あと1人、足りない。   作:8時半

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アンケートしゅーりょー!
結果は全部載せ悪魔合体とかいう作者死亡√になったぜ!
という事で設定と展開を考える時間稼ぎも兼ねてしばらくこうしてアブノマモチーフの生徒達の紹介話を短めで更新していきます。
単調な話になってしまうと思いますが許してください。


幻想体(科学じゃ説明できないやべー奴ら)その1

 

「ただいま、ノア」

「お帰りなさいユウカちゃん」

 

一人、セミナーに割り当てられている部屋に帰ってきた。連邦生徒会長に今の状況に関して説明を求めて連邦生徒会に出かけた早瀬ユウカである。

 

出かけたからといって仕事が終わっているわけもなく、2人は黙々と書類作業を進める。

 

「ただいま、ノア」

「お帰りなさいユウカちゃん」

 

もう1人、セミナーに割り当てられている部屋に帰ってきた。連邦生徒会長に今の状況に関して説明を求めて連邦生徒会に出かけた早瀬ユウカである。

 

それでも2人は黙々と書類作業を進める。

 

「...いや、いやいやいやいや!ノア!?」

「どうかしましたかユウカちゃん?」

「どうかしましたじゃないわよ!?そこに居る『私』は何なのよ!?」

「あら、言われてみれば...」

「うるさいわねぇ...ちょっと見た目と学籍を借りてるだけでそこまで言わなくても...」

「最近仕事続きでしたからねぇ...会長もよく何処かに出かけていますし...」

「...ノアに関してはしばらく休んだ方がいいわよ」

 

最後に話したのはユウカ...ではなく彼女に変装したミレニアムのセミナー生『音無(おとなし)ムウ』だ。

 

「とりあえず、ムウはその変装を脱いでちょうだい。声まで揃えられると私が私じゃなくなってくる気がするから」

「...分かったわ。今回の変装は完璧だったのに...」

 

そう言って彼女はおもむろに服を脱ぎ出す。脱ぐといっても上着だけだが。

そこに居たのはユウカのような菫色の髪を持った生徒、ではなく白髪に赤のメッシュが目立つ少し大柄な生徒だった。

 

「改めてハロー、ユウカにノア。今日の変装は会心の出来だったからかノアも騙せたな」

「はい、こんにちはムウちゃん。あ、そこの書類取って貰えます?」

「身長から声、指紋、虹彩に本人の技能まで模倣できるのは本当に何なのか...潜入とかできそうだし今からC&Cの体験入部でもしてきたら?」

「申し訳ないけどあそこは先輩からしごかれそうだから遠慮しておく」

 

そうしている間にも彼女達は書類を片付けていく。それでも書類の山が無くなったのは陽が落ちきった頃だった。

 


 

「ふっふふっふふーん♪」

「楽しそうだねぇ」

「...うん」

 

時間と場所が変わってトリニティ自治区。そこでは3人の少女がスイーツを楽しみながら談笑していた。

 

「このパフェ美味しいね!皆はこの店どう?」

 

1人は白髪に青のイヤリングが目立つ小柄な生徒。

トリニティ自警団所属の2年生『小鳥(おどり)ユウ』。

 

「雰囲気もスイーツもいいですね。ハスミ先輩が来たがっていただけはあります」

 

2人目は黒髪に黄色い目、そして背中に大きなエモノとランタンを背負った少女。

正義実現委員会所属の2年生『大鳥居(おおとりい)ラン』。

 

「ハスミには、もう少し節制という言葉を覚えさせるべきだったか...?」

 

3人目はランと同じく黒髪で白と赤の羽飾りを身につけ目につけた包帯が目立つ少女。

同じく正義実現委員会の3年生『長鳥(はちょう)レア』。

 

「美味しかったです!ハスミさんたちに何かおみやげを買っておくべきでしょうか?」

「そうだな...後でクッキーを少しずつ買っておこうか。ラン、何か入れられるバッグか何かはあるか?」

「こんなこともあろうかと、しっかりと用意しておきましたよ」

「ありがとう。ついでにユウも自警団に何か買っておくといい。変に高額でなければ『自警団との良好な関係維持のための贈呈品』という名目で経費で落とせる」

「やったー!」

 

そう言ってユウがカウンターのラッピングされたクッキーに手を伸ばした瞬間...

 

ダダダダダッッ!!!

 

入り口からの銃撃によってカウンターは粉砕された。もちろんカウンターすら粉砕する銃撃にクッキーが耐えられるハズもなく、カウンターの瓦礫の下から見えたのは美味しそうだったクッキーの破片のみであった。

 

「ヒャッハー!!無事で居たかったら金目の物をよこしな!」

「ぁ...クッキー...っクッキーが...!」

 

...この強盗は用意周到であった。周辺の地形の把握、警備員のタイムテーブルの確認、入念なプランニング、優秀でしっかりと連携が取れる仲間達。普通であれば成功していただろう。

 

「もしかしてだが、キレたか?」

「はい。あれは完全にプッツーンときてますね...」

 

まあ、運とタイミングに恵まれなかった。それだけだ。

 

「よくも私のクッキーをッ!天罰ッッッ!!!」

「うわっなんだこいつ!?」「いきなりなんだよ!?」「別にお前のクッキーではないだr...うわぁぁぁ!!!」

 

「やれやれ...私達も行きますか?先輩」

「外の奴を優先的に。場所は私が指示する」

「了解っ!」

 

彼女達3人の連携力と噛み合い。そこから生み出される殲滅力。

そうして不良達から畏怖されるようになった彼女らは、いつしかこう言われた。

 

トリニティ(三位一体)の三鳥』

 

と。

 


 

アビドス砂漠奥地の廃墟街。

一部が傾き出しているビル群の中、1人の少女が壁に体を引っ付けて周囲を見渡す。

 

「なんなのよあれは...!?」

 

ビルの間を這うように、一匹の大蛇が顔を出す。黒いボディに黄色いラインが入り、嗜虐心を孕んだその目はまるで床下のネズミを捜すかのように激しく動いている。

 

右手に槌を持った少女は、抵抗も逃走も最早無意味と若干悟りつつもそれでも諦めてはいなかった。

 

「ふぅー...私は、まだ倒れられないから」




キャラ詳細は全部上げてから設定の部分に置いておきます。
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