「え? シフトを変えたい?」
「うん、凪が召喚大会に出たいそうなの」
「へぇ、召喚大会って……あの?」
「ええ、なんでも副賞が欲しいらしいわ」
「確か……遊園地のペアチケット」
「そういうことなの」
「誰かと行きたいってこと?」
「ん」
「へぇ、そうなんだ。わかったよ、シフト組み直すね」
「ありがとう、吉井」
☆
そんなこんなで当日になりました。
「いらっしゃいませ。召喚獣喫茶『
名前に関してはツッコミを入れないように。僕を除く召喚獣(デフォメサイズ英霊)がちょこちょこ動き回っている。何で僕のがないかって? わんこは運ぶ間に食べちゃうんだよね。リハーサルやってみたらそんな感じなんだよね。
ちなみに、普通のウェイターもやってます。一番人気は………
「ご注文の品をお持ちしました。お嬢様」
「は、はいっ」
ロビンさん、自称村娘だけに効く顔は冗談じゃなかったらしい。ロビンさんだけは人間サイズなんだよね。
「吉井君、注文入ったよ」
「あ、了解。どこのテーブル?」
「六番だよ」
今のシフトはロビンさんと僕、凪さんと凪乃さんの四人。
料理に関しては基本的に作り置きをしてある。
「ご注文の品をお持ちしました」
「ありがとう」
「おー、馬子にも衣装ってやつだな。白姫」
「……とっとと帰れ、黒猫」
何でこいつかいるのかな? 目の前に居るのは短髪で少々バサッとした黒髪に金の目、赤渕眼鏡が特徴的な悪友、
「吉井、次の注文入ったわよ」
「あ、了解。じゃあね、そんでもって早く帰れ」
「せーぜー今日一日は楽しんでやるよ」
「ごめんね、遠子が」
あー最悪、何であいつが居たんだか。井上遠子は中学時代に出会った女の子で昔から馬が合わなかった。本気で仲が悪いんだよね。
「次は九番テーブルね」
「はーい」
はー、また知り合いとかないよね?
「あ、吉井。久しぶりです」
「よー、姫」
再度知り合いですか? もう嫌だ。桐無伊織と神原一夜の二人だ。真白が居ないのは珍しいなぁ。
「なに、この知り合い攻撃」
「居たら拙かったですか?」
「ううん、他にも知り合い居ないでほしいなぁ」
明久、それはフラグというものだ。
そんなわけで当日スタートしました。いらないフラグが立っているよ明久。