僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第五問

「で、だ」

 

ダン卿が一旦、言葉を切った。

 

「転入生も居ることだ。このクラスについてもう一回話そう。アーチャー」

 

お、よかった。何でこんなところに居るのかよくわからなかったんだよね。ところでアーチャーって? 弓兵って意味だけど…?

 

「はいよ。旦那」

 

ロビンさんが消えた。え? え? え?

 

「見ての通り、彼は人間ではない。吉井、ロビンフットを知っているか?」

 

ロビンフットと言えばシャーウッドの森の英雄……だったかな?

 

「正解だ。彼がそうなのだ」

 

えっと、つまりさっきのロビンさんがロビンフット? まあ、ロビンさんって言われているんだし…うーん??

 

「旦那、混乱しているっぽいぜ」

 

あ、ロビンさん戻ってきた。

 

「わんっ!(説明するよ!)」

 

わんこが出てきた。

 

「明久、そこに誰かいるのか?」

「あ、やっぱ見えないよね」

「そこに吉井の英霊が居るのか?」

 

英霊? 何それ

 

「要するに過去の英雄の霊よ」

 

黒のツインテールの子が説明を入れてくれた。

英雄、うーん?

どう見たってわんこはわんこだし。

 

「どんな英雄なんですか?」

 

金髪の男子が聞いてきたけど、これはどう形容すればいいの?

 

「というよりも実体化できないのかな?」

 

凪人に似た顔つきの女の子(斜め前の子よりもおっとりした雰囲気がある)がそう言った。

実体化。わんこ、できるの?

 

「わぅー(まだできないよ)」

 

まだってことは、できるようになるってこと?

 

「わん(明久、腕を出して)」

 

腕? うーん、いいけど。

わんこの目の前に腕を出せば腕が焼けるように熱くなった。あづっ

 

「あら、令呪がまだだったんですね」

 

僕の目の前に座っていて今まで全くこちらを向かなかった紫色の髪に紫色の目、丸い眼鏡をかけた女の子が淡々とした感じで告げた。

令呪って?

 

「使い方によって僕たちサーヴァントの力を強めたり、あるいは束縛することができる、3つの絶対命令権。ただし、令呪っていうのは、サーヴァントとマスターの契約の証なんだ。令呪を全て失えば、その時点で契約が切れてしまう。まあ、この学園に居る限り令呪を使うことなんてないんだけどね」

 

つまり、契約書みたいなの?

 

「そう考えてくれたらいいよ」

 

ところで阿良々木君も英霊ってこと?

 

「そうだよ。僕が何の英霊かはちょっと言えないけど」

「特殊だもんな。暦は特に」

 

わんこ、実体化できるようになった?

 

「わん!(うん!)」

 

他のみんなにもわんこの姿が見えるようになったらしい。一名だけ悲鳴を上げたことでわかった。

 

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