母星グール。この星より生まれたクリーチャー達は地球へと進軍を始めた。理由は至ってシンプル。この星を我等が占拠する。人間達の間でもあった陣取り合戦。領地の奪い合い。其れ等が拡大された。時の専門家はそう語った。しかしそんな言葉で納得出来る訳が無い。人々は抗う。
あの遠い星より来る数多のクリーチャーを殲滅し、平和を取り戻す為に。
異世界の人達
みたいな感じの世界らしいっす
異世界の人達
まあよくある感じよね
異世界の人達
戦ってるの女の子?女の子だよね?
異世界の人達
はい、何か露出度の高い服装で戦ってますね
異世界の人達
よっしゃぁあああ!!
異世界の人達
何で女の子ばっかり戦わせるんですか?
異世界の人達
野郎が戦ってる姿より可愛い女の子見てたいしね。しょうがないね。
異世界の人達
で、何で此処に来たん?
異世界の人達
せやねーありふれ過ぎて特に言う事無いんだけど…
異世界の人達
幾らでもあるからな、こういうジャンル…
異世界の人達
何か俺、敵側みたいなんですよ
異世界の人達
あーそういうパターンね
異世界の人達
これもあるあるやね。ちなみにどんな立ち位置?クリーチャーとか言ってたから化け物の姿なん?
異世界の人達
おっ?化け物仲間か?
異世界の人達
いや、人間の姿ですね
異世界の人達
けっ!人間様かよ!帰れ帰れ!!
異世界の人達
荒んでるわね…
異世界の人達
化け物の人は悲しい過去があるんだ…だから許してあげて…
異世界の人達
許す
異世界の人達
ありがとう
異世界の人達
で、話逸れたけど、……面倒だな、もう名前付けてくれないか?
異世界の人達
そうだね、此処のメインはアンタだしね
異世界の人達
分かりました、少々お待ちを
同情してもらいたい
これで良いですかね?
異世界の人達
OKOK…ていうか正直やね
異世界の人達
まあ敵側なら何時かは殺されるやね~
異世界の人達
俺は全員返り討ちにしたけどな
異世界の人達
はいはい、化け物の人は張り合わない張り合わない
同情してもらいたい
俺はグールの端末らしいっす
異世界の人達
グール?確か敵の親玉だよね?
異世界の人達
はぇ~じゃあ同情の人、実質ラスボスやんけ
異世界の人達
これは確実に殺されますね。間違いない
異世界の人達
いや、逆に人間殲滅か?
異世界の人達
良いぞ!殺れ!殺せ!人間共は皆殺しだ!!
異世界の人達
ちょっと情緒不安定みたいだから行ってくるね
異世界の人達
いてら〜
異世界の人達
最近沢山殺したせいか荒ぶってるね。という訳で続きどうぞ〜
異世界の人達
ラスボス枠は中々見ないから期待
異世界の人達
せやね、少し興味出てきたわ
同情してもらいたい
説明口調になりますけど話しますね。
人類が最後の砦としているエデンという場所に忍び込む為に自分を作ったらしいっす
異世界の人達
あーだから人の姿なのね
異世界の人達
有効な戦略やね
同情してもらいたい
で、その中央辺りに着いたら俺を核としてクリーチャーボン!みたいな計画らしいっす
異世界の人達
あら~エグいわね〜
異世界の人達
人類からしたら完全に敵やん。まあ元から敵やけど
異世界の人達
人類抹殺!人類抹殺!
異世界の人達
元気やね〜
異世界の人達
ふむ。それで話したい事は終わりか?
同情してもらいたい
いや、此処からが本題なんですよ
異世界の人達
何やろ?
異世界の人達
ワクワク
同情してもらいたい
俺は人類側に立って戦おうと思うんです。何でかって言うと…同情してもらいたいからっす
異世界の人達
うーん?人類側に立つのは分かるけど、同情?どういうことなん?
異世界の人達
あ、そういう系か?コイツ…?
異世界の人達
あー…偶に居る人種……ふーん
同情してもらいたい
被害者面して同情してもらいたいぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙!!!
自分がそんな存在だとか知らなかった…とか。嫌だ俺は死にたくない…!!とか言って周りの奴等に同情してもらいたいぃ゙ぃ゙ぃ゙!!!
異世界の人達
うわ
異世界の人達
本性表したね
異世界の人達
そういうタイプかぁ…
異世界の人達
居るんだよね。自分の命とか度外視でこういう事する奴って。でもさ…
異世界の人達
そんなの…
異世界の人達
楽しいに決まってるよな!!
