんだなって。とにかく、君の転生体が迎えに来てくれるみたいで」

「は?」

「でも何故か悟と殺し合いになるから、悟とは距離を置くね。転生体の悟が会いに来てくれた時の為に」

「はあああああ!?」

 

 【悲報】五条悟、並行世界の五条悟に親友を寝取られる。

 

「お前の転生体は!?」

「悟のペットしてた」

「あああああああああああああああああああ!!!」

 

 五条はそれからめちゃくちゃ説得して、一月に一回は呪専に来る事を約束させた。

 




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