それからちょっと後、Sクラスの自習室内。
「はぁ、もう疲れました」
明久は完璧に疲れきっていた。
「にゃはは、お疲れアッキー」
蒼がからからと笑った。ちなみに蒼が対処したら雄二は普通に戻った。
一旦全員で集まって作戦会議をしようという流れになっていた。
「で、何かわかったか?」
「何かっていうわけじゃないんだけどね」
あの後一旦教室を離れた凪が慎重に何かを取り出した。ハンカチにくるまれたそれは………
「カメラじゃねーかよ」
陽が言った。陽や灯火であれば分かっている情報だが何も知らない凪が見つけるとは思ってなかったらしい。
「お風呂場にもう一台あった。多分最初のはフェイクだね」
「よし、気合入った。これ解析してくる!」
蒼がカメラを持って教室を出て行った。
「凪さん凄いね」
明久が笑う。
「凄かったのはタマモとアルトリアだよ。おかげであれを見つけられてよかった」
「そっか、それにしても犯人は何をやりたいんだろう? カメラ仕掛けたのに覗きなんて」
カメラを仕掛けたのであれば覗きをする必要性は無いはずだ。
「………ちょっと待ってくれないか?」
悩むみんなに白野が待ったをかけた。
「西崎君どうしたの?」
凪が訊ねるとこんなことを言い出した。
「何で犯人が同じだって考えてんだ俺ら」
「? えっと」
明久が首を傾げる。いきなり何を言い出すのだろう?
「つまり、覗き先導犯と隠しカメラの犯人、それに吉井襲撃犯全部バラバラだって考えたらどうなる?」
「あっ」
心のどこかで全てに
「なるほど、それなら盗撮の犯人はわかるわ!」
アリバイがあったのでリストから除外した人間が一人いたのだ。
「じゃあ、覗きの先導は多分CクラスかDクラスだね」
「で、明久襲撃犯は……そういうことか」
凪人が今回もまた転生者の仕業だと気が付いたようだ。
「ようやく尻尾つかめたな」
「でも明後日は最終日だよ? 犯人はどうするつもりだろう」
時間はあまり無いように思えるが。
「明日が最後って事だな」
「今日中にあぶりだすのは無理だろうし」
「面倒だしトラウマでも植えつける?」
明久の口からとんでもない単語が出でてきた。
「ちなみに?」
「僕の宝具分かってるでしょ?」
「あー」
口頭で説明を受けていたSクラスの面々は納得した。
英霊化の事情はSクラス以外知らないが、英霊については知っていたのでアマテラスの宝具でも使うのだろうとSクラス以外の面々は納得した。
「精神的にダメにならないそれ?」
トラウマを植えつけるとは。
「いいじゃないか。犯罪やらかすよりよっぽどましだよ」
実害よりも精神面的被害の方がマシという結論になったらしい。
「んーじゃあ、とりあえず。包囲網突破したバカはトラウマ級の何かっつーことでいいか」
「おーらーいっ! いぇーい」
急に壊れだした明久を見てほぼ全員が思った。
「吉井のテンションが壊れてる」
「まあ、今回一番苦労してるの吉井君だから………」
そんなわけで雄二と凪人指揮の下、最終日決戦に向けた作戦会議が行われるのだった。
★
一方、宿舎の外にがけ崩れの現場にいた三人の人物がいた。
「ねぇねぇ、まさかとは思うけどここの………」
「多分だね」
「まさか異界に逃げていたとはな」
最初の発言者は黙り込んだ。
「……………」
「どうするんだい」
「奏者よ。どうするつもりだ?」
二番目と三番目の発言者が尋ねる。
「何だろう、どうにかしてくれる気がするっていうか引っ掻き回したらまずい気がする」
「君の直感なら当たるね」
「むぅ、奏者よ。約束通り宝石店へ行くぞ!」
「はいはい………頑張ってね。こっちの僕」
薄い茶色の髪、ハニーブラウンの目、気が抜けているようで抜けていないような雰囲気、外見は全く一緒なのになぜか別人だと分かる異界の吉井明久が苦笑いをした。そして、そのままどこかへと立ち去った。
お久しぶりです。帰ってきました。何をやってたのかって? 忙しかったのと他所様の小説見て文才orz とかなってましたが何か? 文才切実に欲しくなった。それから今はやり?の○○ちゃんねる系の小説読んでました。あれ、結構難しそうですよね。やれる人凄いなぁって思います。
そしてしばらく放置してから気が付く設定ミス多々。まあ、ノリと勢いだけで書いていますので勘弁願います。
そういえばCCC発売日またのびたぁぁぁかぁぁぁorz
もうそろそろ固定してくださいましお願いしますよ。
それからななぞぞもⅡが出るそうで、どっちか買おうか悩んでます。