五条先生、俺も先生になったよ   作:静かなるモアイ

3 / 19
虎杖先生のフーガはオリジナル設定で行きます。


砂漠にあるアビドス高等学校

「アビドスの砂漠化が此処まで進行してたとはな……話しには聞いてたけど、これは酷いな」

「うん、もう随分とだよ」

 

アビドス高等学校。それがシロコと恵次が通う学校であり、全校生徒は僅か6人。そんな学校の敷地内を歩きながら、特級呪術師であり『先生』の虎杖はシロコと恵次と共に話を行っていた。

 

「ん、先生は此方に来てどれぐらい?先生、おじちゃん達と同じ世界から来たんでしょ?」

 

シロコは伏黒一家と実質、共に暮らしていると言っても過言ではない。だからこそ、伏黒一家から虎杖が元居た世界の事を聞いていて理解しており、パパ黒の体質である天与呪縛、恵次の術式である十種影法術、最強の万能過ぎる魔虚羅に関しても理解できてるのだろう。

 

「1週間も経ってないな」

 

虎杖は此方に来てから1週間も経っていない。向こうの世界には仲間が何人か居るが、最後の特級呪術師である虎杖はある意味はみ出し者に近かった。単独で国家転覆できる圧倒的な力、天与呪縛のフィジカルに匹敵する身体能力+加茂家相伝の赤血操術+現代版に解釈された両面宿儺の術式 御厨子。天元の結界がない今、呪霊は滅多に発生しないし、特級呪術師という規格外の存在はもう必要ない。

恩師はもう居ないし、自分の事を気にかけた兄も、多くの仲間と友を喪った。そんなある日に、このキヴォトスの大地に立っていたのだ。

 

「ねえ、虎杖先生。恵お兄ちゃんってどんな人だったの?」

「親友だよ。いつまでもな……」

「そっか。ねえ、虎杖先生……折角だから呪術教えてよ。俺、魔虚羅の適応でしか呪術学べないからさ」

「ああ、勿論だ。シロコにも、体術とか教えてやるよ」

「ん、お願いだよ、先生」

 

アビドス高等学校は敷地の中にも、砂漠から飛んできた砂が沢山有り、校舎の中にも多くの砂が入り込んでいる。かつて、教員達が居たであろう職員室は砂にまみれてとても使えそうではない。

 

やがて、そうこうしてるとアビドス高等学校の実質的な生徒会 『アビドス廃校対策委員会』の拠点に辿り着いた。

 

「うぉ!?シロコ先輩と恵次先輩が男を連れてきた!?てか、筋肉エグ!?恵次先輩のお父さんぐらい!?」

 

「あら、シロコちゃん。その人は?」

 

「ぐーぐー……おじさんはゆっくり寝るよ」

 

「シロコさん、伏黒くん、この人って……」

 

そこには4人の生徒が虎杖を待っていた。この場に居る6人が現在のアビドス高等学校の全校生徒であり、事前に聞いていたとは言え、随分と少なく感じてしまう。

 

「オツカレサマンサー!俺は虎杖悠仁、恵次の御両親と同じ世界からやって来た、呪術師で先生だ」

 

そんな生徒に自己紹介を行う虎杖先生。

 

「俺はこのアビドス高等学校の問題を解決するため、シャーレから派遣されたんだ。宜しく!」

 

こんな時のために作っていた名刺を、生徒達に配る。名刺には現在、虎杖の所属であるシャーレ、虎杖の氏名、特級呪術師という階級、そしてスマホの番号が記されていた。

 

「「「特級?」」」

 

「お父ちゃんから聞いたことがあるけど、特級呪術師は国家転覆出来る強さがあるって」

 

呪術師には様々な階級が存在する。下は四級から、一応の上限は一級まで存在する。では特級呪術師とはなんなのか?それは烙印とも言えるだろう。

特級呪術師は単独で国家転覆……小国ではなく、軍事大国アメリカや呪術大国日本を単独で転覆或いは再起不能にすることが出来ると判断された存在である。ただ、術式の能力で国家転覆出来ると判断されたケースもあり、単独戦闘力なら対人特化の一級に敗北するケースも有るのだ。事実、虎杖先生の恩師である五条先生は覚醒前……恵次の父親に敗れている。

 

「虎杖先生の術式が赤血操術、両面宿儺の御厨子でしょ?だとしら……純粋な強さだけで国家転覆出来るって判断できたことか」

「恥ずかしながら……そう言うことだな」

「「「強さで国家転覆!?」」」

 

では虎杖先生のケースはどうなのか?