という訳で。人類も母星グールも知らない所で、碌でもない計画が練られ始めたのだ。疎らだった異世界の人達も、本性を表した同情野郎に湧き立ち、あちらこちらから、似たような碌でもない奴等が集まるのだった。
異世界の人達
やっぱし、王道の記憶喪失系やろ!
異世界の人達
無難やけど一番楽しい奴やね
異世界の人達
突如現れたのは記憶喪失の少年。戦う術を持つ不思議な少年は、仲間達と協力して自分の真実へと向かっていくのだ…其処に、残酷な真実があるとも知らずに…
異世界の人達
くぅ~これこれ!コテコテだけど良いぞ〜!
異世界の人達
ちなみに記憶覗ける奴とか心読める奴とか居るん?
異世界の人達
あー…それは大事な所だな。中身見られれば一発でバレるし…
同情してもらいたい
居るけど効かないです。ラスボスボディなので
異世界の人達
うーん…効かないのも怪しいなぁ…何か改竄とか出来そう?
同情してもらいたい
どんな感じに改竄すれば良いっすかね?
異世界の人達
改竄出来るんか…
異世界の人達
そうだなー、適当に家族と過ごしたらしき記憶と、クリーチャーに襲われる記憶でも流しとけ
異世界の人達
勝手に勘違いしてくれるやつ〜
異世界の人達
クリーチャーに襲われたショックで……そうかそれで記憶が…って解釈してくれるかな?
異世界の人達
良いね〜本当は殺した奴の記憶何だよね(^^)
それが逆流してるだけで本人には関係ないんだ
同情してもらいたい
そんな…あれは俺の記憶じゃないのか……?とか言えば良いっすかね?
異世界の人達
うんうん。いい感じの被害者面だと思うぜ。罪悪感を感じてる表情とか浮かべれば更に良し!
碌でもない計画は着々と進む。そうしてある程度の道筋が立てると、異世界の人達は計画を実行するのだった。
「はぁ!はぁ…!」
走る。走る。目が覚めると知らない場所に居た。何もかもが分からない。後ろからは化け物が追いかけてくる。殺意を向けている事から顧みるに、捕まれば碌でもない目にあうのは確実だ。だから走る。命の危機を脱す為に。
異世界の人達
※自作自演です
異世界の人達
コイツが命令して襲わせてるんだよなぁ…
「い、行き止まり!?」
絶対絶命。そんな言葉が頭の中に過る。後ろからは荒い息。今直ぐにでもその吐息が肩に掛かりそうなほどに、化け物は自分の近くへと来ていた。死にたくない。生物としては当たり前の欲求。しかし今の自分には何の抵抗方法もない。ならば自分の命は此処で─
「しゃがんで!!」
「!?」
凛とした声が響く。生きたいという本能に身を任せて、言われた言葉の通りにその場に蹲る。
異世界の人達
キター!!
異世界の人達
女の子!
異世界の人達
うひょーピッチリスーツ堪んねぇ〜!
「す、凄い…」
「怪我は?」
逃げるしかなかったあの化け物を、自分よりも小さな少女が打ち倒した。片手に持っているのは銃。あの銃から放たれた弾丸一発で、化け物は弾け飛んだのだ。呆然とする自分に少女は上から話し掛けた。尻もちを付いてるので、自然と見上げる形になった。
「見ない顔ね…お前、名前は?」
「え、えーと……何だっけ…?」
「は?巫山戯てるの?」
掘り起こしても掘り起こしても。自分の中からは何も出て来ない。困惑している自分の様子に、彼女も冗談ではないと判断したようだ。
「チッ…面倒ね…」
「す、すいません…」
「はぁ…取り敢えず着いてきな、ナナシ」
「え?」
「名前がないなら適当で良いでしょ?来ないなら置いてくわよ!」
「は、はい!ありがとうございます!」
こうして、ナナシと彼女は出会ったのだ。この先にある悲しい未来を知らずに。今はただ一人の少年と少女として。
同情してもらいたい
という訳でプロローグ終わりました!ありがとうございます!
異世界の人達
頑張って色々な奴と仲良くなれよ!その方が楽しいからな!
異世界の人達
目の前を歩く女の子の、苦痛に満ちた顔を想像すると、心が躍るね〜
同情してもらいたい
頑張って皆の心に傷を残します!これからもよろしくっす!
尚、舞台裏は碌でもない奴ばかりであった。
同情してもらいたい人
皆に憐れんで欲しい。その思いでクソみたいな計画を立てる。ラスボスから生まれたのでハイスペック。しかしその技能は全て自分の趣味へと使う。
異世界の人達
此処ではない場所にいる人達。クソみたいな計画に乗った碌でもない人達。楽しさを優先する傾向がある。
少女
変な奴拾ったなぁと後悔中。しかし助けない訳にも行かないか…と溜息。