五条先生、俺も先生になったよ   作:静かなるモアイ

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皆、大好きナナミン。勿論、アビドスの子供達もナナミンが好き!


ナナミン「私は先生ではありません」

「「「「ナナミン先生!!」」」」

「ですから、私は先生ではありませんよ」

 

夕焼けに照らされるアビドス高等学校。そこでナナミンは生徒達から『先生』と呼ばれてしまった。先生と言えば、一般的には学校の教師を示す。しかし、先生とは敬称であり、学校の先生はもちろん、お医者様、弁護士等々も先生と呼ばれる。それだけでなく、人を指導する、導く立場の人も先生と呼ばれるのだ。

 

 

 

「はい。恵次、今日の訓練は此処までだ。恵より欲張りだから、伸び代も良い。でも、まだまだね。

極ノ番を30分しか維持できないのは、致命傷だ。30分以内に仕留められなかったら此方がやられるよ。極ノ番を維持したまま、オシリスとかの強力な融合式神を使う、領域展開を行う、まだまだ課題は沢山だ」

「はい」

 

ナナミン……七海一級呪術師はアビドス高等学校で事務職員をしている。虎杖先生が「ナナミン」と呼び続けるためか、生徒達からもナナミンと呼ばれてしまうが、別に良いだろう。そのことで、灰原と夏油に弄られてしまったが、気にしてはいけない。

 

(しかし、あれが十種影法術。恵次くんが万全に扱えるようになれば、本当に宿儺を越えるかもしれない)

 

ナナミンは目の前で行われた五条校長VS恵次の呪術組み手を見て、そう感想を頭に浮かべる。

十種の極ノ番 神降ろしに関しては魔虚羅や恵次、虎杖や五条校長から聞いていた。だが、実際に目にするのは違うだろう。禪院扇(笑)と恵次との戦闘記録も確認したが、本当に一瞬だったために良く見えなかった。分かることは1つ、魔虚羅と融合するため本来の魔虚羅を越えた神に匹敵する力を得ることである。

 

神降ろしは魔虚羅と術者を融合させる究極の一手。魔虚羅+術者を越える圧倒的力を手に入れることが出来るのだ。分かってるのは正真正銘の神器の使用可能、触れてすらいないのに相手の力の解析及び適応からのコピーして己の力に加える。十種の式神の固有能力の使用可能などなどと、単独能力としては破格であり、そこから領域展開や他の式神の使役も出来るので、ぶっちゃけチート。

 

(あのときは早すぎて分かりませんでしたが、そのような見た目だったのですね)

 

神降ろしを使った恵次は、魔虚羅を模した強化外骨格を纏った姿と成っている。

素顔は見えているが、頭部は常に鵺の雷撃を強化した電気を応用した『非対象性透過フィールド』つまり見えないバリアーで守られており、顔だけでなく全体も見えない防御フィールドで守られているが、非対称性なので此方の攻撃は関係ない。

背部からは純白の翼が生えており、これは前方に出して盾のようにも扱える。翼と翼の間には適応の方陣が浮いている。

 

そして影から神器(マジ)のアマノハバキリ、大蛇のヒレ(無限に延びる天の鎖)、死返玉(死者蘇生道具)などなどのヤバすぎる代物を使えるのだ。

 

(この子は確かに私より強いでしょう。領域展開を既に修得し、反転術式も使える。心臓が2つ有るため、エンジンが我々と違う……しかも心臓の1つはフィジカルギフテッド仕様だ)

 

(恵次くんだけではない。シロコさん、セリカさん、ノノミさん、ユメさん、アヤネさん……彼女たちは確かに戦える。だが、まだ子供だ。ホシノさんは恵次くんの次に強い……低く見積もって下手な一級ほど、ですが……この子達は子供だ。私にはこの子達を守る義務が有ります)

 

ナナミンは大人だ、そしてシロコ達は子供。大人は子供を守る義務があるのだ。

 

 

 

時系列はシロコと恵次が虎杖先生と共に、ゲヘナ自治区で東堂とファーストコンタクトしている頃。

 

