第六十二問
目が覚めたら自分が英霊になってたって何の冗談だろう。本気で疑いかけた僕に止めを刺したのはギャリーの一言だった。
「あら? 明久どこ?」
霊体化していて見えなかったらしい。感覚的にわかった。
「ここー」
そう言いながら実体化すれば、
「あら。そこに居たの? 驚かせないでよ」
ギャリーの安心した顔、うんマジだったようだ。
支度を済ませて、マスターとなったアマ公を伴って僕は学校へ向かうのだった。
☆
そんなこんなで色々あって二週間が経過した。
無駄に濃すぎてもう何も言えないんだけど。一番最初の日には原因究明作業に追われ、それから次の日からはハッチャケた英霊たちをどうにかするのに必死で、その次の日からは僕は魔法協会と凪人はアラヤ、西崎君は幻想郷……だっけ?との鬼ごっこ(否戦争)が開始して。そこら辺を全部(自力で)どうにかして……、もう嫌だ。
「んー、お前ら。今度行く強化合宿についての話だ」
「あ、もうそんな時期なんだ」
もう濃すぎて時間の感覚がなくなってるよ。
ロビンさんとダン卿も入れ替わっていて、ダン卿は心配したロビンさんにより強制的に自宅に収容されているらしい。たまには奥さんとのんびりして来いって言うのが裏にあるらしい。素直に言えばいいのに。
「さて、『学力強化合宿』だが、だいたいのことは今配っている強化合宿のしおりに書いてあるから、確認してくれ。まぁ旅行に行くわけではねーから、勉強道具と着替えさえ用意してあれば特に問題はないはずだけどな」
あ、しおりが回ってきた。結構丁寧に作りこんであるなぁ。
「それから、移動手段に関してだが……」
「おいおい、ロビン 本気でやるのか?」
んー、えっと……ライダーの運転によるリムジンで移動。ライダーっていうと
「誰かいるの?」
「まあ、一応?」
凪人が難しい顔をした。
「というよりあのワカメが素直に彼女を貸すのかしら」
「ごめん、ワカメだと分かんないや……ウチにいるし」
ギャリーしか浮かばなかった。
「あーそうだよね。でも、ギャリーさんの方が顔面偏差値高めかな?」
「あたしには妹が居てね。その子が好きな人の甥っ子なのよ。現在中学生だったかしら」
「小学生の時にライダー呼んでたね」
「そんな年齢でもマスターになれるんだね」
というか呼び出す方法って何があるの?
「大丈夫だぜ。若干五歳にして呼び出した挙句の果てに未だに一緒に居る奴いるから」
「あー、過去に関わった人は色々ご愁傷様って言いたくなるようなあのコンビね」
「今じゃぼくらより年上って言うのが驚きだよね」
どんな人たちなんだろう。
「つかさ、リムジンってところにツッコミを入れようぜ」
「「「あ」」」
そうだよね。運転手以前の問題だった。
さらっと書きましたがワカメ(顔面偏差値低い方)は現在中学生です。桜ととある人物およびサーヴァントを除き中学生ポジションとなります。学校は言わずもがな久保君や土屋君の弟妹が通う中学です。
ちょろっと出てきたありすさんは現在大学一年生です。
ステータス。(本家風です。ミスがあれば報告お願いします)
クラス名:キャスター/
真名:吉井明久
属性:調和・善
筋力:C
耐久:B
敏捷:A
魔力:E
幸運:EX
宝具:A+
保有スキル
:主人公補正:A+
『物語』の主人公に与えられる特別スキル。本人が望んでも望まなくても中心舞台に引き上げられる代わりに、ありとあらゆる状況を打破する特権を与えられる。
:鈍感:EX
恋愛に関して察しが悪い人間に与えられるスキル。Aまで行くと救いようがないと言われるが彼はその上を行く。
:????:
宝具
『上書き』(両方共通):B+
手にあるものや身に着けているものを『書き換える』事が可能。自分自身の書き換えは不可。
『
己の描いた作品の世界へと相手を誘うことができる。即興で描いた作品なども可能。本人の望んだとおりの世界を作り出すことが可能。
『
過去にこの人物が体験した悪夢のような美術館へと他人の魂を誘う。この場合本人の精神状態をさらけ出さねばならないため本人は使いたがらない。
キャスターのくせに魔力からっきしですみません。