五条先生、俺も先生になったよ   作:静かなるモアイ

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悠仁ブートキャンプ!!


教えて!!虎杖先生!!

「さてと、状況を教えてくれ。俺はこの世界に来てから、1週間も経っていないんだ。大体のことは……シロコと恵次から聞いたけど、改めてな」

 

虎杖先生の任務はこのアビドス高等学校を救うこと。キヴォトスの自治区はその地域の高等学校が自治区として、統治しており……アビドス高等学校が無くなればアビドス自治区に住まう人々も行き場を喪ってしまうのだ。

天災レベルの砂嵐や気候変動、膨れ上がるアビドスの借金。その他諸々でアビドス自治区から多くの生徒や住民が去っていき、今では少ない人々しか暮らしていない。それでも、このアビドスが大好きだから残ってるのだろう。

 

「ようやく……シャーレから助けが来たと思ったんですけど……虎杖先生にこんな事を言うのは失礼ですけど……極最近来た人を派遣するなんて私達、見捨てられたも同然ですよね」

 

アヤネが力無くそう告げる。アビドス高等学校はなんとか、なんとか危機を脱するために何度もシャーレに救援の手紙やメールを送り続けていた。だが、助けは全くこず、救援物資さえも届かない。

 

そして、ようやく虎杖が派遣されたのだ。確かに虎杖は最強の先生だが、キヴォトスのことは全く知らないし、キヴォトスの常識も知らない。

こんな人選をすると言うことは……既に連邦生徒会からアビドスは……

 

「そうだとしても、俺は絶対にお前達を見捨てない。約束だ」

 

虎杖はアビドスの生徒達を見捨てるつもりはない。虎杖先生は高校生の頃から、生粋のお人好しであり、歯車のように人を救い続けて……呪いを払い続けてきた。

しかし、口だけではなんでも言える。

 

「嘘よ!!だって……恵次先輩のお父さんとかの一部以外の大人達は私達を騙してきたのよ!!簡単には見捨てるし……」

 

虎杖が来るまでに、色々と有ったのだろう。セリカは声を荒げ、最年長であるホシノも思うところが有るのだろう。真剣そうな眼差しで虎杖を見ていた。

 

「分かった。俺のことをもっと教えるよ。ただし、前もって言うぞ……刺激が強いし、口で話すより手っ取り早い方法だ」

 

虎杖は左手を握り、ゆっくりと広げる。そこには4つのカプセルが握られており、こらはなんだろうか?

 

「これは赤血操術で作った、俺の記憶の情報が投影された錠剤だ。鉄分たっぷりで、俺が過去に経験した出来事が分かる。

ただし、凄惨な出来事や、壮絶すぎる戦いもモザイク無しで出てくるから……覚悟がないなら飲むなよ?」

 

そのカプセルをホシノ、セリカ、ノノミ、アヤネに手渡す虎杖。シロコと恵次は大丈夫だろう。

 

 

 

その結果。

 

「びぇぇぇぇえーーーん!!虎杖ぜんぜぇぇぇ!!」

 

「ぜんぜぇの過去辛すぎ!!」

 

「私達と同い年の時に、地獄経験しすぎ!!」

 

虎杖先生の過去=呪術本編の記憶映像を見てしまったこともあり、カプセルを飲んだ皆さんは大号泣!!

 

伏黒を救うために、両面宿儺の特級呪物を食べてからの死刑宣告!!

 

少年院で己の無力を痛感してしまう。

 

吉野順平という友人が出来たが、特級呪霊の手で殺されてしまう。

 

変態にブラザー認定される(笑)、だが非常に頼りになる変態である!!

 

心霊スポットで実の兄とは知らず、兄と戦い殺してしまう。

 

渋谷での大規模テロで文字通り、地獄を経験する。頼れる恩師の1人である七海を目の前で喪い、クラスメートである釘崎野薔薇は死に経てホヤホヤで腐敗がとまり植物人間?、そして宿儺に肉体を乗っ取られ渋谷での大量殺人を背負わされる。

 

などなど、まだまだ地獄は続いていき……多くの仲間、そして唯一の家族である脹相も失う。

 

「だから言っただろ……刺激が強いって」

 

荒治療に近かったが、生徒達全員に認められた虎杖先生であった。

 

 

 

「支援物資は一先ず、何が早急に必要なんだ?」

 

生徒達が落ち着いてから、今後の話し合いの時間となった。

 

「弾薬だね。コンビニでも手に入りにくなったし」

「日本と大違いだな……日本はそもそもコンビニで弾薬なんて売ってないよ」

 

先ず必要なのは弾薬だろう。ヘルメット団などのチンピラとの戦いなどで銃の弾薬は使うし、弾薬も残り少ない状態だ。弾薬が無くなれば、恵次1人に戦わせてしまうことになる。

