僕と絵画とSクラス(仮)   作:亜莉守

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第八十一問

 

「はぁ、おはよ」

 

凪人が欠伸をしながらリビングへとやってきた。

 

「あ、お兄ちゃんおはよう」

「兄さんおはよう」

 

珍しく先に起きていたらしい凪と凪乃が凪人に声をかけた。

 

「あれ? 無銘たちは?」

 

いつもなら小言の一つでも言ってくる相棒がいないことに疑問をおぼえた凪人

見回すが他のメンバーも居ない。

 

「ぼくらには学校へ来るなって言って学校に行ったよ」

「? 何でだ?」

「知らないわよ」

 

白波家の三兄妹は揃って首を傾げた。

 

                     ★

 

一方、話題の渦中にいるサーヴァント達は、

 

「で、これは誠か」

「これは……ないですねー」

「大体なんでこんな事態になっているんだ」

 

机に写真を広げて頭を抱えていた。其処には明かに盗撮と思われる写真の数々があった。かなり際どいものまで入っている。

これは今朝方に送られてきたもので、脅迫文と思わしき文章と共に同封されていた。

 

「おはよ、って見事にサーヴァントメンバーしか居ないね」

 

灯火が苦笑しながら入ってきた。こちらも怪しげな脅迫文を貰い、陽を自宅待機させたようだ。

 

「それもそうだろ。この状況はどう考えたって死亡フラグだぞ」

 

それに続いて暦が入ってきた。

 

「おや、忍は居ないのですか?」

 

アルトリアも入ってくる。

 

「万が一のために家に残ってもらってる」

 

その様子を眺めていたクーが一言

 

「つか、どうしてこんな状況になってんだよ」

 

ものは通りだが同じように凛を置いてきている時点で同類だ。

ちなみにレオのところは休むらしい。

 

「…………」

 

何も喋らないファイターだった。

 

                     ★

 

一方吉井家にはロビンが連絡に来ていた。

 

「え、しばらく授業なし?」

「ああ、そういうわけだからしばらく大人しくしているようにな。自習はしておけよ」

「あ、はい」

 

言うこと言ったらロビンはそそくさと帰って行った。

 

「何がなんだか」

 

一人ごちる明久にアマテラスが擦り寄る。

 

「わーぅ?(どうしたのー?)」

「しばらく学校お休みだって。どうしたんだろうねー?」

「ぅー(さぁ?)」

 

出かける直前だったのにと明久は首をかしげた。

 

「あんたたちどうしたの? 学校は?」

 

慌てて出て行ったはずの明久がそこにいる事に驚くギャリー。

 

「何か知らないけど休みなそうな」

「あら、そうなの? じゃあ、今のうちに色々買い込む?」

 

昨日の泥棒の一件で共同スペースとでもいうべきギャリーの自宅がぐちゃぐちゃだったことを思い出し頭を抱える明久。

 

「そうしようか………××万」

「それは言わない約束でしょ? ついでに良いものに買い換えましょう」

「そうだね」

 

着替えて来るねーと明久が自室に戻ろうとしたそのとき、

 

「僕も一緒に行ってかまわないかい?」

「別に大丈夫ですよ」

 

安心院も加わることになった。

 

                   ★

 

その日の朝、明久の母が玄関のポストを開け新聞やらなんやらを取り出していた。

 

「えっと、なんだ この妙に分厚いの」

 

明かにパソコンとおもわれる字で「吉井明久様へ」と書かれた封筒があった。

 

「どうしたんだい?」

「あー。妙なのがあってさー」

 

興味本位で開ける二人、そこには………

 

「『あなたの秘密を握っています』……だと?」

「へぇ、今時の高校生って脅迫までされるのかい?」

「ざっけんなよ」

 

脅迫者は怒らせてはいけない人物も怒らせていたようだ。

 





脅迫騒動発生?!
犯人は一体誰だ!!

まあ、読んでいる方々にはおわかりかもしれませんが黙っておくことにします。
脅迫も犯罪だと思うんだ。
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