闇市場、ブラックマーケット。キヴォトスの負の側面であり、此処では犯罪組織や悪い企業がズブズブに悪い取引を行っており、犯罪の温床にも成っている。
「さてと、君達!準備は良いかな?」
「「おー!」」
そんなブラックマーケットの闇を暴くため、犯罪組織に融資している悪い銀行の証拠を掴むため、グレートティーチャー五条校長は親友の夏油、後輩の頼れる先生(他称)のナナミン、そして『先生』の虎杖、生徒のシロコと恵次、そしてホシノを連れてブラックマーケットにやってきていた。
「此処は子供達の教育にも悪いです。五条さん、夏油さん、虎杖くん。直ぐに解決してアビドスに戻りますよ」
此処は犯罪の温床であり、キヴォトスの普通の町でさえ器物損害や銃撃戦が日常茶飯事のように起きており、治安が悪い。
ブラックマーケットでは拉致や誘拐、強姦に売春などの子供には到底見せられないことも起きているのだ。だからこそ、ナナミンは本音を言えば子供であるシロコ、恵次、ホシノを連れてきたくは無かったのだ。
「まあ、ナナミン。俺達で守れば良いだろ。それに、恵次は特級、ホシノは一級の上澄み相当だし、シロコも強くなってる」
「虎杖くん。強さの心配はしてません。この子達の精神衛生に悪いからですよ」
「大丈夫、ナナミン先生。私、トッテオキ持ってきた」
「「トッテオキ?」」
シロコは鞄から何かを取り出した。それは番号と漢数字が書かれた覆面であり、各々色が違う。
「「「覆面?」」」
「ん、虎杖先生が来る前。銀行強盗してお金を稼ごうと思って、徹夜で作ったやつ。此方の漢数字のヤツは、先生達の分…昨日、恵次とおばちゃんと一緒に作った」
なんという事でしょう。この覆面、実は以前…シロコが銀行強盗を計画したときに作った物だった。もう、出番はないかと思っていたが、今回の話を受けて引っ張り出して来たのだ。
番号の書かれた物が生徒用、漢数字が大人用である。生徒用は青がシロコ、ピンクがホシノ、黒が恵次、緑がノノミ、赤がセリカ、黄色がアヤネである。大人用は青が五条校長、赤が虎杖先生、緑が夏油、黄色がナナミン、ピンクが釘崎、オレンジが灰原、黄緑がユメ先輩である。
「先生達、一応持ってて」
そしてシロコは各々専用の覆面を、虎杖達に手渡す。
「おっおう。もしかして…」
「ん。野薔薇先生や他の人にはもう渡してるよ」
「もう渡してるの!?マジかよ!?」
なんという事でしょう。シロコは野薔薇や灰原に、この覆面をプレゼントしていたのだ。
「良いね…気に入ったよ」
「悟、流石にこれはどうかと思うよ」
五条校長はノリノリ、対して夏油は大きな溜め息を吐き出すが覆面を大切にしまった。
と、そんな時であった。
「おらまてやぁぁあ!!」
「まちやがぁれ!!」
ドスの聞いたスケバンの声が響き、何事かと思い虎杖先生達は声の方を見る。そこではブラックマーケットには似合わない綺麗な制服……トリニティ総合学園の制服を着た少女がスケバンから命辛々逃げていた。
「虎杖くん。助けましょう」
「おう!勿論だ!」
トリニティ総合学園は金持ちが非常に多く、大半の生徒が貴族階級出身。恐らくだが、スケバンからは身代金目当ての犯罪目的で狙われているのだろう。
「ふん!」
「おら!」
「「うんぎゃぁあ!?」」
スケバンはナナミンの拳と虎杖先生の拳で、見事に撃退された。
「あっ…ありがとうございます」
「君、その制服はトリニティ総合学園の子だよね?なんでこんなブラックマーケットに?」
ホシノがトリニティの少女に問う。ホシノはユメ先輩が日本に流れてしまってから、1人でアビドス高等学校を守ってきた。当然、そこにはブラックマーケットに関わる悪い大人や犯罪グループのこともあり、多少はブラックマーケットの事情にも詳しいのだ。
「はい…もう売られていない限定商品が欲しくて…」
少女は語る。少女の名前は唖慈谷ヒフミと言うようで、トリニティ総合学園の2年生だ。このブラックマーケットにはどうしても欲しい限定商品のこともあり、何度か足を運んでいたようだ。
「あっあの……あなた方は?もしかして…アビドス高等学校の人達ですか!?」
