原作知らない人置いてけぼりのギャラクシーエンジェル二次創作です
オリ主の上オリジナル兵器、独自解釈、原作逸脱何でもありなので、そう言うの好きって人はよかったら読んでってください
人類が宇宙の海原を渡ることが出来るようになって幾年月が経った。
EDEN文明と呼ばれるこの時代の人類達の勢力は恒星間航行を可能とする超時空弦推進機関と各星系を繋ぐ銀河ネットワークの2柱によって成り立っていた。
数多の星で高度文明が勃興し、EDENは繁栄を謳歌していた。
しかし、いつの時代も盛者必衰は絶対だったようだ。
後に時空震〈クロノ・クェイク〉と呼ばれる災厄が降りかかる。
これにより恒星間航法であるクロノ・ドライブが使用不能になり銀河ネットワークが崩壊。
行き来は当然、通信すら不可能になり各星系は完全に孤立した。
肥大した文明、高度化した技術は一惑星の勢力圏内で養える代物ではなく、文化も、技術も、そして人命も、あまりに多くのものが失われ衰退していった。
宇宙船は帆船に、空飛ぶ車は馬車に、レーザーガンは剣に代わってしまった。
人類は宇宙を飛び回ることを忘れ、食料や土地の奪い合いの為に原始的な武器を取り惑星の表面を這い回るしか出来なくなっていた。
それから幾年月が流れる。
かつて植民惑星の一つに過ぎず、その後も小国でしかなかったトランスバール皇国にEDENの遺物である人工天体「白き月」が漂着した。
そこには恒星間航法をはじめとする失われた高度技術……ロストテクノロジーの数々が残されており、これを利用することで人類は再び宇宙への切符を手に入れることが出来たのだった。
トランスバール皇国はロストテクノロジーを大々的に取り入れ急激に版図を拡大、恒星間国家の復活を果たす。
トランスバール皇国は数百年に渡る安定期に入り国家として成熟していった。
そんなある日、皇国は再び「白き月」に匹敵する人工天体を発見する。
不毛な惑星系の衛星軌道上に放棄されたあまりに巨大な人工物。
しかし、それは「白き月」とは決定的に違うものであった。
それはEDENとは別の高度文明の存在を示す証拠そのものであったのだ。
さらに、その文明はEDENを凌駕する技術、規模を有していた可能性も示唆された。
驚愕に値する事実だった。
しかし、この文明はEDENよりもさらに多くの謎を残していた。
一体何時からそこにあったのか。
その文明はEDENと接触することは無かったのか。
それともEDEN文明勃興以前に滅んでしまったのか。
これ以外の文明の痕跡が存在しないのはなぜか。
正体不明の文明の存在は公表されることなく、「黒い箱」と俗称された人工天体は極秘の内に調査、研究が進められたのだった。