僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第三十八問

「え? シフトを変えたい?」

 

「うん、凪が召喚大会に出たいそうなの」

「へぇ、召喚大会って……あの?」

「ええ、なんでも副賞が欲しいらしいわ」

「確か……遊園地のペアチケット」

「そういうことなの」

「誰かと行きたいってこと?」

「ん」

 

「へぇ、そうなんだ。わかったよ、シフト組み直すね」

「ありがとう、吉井」

 

                 ☆

 

そんなこんなで当日になりました。

 

「いらっしゃいませ。召喚獣喫茶『試獣召喚(サモン)』へ ようこそ」

 

名前に関してはツッコミを入れないように。僕を除く召喚獣(デフォメサイズ英霊)がちょこちょこ動き回っている。何で僕のがないかって? わんこは運ぶ間に食べちゃうんだよね。リハーサルやってみたらそんな感じなんだよね。

ちなみに、普通のウェイターもやってます。一番人気は………

 

「ご注文の品をお持ちしました。お嬢様」

「は、はいっ」

 

ロビンさん、自称村娘だけに効く顔は冗談じゃなかったらしい。ロビンさんだけは人間サイズなんだよね。

 

「吉井君、注文入ったよ」

「あ、了解。どこのテーブル?」

「六番だよ」

 

今のシフトはロビンさんと僕、凪さんと凪乃さんの四人。

料理に関しては基本的に作り置きをしてある。

 

「ご注文の品をお持ちしました」

「ありがとう」

「おー、馬子にも衣装ってやつだな。白姫」

「……とっとと帰れ、黒猫」

 

何でこいつかいるのかな? 目の前に居るのは短髪で少々バサッとした黒髪に金の目、赤渕眼鏡が特徴的な悪友、井上(いのうえ)遠子(とおこ)と彼女の友人、剣崎(けんざき)(はるか)だった。

 

「吉井、次の注文入ったわよ」

「あ、了解。じゃあね、そんでもって早く帰れ」

「せーぜー今日一日は楽しんでやるよ」

「ごめんね、遠子が」

 

あー最悪、何であいつが居たんだか。井上遠子は中学時代に出会った女の子で昔から馬が合わなかった。本気で仲が悪いんだよね。

 

「次は九番テーブルね」

「はーい」

 

はー、また知り合いとかないよね?

 

「あ、吉井。久しぶりです」

「よー、姫」

 

再度知り合いですか? もう嫌だ。桐無伊織と神原一夜の二人だ。真白が居ないのは珍しいなぁ。

 

「なに、この知り合い攻撃」

「居たら拙かったですか?」

「ううん、他にも知り合い居ないでほしいなぁ」

 

 





明久、それはフラグというものだ。

そんなわけで当日スタートしました。いらないフラグが立っているよ明久。
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