「あっ、僕達有名人!?」
「はい。なんな、ヤバい連中の集まりだって……」
ヒフミがそう告げた瞬間、アビドスご一行は集まってヒソヒソ話を始める。どうやらトリニティ総合学園で、アビドス高等学校のメンバーは教職員と生徒含めてヤバい連中だと認識されたようだ。
(えっ?まって、なんで僕達ヤバい連中扱いされてるの?)←五条
(悟と恵次がほぼ単独でカイザーPMCを崩壊させたからじゃないかな?私は此処での戦闘はないから、私は例外だ)←夏油
(やだねー私も心当たり無いよ?)←ホシノ
(私も心当たりは有りません)←ナナミン
(間違いなく、虎杖先生だ!!)←五条、夏油、ホシノ
(なんで俺!?)←虎杖
だが、落ち着いて深呼吸して改めて理由を聞くと。
「はい、生徒会は全員人外のように強く、天空神を呼び出して、先生の金髪の男性は強くて頼りになり、校長とシャーレからの先生はやり過ぎると聞いてます」
「ほら、君達全員じゃないか。私じゃない」
「あと、前髪の職員さんは元テロリストで人生からドロップアウトした人だって」
「「「ぶほ!?」」」
(事実だから、強く言えないんですけど!!)
結論、全員……ヤバく見られていた。
「ところで……皆さんはどうしてブラックマーケットに?」
「犯罪組織とここの銀行が繋がってるかどうかの調査だよ。たい焼き食べる?」
五条校長は定期的に甘いものを食べたくなり、こうして甘いものを買っては良く食べる。
「そっそうなんですか……」
「「そっ、旅は道ずれ」」
「へ?」
後にヒフミはこう語る、これが伝説の始まりだと。
ブラックマーケットの銀行。そこはフルボッコにされたカイザーPMC参加の銀行であり、犯罪組織の資金源に成っている。
「恵次、どう?」
「今はブラックですよ、校長先生。はい、脱兎を忍び込ませましたけど、黒です」
「校長?ノンノン、今の僕は覆面水着団1号さ!」
「なんでこうなったの!?」
ヒフミは困惑した。五条校長がさっきまで食べていたたい焼きの袋、その袋に目の穴が開けられて「7」の数字を書かれた即席の覆面を被らされた。
そしてアビドスご一行は例の覆面を被り、五条校長と夏油は何故か覆面+水着という変態のコスチュームに成ったのだ。
「さあ、覆面水着団の伝説の幕開けだよ」
「七海……げふん!3号、虎杖……げふん!4号も水着になりなよ」
「「嫌です」」
虎杖先生とナナミンはそのままの上から覆面を被っている。
「ん、それじゃあ……出発!!」
シロコがそう告げ、正義の義賊……覆面水着団は悪徳銀行を襲撃した!!
だが、これが伝説の始まりであり、ブラックマーケットどころかキヴォトス全体に名前が知れ渡ってしまうことに成るのは内緒である。
「動くな!我々は覆面水着団だ!!」
「「「水着に覆面の変態が、銀行を襲撃した!?」」」
「僕は覆面1号!!」
「私は覆面2号!!」
ノリノリの最強コンビ。
「俺は覆面4号!!」
「覆面3号です」
虎杖先生、ツッコミを放棄してボケに走る。ナナミン、ボケを諦め、流れに身を任せる。
『追加戦士の覆面ホワイトです』
そしてやっぱり出てきた、ハジケリストの魔虚羅。魔虚羅は何処から調達したのか、女性のおパンティーを被り素顔を隠して、女性のビキニ水着を着ている。不思議と、誰も気付かない。
「私は覆面ブルー」
「俺は覆面ブラック」
「私は覆面ピンク……動くと撃ち抜くぞ」
ガチャリと銃を構えるシロコと恵次。パパ黒のアドバイスで、別の銃を用意してそれを構える。この銃は後で、魔虚羅に処分してもらう。
そして迫力満天で余裕たっぷりのホシノ……経験値が違う。
「「「『リーダーのファウスト。指示を!!』」」」
「えっ?私がリーダーなの!?」
ヒフミ……いや、ファウストがリーダーである。
そして覆面水着団の手で、悪徳な証拠がばら蒔かれるのだった。その覆面水着団が誰なのかは、誰にも分からなかった。
そして、お兄ちゃんが登場する。
もし、コラボするなら?
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