僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第二十三問

「くそ、Fクラス代表。竹中勇人、試験しょうか……誰だ?!」

 

誰かが肩を叩く感じがして振り向けば笑顔の明久が居た。

 

「Sクラス 吉井明久。自然科学で竹中代表に勝負を挑みます。試獣召喚(サモン)っ!」

「ぐっ、竹中受けます。試獣召喚(サモン)!」

 

自然科学

Sクラス 吉井明久 VS Fクラス代表 竹中勇人

 

     467点           1298点

 

 

「な、なんだよ。その点数?!」

「竹中君の点数のほうがおかしいよ」

 

明久の召喚獣は(召喚獣サイズの)アマテラス、対する竹中の召喚獣は上等な装備をしているが普通の召喚獣だ。竹中の成績は転生した時の特典で得た才能のおかげらしい。

すぐに勝負に出たのは竹中の方だ。点数で押せばどうにかなると考えたのだろう、しかし相手は大神アマテラスそんな単純な攻撃、簡単にかわし、通常攻撃を叩き込んでいく。その攻撃も強力なようで一回に100点前後削られていった。

 

Fクラス代表 竹中勇人

 

       792点

 

「っち、しょうがねえ!」

 

竹中の召喚獣が腕輪を掲げた。竹中の召喚獣から黒い刃のようなものが放たれる。アマテラスに当たるかと思われた直前に黒い筋のようなものが現われて、刃のようなものは竹中の召喚獣へと跳ね返った。刃のようなものが当たった直後、竹中の召喚獣は塵となった。

 

Fクラス代表 竹中勇人

 

       DEAD

 

「Fクラス代表、竹中勇人。戦死、よってSクラスの勝利だ」

 

その場にいた教師であるロビンが高らかに宣言する。

こうして、今年度初の試験召喚戦争は幕を閉じた。

 

                     ☆

 

「さて、戦後対談にうつりましょうか」

 

戦争が終了し、FクラスにSクラスの面々も集まる。ちなみに助っ人集団はすでに戻っている。メアリーは教室で待機だ。

 

「あのさ、吉井に決めてもらったら? 今回の最大の立役者なんだし」

「え? いや、そんなことしないでレオが決めなよ。代表なんだし」

「いえ、ここはミス シラハの意見に賛同します。功績のあるものにこそ栄誉が与えられるべきですから」

「栄誉でも何でもない気がするよ。しょうがないなぁ、じゃあ代表代理で戦後対談を持たせてもらうよ」

 

Fクラスの竹中から反対の声が上がるがFクラス生によって抑え込まれる。今後のクラス環境が決まる大事な場面なのだ。能無しの代表が余計なことを言って台無しになってはしょうがない。

 

「普通にSクラスには宣戦布告禁止で」

「まあ、普通か」

「あ、そうだ。代表を交代で」

「なっ」

「前代未聞ですが、竹中君は観察処分者候補ですからこれ以上の横暴を許すわけにはいきませんね」

 

あっさりと竹中の代表降格が決まってしまった。

 

「あ、山田君 お願いできる?」

「ん、まあいいか」

 

代わりに山田が代表になったようだ。

 

「それから、設備の降格はなしで。その代りだけど今後Sクラスに来る場合は武器などを持ってこないこと。暴力沙汰やった場合は校舎内に来るのも禁止するよ」

「ついでに島田さん進入禁止にしましょう」

「あ、いいねそれ。さすがお姉ちゃん」

「ちょ、何よ」

「今さっき吉井の腕を再度折ろうとしたのよ。これくらいで済んでよかったんじゃないの?」

 

島田は補習から帰ってくるなり戦後対談のために来ていた明久に攻撃を仕掛けようとしたのだ。ロビンが止めたのと何処からか飛んできたパレットナイフがなければ明久は関節技の果てに腕を折られていただろう。

 

「以上でいいでしょうか」

「はい」

「竹……いえ、山田代表もいいですね」

「おう」

「ではこれで戦後対談を終了します」

 





戦闘シーンあっさりですみません。もっと『胃袋』使って復活とか色々やりたいネタはあったのですがこのようなことになりました。

スキル紹介

「???」 使用者:アマテラス
空間を一時的に停止させて、神墨で既定の図を描き、現実に干渉する力。
試召戦争時には一回辺り五点を消費する。ただし、大技の場合は一気に十五点減少。なお、これは腕輪能力ではない。

ついでに
『胃袋』 使用者:アマテラス
アマテラスが持っている謎スキル。
ある一定以上食べ物を取り込んでいると復活できる。
正直「十二の試練」よりも使い勝手はいい。
試召戦争中でも変わらないようで食べるだけ食べればアマテラスは何回でも復活できる(点数も元通り)

考えて思った。何だこのチート。


いらないとは思うけど竹中の腕輪。

『粉砕』
黒い刃のようなものを飛ばし、当たった相手は一撃で倒れる。
使用点数は百点程。一人必殺ではなく刃が当たったは全部消える。ある意味一対多数の状況を覆すためにはちょうどいい技ともいえる。本来であればチートだろうが、サーヴァント達から見れば「まだ甘い」とのこと。かわそうと思えばかわせるし、らしいけど普通は避けることすら容易じゃない。
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