 

「分かった。ならシャーレに、俺の血を向かわせるよ。マッハで行くから、直ぐに取ってきてくれるさ!」

 

虎杖の手首から血が吹き出し、その血が形を作り出して大きな鳥に変わる。すると、血で出来た鳥は窓を開けて、外に飛び出して……マッハで飛んでいき、あっという間に見えなくなった。

 

「これでよし!」

 

弾薬が有れば、シロコ達も戦えるし治安維持も出来る。一先ず、大丈夫だろう。帰り道に、血の鳥が襲われても……中に荷物を隠してるので物資が壊される心配はない。

 

 

 

 

「先ず、恵次には黒閃を経験してもらう。まあ、俺や伯父……宿儺に近い体質のお前なら普通の呪術師と違って出しやすいと思うぞ」

 

1時間後。血の鳥が取ってくれた支援物資の分配をホシノ達に任せているあいだ、虎杖は恵次……見学でシロコに呪術を教えていた。

 

「呪力の練り方、使い方は魔虚羅の適応で学んだようだ。俺が教えるのは体術、拡張術式を発展させるための発想力、結界術、黒閃のコツ位だ」

「はい!」

 

黒閃とは技ではなく、現象である。物理と呪力がほぼ同時に衝突した瞬間、黒い閃光……人によっては黒い火花とも呼ぶものが発生し、物理威力を約2.5乗させるのだ。威力は勿論、1度でも黒閃を発動させた呪術師は呪力の本質を掴む。戦闘中に黒閃を発動させれば、ゾーンに入り……術式効果や呪力出力も上がるのだ。

だが、黒閃を狙って発動させるのはほぼ不可能。出来ても、虎杖と宿儺しか出来ない。他の黒閃経験者は狙ってではなく、偶然にも出来たと言えるだろう。

 

「普通、呪力で強化して攻撃すると……こんな感じ。だから、他の呪術師は黒閃未経験だったり、たまにしか出来ない」

 

虎杖はそこら辺の石ころを拾い、呪力で強化して裏拳で弾く。すると、直撃の瞬間……手より先に呪力に当たっていた。

 

「こんな感じになる。だが、呪力をしっかりと纏い……更に呪力が置いていかれるほどの速さで攻撃すると」

 

再び石ころを広い、虎杖は裏拳を使う。その瞬間、黒い閃光が出現した。

狙って黒閃を使うには、天与呪縛に匹敵する程の身体能力で呪力をしっかりと纏い、攻撃する。これでも確実に出るとは限らないが、出やすいのだ。だが、これが出来るのは天与呪縛に匹敵するフィジカルを持ち……特級相応の呪力を持つ虎杖と宿儺だけ。いや、今では令和式宿儺体質の伏黒恵次もそうだろう。

 

「これが黒閃……」

「そうだ。今日中に一発は決めてもらう」

 

 

勿論、教えてもらうのは恵次だけではない。シロコ達もそうだ。体術や身体捌き、後は……

 

「虎杖先生、銃使えるの!?」

「あんまりだけどな、元の世界でもある。呪詛師……呪術をテロで使うテロリスト相手には、近代兵器は積極的に使うべきだしな」

 

狙撃のコツだったりだ。百斂→穿血の遠距離狙撃で狙撃はしたことがあるし、狙撃のコツは呪術でも銃でも同じだろう。

 

 

その結果……

 

「にげろぉぉおお!!」

 

「こんなの聞いてないよ!!」

 

「ひっひぃぃい!!」

 

虎杖ブートキャンプを3日受けたシロコ達、そして呪術の修行を受けた恵次は大暴れ。アビドス高等学校を襲撃してきたカタカタヘルメット団をボコボコにしていく。

 

『目標確認、排除します』

 

黒閃を経験した事で、呪力の核心を掴んだ恵次が呼んだ魔虚羅。魔虚羅は適応の力で巨大ガトリングを2つ取り出し、それを両手に担いで2丁ガトリングでヘルメット団をボコボコにする。

 

「ひぃぃい!!白い巨人がガトリング2丁でブッパしてくるし!!なんなんだよ!!」

 

翌日、カタカタヘルメット団はアジトに突っ込んできた虎杖先生の手で壊滅して、更生ルートに回されたとか。




次回、柴関ラーメン。

虎杖「全マシマシ」
恵次「全マシマシ」
パパ黒「親父、全マシマシ。ツケでな」

呪術廻戦からの出すメンバー

  • 伏黒「弟が出来たとか聞いてない」
  • 脹相「悠仁!!お兄ちゃんだぞ!」
  • 五条「飛行機バグって北に来た」
  • 東堂「地元じゃ、負け知らずか……」
  • 釘崎「美人教師、野薔薇さんだぞ」
  • 全員参戦!!
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