五条先生、俺も先生になったよ   作:静かなるモアイ

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アルちゃん、遂に登場


はい、こちら便利屋68です

どこかのオフィス。そこでは恰幅の良い、ロボットの男が椅子に座っていた。

 

「そんなバカな話があるか。ただでさえ弱小まで搾り取ったアビドスを滅ぼせない。やはり、道具を与えてもやはり、チンピラの小物風情では無理だったか。

ならば、便利屋に依頼を出すとしよう。最近、アビドス郊外にやって来た、あの連中を使うとしよう」

 

ネタバレに成るが、この男こそが数十年前からアビドス高等学校を苦しめている元凶であり、真実が知られれば虎杖先生からマジグーパンの黒閃を受けてしまいかねないロボットである。

彼は訳あって、アビドスに眠る何かをゲットするために、数十年前からアビドス高等学校の借金を膨らませて、アビドス自治区を奪い取ろうとしているのだ。学校の自治区とは言え、運営してるのは生徒会や教師陣であり、上手いこと言いくるめれば……多額の利子で借金漬けに出来る。書類上の手続きは不備はなく、訴えられても問題ない。まさに完璧な詐欺で、アビドス高等学校を絞り尽くし……弱りきった所をヘルメット団に武器などの支援を行い、滅ぼそうとした。

 

「あの筋肉ダルマの伏黒甚爾以外に、アビドスで厄介な奴が居るとは思えん」

 

居ます。しかも3人。

 

「戦車を素手で破壊して、不思議な力でミサイル全て破壊した?弾丸より速く走った?空気の壁を蹴って飛んだ?そんなバカな話があるわけがない」

 

男はカタカタヘルメット団から報告された事実を嘘だと決め込み、椅子にふんぞり返るのだった。

 

 

 

「ええ、こちら便利屋68。陸八魔です」

 

アビドス郊外に最近、事務所を構えた便利屋がある。その便利屋は『便利屋68』アビドス自治区から離れた場所……マンモス学校とも言えるゲヘナ学園の自治区からやって来たのだ。

 

「ええ!アビドス高等学校を倒せば良いのですね!ふふふ、お任せください!!」

 

これが地獄の片道切符とは知らず、便利屋の代表は電話を切った。

 

 

1週間後。

 

「おかしいわね……バイトが集まらないわ」

 

便利屋68の社長でゲヘナ学園2年生の美少女スナイパー、高校デビューの陸八魔アルは大きく溜め息を吐き出した。

アルは確実にアビドス高等学校を倒すという、依頼を完遂するために、アルバイトでヘルメット団などのチンピラを傭兵として雇おうとた。だが、アビドス高等学校を倒すと言うと……全てのアルバイトは発狂するように大きな声を出して拒否。その結果、アルバイトは全く集まらない。

 

『はっい!?アビドスと戦うだって!?もうやだ!!あんな化物連中と戦いたくないよ!!』

 

『魔虚羅いやぁーーー!!筋肉いやぁー!!』

 

『玉犬怖い、玉犬怖い、玉犬怖い』

 

『イヤだ……マッチョイヤだ。拳で戦車壊すなんてむちゃくちゃ』

 

と、誘ったアルバイトはそう言って、全員断ったのだ。最も、今……訳あって便利屋68の資本金は0と成ってしまい、報酬を渡すのは仕事が終わり、便利屋68が雇い主から大金を受け取ってからであるが。

 

「アルちゃん、戦力は集まった?」

 

室長 ゲヘナ学園2年生 浅黄ムツキ

 

「社長……どうでした?」

 

課長 ゲヘナ学園3年生 鬼方カヨコ

 

「アル様……あのヘルメット団の言ってたこと、本当なんですかね?」ガクガク

 

平社員 ゲヘナ学園1年生 伊草ハルカ

 

そして社長の陸八魔アルを含めた4人が便利屋68である。

 

 

 

一方のアビドス高等学校。

 

今日はグランドろくでなし親父 伏黒甚爾、そして敏腕弁護士呪術師の日車も加わって会議が行われていた。

 

「結論から言うが、アビドス高等学校は十数年、カイザーコーポレーションに書面上は合法的な詐欺を受けていたことになる」

 

カタカタヘルメット団が戦車やミサイルランチャーを多数所有していた件であるが、魔虚羅が適応を用いてパソコンでハッキング、日車とパパ黒の調査の結果、アビドス高等学校はカイザーコーポレーションから詐欺被害を受けていた事が発覚。

アビドス高等学校が借金をしていたカイザーローンであるが、此処は不法的な金利の銀行であり、莫大な利息が発生。アビドス高等学校が支払った返済額+月々の利息700万がカタカタヘルメット団などの武装組織の活動資金に使われていたのだ。

 

