「これは何と」
「み、みなさんが……」
Fクラス生は秀吉と姫路を残して全員補習へと連れて行かれてしまった。
「うむ、やはり普通ではないとは思っていたもののここまでとは」
「ど、どうしましょう」
冷静に納得する秀吉と慌てる姫路、それを眺めつつ四人が口々に言う。(キャスターはすでに霊体化している)
「(うーん、そこの二人をやるのにはちょっと罪悪感が……)」
「(ですね。このままこう着状態のほうがいいかと)」
「(ああ、下手に手を出したくない)」
「(賛成だ。あっちの援軍が来たらまとめて伸せばいいと思う)」
そこにバタバタと足音が聞こえた。どうやら援軍が来たらしい。
「「「うおおおおおお、異端者に死を!!」」」
覆面を被り、何やらわけのわからない騒音をあげながら。
☆
何があったのかといえば話は簡単だ。Fクラスの特性を利用したのだ。竹中は地味に頭が回るだけあってずる賢いことには長けていた。ムッツリーニを使い、Fクラスを明久と適当な女子の合成写真であおったらしい。まんまとかかったというわけだ。
「うわぁ、最低なことやっていますです」
「ですね。いくら味方の士気を上げるためとはいえ流石に……」
「というよりもよくこんな映像撮れるわね」
「本来は禁止のはずじゃないの?」
「こちらの盗み聞きをしたんです。これくらいはいいのですよ」
戻ってきた三人とSクラスの教室に陣取っていた代表のレオと助っ人の真白と居残っていたメアリーが小型カメラの映像を見ていた。
「映像が取れている理由は簡単なのです。Fクラスにはこちらの味方がいますから」
「え、そうなのか?」
「はいです。須川君と山田君は幼馴染でいつでもこちらの味方です」
Fクラス所属の須川亮と山田大輔は明久たちの中学時代の級友だ。基本的に明久の味方をすることがほとんどで、今回の竹中の作戦や動機については不満を抱いていた。そこに明久からの連絡が来たのだ。協力しないはずがない。近衛集団に属している山田が服の中に隠しカメラを仕込み、須川はとある作戦の重要な役割を持っている。今は内偵をやっているのだ。
☆
場面を戻して中堅部隊。先ほどのガラガラ具合とは打って変わって人が密集している。覆面をかぶったおかしな集団がひしめき合っていた。
「うわ、なんだよあの人数」
「全員投入したのでしょうか」
「どうする? 全員ぼくがやる?」
「流石のキャスターでも難しくないか?」
「ううん、いけるとは思うよ」
「しょうがねーだろ。
一夜が召喚獣を出す。いたって普通の学ランに釘バットの召喚獣だ。
古典
Eクラス 神原一夜
112点
Eクラスとしてはまあまあいい点だろう。
「「「
Fクラス×33人
平均 87点
「俺たちもやらないとな。
「はい。
白野とラニがそれぞれ自分の召喚獣を召喚した。白野は召喚獣サイズの暦をラニは同じく召喚獣サイズ……だが少々大き目な屈強な武人の召喚獣をそれぞれ出す。
『んじゃ、がんばりますか』
『うむ、参るか』
二回目の大きな戦いの火蓋が切って落とされた。
カップリングの方、締め切ります。数えたらメアリーと凪乃が同数だったのでしばらくは平行線です。アマテラスは家族ってことになりました。
別に内偵禁止とか無かったですよね?