私事になってしまいますが少し前に目を怪我してしまい、それにより画面を見ての作業が少々難しい状況になってしまいました。
その為これまで以上に投稿間隔が空いてしまうかもしれません、ご了承いただけますと幸いです。
「凄い雨ですねー」
ホシノを連れて屋上から戻ってきた後、私は彼女達と共に窓の外を見つめていた。
雨はどんどん強さを増しており、傘を持たずに来てしまったことを少しだけ後悔する程だった。
「まあこの様子だと暫く外は出れないね〜」
「ん、サイクリングに行こうと思ってたけど、残念」
「大将も流石にこの天気で屋台は出さないだろうし、バイトもきっと休みね」
「ひとまず雨が止むまではお休みですね」
シロコ達はそれぞれ椅子に座るとテーブルの真ん中に置いていたお菓子を手に取り食べ始める。
「ここにももう慣れた?」
そんな彼女達を横目に私は目が覚め同じ様に座っている丈に声をかけた。
「は、はい....!みんな凄く親切にしてくれるので...それに色々教えてくれるおかげで楽しいです」
「私達も何だか新鮮で嬉しいです」
「そうですよ〜、最初はどこか暗い顔をしてたので心配でしたが、今はすっかり良い顔を見せてくれる様になりましたからね〜」
「皆本当にありがとう、色々終わったらシャーレの方で対応出来ることも増えるだろうから....もう暫くはお願いしてもいいかな」
「全然大丈夫ですよ、むしろ大歓迎です」
「先生は心配し過ぎ!私達だってそんなに子供じゃないんだし、いちいち頼まれなくってもそれくらいはやるんだから」
「ん、セリカはまだ子供だと思う」
「なっ!?」
何とも微笑ましいやり取りに、私は先程屋上で聞いたホシノの言葉を思い返す。
(....大人も助けてもらうのに理由はいらない、か)
私は彼女達の会話を目を瞑りながら聞き、1人小さく笑うとそのまま立ち上がった。
「あれ、先生どうかした?」
「うん、そろそろヒフミ達の所に戻ろうかと思って」
「え、こんな雨の中をですか?」
「もう少し雨宿りしていけば?」
「いや、ここに来てから結構時間が経っちゃったからね。それに今の私はあの子達の顧問だし、傍にいないと」
そう言って私はコートを羽織ると扉に向かう。
「また遊びに来てくださいね〜」
「それではお気をつけて!」
「ばいば〜い」
それから手を振ってくれる彼女達に見送られながら、私は手を傘代わりに頭の上に乗せて雨の中を駆け抜けていった。
それから暫く経ち、雨が若干落ち着きを見せ始めた頃。
「はぁ、はぁ、ふぅ....ついた...」
私はようやく4人が待つ合宿所へと辿り着いていた。
髪は勿論、コートに至ってはとっくにずぶ濡れだ。
流石に乾かさずに放っておけば風邪をひいてしまうだろう....そんなことを考えながら合宿所の入り口に手をかける。
「ごめんね、結構遅れちゃって....」
コートを脱ぎながらそう口を開きかけたその時。
「あぅ....せ、先生...」
「うふふ♪お待ちしてましたよ〜」
唐突に奥からヒフミとハナコの声が聞こえてきた。
私は彼女達の方へと顔を向けようとして....
「先生、待っていた」
「〜〜〜っ!な、何でこんなことに...!」
「あらあら、たまにはこういうアクシデントも良いじゃないですか♪」
「あぅ、す、すみません、お見苦しい格好で...」
「......」
視界に水着姿の4人が映り込んだ。
お互い気まずい空気が流れる中、私達の数メートルの距離を埋める様に外から雨が降り注ぐ音が鳴り響いていたのだった。
「....ということなんです、あはは...」
「そっか、それは大変だったね」
あれからコートをかけ髪をタオルで乾かした私は彼女達と共に薄暗い一室の中で話をしていた。
何でも私がアビドスにいた頃、突然振ってきた雨に気付き急いで洗濯物を取り込んだまでは良かったが、生憎制服は再度洗濯し直し、取り込む際に着ていた体操服も全滅。
おまけに停電が起こったことで洗濯中の服が取り出せず、他の着替えも用意していなかったため、何とか着れるものはないかと探した結果....
「うぅ、なんでこんな時に水着....」
「まあまあ、良いじゃないですか。暗い部屋の中、皆で水着姿で集まり話をする...中々出来ない経験です♪」
「普通はそんな経験したくないの!」
(そういえば....前にもこんな事があったなぁ...)
私は奇しくもかつての世界でも経験した出来事を思い返していた。
確かあの時も今日みたいな天気で、皆とこうして話をした筈だ。
「とりあえず、これからどうしましょうか?このままだとお勉強も出来ませんし...」
私が懐かしさを覚える中、ヒフミはそう小さく呟く。
「勉強も出来ない、いつ復旧するかもわからない...なら答えは1つしかありませんね」
「1つ?」
全員がハナコに注目する中、彼女はニコニコと笑みを浮かべ
「はい、こうして若い女の子同士が水着姿で集まってすることといったら.....水着パーティーしかないじゃないですか♡」
パンっと手を叩きながら、堂々とそう宣言したのだった