僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第六十五問

 

ふと朝食を取りに行ったときに違和感を感じた。

何ていうかさ、こう……男女の距離感……みたいなの?

 

「?」

 

疑問に思いながらも朝食を貰って廊下へ行く。

下手に食堂で食べてると襲われる危険性があるし。母さんのおかげで一時期は来なくなっていたんだけどなぁ……島田さん。

廊下の反対側から康太が来た。

 

「あ、康太ー。食堂が何か騒がしかったんだけどさ。何か聞いてない?」

「……女子風呂からカメラが見つかった」

 

え? それって……

 

「?! 盗撮ってこと?」

「……(コクン」

「はぁー、バカなことやる人間もいるんだね」

 

犯人ばれたら犯罪扱いじゃん。

 

「……俺を疑わないのか?」

「何で? 康太は確かに人をギリギリの角度で盗撮しては写真売ってるけどさ。確実にばれることはないだろうし、その前にそんなことしないでしょ?」

 

少なくとも僕はそう信じているよ。

 

「……ありがとう」

「? 何でお礼なんていうのさ。当たり前のことでしょ。友達は基本信用しないと」

 

友達大事。

 

「………情報が入り次第明久に伝える」

「え? あー……うーん、ありがと」

 

これは……何かのフラグかな?

 

「んで? どうしてこうなった」

 

                   ☆

 

食事を置いてちょっと用事を済ませようとしたときに島田さんに壁際まで追い詰められた。

 

「あー、島田さん? 何の話?」

 

本当に君何でいるの?

 

「あんたじゃないとしたら誰なのよ! 試召戦争で隠しカメラ使ってたじゃない!!」

「それを専門にしているのはましrいいだだだああああああ」

 

腕に激痛が走る。いつぁ……っ、腕折れる。そうなったらメアリー悲しむんだろうなぁ。

 

「い――――――っだぁっ」

 

何だかメアリーのことを考えたら全力を出してもいい気がした。

それに腕は絵師にとって命なんだよ。人の命取ろうなんて何考えているのかな?

 

「きゃあっ?!」

 

僕に押されて尻もちをついた彼女が悲鳴を上げたけどそんなこと気にもならなかった。

 

「いい加減してよ! 僕は君の何? おもちゃ? サンドバック? 僕は人間だよ。人に痛めつけられるために生まれた何かでも、人の言うことをどんな残酷なことでも素直に聞く人形でもないんだよ。大体さ、僕は君のことなんかなんとも思ってないよ。そりゃ去年は同じクラスだったし、自分から友達になりましょうとか言ったよ? でも、こんなこと友達も恋人でも家族でもするわけないじゃないか。恐怖で人を縛り付けてるつもり? そんなのお断りだね。そんな思考回路の人間なんて……。もういいや悪いけど、僕は君なんか……」

 

のど元まで出かかった言葉を一瞬飲み込みかける。これは絶対にこの目の前にいる人を傷つける。

…………でも、言わなくちゃいけないような気がした。

 

「だいっきらいだ」

 

言い切ってしまった。あーあ、これは絶対に嫌われるな。傷つけたよね。

 

「あ」

「じゃあね。もう、付きまとわないで」

 

僕は逃げるようにその場を去った。

 

「あ、あ、あ、あああああああああっ」

「(お姉さまを愚弄するとは愚の骨頂、許しませんわ。あの豚野郎)」

 

                   ☆

 

クラスに戻ってみれば何故か親友が居た。

 

「明久、何か不機嫌だな」

 

あー、モロバレですか。

 

「別に? ところで雄二は何でウチのクラスに?」

「あー、ほら。隠しカメラ見つかっただろ」

「まあ、確かに」

 

康太から又聞き状態だけど。

 

「で、その疑いは当然康太の所属するFクラスに向けられたわけだが知っての通り、がけ崩れであいつらはその時はこの場所に居なかった」

「そうだね。おかげでさー………」

 

あー、思い出すのも嫌だ。

 

「?」

「………島田さんに疑われて挙句の果てにいきなり関節技かけられたし」

「島田……あいつまだ懲りてなかったのかよ」

 

うん、全然懲りてなかったよ。母さんとギャリーの二人でかなり凄いことやったはずなのにね。

 

「もう嫌だ。あの子嫌い」

 

本人の前だとすんなり言えてしまう自分が酷く滑稽に思えた。

僕の表情を見た雄二が呟く。

 

「……あーこりゃ完璧に嫌いになったんだな」

「うん」

 

部屋の隅っこで体育座りをして凹みたい気分なんだけど。

 

「まあ、自業自得だな。止める奴は居たろうに」

「この話止めよう」

 

察してくれたのか雄二はそこから先は詮索しなかった。

 





………まず始めに、ごめんなさい。
この方法しか思いつかなくってごめんね。島田さん、

好きな人に嫌いだって面と向かって言われるのって一番辛いことだと思います。逆に人に面と向かって嫌いだって言うのも一番辛いことだと思います。陰口とかって簡単にできるのに。

書いている本人もちょっと辛いです。



さて、しんみりした雰囲気は吹っ飛ばしたいと思います。
アンケート、誰も投票なかったので過去話更新止めようと思います。いっそのこと完結扱いにしようかな。

そういえば、短編でぶっ飛び明久 in fate/+TS世界的な何かをやってます。ぶっちゃけ言うとこの作品のプロトタイプ+αですけど。元々は明久と明乃(TS明久)のW主人公で何かやりたいって思っていただけなんだぜ。それがどうしてこうなったりああなったりした。色々自分にツッコミを入れたくなりました。

Zeroぶっ壊しを切実にやりたい。どうしよう
でも、このメンバーでやるとしたら明久母が一人でチートするイメージしかないよ。アンリどころかアラヤまでぶっ飛ばしそうだ。それ以前に、考えていた奴だとアーサー王(青)とランスロット(赤黒)が無駄に暴れてた。
明久の場合、まず他メンバーが居ないとダメだと思う。少なくとも指令担当と魔術担当。
取り合えず全滅は回避可能かな。
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