「一日目、お疲れ様でしたー」
「「「「おつかれさまでしたー」」」」
「本当にみなさんお疲れ様です」
打ち上げってわけじゃないし明日もあるんだけどとりあえずなんとなくでみんなが集まる。正直、集まっておいてよかったように思える。
「そういえば凪乃さん召喚大会どうだった?」
「無事に準決勝まで進んだわ」
おお、すごい。でも、
「へぇ、凄いね。サーヴァントの召喚獣だし誰も勝てないか」
「そうもいかないのよね。今回大会のために能力をセーブさせられているから」
「ふーん、それは知らなかったよ」
まあ、そうでもしないと(相手が)勝てないよね。
「吉井はどうだったの?」
「まあ、基本的には普通だったかな」
島田さんのこと以外はだけど
「そう、そういえば島田さんが保健室に運ばれたの知ってる?」
「うん……それ、ウチの保護者二人が原因だから」
本当にサクッとやっちゃったもんなぁ。これでのちに騒動になったらいやだよ。もういい加減にしてもらいたいし。
「そうなの? まあ、島田さんの行動には呆れるわ」
「愛してるも恋してるも暴力を振るっていい免罪符なんかにはならないよ」
「おお、なんだか含蓄のある言葉ね。他に何かあったかしら?」
「あ、そうだ。変な腕輪拾ったんだよね。何かわかる?」
なんか拾ったんだよね。あの人僕のこと睨みつけてたけど何かあったのかなぁ。
凪乃さんに白くて不思議な腕輪を渡す。
「うーん、これは兄さんの得意方面ね。兄さーん」
「お、どうした?」
「この腕輪なんだけど」
「……凪乃、これを何処で拾った」
凪人の後ろに居たアーチャーさんがすごい勢いで食いついた。
「吉井が拾ったのよ」
「うん、人にぶつかった後に拾ったんだけど」
「どうした、アーチャー? 明久、そいつの顔覚えてるか?」
「髪が結構長くて……説明するの面倒だなぁ」
鞄の中に入れていたスケッチブックに顔を描いていく。じっくり観察したわけじゃないけど印象的だったからなぁ。
「うん、こんな感じの人。結構目立つ顔をしていたから間違いないよ」
「全く見に覚えのない人物だ。だがこの魔力残滓は……」
「なんかまずいもんってことか?」
ちょっと黙った後、アーチャーさんが口を開く。
「……
「はーぁ、もう面倒だな。誰だよそのはた迷惑な奴」
「そうね。というより私たち以外サーヴァントが召喚できたことに驚くべきよね」
「とりあえず、我々でこの生徒について調査しよう」
「アーチャー、頼んだぜ。でもな、絶対に五体満足で帰ってこい」
「言われなくても」
にやっと笑ってアーチャーさんは姿を消した。これは本気で拙いことが起きそうな予感がする。
「今日は泊まりだな」
「そうみたいね。吉井はどうする?」
「うーん、どうしよう。サーヴァントのことはよくわかってないけど、オカルト絡みに秀でた知り合いがいるからその辺に連絡入れてみるよ」
因幡とレット、来てくれるかな?
☆
その日の晩、Sクラス校舎の仮眠室に泊まりこむことになった僕らは夕食を食べた後、就寝ということになった。その頃合を見計らって僕は電話をかける。
数回のコールの後、電話に出る音がした。
「あ、もしもし。因幡?」
『お、姫? 久しぶり』
「姫言うなっていつも言ってるでしょ? あのさ、実はね……」
今日あったことを全て説明する。説明し終わると僕のオカルト関係の友人、賽神因幡が嘆息しながら言った。
『姫、もしもオカルトがらみの時は相談しろって言ったよな?』
「うん、言ってたね」
『サーヴァントなんていう露骨にオカルトとしか思えないものに関わっておいて何で連絡くれないんだよ!!』
「う、ごめんなさい」
『じゃあ、明日は行くよ。それにしてもアヴェンジャーか……姫は知らないだろうが昔文月で大規模な災害があってな』
「あー、母さんが言ってたね」
死者や行方不明者は奇跡的に出なかったけど、文月の町に多大なる被害をだしたっていうあの? 結局原因はわかってなかったはず。
『それの原因とも呼ばれたのがアンリ・マユってやつでな』
「アンリ・マユ?」
何だそれ?
『そ、まあ。関係はねーとは思うぜ』
「そっか、レットも来るかな?」
『来る、あいつ文月学園のシステムに凄い興味があったからな』
「……ありがとうね」
『姫のご用命とあらば。とか?』
「姫言わないで」
『へいへい、じゃまた明日な』
新キャラ出ました。
ここに書くことが特にない。
そういえば「Fate/EXTRA CCC」の新情報出ましたね。カルナさんどんなサーヴァントになることやら。それに新キャラの人も出したいなぁ。まあ、CCCやってからの話になるだろけど。