偽りの道をもう一度   作:Mrふんどし

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昨日のブルアカらいぶ見ました。
水着カンナ良すぎ。


介入

「ふぅ...まだお腹いっぱいです」

 

「またみんなで行きたいですね♪」

 

「ん、賛成」

 

「おじさんも久々に沢山食べたなぁ」

 

アビドス校舎へと戻ってきた彼女達はそれぞれ感想を呟きながら、楽しそうに雑談に興じていた。

 

私はその様子を眺めつつ、タイミングを見計らい席を立つ。

 

「ちょっと連絡しておきたい事があるから、少し席を外すね」

 

「あ、はいわかりました!」

 

4人にそう伝えた私は彼女達の返事を背に部室を後にした。

 

 

「...........」

 

 

 

 

部屋を出てしばらく歩いた後、私は廊下の壁に寄りかかりながら思考する。

 

セリカを拉致するのはヘルメット団、正確にはカイザー理事の指示で動いている者達。

彼女達の拠点は以前の奇襲作戦で相当なダメージを負ってはいるが、あの頃と同じ様にカイザーPMCが武器提供を行っていると考えられる。

 

それより問題はセリカをどう守るかだ。

セリカが攫われない様に4人に協力してもらってセリカを見張る?

いや...4人を納得させる理由はないし、あらぬ誤解を招いてしまう可能性もある。

 

もう一度セリカ自身を説得する?

それもあの時のセリカの態度から考えて、私の言葉に耳を傾けてはくれないだろう。

 

「...アロナ」

 

『はい、どうしましたか先生?』

 

「連邦生徒会のセントラルネットワークにアクセスできる?」

 

『可能ですが、良いのですか?連邦生徒会の許可を取らずに....』

 

「うん、お願い」

 

『了承、これよりアクセスを開始します』

 

そう言ってアロナは即座にアクセスデータを画面に表示してくれた。

これでセリカの携帯端末から位置情報を割り出し動きを把握できる。

 

勿論バレれば始末書だが、私が懸念している最悪の展開が避けられるのならどうだって良い。

 

予想される時間まではまだ余裕がある、それまでにできる事を考えておきたいが、やはり私1人では限界が.....

 

「先生ー?」

 

「っ!ホシノ!?」

 

突然耳に入ってきた声に驚き隣を見ると、いつの間にかホシノが隣に立って私と同じ様に壁に寄りかかりながらこちらを見ていた。

 

「そんなに驚かれるとおじさんの方こそびっくりしちゃうよー」

 

「あぁごめんねホシノ...ところでホシノは何か用事?」

 

「いやぁ昼寝でもしようかと思って出てきたんだけどさっきの先生の顔がつい気になっちゃってさー、ちょっとだけ様子を見にきたんだよ」

 

そう言ってホシノは体を壁から離し、私を正面に見据える。

 

「先生、もしかして何か悩みでもある?今日は特に様子が変みたいだったからさ。ヘルメット団の事でちゃんとお礼もしたかったし、おじさんなんかでよければ話し相手くらいにはなるよー?」

 

「.......」

 

「まあ解決出来るかはわからないけど、人に話してみて楽になる事もあるんじゃない?」

 

ホシノの言葉に、焦っていた心がほんの少しだけ落ち着いていくのがわかる。

そうだ、気を張り続けて変に失敗しては元も子もない....

 

「....実は最近各地で不審な集団の目撃情報がシャーレに届いていてね」

 

「それの対応で頭を悩ませてたって事?」

 

「あはは...まあそんな感じかな。それでアビドスの方も心配になっちゃって、セリカはバイトで帰りが遅いみたいだから....」

 

私は不審に思われないような態度を演じながらそれらしい理由をホシノに説明する。

 

「やっぱり気になって、今日それとなくセリカに早く帰れるよう言ってみたんだけど、私からの言葉じゃ全然相手にされなくてね」

 

「セリカちゃんはツンデレさんだからねー、まあ先生が悩んでた理由はわかったよ....そういう事なら今日はおじさんがセリカちゃんのお迎えに行こうかな」

 

「え、良いの?」

 

「可愛い後輩に万が一何かあったら困っちゃうしねー、それにセリカちゃんもおじさんからなら話を聞いてくれるだろうし」

 

そうホシノが提案してくれた事はこちらとしてもありがたいが、まだ安心する訳にもいかない。

 

あの時、セリカは遠方から狙撃をされ気を失ってしまったと言っていた。

その援護部隊を予め妨害する必要がある.....

 

「...そっか、ならホシノにお願いしてもいいかな?」

 

「うん任せてー」

 

「ありがとう....実はさっき呼び出しがあって此処を離れる事になっちゃったから、それをシロコ達に伝えてくれないかな?」

 

私のその言葉に了承し手を振り去っていくホシノを見送った後、私はアビドス校舎を出てすぐアロナに話しかける。

 

「....アロナ、急いで調べて欲しい事があるんだ」

 

私の話を聞いたアロナは首を傾げる。

 

『......地上を狙撃可能な高地で、砲台を設置できる面積のある場所...何故その様な事を?』

 

「お願いアロナ」

 

『...了承、アビドス全域の検索及び候補場所のリストアップを行います』

 

疑問に思いつつも何も聞かずに調べてくれるアロナに感謝し、私はリストアップされた場所の一覧を見ながら電話をかける。

 

『その番号は?』

 

 

 

「うん...便利屋の事務所だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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