僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第七十四問

 

その日を飛ばして最終日前日、最終決戦の火蓋が切って落とされた。

 

「「「「うおぉぉぉぉぉぉ」」」」

 

男たちが突っ込んできた。男子生徒の大半がいるようだ。

 

「皆! 配置について!!」

「ええ」

「わかっているわ!!」

 

女子たちが一斉に配置について迎え撃とうとしている。

その奥では………

 

「さーて、暴れるとするか」

「さんせーっ!」

 

雄二と蒼が己の召喚獣を出して待機していた。

雄二の召喚獣は白コートに白ズボン、インナーは黒、腕にはごついグローブが取り付けられている。蒼のは某死線の蒼の格好に頭にはなぜか王冠が載せられている。武器はビームサーベル一本のようだ。

さらにその奥では山田と須川が率いるFクラスが全員居た。勧誘はきっぱり断ったらしい。

 

「さて、野郎ども行くぞっ!!」

「「「「おおおおおっ!!」」」」

 

さながら決戦の場に向かう王と従者のようだった。

 

                   ★

 

風呂場の入り口に明久は居た。

 

「るーるーるるるるー、るるるっる♪ るーるーるるるるー、るるるっる♪」

 

のん気に歌いながら脚立に乗って何かをしている。

 

「わぅ?(出来そう?)」

 

脚立の下の方からアマテラスが不安そうに聞いた。

 

「大丈夫だって」

 

明久は笑い、また作業に戻った。

 

「もーいっかい、もーいっかい♪」

 

まだ歌っている。しかもムダに上手い。

 

                   ★

 

女子や、Aクラスコンビ、Fクラスの(おとこ)たちをすり抜けた猛者たちの前に四人の人影が立ちはだかる。

 

「ようこそ、こっからはSクラスが物理で相手させて貰うわよ」

 

凛が宝石……ではなくビー玉を構える。凪人お手製の低価格で製造可能な宝石の代用品だ。

 

「勉強できる(イコール)何でもしていいって方程式はどうにかしないといけないわね」

 

凪乃が刀を構えた。空気打ちな辺りが優しさかもしれない。

 

「うむ、退屈しのぎにはなりそうだ」

 

ネロが木刀(改造済み)を構える。凪乃が止めたので本物は止めた。

 

「久々に暴れさせてもらうぜ」

 

竹の槍を構えてクーが笑った。

三人の人影がすり抜けていったがそこは計算済みだった。

 

                   ★

 

明久を殺そうとした三人が走る道中、一人の人物が立ちはだかった。

淡い紫の髪、黄色と青のオッドアイ、陽だ。

 

「……ここは通行止めだぜ?」

 

にまりと笑えば、白髪に赤目の少年が面白そうだと笑い出す。

 

「はッ、威勢がいィことだなァ」

 

白髪の少年は止まり、戦う姿勢に入った。

 

「先に行かせてもらうぞ」

「まあ、頑張りなよ」

 

                   ★

 

二人が走る。そこに金属の棒が投げられ、金色の髪の少年を壁に貼り付けた。

 

「ぼくが相手だよ。金色さん」

 

凪が姿を現した。今の今まで霊体化したらしい。

 

「ちっ」

 

金髪の少年は舌打ちをし、

 

「ボクは先に行かせてもらうよ」

 

紫色の髪の少女は薄情にも置いていった。

 

                   ★

 

しばらく進む少女、その足取りは軽いが先ほどまでとは打って変わって急ごうなどとはしていない。その先に一人、誰かが立っていた。

 

「で、君がボクの相手ってことかい?」

「この先にはいかせないぜ?」

 

凪人が笑った。

 





色々すっ飛ばして最終決戦のはじまりはじまり

士郎とラニの出番がない? 彼らは裏方担当です。裏方が仕事するのかしないのかはまあお楽しみに(笑)
正直言ってしまうと全員分の出番作ると本気で疲れます。試召戦争編と学園祭編は無理矢理感あったなぁって言うのが本当のところ。なので基本方針として一極集中型にしようかなぁと思います。

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