僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第十四問

「ま、まあ どんな英雄かは置いておいて。作戦会議する?」

「そうだな。ちょうど昼飯の時間だし」

 

どうやら随分と時間が過ぎていたみたいだ。今日のお昼何かなぁ?

弁当箱を開ければそこには色とりどりのマカロンが入っていた。

………あれ?

 

「わぅ?(どうしたの?)」

「そういえば明久はなにもって……あれか? 重度の甘い物好きとか」

 

甘いものは好きではあるけどこんなことはしないよ。凪人

雄二、またかって顔しない!

 

「どうしたのかしら……低血糖?」

 

そこまでのことじゃないよ。凪乃さん

 

「あ。いや、多分うっかり持ってくるもの間違えただけだよ」

「マカロンってふつう間違えるかしら?」

 

痛い所ついてくるね遠坂さん。僕だって知らないよ。大家かなぁ。マカロン好きだし

携帯を取り出した僕は大家に電話をかけた。

 

『明久、どうしたのよ。電話なんて、授業は?』

「今昼休み。ギャリー、僕の弁当箱の中身がマカロンになっているんだけど心当たりは?」

 

大家ことギャリーは僕の後見人でもある。八年前に色々あって以来お世話になっている。こんな口調だけど立派な男つまりはオネェなんだけど、そんじょそこらの女子より女子力高いってどうなんだろう? 僕の伸びた髪も毎日ギャリーが結ってくれる。たまに編み込みもしてくれるんだけどすごく綺麗にできるんだよね。それに僕の絵の師匠だ。かなり上手い、職業未だに知らないんだけど何やってんだろう?

 

『へ? ちょっと確認するわね』

 

足音がしてその後『ああああ』って声がした。うん、ミスったね。しょうがないかぁ。本日の弁当マカロンか

そんなことを考えていたら受話器を取り上げる音がした。

 

『明久、ギャリーがなんか騒いでるけどどうしたの?』

「あれ。メアリー、何でいるの? 学校はどうしたの。サボり?」

『サボってないわよ。特進クラスの授業日数知ってて言ってる?』

 

何故か金髪の方の幼馴染ことメアリーが電話に出てきた。どうやら通っている学校の休みらしい。ちなみに半人半絵というのは彼女、深いわけがあるけど説明するとかなり長くなるのでそういうものだってことで。

 

「あ、そっか。メアリーはいいね、僕は今日から学校だよ。でさー、僕の弁当がマカロンになってて」

『うぇ、ギャリーどんだけマカロン好きなのよ』

「いや、赤青黄色の三色だからそっちで食べるつもりだったんだと思うよ」

 

ギャリーは女子会(一人オネェ)をやるときはいつもマカロンを用意している。

 

『相変わらず集まるときにはマカロン用意するのね。で、どうするのよ。お昼マカロン?』

「そのつもりだよ」

『届けてあげるわ。マカロン食べたいし』

 

絶対後半が目的だよね。

って、あれ?

 

「届けるってどうするつもりなのさ。そこからここまでかなりあるよ?」

『絵を通れば一発じゃない』

 

メアリーは魂の半分が絵なので絵の世界を自由に行き来できるのだ。つまり、近くの絵を通って他の絵から出るなんてこともできるんだけどさ。

 

「ちょっと待って、ここ教室。他の人いる!」

『そんなの気にしないわよ』

「そっちが気にしなくてもこっちが気にする!!」

『じゃあ、教室から出ればいいじゃない』

「う、正論」

 

仕方がないので事情を説明してから教室を出ることにしよう。





狼の英雄、意見ありがとうございました。
ただの呟きのつもりだったのですが、本当にありがとうございます。

ようやくメアリーさん登場です。あ、過去編やってます。

アンケートは番外編の方は打ち切りにします。『Sクラスの日常風景』に決まりました。
最後のコンビはまだアンケート中です。
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