「奴らの目的は分からないが、アビドス自治区に眠る何かが狙いのようだな。その何かまでは分からなかったが……だが、カイザーコーポレーションの背後にも何かが居やがる」

 

日車とパパ黒の報告に、アビドス対策委員会のメンバーは言葉を失う。今まで学校を救うために、頑張って稼いできて返済に当てていたお金が、犯罪組織の活動資金に成っていたのだ。

 

「そんな……こんなことで……」

「だけど、お前達のせいじゃない。だろ?日車」

「そうだ。虎杖の言うとおり、君達の責任じゃない。俺の術式が有れば、カイザーコーポレーションの理事と接触できれば……借金を大幅に減らせるし、なんなら差し押さえも出来る」

 

日車の術式は簡単に言えば裁判。実際の法律の知識が必要であるが、日車は凄腕の弁護士なのでそれは問題ない。

カイザーコーポレーションの理事、カイザー理事の罪状は詐欺罪に該当し、日車の領域に入れることさえ出来れば……多額の過払い金を取り戻すことができ、不法な利息さえも減らすことが出来るし、借金も大幅に減らせる。更に……カイザー理事から資金の差し押さえも行うことが出来るかも知れないのだ。

 

『カイザーコーポレーションの機密情報をゲットしました。カイザー理事はアビドス自治区の砂漠に眠る、古代の遺産が目的のようです。

そして、カイザー理事のスケジュールも入手しました。奴が砂漠に来たときに、仕掛けましょう』

 

 

「魔虚羅、そこまで分かるの!?てか、魔虚羅すげーなおい!!俺の知ってる魔虚羅と全然違うんだけど」

 

一家に一魔虚羅、貴方のお家にもいかがですか?

 

 

「おっ!」

「「「先生?」」」

 

「実は不法侵入者が近づいたときに、作動する血のトラップを仕掛けてたんだ。それが発動したみたいだな」

 

実は虎杖先生。数日前から不法侵入者対策で、赤血操術で作ったトラップを仕掛けていたのだ。このトラップが発動すると、虎杖先生の事前に取っていた血が、不法侵入者を捕獲する仕組みなのだ。

 

 

 

一方の便利屋68。

 

「いっ行くわよ……」

 

ガクガクと震えを隠しながら、アルを先頭にした便利屋68はアビドス高等学校の正門から堂々と侵入する。その瞬間!!

 

正門の下から生き物のように、血が噴出して……アル達を襲った。

 

「ひっ!?」

 

「なにこれ!?」

 

「ちっ……血ですよね!?」

 

その血は瞬く間に便利屋68を捕まえて、拘束してしまった。用意周到のようで、アル達から銃を取り上げて弾を抜いてしまった。

 

「あれ?ヘルメット団じゃない?」

 

捕まり、絶体絶命の便利屋68。そんな彼女達の前に、虎杖先生が現れてしまった。

そして理解した。この目の前の虎杖先生こそが、ヘルメット団をぼこぼこにしたイレギュラーだと。

 

「虎杖先生」

『虎杖特級呪術師。彼女達はゲヘナ学園の生徒達のようです』

 

更に……対策委員会、そして白き巨人 魔虚羅まで現れた。

 

「「「「ぎゃぁぁぁあ!!でたぁぁぁあ!!」」」」

「とって食わないから安心して!」

 

 

 

『カツ丼でございます』

 

その後、対策委員会の部室に案内され、魔虚羅にカツ丼を出された便利屋68であった。

 

「後払いで良いなら、この金額で此方に寝返らないかな?」

 

そして日車から過払い金の一部をちらつかされ、便利屋68は……

 

「はい!喜んで!!」

 

此方に寝返った。

 

「アル様!?良いんですか!?」

「カイザーコーポレーションを敵に回すのは怖いけど、このバグキャラを敵に回す方がヤバいわよ!!」

 

便利屋68はアビドス高等学校に寝返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メッセージを再生します。

 

『俺だ。最近、親父さんとお袋さんに連絡してないだろ。たまに連絡してやれ、お前は俺と違って家族がまだ生きてるだろ。

アビドス自治区に行ってから連絡が一切ない。心配だから、俺から見に行く。頼むから、道を踏み外すなよ、アル』

 

ゲヘナ学園戦術教官 2年A組副担任 伏黒恵。

 

「なっなっなんですって!!」

「「「なにぃぃぃい!」」」

 

 




カイザー理事「まって、この戦力聞いてない……」
黒服「こっこんな筈では!!」

呪術廻戦からの出すメンバー

  • 伏黒「弟が出来たとか聞いてない」
  • 脹相「悠仁!!お兄ちゃんだぞ!」
  • 五条「飛行機バグって北に来た」
  • 東堂「地元じゃ、負け知らずか……」
  • 釘崎「美人教師、野薔薇さんだぞ」
  • 全員参戦!!
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