虎杖先生の術式は自身の血液を操る赤血操術、遠距離~近距離そして中距離と場所を選ばないマルチレンジで応用がきく術式だが、己の血液を使う分……血液を補填出来る方法が無ければ持続戦闘力は低い。虎杖先生は呪力を血に変換する特異体質と治癒の反転術式でカバーしてる。

もう1つは御厨子。これは料理の術式であり、虎杖先生は切断と調理と理解してるためか……切断を使う際は切り取り線が入る。五条先生曰く、そこまで強い術式ではなく……両面宿儺は己の呪力出力とセンスでカバーしていた。

 

術式なら2つ使えるとは言え、強いとは言えない。つまり、虎杖先生は己の戦闘力で国家転覆でき……単独で大国を壊せると判断されたのだ。それはそうだ、フィジカルギフテッドの天与呪縛に匹敵する身体能力が呪力で強化され……更に赤燐躍動で何倍にもブーストされる。そこに御厨子の切断と赤血操術の遠距離攻撃が来るのだ。しかも、虎杖先生はシン・陰流も修めており、全く隙がない……剣でも戦えるし、その場合は血液から『鉄分成分と血小板』を応用してめちゃくちゃ強い刀さえ作れるのだ。

 

「フーガ……IHクッキングヒーター+電子レンジビーム使えばどんな敵も吹き飛ぶしな。これは最大出力の条件難しいけど」

「「「IHクッキングヒーター+電子レンジビーム!?」」」

 

宿儺のフーガは平安時代の調理のこともあり、竈だ。虎杖先生は平成であり、その時代ではIHクッキングヒーターや電子レンジと言った電気で動いて調理する時代だ。同じフーガでも姿形が異なるのだろう。

 

「俺が此処に居る間は、俺がお前達を守るよ。みんな、自己紹介してくれるかな?」

 

虎杖先生の紹介は終わった……ちょっと物騒に成ってしまったが。

 

次は生徒の紹介である。先ずは実質の生徒会長であり、唯一の3年生の。

 

「ふぁぁぁー、小鳥遊ホシノだよ。先生、宜しく」

 

眠そうな小柄な少女は小鳥遊ホシノ、唯一の3年生であり、対策委員会の会長だ。得物はショットガンとシールド。

 

「十六夜ノノミだよ、先生!」

 

超巨乳の少女は2年生……つまりシロコと恵次のクラスメートである十六夜ノノミ。得物はガトリングであり、実はお金持ちのお嬢様。

 

「黒見セリカ……宜しく」

 

どことなく、ツンデレの気配がある猫耳の少女は黒見セリカ。1年生であり、得物はアサルトライフル。伏黒一家が言うには、柴関ラーメンでアルバイトしてるとか。

 

「奥空アヤネです!!虎杖先生、宜しくお願いします!!」

 

最後に真面目そうで、メガネをかけた少女は奥空アヤネ。オペレーターを務めており、戦闘ではサポートを担当する。

 

こうして、虎杖先生とアビドス対策委員会による、アビドス高等学校を廃校から救う戦いが始まるのだった。




恵次と伏黒の差別化どうするの?令和式宿儺と宿儺の器、同じ十種影法術だし。

恵次、現代解釈十種で式神の蘇生と融合分離自在。伏黒、現在ネタバレのお陰で御厨子(平安、縛り無し)使える。

次回!!虎杖ブートキャンプ+可愛そうなヘルメット団(笑)

ヘルメット団「先生居なくても、魔虚羅居るじゃんかよ!!どんすんだぁぁぁあ!!」

魔虚羅「Wガトリングです」

呪術廻戦からの出すメンバー

  • 伏黒「弟が出来たとか聞いてない」
  • 脹相「悠仁!!お兄ちゃんだぞ!」
  • 五条「飛行機バグって北に来た」
  • 東堂「地元じゃ、負け知らずか……」
  • 釘崎「美人教師、野薔薇さんだぞ」
  • 全員参戦!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。