「七海。いきなりだけど、セリカ、ノノミ、ユメ、ホシノと一緒に指名手配犯の確保お願い!」

 

信用できるが、尊敬できないイケメン校長五条先生から指令を言い渡されたナナミン。そんなナナミンは生徒達と共に、現場にやって来た。

 

物陰に隠れながら、相手の出方を伺うナナミン達。

 

「相手の数が多いですね。私がオフェンスで引き付けます。セリカさんはミドル、ノノミさんは後方から弾幕射撃を。

ユメさんはノノミさんのガード、ホシノさんは遊撃をお願いします」

 

ナナミンは指示を出し、腰から呪符が巻かれたナタ『ナマクラ』を取り出して右手に持つ。

 

「でも、ナナミン……ナナミンは人間だよ?」

「ご安心を。これでも死線を潜り抜けてます……皆さん、危なくなったら直ぐに私を呼んでください」

 

「私は大人で君達は子供。私には君達を守る義務が有ります……それに、私の事は大丈夫です。今の私は、銃弾や魔虚羅の拳でもビクトモしません」

 

ナナミンは語る。

 

「私の術式は十劃呪法、相手に強制的に弱点を作り出します。対象を7対3で分け、その中心に攻撃を当てるとクリティカルヒットになります。部位での分割など、細かく定めることも出来ます。

そして術式反転させると、自身に弱点を作る代わりに、その場所以外では一切ダメージを受けず、弱点部位は自在に動かすことが可能です」

 

なんという事でしょう。ナナミンは生前からパワーアップしており、術式反転を使うと自分に弱点を作り出す代わりにその場所以外では一切ダメージを受けないのだ。しかも、弱点は自在に動かすことが出来るので……その気になれば一切ダメージを受けない。

 

「五条校長や虎杖くん、恵次くんの術式と比べると派手さに欠けますが、堅実な術式であると思ってます。

術式開示は出来ました……行きましょう」

 

ナナミンは合図を出して、アビドス生徒会(シロコと恵次以外)は仕掛ける。

 

「大人になるという事は…朝起きたら枕元の抜毛が増えていたり」

「ひでぶ!?」

 

「お気に入りのお惣菜パンが売り切れていたり」

「なにわ!?」

 

「その小さな絶望の積み重ねが、人を大人にするのです」

 

圧倒的な近接戦闘力(タイマンなら特級より強いかも)で指名手配犯をフルボッコにしたナナミンであった。そして、ただ倒すだけではない……今回の指名手配犯は『生徒』だった。ならば……

 

「君達……どうしてこんなことをしたのですか?」

「こんな生き方しか分からないんだよ!!」

 

気付きを与えて、更生させるのも大人の仕事である。

 

「君達はまだ若い。人生はこれからです……もし、君達にその気があるなら、司法の判断が終えた後、アビドス高等学校に来ませんか?」

 

そしてちゃっかり、新入生確保の段取りも行っていた。

 

 

 

ナナミンは戦闘だけではない。

 

「皆さん、遅くまでご苦労です。夜食……作りました」

「「「ありがとうございます!!」」」

 

料理も得意であり、復興準備で夜遅くまで残る生徒達の為に、夜食を作ってあげたり。

 

「ホシノさん、ユメさん。イベントのポスターですが、此処をこうしてみては?」

「ひゃぁ!?ナナミンさん!?」

「ナナミン!頼りになるよ!!」

 

町興しのイベント準備も手伝ってくれたり、様々だ。その結果……

 

「「「ナナミン先生!!」」」

「ですから、私は先生ではありませんよ」

 

しかし、先生と呼ばれたナナミンは何処か嬉しそうだ。




次回は戦術対抗戦!?

東堂「ブラザーの教え子達よ、この前の借りは変えさせてもらうぞ。ハスミちゃんも此方に居るからな!前回は魔虚羅とオシリスはなんとか出来たが、円鹿の回復支援にやられた」
虎杖「いや、俺達出るの初めてだけど!!」

もし、コラボするなら?

  • アビドス生徒会、ファンパレ世界に行く!?
  • アビドス組+教員 タイムスリップ!?
  • ファンパレキャラがアビドスに!?
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