「ロクな目に遭わんな」
「事実とは小説より奇なりということかな?」
黒髪に厚手の黒コート、全身黒の青年が嘆息すれば、赤毛に暖色系の中華服の青年がにやにやと笑う。黒の青年の名前はユリウス・B・ハーウェイ、レオが先ほど話していた兄だ。隣に居るのは彼のサーヴァントであるアサシン、真名を李書文という。
「お、久しぶりね。少年!」
「貴女は相変わらずですね」
校舎の壁を触りながらぶつぶつと喋る茶髪の少女が笑う。どうやら二人は友人のようだ。
少女の隣では黒髪にオレンジ色のカチューシャのようなものを付けた少女がつまらなさそうにしている。
校舎の壁を乗り越えて何かが外へと出て行こうとしている。
「なじみ、アサシン、悪いけど あいつら伸しておいてくれない? 今結界作ってる最中なのよ」
「全く、僕のスキルを使えば結界なんて簡単なのに」
「しょうがないでしょ、即席結界を作って下手に割れたら拙いし」
再び結界を作る作業に集中する。その姿を見ながらユリウスが言った。
「何だかんだでちゃんと考えているあたりが貴女らしい」
「少年、悪いけど手伝ってちょうだい」
「……わかりました」
完璧にイラついた黒髪の方の少女が神になってばかすかやっていくことになるのだが後の話。
★
「ガントッ!!」
凛の魔力弾が骸を削り取る。しかし、次から次へと湧いてくる。
「たく、キリがねぇ。とはいえ相手は『無限』だしな」
ランサーが悪態つくが文句を言ったところで何も変わらない。
「どうするんだよ。もうそろそろ魔力のほうも追いつかなくなってきてる」
士郎がかなり消耗してきている。投影で作られた剣を振るう腕も心許ない。
「士郎、危ない!!」
セイバーが叫ぶが間に合わない。
しかしその前に教室中に居たすべての骸が霧散した。
「みんな、無事か?」
「西崎君?!」
「皆さん、ご無事ですか?」
「レオ、あんたまで」
扉を閉められる教室、両側の入り口に暦の心渡(衛宮の投影で作られた偽物)が魔よけのように置かれた。
「元凶のもとへ向かいましょう」
「ちょっと待ちなさいよ。ここにいる人たちはどうするのよ!」
凛がもっともなことを言った。
「こいつらは眠っている人間には攻撃を仕掛けないんだ。
「条件? どういうことだ」
「起きている条件の一つは俺たちのように英霊を従えたマスターであること」
周囲の人間を見わたし白野が告げた。
確かに、今現在いるのはサーヴァントとマスターのコンビだけだ。
「確かにそれならあたしたちが該当するわね。眠ってすらないし」
「それから……説明するべきか?」
「何もったいぶっているのよ」
白野が若干押し黙るが首を振ってまた口を開く。
「………
「「「は?」」」
全員の口がぽかんと開いたまま固まった。
この期に及んでまたやるのかよ。って感じですがご意見募りたいと思います。
もしも、(現)アヴェンジャーのマスターがレギュラー化するとしたら。サーヴァント何になると思いますか? アンリはアウトです。アンリはキャラ把握できてないので。
まあ、意見が来ないのは見越し済みなのだぜ。
めだ箱キャラは一部を除き無理です。キャラ把握が大変でした。安心院さんも完全把握しているかどうかわかりません。行動とか言動がおかしい場合にはすぐに教えてください。
個人的にはTOW2のゲーテかなって思ってます。もしくはTOXWの明久、エミヤと同じく正体隠しに走りそうだ。